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アルベール・ルーセル

naxos 所属アーティストプロフィール

アルベール・ルーセル Albert Roussel(作曲家)
 
アルベール・ルーセル
Profile
印象主義から新古典主義へと進んだアルベール・ルーセル(1869-1937/フランス)の初期の名作「蜘蛛の饗宴」。もっぱら作曲家自身が編纂した「交響的断章」が知られ、この全曲が演奏される機会はあまりありません。1912年に芸術劇場の委嘱によって書かれたこのバレエ作品は、ファーブルの「昆虫記」からインスピレーションを受けていて、庭に巣を作った蜘蛛と、蜘蛛のエサとなる昆虫たち、その蜘蛛を狙うカマキリ。そして神秘的なカゲロウの羽化からその死までを精緻な書法で描いた、音による博物誌です。ルイ・ラロイの台本によるオペラ「パドマーヴァティ」は野性味あふれる異国的な音楽。本編には歌が挿入されますが、こちらは管弦楽組曲のみです。なかなか上演される機会のない幻のバレエです。ドヌーヴの演奏は闊達で色彩豊か。この曲を初めて聞く人にも安心してオススメできる逸品です。

代表的名盤

  • [8.572243] ルーセル:バレエ音楽「蜘蛛の饗宴」/「パドマーヴァティ」組曲第1番,第2番