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モンテヴェルディ, クラウディオ(1567-1643)

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    モンテヴェルディ:マドリガーレ集第3巻(1592)(デリティエ・ムジケ/ロンギーニ)

    モンテヴェルディが活躍した宮廷の記録を再点検した結果、当時のマドリガーレの演奏は男声のみによることが通常だったとの結論に至った(詳細は指揮者による英語解説をお読みください)、こだわりのモンテヴェルディの第3集。言葉と音楽との関係を追及した作曲家が、先行する2つの曲集から一段と進歩したことが伺えます。日本でも混声合唱団がしばしば取り上げるように、20世紀後半では普通だった女声歌手が加わる演奏に慣れた古楽ファンの耳には、最初は奇妙に感じられることでしょう。真にオーセンティックな演奏とはいかなるものか、議論の余地はまだまだ残されているのです。(2004/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555309

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    モンテヴェルディ:マドリガーレ集第4巻(1603)(デリティエ・ムジケ/ロンギーニ)

    モンテヴェルディの「マドリガーレ集第4巻」は、正に画期的な、音楽史上で特筆すべき作品です。既に作曲者が作曲したマドリガーレにおいても、言葉と音楽との関係において新しい世界を切り拓いていたわけですが、「第4集」では天才が更に一歩を踏み出し、大きな飛躍を成し遂げたのです。その音楽は、人間の純粋な感情を描出することに成功し、その後の声楽曲の発展の礎とも言えるものです。当盤では、当時の演奏様式の研究から、女性を使わず全てのパートを男性歌手だけで歌い、曲によって無伴奏、あるいは最小限の通奏低音付を使い分けます。その幽玄とも言える感触は、この曲集を既によくご存知の方にも、新しい体験となるでしょう。(2005/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555310

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    モンテヴェルディ:マドリガーレ集第5巻(1605)(デリティエ・ムジケ/ロンギーニ)

    5声のパートの絡み合いで伝統的なマドリガーレを完成させたモンテヴェルディが、この第5巻に至って大胆な一歩を踏み出したとされる意欲作。今日でも腕自慢の古楽演奏家たちが競ってとりあげてきています。ナクソス盤の特徴は当然、男性だけによる歌唱ということになりますが、この重心の低い響きには抗し難い魅力があります。刺激的に演奏されることが多い昨今にあって、聴き手の心を落ち着かせ、安らぎを与えると言っても過言ではない、不思議な感触。雄弁な器楽部分も聴き逃せません。「蝶々が少しずつ飛び回るように」から切れ目無しに連続して、モンテヴェルディの最高傑作の一つと言える「こんなにすばらしい響き」になだれ込みます。(2006/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555311

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    モンテヴェルディ:マドリガーレ集第6巻(1614)(デリティエ・ムジケ/ロンギーニ)

    男性の歌手のみを起用し、重心の低い音域で奏でるモンテヴェルディのマドリガーレ集。当2枚組は、数多いモンテヴェルディ作品の中でも最高峰と言える「アリアンナの嘆き」と「いとしい女の墓に注ぐ恋人の涙」を含む第6巻を収録。他にも「西風がかえり」や「静かな川のほとりで」などの名作も含み、モンテヴェルディを知るためには、まずこの巻をはずすことはできません。その上、他の作曲家の作品と共に出版された、単独の珍しいマドリガーレを全て集めるという、貴重なカップリングを実現しました。「アリアンナの嘆き」は、独唱歌手によるバージョン(簡素な伴奏を従え、一人で歌うからこその痛切感を表現)も網羅しています。(2007/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555312-13

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    モンテヴェルディ:マドリガーレ集第7巻「コンチェルト」(1619)(デリティエ・ムジケ/ロンギーニ)

    「コンチェルト」と題されたモンテヴェルディ(1567-1643)のマドリガル集第7巻は第6巻から5年後に発表されたもので、作風の明確な変化が見て取れる興味深い作品集です。それまでは合唱のために書かれていたものが重唱やソロのために、またヴァイオリンを加えてみたり、と実験的な要素も感じられます。この録音のために、マルコ・ロンギーニの新しい校訂版が用いられています。(2008/11/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555314-16

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    モンテヴェルディ:マドリガーレ集第9巻(1651)/音楽の戯れ(1632)(デリティエ・ムジケ/ロンギーニ)

    2001年から2006年にかけて録音されてきたロンギーニとデリティエ・ムジケによるモンテヴェルディのマドリガル集、その最後を飾る第9巻のリリースです。1651年、モンテヴェルディの死後に出版された第9集は、彼のマドリガル中、最も有名な「西の風がもどり好天をもたらす」を含む、愛と戦いを主題にしたマドリガルが収録されていますが、モンテヴェルディ自身が編纂したものではありません。また「音楽のたわむれ」も同じく別の人(モンテヴェルディのファンであったバルトロメオ・マーニとされる)が編纂した曲集。こちらは単声による歌曲が中心で、楽しい通奏低音がついています。今作でも冒頭にモンテヴェルディと親しかったマリーニ(モンテヴェルディが楽長を務めていたサン・マルコ寺院楽団でヴァイオリンを弾いていた人)のシンフォニアを置き、17世紀当時の雰囲気を伝えています。(2019/03/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555318

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    モンテヴェルディ:マドリガーレ集第4巻(コレギウム・ヴォカーレ・ヘント/ヘレヴェッヘ)

    【モンテヴェルディ芸術の真骨頂、ヘレヴェッヘと精鋭陣の快挙!】近年はジェズアルド晩年のマドリガーレ集で、極めて緻密な和声感覚の難曲を他の追従を許さぬ解釈で聴かせ、絶賛を博したフィリップ・ヘレヴェッヘ。70歳のインタビューで「残された人生では真に向き合う価値を感じる作品だけを演奏する」と語った彼がここで取り上げるのは、モンテヴェルディのマドリガーレ集。『聖母マリアの夕べの祈り』の二度にわたる録音などが広く知られていますが、ルネサンスとバロックの橋渡しをなすこの作曲家の真髄ともいうべきマドリガーレを系統的に録音するのは初めてです。1603年に出版された旧様式の集大成ともいうべき「第4巻」を、ジェズアルドの録音と同様、ソリストたちからなる極小編成を指揮して披露するその解釈の精緻さは、どの曲をとっても息を呑むばかり。群を抜く中世音楽解釈でも知られるバルボラ・カバートコヴァーや、ヘンデル、テレマンなどの独唱で注目されてきたアレックス・ポッターなど、演奏陣は今回も申し分ない顔ぶれ。ユニゾンのソプラノ2声から静かに音程差がほぐれて音楽を紡ぎ出してゆく冒頭曲から、異形の半音階に強烈な求心力が宿る終曲の驚くべき展開に至るまで、20の小宇宙それぞれの美に圧倒される最新録音です。(2022/05/20 発売)

    レーベル名:PHI
    カタログ番号:LPH037

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    モンテヴェルディと友人たち - 小編成での夕べの祈り(ムジカ・フィアタ/ウィルソン)

    【モンテヴェルディが後期のマドリガーレやオペラに通じる劇的な表現法による宗教曲】16世紀から17世紀のヴェネツィアで活躍したクラウディオ・モンテヴェルディ。『聖母マリアの夕べの祈り』やサン・マルコ大聖堂のために作曲した音楽は西洋音楽の歴史において屈指の名作とされています。しかし、彼の作品はサン・マルコ大聖堂のような壮大な空間で奏されただけではなく、各地の宮廷などの小さな空間でも競って演奏されました。このアルバムは、そのような身近で私的な空間で演奏された晩課を想定して構成されています。 また、この当時活躍していた作曲家はモンテヴェルディ以外にも数多く存在しており、近年の研究で彼らの素晴らしい作品に次々と光が当てられるようになりました。ここでは、モンテヴェルディが楽長を務めていたサン・マルコ大聖堂のの若き奏者たち、ビアージョ・マリーニや、ジョヴァンニ・リガッティの作品と、モンテヴェルディの死後、次期楽長を務めたジョヴァンニ・ロヴェッタ、モンテヴェルディの助手を務めたアレッサンドロ・グランディ、そして大聖堂に関係があったとされるダリオ・カステッロの作品を併せて紹介。なかにはモンテヴェルディと同じテキストを用いた詩篇なども含まれており、各々の作曲家がお互いに切磋琢磨しながら生み出した多彩な音楽を味わうことができます。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555317-2

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    ヨハンソン/スヴェインビャルナルドッティル/スヴェインソン/ヴィーザル:ヴァイオリン作品集(スヴェインビャルナルドッティル)

    女性ヴァイオリニスト・作曲家ウナ・スヴェインビャルナルドッティルのアルバム。アイスランドのラジオ放送局"Ra's 1"で正午のニュースの直前に「Last Song」と称して放送される、アイスランドの伝統的な歌や愛の歌、子守歌、人々を畏怖させる自然への頌歌、イタリアの歌やスカンジナビアの悲歌。これに倣い、さまざまな気分を持つ曲が選ばれています。アルバムの中心となるのはヨウルン・ヴィーザルの「アイスランド組曲」。これは1974年のアイスランド入植1100年を記念して書かれた作品で、アイスランドの伝統的な要素が多分に含まれています。彼女はヴィーザルと会った途端に意気投合し、以来、大きな影響を受けていると言います。「3つのマリアの祈り」の作曲家スヴェインソンは彼女としばしばデュオを組むほどの友人。そして、全ての元になった「Last Song Before the News」はヴァイオリニストの友人、ヨハン・ヨハンソンの死を悼む音楽。死という避けようもない運命の前兆が音として表現されています。(2021/11/12 発売)

    レーベル名:Dorian Sono Luminus
    カタログ番号:DSL-92248

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    ルッツァスキ: コンチェルト様式による作品集(ラ・ネレイード/ムーラン/パパセルジオー/リニョル)

    【限られた知識人たちだけが味わった、精密な声楽芸術の粋】ヨーロッパ最前線で活躍する気鋭の女性歌手3人が、巨匠ルッツァスキの作品を中心に、女声トリオというユニークな編成で歌われていた作品を集めたアルバム。物語の始まりは、教皇領として接収される17世紀初頭までに、名門エステ家の本拠として欧州屈指の高度な宮廷文化が花開いた古都フェラーラ。美術史でも重要な画家たちの活躍地として知られるその宮廷では、ルネサンス期からすぐれた多声音楽の担い手たちの至芸が聴かれました。ジョスカン・デプレやオブレヒト、ヴィラールト、チプリアーノ・デ・ローレといった往年のネーデルラント楽派の巨匠たちとの縁を経て、この宮廷で16世紀末に高い名声を誇ったのが「コンチェルト・デッレ・ドンネ」と呼ばれる女性音楽家の集い。その技量の高さは他のイタリア諸都市の音楽家たちを嫉妬させたほどで、ローマでは「麗しのアマリッリ」の作曲家ジュリオ・カッチーニが自身の娘たちとともに同様のアンサンブルを組織したほど。ここではフェラーラ宮廷のために数多くの名品を提供したルッツァスキの曲集からの音楽を軸に、カッチーニの娘フランチェスカの傑作オペラに含まれる女声三重唱や同時代の重要マドリガーレ作曲家マレンツィオとモンテヴェルディの曲も収録。同じ音域で重なり合うメロディが織りなす和声変化の妙を存分に楽しませつつ、この編成をよく生かしたルネサンス末期~バロック初期のユニークな音世界を探ります。通奏低音にはRICERCARにソロ録音も多いヨアン・ムーランら実力派が集い、弦をはじく音と弓奏する音の交錯が歌の機微を的確にサポートしてゆくところも魅力的です。(2023/09/08 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC455