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New Releases - 2021年09月 発売タイトル

Search results:76 件 見つかりました。

  • 英国ロイヤル・バレエ「ザ・コレクション」BOX

    【大好評BOX、新装版にて登場!】バレエ・リュスで活躍したデイム・ニネット・ド・ヴァロワが1931年にロンドンに設立したバレエ団がいく度かの変遷を経て1956年に英国王室の詔勅(ロイヤル・チャーター)を受け、コヴェント・ガーデン王立歌劇場に本拠をおく王立バレエ団(英国ロイヤル・バレエ)となりました。設立当初からのアシュトンやマクミランに代表される演劇性の高い振付は同バレエ団の伝統として脈々と現代に受け継がれています。本コレクションは2016年、英国ロイヤル・バレエのロイヤル・チャーター60周年を記念して、世界のバレエ界の頂点に輝く同バレエ団のクラシック・バレエの代表作にコンテンポラリー作品を加えたレパートリーを大集成。ロホ、ヌニェス、コジョカル、吉田都、カスバートソン、アコスタ、マクレー、ワトソン、ボネッリ、2016年にプリンシパルに昇格した高田茜、平野亮一も登場、綺羅星を並べるスターダンサー出演の「ザ・コレクション」の名に相応しい英国ロイヤル・バレエの精華を、すべてのバレエ愛好家にお届けします。多くの図版、写真を含む豪華解説書付!(2021/09/24 発売)

    レーベル名:Opus Arte
    カタログ番号:OABD7292BD

  • バレエ『じゃじゃ馬ならし』振付: ジャン・クリストフ・マイヨー

    【シェイクスピア=ショスタコーヴィチ=鬼才マイヨー振付で贈る話題作『じゃじゃ馬ならし』のダンス映像登場!】裕福なバプティスタはカタリーナとビアンカ、2人の娘を持つ父親。彼の家には数多くの求婚者がやってきますが、彼らの目当てはおしとやかで優美な妹ビアンカです。しかし、当時の慣習で先に結婚するのは長女カタリーナ。そのカタリーナは勝気すぎて、良い相手が見つかるのかどうか…そこにやってきたのが持参金目当ての粗野な人物ペトルーチオ。彼は果敢にもカタリーナに結婚を申し込みますが…新作コンテンポラリー・ダンスの振付とともに、古典バレエに洗練された美意識による新しい視点からの解釈を試み、次々と話題作を発表するジャン=クリストフ・マイヨー。この『じゃじゃ馬ならし』は2013年、ボリショイ・バレエのために振り付けられました。シェイクスピアの戯曲を元に、ショスタコーヴィチの様々な映画音楽『ハムレット』『女ひとり』『馬あぶ』からの音楽を盛り込み、優れたコメディ・ダンスに仕立て上げられたこの作品は、2014年の「黄金のマスク賞」で「最優秀振付賞」「最優秀女性ダンサー賞」「最優秀男性ダンサー賞」の3部門賞を獲得するなど大好評を博しました。この映像は、2020年、マイヨーが芸術監督を務めるモンテカルロ・バレエでの収録で、主役カタリーナを踊るのはロシア出身のエカテリーナ・ペティナ、ペトルーチオはチェコ出身のマテイユ・ウルバン。この2人を中心にモンテカルロ・バレエの優美でダイナミックな踊りが観衆を魅了します。【ジャン=クリストフ・マイヨー】フランス、トゥール出身のバレエダンサー&振付家。1978年にハンブルク・バレエ団に入団、4年間在籍するも足の負傷のためキャリアを断念し振付家に転向。トゥールのグラン・バレエ・デュ・テアトルからトゥール国立振付センターを経て、1993年にモナコ公国モンテカルロ・バレエ団の芸術監督に就任。数多くの話題作を発表し注目を浴びる。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:Opus Arte
    カタログ番号:OABD7293D

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    シューマン:ペダル・ピアノのための練習曲集/バッハの名による6つのフーガ(ルーツと花 - 花咲く対位法)(クリステンセン)

