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New Releases - 2022年06月 発売タイトル

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    ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番、第2番、第3番(コクセ/グラットン)

    【古楽界の革新的名手2人によるベートーヴェン始動!】チェロを中心に様々な中低弦古楽器を操り、最新研究成果を反映させた数々の企画盤で私たちを楽しませ続けているブリュノ・コクセが、十代の頃からの夢だったというベートーヴェンのソナタを録音しました。フォルテピアノは、フィリップ・ヘレヴェッヘはじめ多くの古楽演奏家から篤い信頼を集め、コクセ率いるアンサンブル、レ・バッス・レユニでも鍵盤を担当するモード・グラットン。使用されたフォルテピアノは、第1番と第2番ではベートーヴェンが初めて手に入れたメーカーと考えられるシュタインの再現楽器、第3番では作曲家が最後まで所持していたとされるメーカー、ブロードウッドのオリジナルを使用。いずれも作曲年代にあわせた選択ということではないようですが、音色の違いを聴けるのは大きな楽しみです。活き活きとしたコクセのチェロに、多彩な表現で知られるグラットンのピアノが絡み、両者とも楽器の限界に挑むかのような振幅の激しい表現を聴かせてくれるのが魅力で、第2番冒頭の強打と直後の弱音などでは、何ごとかと驚かされるほど。演奏に全く堅いところがなく、聴いていてどこかすっきりとした感覚を呼び起こすほどに自由で闊達、さらに古楽器ならではの個性的な響きがアクセントとなり、非常に気持ちの良いアルバムに仕上がっています。たくさんの巨匠たちが残してきたこれら傑作の名盤の系譜に、新たに連なる一枚といっても過言ではないでしょう。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA835

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    デル・チンクエ:2つ、または3つのチェロのためのソナタ集(ミナージ/ヴィドーニ/バウ/ヴァッレロトンダ/ブッカレッラ)

    【知られざるローマ18世紀の名チェロ奏者がみせた縦横無尽の低音世界、イタリアの俊英陣の華麗な演奏で!】広汎な活躍で知られるリッカルド・ミナージの弟、ルドヴィコ・ミナージを中心に、バロック・チェロの名手たちが一堂に会しここに録音したのは、その生涯さえ詳しく判っていない18世紀ローマのチェロの名手デル・チンクエの作品群。対等に活躍する2つのチェロに通奏低音パートを添え「3つのチェロのための」と題されたソナタの数々は、いずれも18世紀中盤以降にナポリの名手たちの妙技を介して広まった高音域奏法など技巧的なパッセージがふんだんに使われており、イタリア人作曲家ならではの歌心あふれる緩徐楽章の妙とあいまって全編にわたり聴きどころに事欠きません。通奏低音とチェロ独奏のための「2つのチェロのための」ソナタでも、通奏低音を受け持つチェロはもう一方のパートと対等に対話を繰り広げ、当時の音楽作りの面白さを垣間見せてくれます。異能の撥弦楽器アンサンブル「イ・バッシフォンディ」での活躍がめざましいシモーネ・ヴァッレロトンダ、Ricercarでのフレスコバルディ作品集(RIC407)など録音でも注目作が増えているアンドレア・ブッカレッラらの参与も頼もしく、バロック・チェロの多面的な味わいを鮮やかに引き立てています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A528

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    マーラー:大地の歌(A. シェーンベルク、R. リーンによる室内オーケストラ編)(アミエル/ドゥグー/ル・バルコン/パスカル)

    【編曲版の素晴らしさを最大限引き出す快演!】古典から現代まで幅広いフランス音楽の解釈者として近年大きな注目を浴びており、コロナ禍にあっても二度の来日を成功させている1985年生まれの俊英マキシム・パスカルによる、室内管弦楽版「大地の歌」が登場です。シェーンベルクによるこの編曲版は、元の大管弦楽の音響を極限までそぎ落とした見通しのよい響きが特色ですが、精鋭集団ル・バルコンがライヴ録音ながら鉄壁のアンサンブルを聴かせ、その面白さを存分に堪能させてくれるのが嬉しいところ。ソリストは男声2人の起用で全体のメリハリが気になりますが、ラファエル・ピション指揮の「マタイ受難曲」(Harmonia Mundi)でのイエス役の名唱も記憶に新しいステファヌ・ドゥグーがバリトンを担当しており、彼が歌う「告別」の深く沁みる味わいは格別の美しさを湛え、大きな聴きどころとなっています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:B Records
    カタログ番号:LBM042

