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New Releases - 2021年11月 発売タイトル

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    ジュベール:ヴェルレーヌの詩による作品集(ロマンス・サン・パロール/マールテン)

    【21世紀のネオ・ロマンティシズムかネオ・ルネサンスか、心に沁み入る音で紡がれるヴェルレーヌの世界】フランス19世紀後半の詩壇を代表する一人ポール・ヴェルレーヌ(1844-1896)の詩はフォーレやドビュッシーをはじめ、さまざまな作曲家たちによって歌曲化されてきましたが、ここで曲をつけているのは1973年生まれのフランスの作曲家ジュリアン・ジュベール。オルレアン音楽院で教鞭をとり後進の育成にもあたっているジュベールが紡ぐ音楽は、前衛的実験的な語法とは一線を画した耳になじみやすい音作り。ポスト・ドビュッシー世代やデュリュフレ、デュティユーなどにも通じるフランス近代路線の語法を基調に、時としてルネサンスのマドリガーレにも通じるような響きで歌われるヴェルレーヌの美しい詩は、添えられた器楽オブリガートとともに新鮮な魅力で私たち21世紀の聴き手に訴えかけてきます。(2021/11/12 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA723

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    Bach before Bach~バッハへ至る、ドイツ・ヴァイオリン芸術の道(シラノシアン/ガルシア・アラルコン/マーテー)

    【シラノシアンとアラルコンが熱く解き明かす、大バッハのヴァイオリン芸術の源流】大バッハが、ヴァイオリン音楽の最高傑作のひとつ『無伴奏ソナタとパルティータ』に至るまでに書いた作品や、大きな影響を受けたであろう作曲家をテーマとしたアルバム。イタリアからヴァイオリン芸術をドイツに持ち込んだファリーナから、その後のドイツ・オーストリアを支えた巨匠ムファットやヴェストホフ、バッハのソナタ2曲と若き日のフーガ、シラノシアンがザルツブルクでラインハルト・ゲーベルに学んでいたころから親しんでいるヴァルターのパッサカリア、かつてバッハの作とされていたものの、今では同時代のドレスデン宮廷楽団でコンサートマスターを長年務めたピゼンデルの手によると目されているソナタからの楽章などを収録しています。アルメニア系フランス人の血を引くシラノシアンと、アルゼンチン出身のアラルコン、ハンガリー出身のマーテーという血筋もあってか、息の合った3人がどの作品でもたいへん熱い演奏を聴かせてくれるのが嬉しいところ。大家ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァーの息子A.A.シュメルツァーがビーバーの作品を書き換えた「キリスト教徒の勝利」では、一部でチェロの弦に紙を挟んで演奏し、17世紀の戦場を思わせる効果音を加えて驚かせています。(2021/11/12 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA758

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    ヴェネツィアの鏡~レアーリとヴィヴァルディ(ジュリアン=ラフェリエール/ル・コンソール)

    【俊才テイラーと仲間たちが浮き彫りにする、ヴィヴァルディの影に潜む異才の存在】イタリア・バロック屈指の才人ヴィヴァルディの作風はあまりにも個性的で、その作風は彼一代で成し遂げた偉業といってよいのかもしれませんが、そこにもまたルーツは存在するのだということが近年、1700年前後のヴェネツィアにおける作曲家たちの仕事が解き明かされるにつれ明白になってきました。今回、初期のものを中心としたヴィヴァルディ作品と対置されるのは、彼より3歳年下のヴァイオリン奏者レアーリ。ヴィヴァルディとほぼ同じ頃に作曲家としてもデビューし、優れた才覚を発揮しました。遠く離れたアムステルダムの版元が彼の『シンフォニア集』と題したトリオ・ソナタ集を出版したのは、ヴィヴァルディの『調和の霊感』より2年早い1709年のこと。生涯については未だ謎の多いこの作曲家の音楽は、トリオ編成に「チェロ」と明記したソロ・パートを添えて華やかな活躍の場を与えるなど、ヴィヴァルディ初期の試行錯誤に通じる様々な仕掛けに満ちています。両者の「ラ・フォリア」を冒頭と末尾に配したプログラム展開も絶妙。近年ウィリアム・クリスティとのデュオ・アルバムもリリースした俊才ラングロワ・ド・スワルトを筆頭に、名手たちが弾く弦楽器は全てが18世紀以前に高く評価されていた製作家のオリジナル。テイラーの細やかな通奏低音演奏とあいまって、18世紀初頭のヴェネツィアという「ヴィヴァルディを育てた世界」の面白さを実感できる1枚です。(2021/11/12 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA771

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    アデス/ドリーブ/プーランク/ヴァレーズ/ヴィトマン:ソプラノのための作品集(エーテル)(アリスティドゥ)

    【今ヨーロッパを沸かせる驚異のソプラノ、サラ・アリスティドゥ待望のデビュー・アルバム!】キプロス島に生まれ、現在はフランスを中心に活躍するサラ・アリスティドゥ。持ち前の驚異的なテクニックで様々な現代作品を全身で表現するほか、バロックからロマン派までの作品を豊かな表現で歌い上げる柔軟性を併せ持つ彼女は、同時代のアーティストたちから既に多くの信頼を得ており、今やヨーロッパ中のホールや歌劇場から声が掛かる存在です。2019年にはヴィトマンの「迷宮IV」をバレンボイム指揮ブーレーズ・アンサンブルと共に初演。ヴィトマンは続けて「迷宮V」を彼女のために作曲し、これはこのアルバムでお披露目となっています。これまでラトルやロトといった指揮者たちとも共演、2020年には、このアルバムにもゲスト参加しているバレンボイムやパユらと共に、アテネ生まれの作曲家イリニ・アマルギアナキの《エウメニデス》をピエール・ブーレーズ・ザールにて上演、大きな評判となりました。初めてのアルバムとなる今回は、バロックから最新作までの幅広い作品で彼女の実力を堪能できるもので、一見統一感のない選曲は、彼女が最も好きな国と語るアイスランドへの強い思いを軸としたイメージで繋がれています。共演の「オルケスター・デス・ヴァンデルス(変革のオーケストラの意)」はドイツ各地から集まったアーティストで構成されており、高い演奏技術を誇るほか、環境問題への発言も行うオーケストラ。このアルバムも製作段階での二酸化炭素排出量をコントロールしており、パッケージはプラスチック素材を用いておらず、インクはオーガニックなものを使用、オーケストラが取り組むマダガスカルの森林再生事業にALPHAレーベルも協力しています。(2021/11/12 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA781