スクリャービン, アレクサンドル(1872-1915)
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【ジョージアの若き俊英ギオルギ・ギガシュヴィリ、注目のデビュー・アルバム】2000年ジョージア(グルジア)生まれのギオルギ・ギガシュヴィリ。現在ネルソン・ゲルナーに師事している彼は、2019年のブゾーニ国際ピアノ・コンクール第3位と聴衆賞、2021年ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールでオルタンス・アンダ=ビュールレ賞など数多くの受領歴を誇り、同じくジョージア出身のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリのアルバム(ドイツ・グラモフォン)ではフランクのソナタで共演しています。またエロクトロ・ユニットTsdunebaのシンガーでもあり、ポップスを最も愛するという彼に、マルタ・アルゲリッチは「ピアノも一緒に続けるように」と強く勧めたといいます。そんな彼の初めてのアルバムがALPHAから登場。彼にとってクラシックのピアノ演奏は自分の「影」の面ということかもしれませんが、弱冠22歳にしてその表現の幅広さと奥深さには驚くべきものがあり、時代も国も多岐にわたるプログラムに統一感と物語性を与える構成力も素晴らしいものです。(2023/04/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA930 |
ライプツィヒゲヴァントハウス、メンデルスゾーンザールスクリャビンの「前奏曲」がショパンの影響を受けていることは、すでに多くの人に知られていますが、こうして並べて聴いてみると、やはり作曲家の個性が色濃く表れているものだと感心せざるを得ません。確かに、1 つの曲集の中に24 の小さな世界が内包されているのですから、それはもう、様々な表現がまさに「百花繚乱」。ロシアの若手女性ピアニスト、ナタリア・ニコライも感情的なアプローチと多彩な解釈で、ショパンとスクリャビン、2 人の天才の描いた世界を絶妙に描き分けています。(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM149 |
2020年8月に80歳の誕生日を迎えた指揮者ドミートリー・キタエンコ。最近の演奏は、以前のような力強さや激しさを前面に押し出すだけではなく、作品の抒情性を存分に楽しませることにも力を入れています。ロシア作品を得意とするキタエンコですが、スクリャービンについては、1990年の「交響曲第1番」がディスコグラフィで認められる程度で、ほとんど録音履歴がありません。そんなキタエンコが満を持して演奏した交響曲第2番と「法悦の詩」。交響曲第2番の美しく妖艶な響きはもちろんのこと、ユーリ・アーロノヴィチによる合唱付きの版が用いられた「法悦の詩」での、クライマックスにおける金管の咆哮と、人の声による美しい音の奔流は聴き手を陶然とさせるほどに印象深いものです。(2021/01/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC474 |
初期の甘くロマンティックな作風から、後期の独特の官能的音響と神秘主義に彩られた作風へのユニークな変遷ゆえに、カルト的な人気も高いスクリャービンの優れた業績の一つに、5曲の交響曲をあげることができます。その中から後期の作風が顔を顔をののぞかせながらも、ワーグナー風の誇大妄想的壮大さが印象的な第3番「神聖な詩」、そしてその艶かしいタイトルの示すとおり、イッてしまった内容をもつ第4番「法悦の詩」を、弟子のコニュスによる素晴らしい2台ピアノ編曲でお楽しみください。トリルやトレモロによって音の渦を作り出すことを好んだ、スクリャービンのピアニズムに通ずるところがあるのは興味深い点といえましょう。(2001/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555327 |
めくるめくセックスの快感を音楽によって生み出す事ができる!そう信じたスクリャービンの最高問題作が「法悦の詩」です。法悦などという詩的な表現より、原語通りエクスタシーといった方がテーマが鮮明となるでしょう。どうか皆さん、ご自身の性体験と重ね合わせて、この音楽をご鑑賞ください。音楽史上最も端的に性感を描いたと言われる異形の傑作です。この「法悦の詩」と比べれば、その数年前に完成された第3交響曲など可愛いもの。神秘思想への共鳴が高らかに謳われ気高き陶酔感がキラキラと降り注ぎます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553582 |
【ソフィー・パチーニが個人的に親しんできた、ショパンとスクリャービンを集めて】ミュンヘン出身のドイツ系イタリア人、ソフィー・パチーニのアルバムがベルギーのFUGA LIBERAから登場。アルゲリッチに直談判して自身の演奏を聴いてもらい、称賛を受けたという経歴の持ち主で、その後アルゲリッチ・プロジェクトに招待されるなど活躍、2015年にはECHO賞の若手アーティスト、ピアノ部門を受賞しています。今回のアルバムは『パズル』と題し、彼女が個人的にずっと親しみ大切にしてきた、ショパンとスクリャービンの作品を集めたもの。繊細さと大胆さを併せ持つ振幅の大きな表現と、それを包み込む豊かで瑞々しい音楽性で、作品の新たな側面に気付される魅力的な一枚です。(2023/01/13 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
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カタログ番号 | :FUG811 |
スクリャービンが生涯に渡って無数に作曲し続けたのが、前奏曲のタイトルのもとに書かれた小品たちです。ロマン派以降ピアノ音楽分野では、前奏曲のタイトルをもつ楽曲は、一般に自由な形式で書かれた小規模な作品である場合がほとんどですが、スクリャービンの場合も例外ではなく、夢見るように美しかったり、激情が噴出したり、あるいは超絶技巧が炸裂したりと、まさに様々な楽想の玉手箱状態となっています。当盤に収録されているのは、彼の作曲家人生の中では初期の作品ばかりとなっていますが、ショパン・リスト等の影響、そして彼ならではの官能的要素の萌芽と若者らしい爽やかなロマンティシズムのごった煮が魅力といえましょう。(2000/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553997 |