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ニューヨーク出身の作曲家、アーノルド・ロスナー。彼はウインド・バンドに関心が高く「吹奏楽のための第8交響曲」の他、このアルバムに収録された7つの吹奏楽作品を書き上げました。彼の音楽は民謡の素材や自然現象、宗教的要素を採り入れたバランスの良いサウンドが特徴です。「ダンス・オヴ・イニシエーション」は1993年にウィスコンシン大学オークレア校で初演。古風なスタイルによる第1楽章、アルト・サックスのソロが際立つ第2楽章、ブラジルやユーゴスラビアの民族舞踊音楽に影響された変則的なリズムを持つ第3楽章で構成されています。皆既日食を音楽で表現した「エクリプス」、インド古典音楽の旋法や理念を現代の音楽語法に落とし込んだ「ラーガ!」、伝統的なパッサカリア形式が用いられた「深き淵より」などが続き、ロスナー自身の弦楽六重奏曲「Nun komm’ der Heiden Heiland」の第2楽章をコンサートバンド用にアレンジした「Now Cometh the Redeemer」、北の大地と気候にインスピレーションを得た交響詩的な作品「3つの北方のスケッチ」が収められています。最後の「Lovely Joan」はヴォーン・ウィリアムズの「グリーンスリーヴス」に倣い、イギリスの民謡を題材として書かれた曲です。(2025/03/07 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0756 |
Toccataが進めるシリーズ「ロシアのユダヤ音楽」シリーズ第4集は、ユダヤ民族音楽協会の創設メンバーとして活躍したソロモン・ロソウスキの作品で構成されています。リガ生まれのソロモンはユダヤ教社会の指導者的役割を担うハッザーンであり、作曲家としてだけでなく、モスクワ・ユダヤ劇場の音楽監督として、多くの恵まれないユダヤ人音楽家たちの活動の場を作るために尽力した人です。ソロモンの作品には聖書の言葉から近代音楽まで様々な要素が取り入れられており、郷愁に満ちた旋律は聴き手の心に強い印象を残します。「ユダヤの歌」はシンプルかつ明快な音楽で書かれていますが、聖書から題材を取った「ヤコブとラケル」組曲では哀しみに満ちた部分から賑やかな部分まで多彩な音楽を聴くことができます。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0479 |
リヴァプール出身のジョージ・ロックリンは、王立音楽大学(RCM)でピアノをアーサー・ベンジャミン、作曲をゴードン・ ジェイコブに学び、ピアニストとしてデビューした後、更にウェールズ大聖堂でオルガンを学びました。現在では主に1958年から21年間務めたメルボルン大学での教育活動で知られています。一方で教職の合間を縫いながら晩年に至るまで作曲活動を続け、多くの作品を書き上げました。その一部はアデレード音楽祭やオーストラリア放送協会(ABC)の番組で演奏されましたが、録音されるのはこれが世界初となります。その作風はヴォーン・ウィリアムズの系譜に連なるもので、時折不協和音を用いながらも比較的穏やかな旋律が多く用いられ、抒情的なニュアンスが魅力となっています。 (2024/07/05 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0720 |
英国の作曲家ジェレミー・デイル・ロバーツの作品集。幼い頃にヴォーン・ウィリアムズとフィンジの音楽に触れ音楽家の道を志したというロバーツ。英国王立音楽院と、アイオワ大学で音楽を学び作曲家としてデビュー。その作品は世界中で演奏され大きな評判を呼びました。2004年には生誕70周年を記念し、ロンドンのパーセル・ルームでアンサンブル・ロンターノによる演奏会が行われるなど、英国の人々から高く尊敬されています。伝統的な調性とモダニズムの間で揺れ動く彼の作品は、牧歌的な時もあれば、野性的なエネルギーに満ちている時もあり、その多彩な表現は全く予測がつかず、聴き手にエキサイティングな感動を与えています。このアルバムに集結している演奏家たちは、ロバーツと長年に渡って共同作業を行っており、この録音でもリハーサルから最終編集まで全ての面で関わっています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0487 |
1953年、ロンドン北部のハムステッドで生まれたティモシー・ロバーツ。ケンプリッジ大学で学び、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校で古楽と鍵盤音楽を学びました。以降、英国の古楽シーンで鍵盤奏者として活躍、チェンバロ、オルガン、フォルテピアノ、クラヴィコードのソロリサイタルに加えて、ガブリエリ・コンソートやヒズ・マジェスティーズ・サックバッツ・アンド・コルネッツなどのアンサンブルに参加、幅広く活躍しています。彼は最近、作曲家としての活動も増やしており、自身の得意分野であるバロック音楽の要素を取り入れたユニークな作品を発表、どれも高く評価されています。このCD収録曲にも、バロック音楽を元ネタにした作品や、バロック風にアレンジしたパロディ的作品があり、古楽ファンにはことのほか楽しめるサウンドになっています。(2022/03/11 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0641 |
ドビュッシーと同世代の作曲家ロパルツ(1864-1955)のピアノ作品集。印象派の時代にあっても、彼は生涯後期ロマン派の作風を貫き、また生まれ故郷のブルゴーニュ地方の民謡(この地方には、グレートブリテン島から移住してきたケルト人の末裔=ブルトン人が住んでいて、ロパルツもその一人)を取り入れた独特の作品を残しています。いくつかの声楽曲で知られますが、このピアノ曲も、師であるフランク作品の持つ宗教的な香りを湛えた美しいものです。サティやアルカンを得意とするブルターニュのピアニスト、マッカラムの共感に満ちた演奏で。(2016/03/30 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0326 |
ポルトガルのクラシック音楽の歩みは、またヨーロッパとは違う時系列にあり、この国独自のユニークな作品が数多く生まれたことでも知られています。このロペス=グラサは20世紀を代表するポルトガルの作曲家で、若い頃はパリでシャルル・ケクランに作曲法と管弦楽法を学び、新古典派の影響を受けつつも、ポルトガル独自のメロディを取り入れた興味深い作品を書いています。共産党のメンバーであった彼は、1926年に発生したクーデターでサラザール独裁政権によって、公式の地位の剥奪、作品の出版禁止など様々な弾圧を受けました。しかし、党が再建されてからは、少しずつ活動の幅を広げ、この弦楽四重奏曲を始めとした見事な作品を作り上げていくのです。この第1集には1960年代の3つの作品が収録されています。(2014/05/28 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0253 |
最近、少しずつその作品が復興しているポルトガルの作曲家ロペス=グラサ(1906-1994)。ポルトガル共産党に入党したことで、作品の上演が禁止されるなどの政治的弾圧を受けましたが、そのフラストレーションを見事に音楽に昇華させ、ポルトガルの民俗的な旋律とポピュラー音楽を融合させた独自の作品を書き上げたという、不屈の精神を持つ人です。このアルバムは彼の室内楽作品集の第2集で、1960年代の作品と、1980年代の円熟の弦楽四重奏曲が収録されています。強烈なリズムに裏打ちされた強烈な音楽です。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0254 |
チェコ生まれのピアニスト、オーギュスト・ストラーダル(1860-1930)の編曲集第2集です。リストとブルックナーの弟子として作曲を学んだ彼ですが、その名前が知られるのは、これらのような先人の作品の?ピアノ編曲版です。かろうじて知られているベートーヴェンの弦楽四重奏のピアノ版や、マーラーの交響曲第5番のピアノ版、そしてTOCCATAレーベルから発売されているリストの交響詩、ワーグナー(1813-1883)のオペラ曲集などで、これらはあまりにも難しく書かれているため、なかなか完璧に演奏できる人が現れず、そのまま歴史の流れに埋もれてしまったのです。ワーグナー作品集第2集にも驚異的なトランスクリプションが並んでいます。名手ヴィツカッラの演奏で。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0192 |