    19世紀、それまでほとんど見向きもされなかったJ.S.バッハの作品を復活させたのは、主としてメンデルスゾーンの功績ですが、同じ年代のシューマンもバッハ作品に深い愛情を注ぐとともに強い影響を受けていました。とりわけ晩年のシューマンは、バッハ作品を学びなおし、1851年には『ヨハネ受難曲』にトランペット・パートを付け加えるなどオーケストレーションの改編を行い、1853年には無伴奏ヴァイオリン曲とチェロ曲にピアノ伴奏を付けるなど、さまざまな試みを行っています。また1843年にシューマン夫妻は「ペダル・ピアノ(ペダル・フリューゲルとも=足鍵盤付きピアノ)」を入手。これは自宅でバッハのオルガン作品を演奏するためのものでした。シューマンは折に触れフーガ作品への思いが強くなったようで、これが結実したのがこのアルバムに収録された「ペダル・ピアノのための練習曲集」と「バッハの名による6つのフーガ」です。アルバムのタイトルである「ルーツと花」とは作曲家カール・ニールセンが仲間のトゥーレ・ラングストレムに贈ったアドバイスの「いきなり花から作ろうとしないで、根(ルーツ)から作りなさい」という言葉から採られたもので、これに感銘を受けたデンマークのオルガン奏者イェンス E.クリステンセンがシューマンへの敬意も込めて、タイトルに採用したということです。バッハ13歳の年に完成したオルガンの素晴らしい響きが余すことなく捉えらえたDigital eXtreme Definitionによる高音質の音をSACDハイブリッドディスクでお楽しみください。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:OUR Recordings
    カタログ番号:6.220675

  • Hybrid / C

    キューバ人の父とフランス人の母との間にスペインで生まれたというカルロス・チペレッティ。ピアニスト、コンポーザー、アレンジャーとしてスペインとフランスを中心に活躍している彼のルーツである、アフロ・キューバン・ジャズの進化系を追求したアルバムです。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:Outnote Records
    カタログ番号:OTN642

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    ジェズアルド:マドリガーレ集第5巻(コレギウム・ヴォカーレ・ヘント/ヘレヴェッヘ)

    【彼らだからこその真相に迫る、作曲家晩年の異形の和声感覚再び】2013年の『レスポンソリウム集』(LPH010)、2016年の『マドリガーレ集 第6巻』(LPH024)に続き、ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘントの厳選メンバーによる、ジェズアルド晩年の異形の傑作三部作の録音が遂に完結しました。ナポリ王国の貴族として生まれ、最初の結婚で妻の不義密通に怒り相手方の男とともに惨殺させたことで有名なカルロ・ジェズアルドは、晩年に偏執狂的細密さで独自の和声語法を追求し、同時代の音楽の通念を大きく踏み越えた作風に行きつきました。亡くなる前には極度の被害妄想と人間不信に陥り、居城にこもりきりで、第5・第6マドリガーレ集と『レスポンソリウム集』は印刷業者を印刷機ともども城に呼び入れて楽譜刊行したほど。後世の感覚では歪んだ不協和音だらけの音楽とも感じられるこれら3つの曲集でも、本盤の『マドリガーレ集 第5巻』は20世紀にストラヴィンスキーがいち早くその魅力に開眼、自作品にも引用したことで知られています。通常の合唱でも用いられる4声部に加え、さまざまな音域で自在な動きを見せる第5パートを加えての全5声部からなる音作りの綾を丁寧に読み解き、歌詞も十分に読み込んだ細かな解釈をもって、驚異的な演奏能力で異質な和声感覚の真相に迫り得るのは、ハーモニーを徹底しておろそかにしないことで有名なヘレヴェッヘが、少数精鋭チームとともに正面から臨んだからこそ。「残された人生は本当に必要と思える曲としか向き合わない」と言明した古楽合唱の名匠が放つ、決定的と言ってもよい新名盤の誕生です。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:PHI
    カタログ番号:LPH036

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    グランド・ツアー - 18世紀中盤のオリジナル・チェンバロで辿る音楽紀行

    【ベルギー現存の銘器で辿る、ロココに迫るバロック後期の豊穣なチェンバロ世界】「グランド・ツアー(大陸大旅行)」とは、18世紀の英国やドイツ語圏の貴族たちなど名家の出身者たちが、若い頃に一家の家庭教師の同伴のもと、イタリアやフランスをめぐって上流階級にふさわしい社会見識や歴史、芸術などを学んだ大旅行のこと。古楽大国ベルギーの俊才で指揮者としても活躍するコルネール・ベルノレットは今回、1747年に同国の古都アントウェルペンで製作されフレーハイス博物館の収蔵品となっていた1段鍵盤のチェンバロ(美しいシノワズリ模様があしらわれた白い楽器の写真がブックレットに掲載されています)を用い、この楽器が出来たのと同じ年(ないしその前後の時期)に欧州各地で作曲された鍵盤楽曲を集めて、18世紀直送の楽器の音色を通じた仮想の大陸大旅行を体験できるアルバムを作りました。1747年にフリードリヒ大王のもとを訪れたバッハの『音楽の捧げもの』や、ヘンデルの同年発表作『マカベウスのユダ』(オラトリオの楽譜をほぼそのまま用いて鍵盤で演奏できる曲を抜粋)のほか、フランスからも同年刊行されたフォルクレの曲集やラモーの「皇太子妃」、イタリアとスペインからはD.スカルラッティのソナタが選ばれており、さらにベルギーで伊仏混合様式を模索したバウトメイ(ブートミ)の組曲を2編聴けるのも貴重。チェンバロ製作の歴史が集積されつつあった時期に作られた楽器の美音が最大限に生きる録音になっているのは、チェンバロの響きに敏感な奏者が自らエンジニアとして録音と編集を手掛けているからこそと言えましょう。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2009

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    アーノルド:ホブスンの婿選び/友達のテーマ/ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番(生誕100周年を祝して)(フィッシャー/フィンガーハット)

    20世紀イギリスを代表する作曲家の一人、マルコム・アーノルド生誕100年を記念する1枚。英国を中心に各方面で絶賛されるヴァイオリニスト、ピーター・フィッシャーとピアニスト、マーガレット・フィンガーハットはこのアルバムのために7曲の世界初録音作品を演奏し、アーノルドのシリアスな面と親しみやすい面の双方を探りながら、ウィットに富んだ記憶に残る美しい旋律をじっくり聴かせます。いくつかの作品は、英国「マルコム・アーノルド協会」の会長を務めるアラン・プルトンの手によってヴァイオリンとピアノ用に編曲されており、その中にはアーノルド作品の中でも最も愛されている『ホブソンの婿選び』や『ドーヴァーの青い花』などの映画音楽も含まれています。また評論家ジョン・エイミスに敬意を表して作曲された「友達のテーマ」の編曲は、アーノルド自身によって承認されたものです。1964年に作曲された「ヴァイオリンとピアノのための5つの小品」はユーディ・メニューインのために作曲されたもの。こちらは調性感も乏しく、謎めいた雰囲気を持つ小品です。ヨーロッパ風の響きを持つ英国舞曲や、2曲のシリアスなヴァイオリン・ソナタなど、アーノルドの様々な作品を楽しめます。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0640

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    ギップス:クラリネット・ソナタ/バス・クラリネットのための前奏曲/コリーヴレッカンのケルピー(献呈)(シグレリス/ハルス/ハニーボーン/ティペット四重奏団)

    20世紀イギリスを代表する女性作曲家の一人、ルース・ギップス生誕100年を記念する1枚。このアルバムには、彼女の夫でクラリネット奏者であるロバート・ベイカーにインスパイアされた室内楽曲を5曲収録。全てが世界初録音となります。幼少期は神童として名を広め、英国王立音楽大学ではゴードン・ジェイコブ(マルコム・アーノルドもジェイコブに師事)やレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに師事し、作曲、ピアノ、オーボエを学びました。学生時代にはブラームスのピアノ協奏曲第2番の演奏を行うだけではなく、難曲であるアーサー・ブリスのピアノ協奏曲を女性として初めて演奏して高い賛辞を受けるなど、優れた演奏家としても才能を発揮しましたが、後に手の故障にて公の場での演奏は断念。以降、女性としての偏見に屈することなく指揮者、作曲家としての活動しました。アルバム収録曲の「コリーヴレッカンのケルピー」はスコットランドの伝説に基づいた初期の作品。悲劇的な物語をクラリネットとピアノで表現しています。ラプソディと五重奏曲は、ベイカーと結婚した頃の作品。クラリネット・ソナタも夫であるベイカーの演奏を念頭に書かれたもの。その頃、彼はバス・クラリネットも習得しており「前奏曲」はこの楽器のために特別に作曲されたようです。舞曲を思わせる親しみやすい旋律が発展していく聴きごたえのある小品です。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0641

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    ブラームス:交響曲全集/ドイツ・レクイエム(ランツハーマー/ベッシュ/シュトゥットガルト放送響/ノリントン)

