ヘンデル, ゲオルク・フリードリヒ(1685-1759)
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ヘンデルのオペラとオラトリオから抜粋した音楽で仕立てた管弦楽組曲集が登場。ヘンデルが作曲したオペラとオラトリオの大作から選りすぐった楽曲を組み合わせて3つの管弦楽組曲(フランス風序曲)として演奏し、ヘンデル好きなら聞き覚えのある旋律に満ちた新作であるかのように響かせると共に、フランスを拠点とすることのなかったヘンデルがフランス様式も見事に使いこなしていたことを実感させます。序曲やシャコンヌ、タンブーラン(タンブリーノ)といった典型的なフランス風の曲のみならず、英語・イタリア語・ドイツ語によるアリアも器楽で演奏するとフランス風のエア(アリア)に聴こえます。古楽のメッカ、バーゼルを拠点とするカプリッチョ・バロック管は弦が3/3/2/2/1とコンパクトながら、教会の豊かな残響もあってしっとりした響きやここ一番での量感も備えています。管楽器には木下恵子(フルート)、福井美穂(ファゴット)といったスイスで活躍する日本人演奏家が参加しているのも注目です。(2024/09/13 発売)
レーベル名 | :Tudor |
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カタログ番号 | :TUDOR7209 |
ヘンデルの英語オラトリオの第3作「アタリヤ」は、聖書をもとにした、神の力が邪悪な支配者アタリヤを駆逐する物語によります。これは現在CDカタログにホグウッド指揮盤しか無く、ヘンデルの声楽物をもっと聴きたい熱心なファンにこの上ない贈り物です。落ち着いた印象のアリアが多いのが特徴と言えそうですが、民衆の力を表現する合唱はヘンデルならではの力強さ。このドイツの合唱団は声が若く素朴さを残しているのが美点。独唱者にはシュリックをはじめ実力者を揃えています。ライブ録音でお楽しみください。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554364-65 |
ヘンデルは晩年になって精力的にオラトリオを作曲しました。この「アレクサンダーの饗宴」もそんな中のひとつです。この作品は1736年ロンドンで初演された時、1300人もの観客が大興奮したというもので、1697年ドライデンが書いたアレクサンダー大王を讃える詩が元になっています。愛と戦い、そして祝宴。これらが見事に音で表現された華やかなオラトリオです。しかし現代では、その幕間に演奏された合奏協奏曲ばかりが有名で、本来のオラトリオが演奏されることはほとんどなくなってしまいました。初演時、ヘンデルは理想的なソプラノ歌手を得るためにイギリス中を探しまわり、結果、見つけたのはアンナ・マリア・ストラーダ(ルール・ブリタニアを作曲したトマス・アーンの未来の妻)で、彼女はこの公演の成功に大きく貢献しました。このアルバムには合奏協奏曲は含まれていませんが、その曲は8.550158で聴くことができます。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572224 |
1734年、ヘンデルのオペラ《忠実な羊飼い》に出演した若きテノール歌手、ジョン・ビアード(ジャケット写真の人物)。その美しい容姿とカリスマ性のある声で一躍人気者となり、ヘンデルからもいたく気に入られました。当時まだ10代だったビアードは、以降もヘンデルに強い影響を与え、ヘンデルは彼のために数多くの英雄的な主役を用意し、当時全盛であったカストラートの歌唱とは一線を画すキャラクターを作り上げたのです。その後ビアードは長期にわたり、イギリスのオペラ界に君臨。当時コヴェントガーデンの所有者を父に持つシャーロット・リッチと結婚し、劇場の監督を務めるなど大活躍したとされています。グラミー賞ノミネート指揮者スティーブン・スタッブスが監修したヘンデルの「テノールのための作品集」。このアルバムでは、彼が何度も共演し、高い評価を受けているテノール歌手アーロン・シーハンをフィーチャーし、当時のヘンデルとビアーズの関係を彷彿させる輝かしい演奏を披露しています。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573914 |