  • ワーグナー: 楽劇《トリスタンとイゾルデ》

    【巨匠バレンボイムと鬼才チェルニアコフによる新鮮な魅力に溢れる《トリスタンとイゾルデ》登場!】騎士トリスタンは、叔父マルケ王の妃となるアイルランドの王女イゾルデを迎えに船出します。しかしトリスタンはかつてイゾルデの婚約者を決闘で倒したものの傷を負いイゾルデの介抱を受けていたのです。その事実を帰路の船中で知り愛憎相半ばする感情に囚われた二人は、毒薬を飲み死のうとしますがイゾルデの侍女ブランゲーネがすり替えた媚薬を飲み、身を焼く恋に陥ります。二人の逢引を知ったマルケ王とその家臣によって襲われるトリスタン。王の居城から逃げたものの深手を負ったトリスタンはイゾルデの腕の中で息を引き取ります… 指揮者ダニエル・バレンボイムは《トリスタンとイゾルデ》を大切なレパートリーにしており、1980年代のバイロイト音楽祭をはじめとした各地の歌劇場でこの作品に取り組んできました。この2018年のベルリン国立歌劇場での上演では、世界中の歌劇場から引く手あまたの演出家ドミトリー・チェルニアコフとタッグを組んで、この《トリスタン》に新鮮な魅力を吹き込んでいます。ドミトリー・チェルニアコフの演出はドラマの心理的な側面に光をあて、巧みなプロジェクション・マッピングで登場人物の心理の動きをイメージとして表現しています。また、このハイレベルな上演を行うために現代最高のワーグナー歌手たちを起用。トリスタン役にはバイロイト音楽祭の常連で、パルジファル役も得意とするテノール、アンドレアス・シャーガー、イゾルデ役には同じくワーグナーの女声諸役で高く評価されるアニヤ・カンペ、ブランゲーネには来日公演でも好評を博したエカテリーナ・グバノヴァらを配し、ベルリン国立歌劇場のオーケストラを率いるバレンボイムのタクトがこの陶酔に満ちた愛の世界を隈なく描きだしています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Bel Air Classiques
    カタログ番号:BAC165

  • ワーグナー: 楽劇《トリスタンとイゾルデ》

    【巨匠バレンボイムと鬼才チェルニアコフによる新鮮な魅力に溢れる《トリスタンとイゾルデ》登場!】騎士トリスタンは、叔父マルケ王の妃となるアイルランドの王女イゾルデを迎えに船出します。しかしトリスタンはかつてイゾルデの婚約者を決闘で倒したものの傷を負いイゾルデの介抱を受けていたのです。その事実を帰路の船中で知り愛憎相半ばする感情に囚われた二人は、毒薬を飲み死のうとしますがイゾルデの侍女ブランゲーネがすり替えた媚薬を飲み、身を焼く恋に陥ります。二人の逢引を知ったマルケ王とその家臣によって襲われるトリスタン。王の居城から逃げたものの深手を負ったトリスタンはイゾルデの腕の中で息を引き取ります… 指揮者ダニエル・バレンボイムは《トリスタンとイゾルデ》を大切なレパートリーにしており、1980年代のバイロイト音楽祭をはじめとした各地の歌劇場でこの作品に取り組んできました。この2018年のベルリン国立歌劇場での上演では、世界中の歌劇場から引く手あまたの演出家ドミトリー・チェルニアコフとタッグを組んで、この《トリスタン》に新鮮な魅力を吹き込んでいます。ドミトリー・チェルニアコフの演出はドラマの心理的な側面に光をあて、巧みなプロジェクション・マッピングで登場人物の心理の動きをイメージとして表現しています。また、このハイレベルな上演を行うために現代最高のワーグナー歌手たちを起用。トリスタン役にはバイロイト音楽祭の常連で、パルジファル役も得意とするテノール、アンドレアス・シャーガー、イゾルデ役には同じくワーグナーの女声諸役で高く評価されるアニヤ・カンペ、ブランゲーネには来日公演でも好評を博したエカテリーナ・グバノヴァらを配し、ベルリン国立歌劇場のオーケストラを率いるバレンボイムのタクトがこの陶酔に満ちた愛の世界を隈なく描きだしています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Bel Air Classiques
    カタログ番号:BAC465