    【ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送響によるブラームスの交響曲全集とドイツ・レクイエムがお求めやすい価格にて登場!】1998年から2011年の13年間にわたりシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務めたノジャー・ノリントン。このコンビの演奏はどれも、ノリントンが長年積み重ねて来た作品成立当時の演奏法研究の成果を機能性の高いモダン・オーケストラにつぎ込んだもので、作品のイメージをリフレッシュしたと高く評価されました。ブラームスについては、1990年代にロンドン・クラシカル・プレイヤーズを指揮、ピリオド楽器と奏法による交響曲全集を録音し、新鮮なブラームス像を造りあげており、このシュトゥットガルト放送交響楽団との演奏は、ほぼ15年ぶりとなる2度目の全集録音です。この演奏はもともと映像作品としてリリースされ、後に音声のみのCDとして発売されたもの。ノリントンの看板のひとつであるノン・ヴィヴラートから生まれる「ピュア・トーン」はここでも健在、早めのテンポで生き生きと奏されるブラームスは、ノリントンのモットーである「偉大な作品をもう一度考え直し、新しく蘇らせること」を実現しています。今回、同時収録された「ドイツ・レクイエム」は2014年の録音。こちらもピュア・トーンを生かした透明感ある美しい響きが特徴。ソプラノのクリスティーナ・ランツハーマーとバスのフローリアン・ベッシュの歌声にも注目です。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19529CD

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    ギターは謳う(鈴木大介)

