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グレート・オペラ・レコーディング

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    ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」(フラグスタート/スヴァンホルム)(1956)

    当時、EMIとの軋轢のために歌うことから退いていた名歌手フラグスタート。しかし彼女自身は本心から歌うことに終止符を打ったわけでもなく、機会さえあれば(他のレコードメーカーの依頼ならば)もう一度歌ってもよいと考えていたのです。そんな噂を聞きつけた名プロデューサー、ジョン・カルショーはまず彼女に歌曲リサイタルとワーグナーのLPの制作の意向を問います。しかし彼女は本当は、その頃ノルウェーのラジオ放送用に歌った「神々の黄昏」の演奏を商業レコードとして発売されることを望んでいました。しかし、その演奏にはかなりの欠落や不満があったため、カルショーは不足した分についての録音セッションを組むことを考案します(もちろん全てを補てんできたわけではなく、いくつかの欠落があります)。もちろん問題は山積でしたが、とにかくカルショーは「今でも全く衰えのないフラグスタートの声」を音盤として残したかったのです。放送音源分については収録日に諸説がありますが、ここでは、原盤に基づいた日を記載しておきます。(2012/06/20 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.112066-69

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    メノッティ:歌劇「マリア・ゴロヴィン」(デュヴァル/クロス/ニューウェイ/ハンド/アドラー)

    メノッティのオペラ、マリア・ゴロウィンは1958年8月にブリュッセルで初演され、その3か月後にブロードウェイでも上演されました。多くの人たちは、彼の「電話」や「霊媒」のような人気作となることを期待し、RCAによって録音もされたのですが、残念なことに5回上演されただけで舞台は終演となり、その後忘れられてしまったのです。当時、すでにメノッティのロマンティシズムは時代遅れのものとなっていたのかもしれません。作曲家自身も「不運な仕事」と呼んだこの作品ですが、50年経った今聴いてみると、時代遅れでもなんでもない不滅の作品として新たな光を放つのではないでしょうか?また、あまり耳にすることのないヴァイオリン協奏曲も、実は類い稀なる名曲です。(2011/12/14 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111376-77

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    R. シュトラウス:歌劇「エレクトラ」/「ナクソス島のアリアドネ」(シュリューター/ヴリッチュ/シェフラー/ビーチャム)(1947)

    ビーチャムとシュトラウス(1864-1949)はプライヴェートでも仲が良く、1910年(ビーチャムがロンドンでエレクトラを初演)知り合ってからシュトラウスがこの世を去るまで、厚い親交を結んだことでも知られています。この盤に収録されているエレクトラはアメリカRCAのセラック・プレス、「ナクソス島のアリアドネ」はHMVのテスト・プレス。どちらもシュトラウスの立ち会いの元の録音です。このエレクトラの録音のために当時の最良の歌手たちが集結、息詰まるような緊迫の舞台を創り上げています。(2011/07/13 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111372

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    メノッティ:歌劇「霊媒」/「電話」(パワーズ/ケラー/デイム/コトロー/マスタイス/ロジエ/バラバン)

    メノッティ(1911-2007)の2つの対照的な歌劇です。「霊媒」は1945年に作曲され、その翌年に初演された作品で、心霊術で死者を呼び出すと称して、娘と結託し、人々を欺いていた女が迎えた悲しい結末を描いています。かたや「電話」は1946年作曲、やはりその翌年に初演されており、こちらは結婚を申し込みに来た男が、女のもとに次々と掛ってくる電話に業をにやし、最後は「電話でプロポーズ」するという楽しいお話です。この2本立ては、当時とても評判となり、ブロードウェイを始めとした劇場で200回以上も上演され、メノッティの名声も飛躍的に高めたのです。(2011/06/15 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111370

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    メノッティ:歌劇「アマールと夜の訪問者」/セバスティアン組曲(抜粋)(シッパーズ/ミトロプーロス)(1946, 1951)

    メノッティ(1911-2007)のオペラ「アマールと夜の訪問者」は今でもクリスマスの定番音楽として愛されている作品です。この録音は初演時のもので、NBC放送で収録され、そのままテレビ放映されています。キリスト自身の物語ではなく、東方の三博士が行った「ちょっとした奇蹟」を題材にしたメノッティ自身の台本によるものです。NAXOSでは8.669019で最新の録音の同曲をお楽しみいただく事も可能。童心に戻ってみませんか?録音 1951年12月ニューヨーク…1-14, 1946年7月26日フィラデルフィア…15-20(2011/05/18 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111364

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    バンフィールド:バイロン卿の恋文(ヴァルナイ/リブラ/カッルーバ/カーリン/ローマ・アカデミー響/レシーニョ)

    ソプラノ歌手として長いキャリアを誇り、1969年にメゾ・ソプラノへ転向した名歌手ヴァルナイの知られざるレパートリーです。このオペラは、「欲望という名の電車」でおなじみ劇作家のテネシー・ウィリアムズの原作を基にした作品で、RCAのカタログに非常に短期間のみ存在し、その後忘れ去られてしまいました。その上、一度もCD化されることもありませんでした。19世紀後期のニューオリンズに住む老婦人を中心とした物語が、R・シュトラウスにも似た甘くしっとりとした音楽に合わせて展開されていきます。(2011/04/13 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111362

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    メノッティ:ブリーカー街の聖人/ユニコーン、ゴーゴン及びマンティコーア(シッパーズ)(1955, 1957)

    ニューヨークのブリーカー街で起こる小さな物語は、ガーシュウインの「ポーギーとベス」以来の新しいオペラとして、多くの人たちから絶賛されました。病身をおして人々のために祈る主人公アニーナ、彼女にすがる貧しき人たち、彼女の神性を否定する兄ミケーレ、その恋人デシテリア。イタリア系の移民たちとその宗教観を見事に描いたこの作品は、1955年のピューリッツァー賞を受賞しました(彼はその前年も「領事」で同賞を受賞しています)。バレエ音楽「ユニコーン、ゴーゴン及びマンティゴア」は詩人の人生を3つの寓意の動物に見立てたもの。E.S.クーリッジ財団の依嘱作品で1957年にニューヨークで初演されています。(2011/03/16 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111360-61

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    メノッティ:歌劇「領事」/歌劇「アメリア舞踏会に行く」(エンジェル/サンツォーニョ)(1950, 1954)

    1950年3月にトーマス・シッパーズの指揮で初演されたメノッティ(1911-2007)のオペラ「領事」は世界各国で大成功を飾り、その年のピューリッツァー音楽賞など数々の賞を受賞しました。この録音は、その初演に先駆けた試験興業の模様を収録したものです。最初に流れるのどかな流行歌は、主人公マグダの住む安アパートの階下から聞こえてくるカフェのレコードの音。それは突然断ち切られ、極めて悲劇的で皮肉な物語が始まるのです。逃亡を企てる夫のためにピザを取得しようとするマグダ、官僚主義を貫く領事館の事務担当者。炸裂する不協和音。これらは観る人に強烈な印象を残したことは間違いありません。一方「アメリア舞踏会へ行く」は、「20世紀のオペラ・ブッファ復興」と言われた作品。若妻アメリアが愛人とともに舞踏会に行こうとして、夫ともめるというお話。これも確かに強烈な話です。(2010/08/18 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.112023-24

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    R. シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」(シュヴァルツコップ/ヴェヒター/ゲッダ/フィッシャー=ディースカウ/ホッター/ルートヴィヒ/フィルハーモニア管/サヴァリッシュ)(1957-1958)

    言葉を司る詩人と、音を操る音楽家。この2人から求愛される若き未亡人・・・。生活感よりも感性が物を言う美しい時代の小さな葛藤を描いたこの叙情劇に、作者のクレメンス・クラウスは「音楽と文学はどちらが人の心を動かすか」という命題を織り込みました。若きシュヴァルツコップの穢れなき歌声、彼女を取り巻く素晴らしい歌手たち、R.シュトラウスのエキスパート、サヴァリッシュが混然一体となって眩いばかりの世界を作り上げています。とりわけ、CD2のトラック15「月光の音楽」からの幻惑的な音楽の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものです。(2010/05/19 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.112034-35

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    プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」(カラス/ディ・ステファノ/ミラノ・スカラ座管/セラフィン)(1957)

    この1957年のマノン・レスコーの驚くばかりの音の良さ。もともとクリアな音質でしたが、復刻の名手マーク・オーバート=ソーンはその音に更に磨きをかけました。当時34歳の世紀の歌姫、マリア・カラスの歌声も瑞々しく蘇っております。とりわけ第2幕「時は美しく楽しうございます」の正確な歌唱と艶やかな声をお聴きください。必ずや陶酔の境地へと達することでしょう。余白に収録されたディ・ステファノのアリア集も秀逸です。頭の芯を揺さぶるような光り輝く美声です。(2010/03/17 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.112031-32