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日本作曲家選輯

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    須賀田礒太郎:交響的序曲/双龍交遊之舞/バレエ音楽「生命の律動」(神奈川フィル/小松一彦)

    雅楽の伝統と、西洋近代の管弦楽法とを融合させる見事な技、一体これは誰の音なのか? 『東洋の舞姫』のような親しみやすく美しい音楽を書いた人物とは? 須賀田礒太郎、この耳慣れない名前の作曲家は20世紀初頭の横浜生まれ。何と山田耕筰、信時潔、菅原明朗、プリングスハイムといった超大物たちに師事、管弦楽曲を中心に数多く演奏されます。しかし戦争で栃木県田沼町に疎開、その地で若くして亡くなります。彼の作品は田沼の土蔵に埋もれ続けたのですが、20世紀末に発掘、21世紀に入り数回に亘り演奏会で蘇演され、聴衆に新鮮な驚きと感動を与えました。当録音の登場により、須賀田の名前と音楽は多くの人々の心に刻み込まれることでしょう。(2007/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570319

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    安部幸明:交響曲第1番/アルトサクソフォンと管弦楽のためのディヴェルティメント/シンフォニエッタ(ロシア・フィル/ヤブロンスキー)

    もし「交響曲第1番」の第3楽章をCD店で偶然に耳にしたら、貴方は店員に曲名を尋ねずにはいられなくなることでしょう。この痛快極まりない、スピード感あふれる大傑作は安部幸明氏の筆によるもの。西欧の和声法を自在に操りながらも日本的感性を失わない本格的シンフォニーです。「嬉遊曲」はアルトサキソフォーンのモダンな響きを利用し、簡潔にして平明、耳に心地良い音楽です。「シンフォニエッタ」は実質的には交響曲とも言えるもので、作曲者好みのD音を主音に、エネルギー爆発、とにかく踊りまくる快作に仕上がっています。当盤は作曲者の驚くべき技を全ての音楽愛好家に改めて知らしめることになるでしょう。(2007/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557987

  • 山田耕筰:長唄交響曲「鶴亀」/交響曲「明治頌歌」/舞踊交響曲「マグダラのマリア」(東京都交響楽団/湯浅卓雄)

    長唄交響曲「鶴亀」は、今や西洋古典音楽が巷に溢れかえる現代を生きる私たちに、どんな感情を抱かせるでしょう。驚愕か、新鮮か、懐古か。当作品は19世紀半ばの長唄をそのまま演奏し、そこに管弦楽を付したもの。「明治頌歌」は、鎖国時代に始まり黒船来襲・文明開化・明治天皇崩御などを描きながら、やはり西洋音楽の受容がテーマと考えられる交響曲、また「マグダラのマリア」は、今さらながら作曲者の輝かしい才能に恐れ入る、堂々たる管弦楽曲で、いずれも欧米諸国でも演奏されました。この記念碑的なアルバムにより、私たちは日本の作曲界における偉大な先駆者の苦闘を再認識し、感謝の念を新たにするのです。

    ( 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557971

  • ( 発売)

    レーベル名:【ご案内】ナクソス・ジャパンの公式Youtubeチャンネルでは、音楽ライターでラジオパーソナリティの小室敬幸氏によるトークライブ「ほんとうはもっとすごい山田耕筰を語る」のアーカイブ映像を配信中です。本アルバムの収録曲についても存分に紹介されておりますので、ぜひご鑑賞の参考にご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=GQLSRJRcWnY
    カタログ番号

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    1 ( 発売)

    レーベル名
    カタログ番号:2006.11.01

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    武満徹:鳥は星形の庭に降りる/精霊の庭/ソリチュード・ソノール/他(ボーンマス響/オルソップ)

    日本が生んだ芸術でユニヴァーサルな広がりを持つものは決して多くありません。その意味で、音楽の分野で殆ど唯一の存在がタケミツ・サウンド。天才だけが創造しえた美は、世界中の演奏家や聴衆を魅了し続けています。ナクソスが誇る指揮者オルソップが心からの共感を込めて響きを紡ぐ当盤。黛敏郎「涅槃交響曲」に感動した作曲家が50年代に書いた「ソリチュード・ソノール」は滅多に聴かれることがなく、極めて貴重な録音です。転機となった「鳥は星形の庭に降りる」、80年代前半の代表作「夢の時」、晩年の作から「精霊の庭」、弦楽合奏用に編曲、亡くなる前年に初演された「3つの映画音楽」。作曲家死すとも、サウンドは永遠に生き続けます。(2006/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557760

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    大木正夫:交響曲第5番「ヒロシマ」/日本狂詩曲(新日本フィル/湯浅卓雄)

    大木正夫(1901-71)はベートーヴェンを愛し、音楽が民衆の幸福に貢献できると信じた、信念の人でした。そしてまた、早坂文雄が「情熱の人」「ロマンティスト」と評した作曲家でもありました。戦前の楽壇においてはワインガルトナー賞を受賞するなど大きな業績を残しましたが、現在はわずかにカンタータ「人間をかえせ」が知られるのみになっています。1953年に発表された「ヒロシマ」は、第6番まで存在する大木の交響曲の中でも、極めて特異な性格を持つ大作。丸木位里・俊夫妻による連作「原爆の図」に寄せて作曲された、8つの楽章からなる大木の「展覧会の絵」とも言える作品です。全編を覆う陰鬱な不協和音、激烈なトーンクラスター、うつろな旋律。ロシアで演奏された際にペンデレツキに影響を与えたとも言われるこの「ヒロシマ」は、当時の日本からすれば、異常な先進性を持った作品と言えます。恐怖と怒りの音響の中に私たちは耳ざわりのよい旋律を探しますが、大木はそれを許しません。いかなる理由によってもヒロシマに「救い」などありえなかったのだと、作曲家は考えたのかもしれません。同時収録された底抜けに明るい「日本狂詩曲」との著しい対照には驚かされますが、大木は本来、情熱的で直截的な作曲家。それが「ヒロシマ」のような作品を書かなければならなかった事実に、いっそう強く胸を打たれます。新日本フィルはこれがNAXOS初登場。湯浅卓雄の大胆なタクトの下、素晴らしく切れのあるアンサンブルを披露しています。記念碑的世界初録音! (2006/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557839

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    早坂文雄:ピアノ協奏曲/左方の舞と右方の舞/序曲 ニ調(岡田博美/ロシア・フィル/ヤブロンスキー)

    早坂文雄は、「七人の侍」や「羅生門」など、日本の映画音楽史に残る作品を書いた偉人として、その名を語り継がれています。黛敏郎や武満徹ら、影響を受けた作曲家は数知れず。純音楽の分野で早坂が如何なる音楽を書いたか、それを知る上での基本アイテムが当盤です。「ピアノ協奏曲」は、何とこれが初の公式録音、しかも日本最高のピアニストの一人、岡田博美の独奏という贅沢な布陣で!同時代に競い合った伊福部昭も賞賛したという、作曲者が音に魂を込めたこの作品が広く聴かれることで、早坂音楽の真の再評価が始まることでしょう。「左方の舞と右方の舞」と「序曲ニ調」は、共にこれまで繰り返し演奏されてきた代表作です。(2005/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557819

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    別宮貞雄:交響曲第1番、第2番(アイルランド国立響/湯浅卓雄)

    どうして私たちは、こんなに素晴らしいシンフォニーが日本人によって作曲されていることに気づかなかったのでしょう。ベートーヴェンを敬愛する彼は作曲家として生きることを決意。パリでミヨーやメシアンに師事した別宮貞雄は、交響曲などの大規模作品でこそ本領を発揮します。「交響曲第1番」はロマンティックな第1楽章冒頭、第2楽章の色彩感と躍動感、第3楽章の凝集力、終楽章の力強いリズムと、全曲を通じて聴きどころ満載。「交響曲第2番」は、メシアンが作品の持つ力強さ、荘厳さ、緊張感、美しさを賞賛した名作です。(2005/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557763

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    深井史郎:パロディ的な四楽章/バレエ音楽「創造」/交響的映像「ジャワの唄声」(ロシア・フィル/ヤブロンスキー)

    明治・大正・昭和と、日本の激動期に生を受けた深井史郎。彼はとりわけ、ストラヴィンスキーやラヴェルに強い影響を受け、そのスコアを次々と暗記するなど、作曲技術を学んでいきました。最初は5楽章の作品として発表された「パロディ的な四楽章」は鮮烈な出世作。これが世界初録音となる「創造」は、ラヴェル的な響きが頻出するも、他の誰のものでもない、独自の個性の刻印があります。「ジャワの唄声」は、「ボレロ」のアジア版とも言える名作。3曲の管弦楽曲は、知性派モダニスト深井の音楽が、今日聴いても、こんなにも新しかったことを再認識させてくれます。この偉大な先人の名前、忘れられている場合じゃありません。(2005/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557688

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    黛敏郎:シンフォニック・ムード/バレエ音楽「舞楽」/曼荼羅交響曲/ルンバ・ラプソディ(ニュージーランド響/湯浅卓雄)

    作曲家としての駆け出し時代、パリに留学するも、欧州に学ぶ物なしとしてすぐに帰国するなど、黛敏郎は反逆児的な存在でした。芥川也寸志と同様、メディアでの活躍で知名度は高くとも、肝心の音楽は、一部の超有名作を除いて十分には紹介されてきませんでした。世界初録音2曲を含む当盤で、我々はその素顔を知ることになります。ガムラン、東アジア、両界曼荼羅、ラテンに題材を得て、一見国籍不明でも、音を聴けば確かに日本人ならではの美意識が一貫して感じとれます。一切の先入観無しに、純粋に楽しめる音の饗宴が、ここにあります。武満よりも先に欧米で演奏された黛の芸術、その再評価は、21世紀の課題となるでしょう。(2005/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557693

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    伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ/ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ/SF交響ファンタジー第1番(サランツェヴァ/ロシア・フィル/ヤブロンスキー)

    「天下無双の生命力、偉大なる伊福部サウンドの底力!」……もはや言をまたない、日本音楽史上のあまりに巨大な峰となってそびえる、伊福部昭の作品集がついに本シリーズに登場。並居る日本楽壇中央の俊英を押しのけてのチェレプニン賞の衝撃的受賞(1935年)以来、伊福部昭は教師として、「ゴジラ」に代表される映画音楽の大家として、何よりその圧倒的な魅力を放出する偉大な作品群によって、絶大な影響を音楽界に与え続けています。本CDでは戦後の伊福部の代表的3曲を収録。ファンにとって、伊福部昭の音楽を荒々しいロシアのオーケストラで聴いてみたいというのは、ひとつの夢ではなかったでしょうか。ロシア・フィルは野生的な骨太のサウンドでその期待に見事に応え、リトミカ・オスティナータでのサランツェヴァのピアノ・ソロも実に鮮烈。伊福部家のルーツから説き起こす片山杜秀氏の気迫の解説文も素晴らしい読み応えです。必携の1枚!(2004/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557587