    名手・鈴木大介が、50歳の節目を迎えて満を持して放つ、全曲ニューレコーディングによる心震える究極のポピュラー名曲集。武満が鈴木のデビューのきっかけを作ったことはつとに有名だが、没後25年にあたる今年、名器イグナシオ・フレタ・エ・イーホスを用いて「ギターのための12の歌」の再録に臨んだ。その他、長くジャズ・ミュージシャンやシンガーに歌われ続けているスタンダード・ナンバーやシャンソン、生誕100周年を迎えたアルゼンチン・タンゴのアストル・ピアソラのナンバーなど珠玉の名曲全22曲が満載。物語のギタリスト 鈴木大介が50歳を迎えた節目に、武満徹がアレンジした〈ギターのための12の歌〉の3度目のフルレコーディングに臨んだ。武満が鈴木のデビューのきっかけを作ったこと、今年が没後25年にあたること、そして名器イグナシオ・フレタ・エ・イーホス1964(以下フレタ)という素晴らしいギターを入手したことが重なって、再録の気持ちに駆られたのだそうだ。4曲のみ収めたカセット・テープを武満が聴いた1995年のレコーディング同様、今回も鈴木によるアドリブが加えられている。 それだけではない。長くジャズ・ミュージシャンやシンガーに歌われ続けているスタンダード・ナンバーやシャンソン、また生誕100周年を迎えたアルゼンチン・タンゴのアストル・ピアソラが残した名曲も収録された。ジャズのレコーディングのようにオーヴァーダヴィングなし、ほとんどがファースト?サード・テイクで完了されたため、音楽的にスムーズだ。加えて、レコーディング・スペックがDSD11.2MHzという、最高峰のハイフィディリティで録音されたから、目の前で鈴木がギターを弾いているような臨場感がある。 そして、アルバムには『ギターは謳う?MyGuitar’sStory』というタイトルがつけられた。中川ヨウ/YoNakagawaMyGuitar’sStory序 2020年は武満徹さんの生誕90周年でした。そして今年2021年は武満徹さん没後25年になります。 この間、武満さんが編曲した『12の歌』を数度にわたってコンサートと放送のために演奏、録音する機会を得ましたが、時を同じくして世界は新型コロナウイルスによる未曾有のパンデミックを経験させられています。 コンサートはネット配信や人数制限のもとに行われるようになり、音楽の受容には、僕の周囲でも様々な変化が起きました。僕はギタリストですので、たった一人で誰もいないコンサートホールからライヴ演奏を配信することもありました。もしかするとインターネットの向こうで、一人で聴いていてくださった方もいらしたはずですし、弾きながら、1対1という感触を持ったこともほんとうです。そのような体験を経て、制限された人数のお客様たちとホールで対峙すると、まるで自分とお客様のおひとりおひとりが無数に張り巡らされた糸でつながっているような感覚になりました。音楽は何人で演奏していても、何人で聴いていてもらっても、かならずひとりひとりの心に帰るものであるということをあらためて認識したのです。 ギターで“謳う”のは、声にならない詞(ことば)に思いをこめるということです。いつおさまるとも知れぬ不安のなかで、“歌”を奏でることにのせる気持ちはますますふくらんでゆきました。第二次世界大戦に疲弊した日本で音楽を志し、世界的に愛される作曲家となられた武満さんが、高度成長期の激動の後にようやく安定した生活を取り戻したかのようだったであろう1977年に、“ひとつの地球が歌うことへの讃美”として編まれた曲集を、僕はコロナによって誰もが等しく危機に直面している地球で弾いている、そのことを思った時、まさに自分にとってもう一度この作品集を録音する機会がやってきているのだと気づきました。 今回は、僕にとって3回目の全曲録音になります。最初の録音では収録時間の都合で繰り返しを省略せざるをえなかったため、その4年後という早い時期に再録音したので、およそ20年ぶりの録音になります。 『12の歌』に添えて、ローラン・ディアンスの名アレンジや、自分の編曲でさらにいくつかの美しい“歌”を収録したい気持ちが最初にありました。この20年間、編曲や作曲に多くの機会をいただけたことは得難い経験となり、わずかではありますが自信ともなりました。そして今回は自編の選曲やアレンジについて、中川ヨウさんからたくさんの貴重なアドヴァイスと励ましをいただけたことに心から感謝しています。また、前作『シューベルトを讃えて』からディレクションしてくださっているアールアンフィニ・レーベルの武藤敏樹さんにも録音とテイク選びにご助言いただきました。お世話になったたくさんの皆さん、音楽を助けてくれている多くの素敵な皆さんに囲まれて、僕の側にずっといてくれた歌たちをこのようなアンソロジーにできたことをとても嬉しく思います。鈴木大介■鈴木大介(ギター)DaisukeSuzuki、Guitar作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、アンサンブルとコンチェルトを含む膨大なレパートリーでの、明晰な解釈力と洗練された技術によって常に注目を集める。マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝。近年はジャズやタンゴのアーティストたちとの演奏活動や、自作品によるライヴ演奏も行い、また多くのアレンジは録音やコンサート共に好評で、様々なギタリストに提供され演奏されている。また、美術作品からインスパイアされたプログラムにも積極的で、これまでに国立新美術館「オルセー展」、ブリヂストン美術館「ドビュッシー展」、東京都現代美術館「田中一光展」を始めとする多くの美術展でのコンサートを成功させている。楽譜は現代ギターから『12のエチュード』『キネマ楽園ギター名曲集』『DaisukeSuzukiTheBestCollectionforGuitarsolo』を発売。2021年2月20日には、武満徹没後25年を記念して、『武満徹映画とテレビ・ドラマのための音楽鈴木大介によるギター編曲作品集』が日本ショットより出版された。これまでに30作以上ものCDを発表し、いずれも高い評価を得ている。第10回出光賞、第56回芸術選奨新人賞を受賞。(2021年8月現在)■アールアンフィニ(ArtInfini)についてアールアンフィニ・レーベルは、株式会社ソニー・ミュージックダイレクトと、株式会社ミューズエンターテインメントとのパートナーシップによるクラシック専門レーベルです。世界的に活躍する才能溢れるアーティストのCDアルバムを定期的に制作、リリースしています。アールアンフィニはフランス語で「永遠の芸術」の意味。一貫してマーケットに迎合することなく、アーティストが表現したいことを純粋に追求しています。制作過程においては、全てのアルバムにおいてDSD方式でプロダクションされたマスターを使用、スイス・マージングテクノロジー社のDAWピラミクスにてDSD11.2MHz、またはDXDフォーマットでのレコーディングを行っています。マイクロフォンが捉えた信号を極力劣化させないようラインの最短化を図り、ステージ上のマイクロフォンの直近で収録されたアナログ信号をDSD、DXD信号に変換後、RAVENNA(AES67)で伝送しています。また動的リスクを回避するため記録媒体は厳選されたSSDを使用、さらにレコーディング?編集?マスタリングまで全ての電力は、高品位なリチウムイオンバッテリーで供給されます。アナログ、デジタル領域共に、まさに究極とも言える高品位化を実現しています。(2021/09/22 発売)

    レーベル名:ART_INFINI
    カタログ番号:MECO-1064