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New Releases - 2020年10月 発売タイトル

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    ソーンダース:スティル/エーテル/アルバ(ムジカ・ヴィーヴァ 35)(ヘインズ/ロスマン/ブラウ/C. ヴィトマン/バイエルン放送響/エトヴェシュ/ヴォルコフ)

    2006年に設立された「musica viva」は、1945年から存在するバイエルン放送主催の現代音楽コンサートを記録保存するためのシリーズ。第35巻のテーマ作曲家はイギリス出身の作曲家レベッカ・ソーンダースです。ヴォルフガング・リームに師事した彼女の作品は時に特殊奏法を用いながら、常に独自の音を追求するものです。このアルバムには3曲を収録。「Still」は2部からなるヴァイオリン協奏曲で、独奏を務めるのは注目のヴァイオリスト、カロリン・ヴィトマン。難曲を鮮やかに弾きこなします。2本のバスクラリネットのための「Aether」はユニークな響きが楽しめる逸品。「Alba」はトランペットの特殊奏法が印象的な作品です。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900635

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    ポッペ:Fett/Ich kann mich an nichts erinnern (ムジカ・ヴィーヴァ 36)(バイエルン放送合唱団&交響楽団/ハース/マルッキ)

    2006年に設立された「musica viva」は、1945年から存在するバイエルン放送主催の現代音楽コンサートを記録保存するためのシリーズ。第36巻のテーマ作曲家はドイツの現代音楽作曲家エンノ・ポッペです。現在、リコルディ・ベルリンの看板作曲家を務める彼の作品は、コントラストが強く複雑な音型を駆使することで知られ、このアルバムに収録された2作品は、幽玄とした響きで始まる「Fett」、合唱、オルガン、オーケストラが紡ぎ出す壮大な作品「ICH KANN MICH AN NICHTS ERINNERN」。どちらも彼の特徴的な作風を端的に示すものです。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900636

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    モーツァルト:レクイエム K. 626 (H. アーマン改訂版)(バイエルン放送合唱団/ベルリン古楽アカデミー/アーマン)

    イギリス出身、現在バイエルン放送合唱団の音楽監督を務めるハワード・アーマン。今作ではモーツァルトのレクイエムを中心とした「一夜のミサ」ともいうべきプログラムを披露します。冒頭に置かれたのは、アーマン自身が作ったオルガンを伴うアンティフォナ(交唱=2つの合唱または2群の歌手が交互に歌う形式)を挟み込んだ「証聖者の荘厳晩課」。続くレクイエムは、ジュスマイヤー補筆完成版を基に、アーマンが研究を重ね主にオーケストレーションに改訂を加えた版を使用。モーツァルトが8小節だけ書き遺した「ラクリモーサ」では、以降の箇所をアーマンによる全く新しいオリジナルが演奏されており、続けて、後に発見されたモーツァルト自身による「アーメン・フーガ」が挿入されます。最後の曲はオーストリアの作曲家ノイコムの「リベラ・メ・ドミネ」。これはリオ・デ・ジャネイロでモーツァルトのレクイエムが演奏された際、ノイコムが典礼用として、リベラ・メの欠損部を補填するために作曲したもの。このアルバムを締めくくるのにふさわしい作品です。CD2は、シリーズおなじみのドイツ語による音楽物語。今作では「レクイエム」が題材として選ばれており、マルクス・ファンヘーファーは晩年のモーツァルトの生活と心境を劇的な筆致で綴っています。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900926

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    アーン:歌劇「夢の島」(ギュメット/デュボワ/モレル/ル・コンセール・スピリチュエル合唱団/ミュンヘン放送管/ニケ)

    【早熟の天才作曲家が初めて手掛けた歌劇、ニケによる世界初録音】わずか12歳で作曲した「私の詩に翼があったなら」が最大の有名曲という早熟の天才、レイナルド・アーンが23歳の頃に手掛けた最初の歌劇。フランス19世紀の異国もの文学で絶大な人気を誇ったピエール・ロチがタヒチで書いた著作をヒントに、ポリネシアの島を牧歌的に描いたオペレッタです。豪華なメンバーによる初録音。Bru Zaneならではの図版満載の英仏2言語ブックレットも充実しています。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:Bru Zane
    カタログ番号:BZ1042

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    ゴルトマルク:交響詩集 2 - 演奏会用序曲「春に」/交響詩「ズリーニィ」/序曲「イタリアにて」/序曲「若き日より」/前奏曲集(バンベルク響/ボロン)

    ハンガリー出身のユダヤ人作曲家ゴルトマルク。ウィーンで学び、一度は故郷に戻るも、再度ウィーンでの活動を決意、生涯にいくつかの歌劇の他、合唱曲や室内楽を書き上げましたが、交響曲や管弦楽作品の分野ではそれほど多くの作品を遺すことはありませんでした。代表作の一つに交響曲第1番「田舎の婚礼」があるものの、1887年に書かれた交響曲第2番はあまり演奏されることはなく、また活動初期の管弦楽作品のいくつかは紛失しており、現在、ほんの一部が知られるのみという状況です。このアルバムは6曲の管弦楽作品を収録。1889年作曲の「春に」や1904年の「ズリーニィ」、そして晩年の歌劇《ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン》と《冬物語》の前奏曲まで、ハンガリーの民謡風の旋律を随所に用いたドラマティックな作品をファブリース・ボロンの指揮でお楽しみいただけます。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555251-2