「メサイア」の3年前に書かれたこの「エジプトのイスラエル人」、初演は大失敗だったと伝えられています。理由は、華々しいアリアがなくお目当ての歌手が出なかったせいだ、とか聖書のテキストをそのまま使ったからだとか、様々あるようですが、逆に言えばこれほどまでに合唱に重点の置かれた作品もなく、管弦楽の真に迫る描写も見事過ぎると言えましょう。通常カットされる第1部(キャロライン王妃の葬送アンセムHWV264より流用)も演奏されている貴重な2枚組です。(2009/01/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570966-67 |
昨年、没後250年を迎えたこともあってか、このところオペラやオラトリオの人気が急速に高まってきた感のあるヘンデルです。この「エジプトのイスラエル人」も2007年にバッハ・コレギウム・ジャパンで日本上演されたり、昨年NAXOSからリリースされたりと耳にする機会も増えてきている作品です。ヘンデル54歳の時に書かれた大作で、聖書の「出エジプト記」から主に題材が取られている壮大な作品です。自筆譜は第2部から始まっていますが、ヘンデル自身が第1部の「ヨゼフの死」に「キャロライン王妃の葬送アンセムHWV264」を流用したという記録があり、この演奏もそれを踏襲しています。この演奏、とにかく合唱が見事です。例えば第3部のモーゼと子どもたちがイスラエルの地に降り立った場面、神への感謝を歌うフーガの部分での一糸乱れぬハーモニーは「さすがダイクストラ」と言うほかありません。ヘンデルのオラトリオの中でも「一番合唱に比重が置かれている作品」と言われているこの曲。万全の響きでお楽しみください。(2010/04/07 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900501 |
ラルテ・デル・モンドによる「この手」のアルバムは、これが初めてではなく、例えば他のレーベルから出ている「Amor Oriental」という盤でも、ヘンデル(1685-1759)とトルコ音楽が見事に融合した不思議な味わいを聴かせていました。今回のアルバムもコンセプトは同じであり、ヘンデルのオラトリオ「エジプトのユダヤ人」のルーツを探るべく、3つの宗教「イスラム教」「キリスト教」「ユダヤ教」のテキストを交えながら、ヘンデルの音楽-ヨーロッパの伝統バロック-にユダヤ、イスラムの伝統音楽をはさみ込みながら曲を進めていきます。これらの音楽は決して融合することはありませんが、お互いを引き立てながら渾然一体の世界を創り上げていくのです。異文化の侵略と交流を耳で楽しむアルバムとでも言えましょうか。ライヴ録音で拍手が入ってます。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5151 |
この作品は、ヘンデルがオペラに代わり、英語によるオラトリオを続々と世間に問うて「メサイア」に至る時期に書かれたもので、全曲盤が極めて少ない上にライヴ演奏という、貴重な録音になります。例によってアリアも合唱も宝石のような作品多数ですが、特にお薦めするのはソプラノのためのアリア「美しい鳥よ」(CD1、トラック14)。この演奏時間10分を超えるアリアは、ソプラノとフルートの掛け合いが余りにも美しく、長さを忘れて聴き惚れてしまうほど。ナクソス価格だから、この1曲だけで全曲を聴く価値ありと言えるかも。合唱を含む曲でお薦めは第一部の終曲(CD1、トラック23)で、カリヨンの夢幻的な響きに心を奪われます。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557057-58 |
これはヘンデルの純正のオラトリオではありません。ヘンデルの死後、オラトリオ演奏の伝統を継承しようと試みたジョン・クリストファー・スミスが、ヘンデルのオペラや宗教曲などからアリアや合唱を選び(各曲の出典は解説を参照)、スミス自身の音楽も付加、同じくヘンデルと共に仕事をしてきたモレルが旧約聖書「士師記」から題材をとった新しい台本を書き、オラトリオ化したものです。何しろ元の曲がヘンデルだから、アリアの旋律の美しさ、合唱の見事さは折り紙付き。ヘンデルを愛する人なら是非とも聴いておきたい珍品です。独唱、合唱も含めて、演奏の出来も見事です。ライヴ録音。(2004/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557312-13 |