バックス, アーノルド(1883-1953)
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NAXOSでは、ケルト神話に魅せられ、独特の幻想的な音楽を生み出してきたバックスのCDを多数リリースして来ましたが、その交響詩については、交響曲全集の余白というかたちで、多くの盤に分散した収録となっていました。しかし交響詩の多くが大変親しみやすい曲想である一方、交響曲は時に晦渋の色を強めることもあり、それは必ずしもバックス入門編としては適さない構成ともいえました。しかし当盤こそ、より多くの方にバックスの音楽に親しんでいただく、登竜門決定版と申せましょう。トリスタン伝説にも関連する城を物語る「ティンタジェル」など、絢爛たるオーケストレーションによる名作の数々を、纏めてお楽しみください。*Naxos既発売盤からのコンピレーション(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557599 |
アイルランドへの愛、古代ケルト文明へ憧れを託されたバックスの作品は耳にする機会が増えてきましたが、当盤収録2曲は依然として、知られざる秘曲であるといってよいでしょう。しかしバックスならではの詩情、そして冴えわたるオーケストラ書法(豪華絢爛かつ繊細至極!)を随所に聴いてとることができ、リバイヴァルされるべき存在といえましょう。祝祭的な快活さとエネルギーに溢れる「ロンド」や「シンフォニエッタ」の第3部では「動」の面、ときに神秘的な雰囲気すら漂う「エレジー」や「シンフォニエッタ」の第2楽章では「静」の面の魅力を満喫することができます。*8.223102の再発売品(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555109 |
NAXOSではすっかりおなじみとなった、イギリスの作曲家バックス。今作もピアノのための作品です。彼のピアノと管弦楽のための作品は5曲あり、そのどれもに例のごとく、愛する人ハリエット・コーエンの面影がだぶります。演奏に50分近くを要する「交響的変奏曲」は、それぞれの変奏部分にタイトルが付けられた音による叙事詩とも言える大作。聴き応えたっぷりです。かたや、小規模の「左手のための小協奏曲」はアイルランドの海辺の景観を思わせるロマンティックな曲。繊細で移ろいやすい和声、ハーモニーが魅力的です。(2009/06/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570774 |
近代イギリスの作曲家アーノルド・バックス。7曲の交響曲や、晦渋なピアノ曲で知られますが、何より彼の名を広めたのは、12歳年下の名ピアニスト、ハリエット・コーエンとの秘められた恋。道ならぬ恋に走った彼は、コーエンのために数多くの作品を書き、それに応える形でコーエンもいくつかの曲を作曲。このアルバムでは2人の親密な音楽による対話を聴くことができます。バックスの「ソナタ変ホ長調」は後に交響曲第1番として完成する曲。オーケストラ版の豊穣な響きを思わせる華麗な作品です。他には、妖艶な雰囲気を漂わせる「夜に」、様々な表情を持つ曲が並べられた「4つの小品」、代表作の一つ「伝説」が収録されています。併せて、コーエンの作品ではムソルグスキーを思わせる「ロシアの印象」が収録されており、ここでは彼女の技巧の高さをうかがい知ることができます。2人の芸術家の秘めたる思いが込められた1枚です。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0193 |
その古い起源や音色の特質から、最も神秘的なイメージの強い楽器ともいえるハープを縦横無尽に駆使した室内楽、それもメルヘンチックで神秘的な音楽を書くことにかけては右に出るもののないバックスが作曲者ときているのですからもうたまりません。幽玄とか憂愁とかいった形容詞も、この余りに美しい音楽の前には色褪せるばかりです。どれもが大傑作なので一押しの作品を選ぶのも困難を極めますが、あえて一つチョイスするならば悲歌的三重奏曲がまずはおススメ。ドビュッシーも同じ編成によるソナタを作曲していますが、それに勝るとも劣らない、涼しげで太古の世界を想起させるような雰囲気が病みつきになる超絶品です。とにかく素晴らしい、最高の1枚です!!録音:999年2月ロンドン、チョーク・ファーム、セント・シラス記念顕彰聖堂(2000/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554507 |
英国とフランスをつなぐ作品を書いた作曲家たちのヴァイオリン曲を集めた1枚。冒頭にはこのジャンルを代表するディーリアスの作品が置かれています。20代後半、パリに留学した彼は滞在した8年の間に、この都市の空気と文化を存分に堪能、認められることはなかったもののこの「ヴァイオリン・ソナタ ロ長調」を含む数多くの作品を書き上げています。また、彼より年少のアイアランドのソナタは、エドワード調の優雅さとフランス印象派の作風を融合させたものであり、ドビュッシーの最後のソナタは深い感情が表出された名作です。ここに、ラヴェルとドビュッシー作品から影響を受けたシリル・スコットの小品と、ハイフェッツのアレンジによるラヴェルの「ハバネラ形式の小品」、バックスの「地中海」を併せ、ホウィックとキャラハンが各曲の共通項を探っていきます。(2021/02/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0625 |
2曲の対照的なイギリスのピアノ五重奏曲を、アシュリー・ウェイスとティペット弦楽四重奏団の素晴らしい演奏でお楽しみください。バックスの作品は、1914年から15年にかけての彼の円熟期に書かれたもの。批評家エドウィン・エヴァンスに捧げられています。初演時にピアノを演奏したのは、おなじみハリエット・コーエン(彼のパートナー)。彼女がバックスに与えたモティベーションは測りしれないほどの大きさであったことを実感せざるを得ない作品です。一方、ブリッジの五重奏は、1904年から05年に書かれた最も初期の曲です。彼自身は出来上がりに不満があり、1912年に大幅な改訂を加えています。有名な「コベット賞」(イギリスの金満家が設立した若き作曲家のための賞)に応募するための試行錯誤が窺われますが、それはそれで若き情熱の発露と言えるのではないでしょうか。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572474 |