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    1930-50年代の映画音楽ヒット集(ミュンヘン放送管/タイス)

    このアルバムではトーキー映画の幕開けから第2次大戦中にかけてヒットした映画音楽を中心に構成しています。ドイツのトーキー映画はアメリカより遅れて始まり、1929年頃に本格化します。当時ドイツは第1次世界大戦の戦後処理による社会不安に直面しており、その後はナチスの台頭、そして第2次世界大戦へと進んでいきますが、この時期に制作された映画にもそうした世相や、時として政権側の意向が反映されていました。当時のヒット映画の音楽はドイツ人の間に浸透し愛唱されましたが、第2次大戦への反省から、今日それらの音楽を公の場で演奏することを敬遠する雰囲気があると言います。エルンスト・タイスとミュンヘン放送管のプロジェクトは、それらの音楽から歌詞を取り去り、現代的なオーケストレーションを施すことで、音楽自体の魅力と再評価を問うものとなっています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900333

  • コンダクターズ・イン・リハーサル マリス・ヤンソンス編 第2集

    第1集(900931)に続くマリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団との膨大なリハーサル録音から4作品を厳選した4枚組セット。今作ではヤンソンスが愛したリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」(2011)と「ドン・ファン」(2014)、2012年の来日公演でも好評を博したベートーヴェンの「交響曲第5番」、2015年のシベリウス「交響曲第2番」のリハーサル風景が収録されており、ヤンソンスとオーケストラとの関係が熟成されてゆくのも感じ取ることができます。リハーサルはドイツ語。また各CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めたフリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900934

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    マスネ:管弦楽を伴う歌曲集(デヴォス/デュボワ/デュピュイ/ジャンス/パリ室内管/ニケ)

    【稀代の歌劇作曲家が綴った知られざる佳品群。世界初録音多数、ニケと名歌手たちによる名演】《ウェルテル》や《タイス》、《エロディアード》など、ベル=エポック期を代表する傑作歌劇で知られるマスネ。オペラ以外にも管弦楽のための組曲やピアノ協奏曲、無数の歌曲やピアノ曲など、その作曲分野は多岐にわたりますが、歌劇場での大成功が災いしたのか、オペラ以外の作品の多くは正当な評価を受けることなく、作曲家の歿後は忘れ去られたままになっていました。19世紀フランスの知られざる音楽の復権に尽力してきたPalazetto Bru Zaneによりここに集められたのは、そうしたマスネ作品の未知領域でも特に光の当たる機会に恵まれていなかった管弦楽伴奏付の歌曲。オペラ偏重の過去を見直し芸術性の高い音楽会への嗜好が育まれつつあった19世紀末のフランスでは、オーケストラ演奏会に歌手が客演する時に好適なこの曲種の需要が急速に高まり、人気作曲家マスネもそれに敏感に対応したのでした。彼が生前にオーケストラ編曲した自身の歌曲を中心に幾つかの管弦楽作品も交えた、収録曲の大半が世界初録音という嬉しい選曲を指揮するのは、古楽器演奏の最前線から世に現れ、最近はフランス19世紀作品でも注目すべき実績を上げ続けているエルヴェ・ニケ。歌手陣もフランス語圏を中心に欧州歌劇界を賑わせている俊英揃いの布陣で、精鋭パリ室内管弦楽団も精緻な音作りで個々のオーケストレーションの魅力を最大限に引き出してゆきます。同レーベルの常通り充実したライナーノート(英・仏・独語)も魅力です。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Bru Zane
    カタログ番号:BZ2004

