ラインベルガー, ヨーゼフ・ガブリエル(1839-1901)
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2007年にシューマンとマガリャアエスの夫婦によって創設されたTwoPianistsレーベル。最初のリリースはラフマニノフの2台のピアノのための作品集でしたが、今回はレーガーとラインベルガーの編曲した「2台ピアノのための」ゴルトベルク変奏曲の登場です(共作ではなく、最初にラインベルガーが編曲し、後にレーガーが手を加えたものです)。このヴァージョンは、以前タール&グロートホイゼンの名演がリリースされていましたが、改めて聞いてみると凄い編曲であることに気が付くでしょう。まさに音の饗宴。バッハ(1685-1750)の音楽の雄弁さをじっくり感じることができるはずです。面白いのは、一通り変奏が終わり、最初のアリアが戻ってきた時のこと。やたら簡素なメロディになっているのが驚きですが、実はこの編曲が施された時に、このような「装飾音なし」の譜面が指定されていたのです。(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039213 |
「ブリタニックのオルガン」第9集は、アメリカにおけるヴェルテの発展を支えたオルガニストたちと、イギリスに生まれアメリカを中心に活躍したコンサート・オルガニスト、エドウィン・ルメアの演奏の記録を再現します。1832年にフライブルクで設立された自動楽器のメーカー、M.ヴェルテ&シェーン社がニューヨークの5番街にに支店を出していたのは1865年から1917年まで。この間にたくさんのオルガン(ピアノ)の演奏が記録されました。この2枚組は、その時代に活躍したアメリカのオルガニストたちの演奏と、前述のルメアの演奏を記録したロールを、およそ100年を経て再現したものです。当時の最高の技術によって記録された妙技には、録音とは違った味わいがあります。(2014/12/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC848 |
「ブリタニックのオルガン」第10集は、ドイツのオルガニストと作曲家に焦点を当てたものです。このヴェルテのロールには、現在では名前すら残っていない作曲家たちの作品が多く残されており、当時、いかに多くの作曲家やオルガニストたちが活躍していたのかを再確認することができるものでもあるのです。1909年から1912年、まだ現代のように録音技術が発展しておらず、オルガンの音を記録するためには、このヴェルテのシステムがうってつけでした。年を追うごとに多くのオルガニストがロールに演奏を記録し、1920年代には一大ムーヴメントになったのです。100年の時を経た今でも、彼らの演奏は全く色褪せることなく、数多くのロールは再生される時を待っているのです。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC849 |
南アフリカが生んだ才能溢れるアーティストをフィーチャーすることが目的である「Two Pianist」レーベルの自信作です。マリア・デュ・トワは、現在ケープタウンのケープ・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者を務める実力派です。8歳でピアノを始め15歳の時にクラリネットを手にした彼女は、さいしょステレンボッシュ大学で音楽を学び、その後、ニューヨークのマンハッタンへ留学します。2006年にルーマニアで開催された国際クラリネット・コンクールで賞を獲得するなど、注目を浴びながら、多くのオーケストラと共演、着々とその音楽性を開花させていきます。このアルバムには、フランスのボザを始め、イタリア、イギリスの近代作曲家たちの作品を中心に収録。まさに光と影の饗宴とも言える、艶めかしい音楽が心を浮き立たせます。(2012/08/22 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039145 |
「アルビノーニのアダージョ」が人口に膾炙した理由の一つは、弦とオルガンの音色の組み合わせの絶妙さにあると思われますが、この素晴らしいコンビネーションの例はあまり多くありません。しかしラインベルガーはやってくれました!落ち着いたオルガンの響きをバックに、よく歌い、よく動きまわるヴァイオリンの対置したのは、まさにコロンブスの卵、名技とセンチメンタリズム、擬バロック趣味が完璧に調和した三位一体には、降参です! 所詮は二流作曲家という評価が圧倒的なラインベルガーですが、この曲の親しみやすさと味わい深さに関しては一級品であることは間違いなし、騙されたと思って是非是非お試しください!!(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557383 |
オルガンつきのオーケストラ曲の演奏は、さほど珍しいことでもありませんが、そのレパートリーはかなり限定されており、本格的な協奏曲についてはまだ稀といえるでしょう。ラインベルガーの協奏曲もそんなワリを食ったかわいそうな存在です。第1番は弦楽合奏にホルンを加えただけの小規模なバックで、曲想の方も全体にホンワカ系ですが、最終楽章での対位法的な絡み合いや、終盤近くでのカデンツァの登場など、盛り上がり方もなかなかです。第2番の方は、弦楽にホルン、トランペット、ティンパニを加え、短調部分と長調部分の効果的な交代も一層目立ち、ドラマチック志向が強まっています。Sonorisの再発売盤です。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557787 |
ドイツ・ロマン派の音楽をとことん極めたいという方に、是非ラインベルガーをお薦めします。幼児期に教会のオルガニストになった神童ぶりや、不世出の指揮者フルトヴェングラーの作曲の師という事実も興味を惹きますが、作品そのものも、これぞドイツの正統派と言える美と風格を備えています。合唱曲と並んで今日でも演奏されるのはオルガン作品。当盤では20曲あるオルガンソナタのうち最初の4曲をお届けします。いずれも大オルガンならではの魅力を生かし、特に終楽章のフーガの高まりには、思わずブラヴォーと叫びたくなるでしょう。(2000/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554212 |
リヒテンシュタイン出身でフルトヴェングラーらを育てた作曲の教師としても有名なラインベルガーの音楽は、ひたぶるに美しいのです。当盤で聴けるオルガン曲は、この楽器の王様に相応しい分厚い響きが延々と続き、それだけでも聴き手を満足させてくれますが、刺激的な和音を使わないのも長所。メロディーもビューティフルで、2など、かの有名な聖歌「アメイジング・グレイス」に似ています!こういうのをぼーっと聴く時間こそ至福というもの。楽譜には強弱の指定が無く奏者に委ねられていますが、譜面を踏まえた再創造の名人リュプザムの演奏も注目です。(2000/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554213 |