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アーリー・ミュージック・コレクション
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オラツィオ・ヴェッキはイタリア後期ルネサンス音楽の作曲家。マドリガル・コメディの作曲家として音楽史上に名を残しています。彼はモデナで生まれ、地元で聖母マリアの下僕会の修道士サルヴァトーレ・エッセンガに師事し、さらに上級聖職者として研修を受けるべくベネディクト会の修道院に入り、1577年までに叙階されます。1581年から1584年までサロー大聖堂の教会楽長に就任、その後は各地を転々とし、1597年にはヴェネツィアで「カンツォネッタ集」を出版、1598年にはチェーザレ・デステ大公の宮廷楽長となります。マドリガル・コメディとは「軽快で劇的な娯楽音楽」であり、オペラの前身というよりも、オペレッタに近いもの。このアルバムは彼の最も有名な作品「ランフィパルナーソ」(パルナッソス山巡り)で、若い恋人ルシオとイザベラ、羊飼いたち、スペイン人の船乗りカルドーネ、とんでもない老人パンタローネらが入り混じり、賑やかな物語を繰り広げるものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553312 |
ここに聴く21の小曲(1は後年のマドリガーレ集第8集でも有名な序奏)は、三つの声部(ここでは女声3人の歌唱)のためのイタリア語の歌で、作曲者17歳で出版されたものです。簡潔で器楽伴奏も最低限、後のモンテヴェルディ作品のように新しい時代を開く革新的なものではないものの、既に凡人とは違う歌心を感じさせますが、それもこのイタリア人たちの演奏のおかげ。モンテヴェルディをかなり聴きこんだ人でも「こんな素晴らしい曲集だったのか」と評価を一変させそうな美演。録音そのものが珍しいところで、ナクソスは驚かせてくれます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553316 |
ナクソスは音楽史のCDカタログの空白も埋めます。大家モンテヴェルディの全作品のCDを集めるのに、録音が殆ど無くて困ってしまう三声の「音楽のたわむれ」(後年の一、二声の同名の曲集ならまだ録音があります)、その全18曲の新録音の登場です。曲は器楽伴奏付き、結構な長さになることもある、多くは愛をテーマにしたマドリガーレ集。6を聴けばおわかりにように、思わず体を動かしたくなるような、モンテヴェルディならではの音楽の力に満ちています。ソプラノ2人とバス1人の歌手を含むイタリア人演奏家たちの気品を大切にした演奏でどうぞ。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553317 |
音楽史上の天才の一人と言われるモンテヴェルディの作品の中でも傑作と呼ぶにふさわしいこの2曲は、「マドリガーレ第8巻」として出版された曲集に含まれています。「タンクレディー~」は弦のトレモロを史上初めて使った例として有名で、タッソーの叙事詩を劇的な音楽で表現しています。バッロとは舞踏を中心とした一種の舞台音楽で、「情け知らず?」はオペラのような性格をもっており、やはり見事に感情を表現しています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553322 |