ハイドン, フランツ・ヨーゼフ(1732-1809)
Search results:376 件 見つかりました。
コダーイ・クワルテットのちょっといい仕事、ハイドンの弦楽四重奏曲全集は、ナクソス価格でバラで買えることも含めて、こういう録音の少ない曲でこそ真価を発揮します。Op.17の6曲は、この分野ではハイドン初期(といっても不惑の年に達する頃)の作品で、もともと四重奏曲とせずディヴェルティメントと名づけられました(その割にメロディが耳を喜ばすというよりもアカデミック的真面目さが目立つのがケッタイではありますが)。4などはフィナーレの天才ハイドンの面目躍如たる楽章。9の開始は調性も含めてベートーヴェン的雰囲気が濃厚です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.550853 |
ハイドンのOp.17の6曲は、当初「ディヴェルティメント」と記された割には真面目でアカデミックな音楽になっていますが、当盤の3曲も随所にこの作曲家ならではの創意工夫が光ります。古典的な4楽章形式からすると第2、第3楽章の順序が逆だし、第30番の楽章構成は明らかに4→3→2→1と逆行。また例えば第30番のフィナーレのように、気持ち良く聴いていると突然大胆に転調するのも愉快。ハイドンの全77曲の弦楽四重奏曲、リリース順ではこれでついに完結編となりました。全24枚、この高水準を守り通した演奏者に大喝采!(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.550854 |
「プロシャ王四重奏曲」と呼ばれる作品50の6曲から、前半の3曲を収録しました。3曲とも曲集の名の由来のとおり、自らチェロを愛好したプロシャ王、フリードリッヒ・ウィルヘルム2世に捧げられているだけに、どれも充実した内容を誇っています。今回は"ニックネーム"の付けられた曲は含まれていませんが、ハイドンの純音楽的な美点を味わうには、むしろ好都合とさえいえるかもしれません。例えば各曲の緩徐楽章で聴かれる変奏技法の冴えは必聴もので、第1曲のそれでフッと差し挟まれる短調変奏など、忘れがたい美しさを持っています。もちろんコダーイ・クワルテットの演奏も絶好調です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553983 |