  • J.S.バッハ: モテット集

    【みずみずしく伸びやかな解釈、充実した器楽編成付でバッハの多声音楽世界へ】2019年にバッハの『マニフィカト』初演版の録音(CVS009/NYCX-10097)で鮮烈なCDデビューを飾った、フランスの新世代指揮者ヴァランタン・トゥルネ率いるラ・シャペル・アルモニーク。Chateau de Versailles Spectaclesレーベルではその後ラモーの《優雅なインドの国々》(CVS031)や《レ・パラダン(遍歴騎士たち)》(CVS054)といったオペラのみずみずしい録音も聴かせてくれた彼らですが、今回のモテット録音もバッハ作品への深い愛が見事な結実を見せた注目すべき内容となっています。二重合唱で各パート2~3人となる小規模編成の声楽陣に、ヴァイオリン2・ヴィオラ2・チェロとコントラバス各1にオーボエ2・ターユ(中音域オーボエ)1・ファゴット1とオルガンからなる器楽が参加。ヴァイオリンのダヴィド・プランティエやオーボエのブノワ・ローラン、オルガンのフランソワ・ゲリエらヴェテラン勢が加わった充実の器楽陣が、合唱の単なる補助以上の効果をもたらし、色彩感溢れる多声部の絡み合いでア・カペラとは違う豊かな作品像を描き上げます。大バッハに大きな影響をもたらした親族ヨハン・クリストフ・バッハのモテットではバロック期の一部の習慣に従い、器楽にカンマートーン(A=390Hz)、合唱にコーアトーン(A=465Hz)とピッチを別々に設定、約短三度の音程差を音符の読みかえ(器楽陣が in E♭ 読み)することで補正し、当時の音響感覚に迫るという興味深い試みも。また大バッハ自身が筆写した17世紀の作曲家クニュプファーも収録し、ドイツの伝統とバッハの繋がりを浮き彫りにするプログラム構成も秀逸です。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS067

  • モンテヴェルディ: 《ウリッセの帰還》

    【勢いある気鋭歌手陣と厳選された器楽隊、フランス最前線のモンテヴェルディ!】Chateau de Versailles Spectaclesレーベルでフランス・バロックの巨匠リュリの教会音楽の体系的録音を進め、その最新巻『ミゼレーレ』(CVS059/NYCX-10278)が『レコード芸術』誌で特選に輝いたのも記憶に新しいフランス古楽界の実力派指揮者=鍵盤奏者ステファーヌ・フュジェ。自身が結成したレゼポペーとの共演は歌詞の言語的魅力を最大限に活かした演奏を旨とし、バロック・オペラの指揮にも高い適性を示してきましたが、今回は満を持してモンテヴェルディ後期の傑作に取り組みました。弓奏弦楽器奏者7人に管楽器・撥弦楽器・鍵盤などが加わる総勢14人の器楽隊に、合唱まで含め全員がソリストからなる歌手陣には、近年レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮による同じ作曲家の《オルフェオ》(ALPHA720/NYCX-10243)で注目を集めたヴァレリオ・コンタルドを筆頭に、上り調子のリュシル・リシャルド、実力派シリル・オヴィティ、カウンターテナーのフィリッポ・ミネッチアなど広範な活躍をみせる名歌手が続々。台本の劇展開をよく捉えた精緻な解釈はまさにレゼポペーならではで、確かな楽器選択による細やかな通奏低音に支えられた歌はまさに「歌いながら語る」バロック初期の魂を伝えてやみません。神々の思惑に翻弄されながら異国をさまよい妻ペネローペの待つ故郷へ向かうウリッセ(ユリシーズ=オデュッセウス)の物語が、イタリア・バロック特有の造形のまま現代に甦る新たな名演の誕生です。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS069