マーラー, グスタフ(1860-1911)
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マルクス・シュテンツのマーラー・ツィクルスもそろそろ終盤に差し掛かってきました。今回はとりわけ複雑怪奇な曲である第7番です。この作品が「夜の歌」と呼ばれる理由は第2楽章と第4楽章に「NAHATMUSIC(夜の歌)」という表題が付されているためですが、第1楽章の冒頭の不穏な雰囲気をはじめ、不気味な第3楽章も夜の空気を醸し出しています。それにひきかえ最終楽章の祝典的かつ無意味なほどの明るさは、ともすれば空虚ささえ感じさせてしまうことでしょう。とにかく全体をまとめるのが難しい作品ですが、シュテンツの明快な指揮にかかれば雑多な部分はきっちりと整理されたうえで、なおかつ神秘的な雰囲気を残しているのが素晴らしいの一言です。大編成のオーケストラに加え、特殊楽器(銅鑼、ムチ、カウベル、鐘)やマンドリン、ギターまでをも必要とするこの作品、今回も最高の音質でお届けいたします。(2013/07/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC652 |
【ハイティンク6種類目の「夜の歌」。21世紀の演奏が初登場!】ハイティンクがバイエルン放送交響楽団の定期公演を初めて指揮したのは1958年。以来60年余りの長きにわたる共演を続けました。バイエルン放送のアーカイヴからこの度発掘されたのは2011年2月のライヴ録音で、マーラーの交響曲第7番「夜の歌」。マーラーを得意としたハイティンクだけに、この曲にはコンセルトヘボウ管弦楽団との録音が3つ(1969、82、85年)とベルリン・フィルとの録音と録画が一つずつ(いずれも1992年)ありますが、21世紀の演奏が世に出るのはこれが初めてです。この演奏の当時82歳目前だったハイティンクですが、その約20年前のベルリン・フィル盤と比べても演奏時間はほとんど同じ。極端なデフォルメもなく、高齢になっても弛緩することのなかった彼らしいバランスの取れた演奏が聞かれます。バイエルン放送交響楽団も細心かつ渾身の演奏で指揮にこたえています。(2023/06/09 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900209 |
マーラーの交響曲第7番の素晴らしい録音を造り上げるためには、楽団の全ての奏者の完璧なる技巧と、完璧なるアンサンブルが必須条件となります。そして、この複雑怪奇な構造を持った音楽を一つにまとめ上げるだけの指揮者の力量も問われます。すでにヤンソンスとバイエルン放送響は、ミュンヘンのコンサートにおいて、すべての聴衆を満足させることに成功しています。今回、SACDハイブリッドという高音質なフォーマットを得て、彼らの演奏を細部まで余すことなく伝えることが可能になりました。とりわけ、この曲の特徴とも言える2つの「夜の歌」(第2楽章と第4楽章)での艶やかな音色は、マーラーの描く夢幻的な世界を鮮やかに表現しています。(2009/09/30 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :403571900101 |
【フランス音楽の旗手が聴かせる、滑らかで奥深い新マーラー像】前作のラヴェル&アタイール(ALPHA562)で管弦楽をぐいぐいと引っ張り、色彩感と重量感の溢れる演奏を聴かせてくれたアレクサンドル・ブロックが、なんとマーラーをリリース。しかも、純器楽交響曲では最も難曲と言える第7番です。その演奏は余計な力みを排除したもので、技術的曲想的に困難な箇所も意外なほど滑らかに聴かせています。2つの「夜の歌」のしっとりとした味わいや、ともすると力任せになりがちな金管群の美しさなど、これまでにないマーラー像を展開するたいへん興味深い一枚です。(2020/09/25 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA592 |
(2011/02/16 発売)
レーベル名 | :LPO |
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カタログ番号 | :LPO-0052 |
パリ生まれの指揮者ベルトランド・ド・ビリー。最近は専らベートーヴェン指揮者として名を馳せていますが、新作はマーラーの交響曲8番という大物です。ベートーヴェンでもドヴォルザークなどは、どちらかというと「さっぱり目」の味付けで曲を聴かせるド・ビリーですが、一転ワーグナーなどでは濃厚な響きを前面に押し出す彼。ここでも、今現在考えられる名歌手を総動員して、管弦楽、合唱団も交え、最上の音色を創り上げています。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC768 |
マーラー(1860-1911)自身に「私の作品の中で最大のもの」と言わしめた交響曲第8番。最近は「千人の交響曲」という名称は使われなくなったものの、大掛かりな編成と、愛と歓喜に満ちた曲調は、まさに全ての人々への贈り物です。今回のシュテンツの演奏はケルン・フィルハーモニー創立25周年記念の演奏会であり、シュテンツの考え抜かれた解釈と、各々の独唱者、そして全く隙のないオーケストラによるこの演奏は、全ての聴衆に感銘を与えました。なお、歌詞として用いられている第1部のラテン語の賛歌「来たれ、創造主なる聖霊よ」と第2部のゲーテの「ファウスト 第2部」からの最後の場については、ブックレットで各々の原型が掲載されており、マーラーが削除したり付け加えた部分がわかるようになっているのも興味深いところです。(2012/12/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC653 |