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    ヘンデル:組曲第4番、第5番/ムファット:組曲第3番 ニ長調(ファーブリ)

    ブダペスト出身、新進気鋭の鍵盤楽器奏者フィローラ・ファーブリのソロ・デビューアルバム。バルトーク音楽院でアニコ・ソルテスに師事、ミュンヘン音楽大学では名手クリスティーネ・ショルンスハイムからフォルテピアノを学ぶとともに、東京藝術大学に短期留学し研鑽を積んだファーブリは、高い技術と音楽性が高く評価され、室内楽や歌劇の通奏低音奏者として大活躍しています。このアルバムで彼女は、ほぼ同じ時期に生まれながら、個人的には遭ったことのない2人の大作曲家、ヘンデルとムファットの作品を演奏。ヘンデルの音楽を賞賛したムファット、ムファットの音楽から影響を受けたとされるヘンデル。ファーブリは2人の作品の根底にある共通性を探りながら、各々の音楽を紡ぎだしていきます。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555325-2

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    グラウプナー:ファゴットを用いたカンタータ集(アッツォリーニ/マウフ/フィッツトゥム/キルヒハイマー・バッハコンソート/ヘイエリック)

    18世紀初頭のファゴットは3つか4つのキイを持ったシンプルな楽器でした。18世紀半ばになってようやく6つのキイを備えた楽器が登場しましたが、それ以前は演奏者のテクニックに依存しないことには、この楽器をアンサンブルに用いるのは難しかったようです。以前からファゴットの音色を好み、自身の作品で使いたかったグラウプナーは、1736年4月、ツェルプストからダルムシュタットにやってきた名ファゴット奏者、ヨハン・クリスティアン・クロッチと会ったことで、ようやくこの楽器のための作品を書き上げることができたのです。まず何曲かの協奏曲を書き上げたグラウプナーは、次に教会で彼の腕前を試したいと考え、クロッチと契約を結び、ファゴットの音色に焦点を当てたカンタータを作曲、最終的には1741年までに16曲のカンタータにファゴットを使用し、革新的な音色で聴衆を魅了しました。このアルバムには6曲を収録。ここでファゴットを演奏しているのはイタリアの奏者セルジオ・アッツォリーニ。バロック期の繊細な造りのファゴットの扱いに長けており、素晴らしい演奏を披露しています。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555353-2

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    ロッシーニ:名序曲集(ヴィルトゥオージ・イタリアーニ/アンドレーエ)

    ロッシーニのオペラの序曲は、どれも幕が開く前から聴衆を魅了します。オペラ本編で使われるキャッチーな旋律を織り込みながら、華やかな楽器の掛け合いにより気分を盛り上げ、「ロッシーニ・クレツシェンド」(特定の楽句を反復しながら音の強さを加え、高音パッセージへと昇り詰めるという独特な書法)を効果的に用いるという書法からは、ロッシーニのオーケストレーションと和声法の巧みさを窺い知ることができます。このアルバムでは9曲の序曲を、スイスのベテラン指揮者マルク・アンドレーエがイ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニを指揮、熱気と活力溢れる演奏を聴かせます。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555385-2

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    テレマン: クリスマス・カンタータ集 3 - TWV 1:154, 415, 1469, 1509 (ヘアフルトナー/ギュンター/ルートヴィヒ/コーイ/ケルン・アカデミー/ヴィレンズ)

    テレマンは、フランクフルト・アム・マイン市の音楽監督時代の1717年からハンブルク市の音楽監督を務めた1765年までの間に、教会暦全ての日曜日のために1700曲以上のカンタータを作曲しました。この「クリスマス・カンタータ」シリーズでは、アドベント期間の4つの日曜日と、クリスマスの3日間のためのおよそ200曲のカンタータの中から厳選した作品を収録。第3集の4作品は全て世界初録音となります。美しい独唱の旋律と荘厳で華麗な合唱、これを彩る楽器の響きが融合した独創的な作品は、テレマンが世を去って250年を経ても全く色褪せることがありません。ヴィレンズが指揮するケルン・アカデミーの美しい響きが人々の喜びを歌い上げます。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555396-2

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    ルビンシテイン:弦楽四重奏曲第4番、第6番(ラインホルト四重奏団)

    19世紀後半ロシアを代表する作曲家アントン・ルビンシテイン。ピアニストとしても活躍した彼は、ヨーロッパ、アメリカで精力的に演奏会をこなしながら、その合間を縫って12曲の歌劇や6曲の交響曲、200曲に及ぶバレエ、オラトリオを含む膨大な数の作品を書き上げました。室内楽の分野でもさまざまな楽器の組み合わせによる作品を書いており、弦楽四重奏曲は10曲が遺されています。このアルバムでは2曲の四重奏曲を収録。1856年、27歳の時の作品はどちらも短調で書かれており、洗練された旋律が随所に溢れる見事な仕上がりとなっています。ラインホルト四重奏団は、ルビンシテインの若々しい情熱を見事なアンサンブルで描き出しています。(2020/10/30 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777709-2