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New Releases - 2022年08月 発売タイトル

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    サン=サーンス:ミューズと詩人たち/マルティヌー:フルートとヴァイオリンのための協奏曲(クシェショヴィエツ/マクシミウク)

    「このアルバムを、私たちに音楽を愛すること、そして音楽が私たちの生活の中に日々存在することの喜びを教えてくれた両親、アンナとヘンリクに捧げたいと思います。そして、私たちは長年にわたって誠実な音楽表現でインスピレーションを与えてくれたマエストロ、イェジー・マクシミウクにも格別な感謝の気持ちを捧げます」アルバムに寄せてこのように語る、ポーランドを代表する演奏家であるクシェショヴィエツ3兄弟。各々が操る楽器は違うものの、音楽にかける情熱は皆同じです。このCDは、2021年3月19日、ヴィトルド・ルトスワフスキ国立音楽フォーラムの大ホールで、NFMヴロツワフ・フィル75周年シーズンの一環として行われたコンサートを収録したものです。 (2022/08/26 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD295

  • ヘンデル: シャンドス・アンセム

    【ヴェルサイユの響きとヘンデル作品の思わぬ相性!フランス最前線の俊才たちによる傑作曲群】イタリアからドイツに戻った若きヘンデルは、ハノーファー宮廷での仕事を経て渡英、1710年代を通じて王都ロンドンの人々の心を着実に掴んでゆきました。その過程で、1717年からしばらく彼に作曲の場を与えたのが裕福な貴族のシャンドス公。当時ロンドン郊外に設営中だった公の邸宅キャノンズには、音楽演奏に向いた大広間や礼拝堂も徐々に調えられ、ヘンデルはそうした場で公が聴き楽しめる音楽を続々と作曲します。こうして仕上がった作品群の中でも、10曲あまりが残されている中規模声楽曲の数々は『シャンドス・アンセム』と総称され、イタリア風の声楽様式で英語の詩句があざやかに歌い上げられるその音楽内容は作曲者の歿後、19世紀に楽譜刊行され世界的に知られるようになりました。ヴィオラを省いた弦楽編成、アルトを省いた合唱が独特の平明な構成の面白さに繋がるこれらのアンセムに潜む、室内楽と大規模合唱の間をゆく独特の味わいを、ここではヴェルサイユ宮殿に集うフランス最前線の古楽アンサンブルがじっくり解釈。そもそもヘンデルの音楽はイタリア様式を下地にしていながら、序曲や舞曲などの形式、オーボエ群を活かした楽器編成などフランスからの影響も見られ、ガエタン・ジャリ率いるマルグリット・ルイーズの演奏解釈はそうした一面を玄妙な響きで浮き彫りにしてゆく味わい深さもあります。伸びやかなバロックオーボエのソロやテオルボを組み込んだ通奏低音の多彩さもさることながら、各パート5~6人からなる3声の合唱が織り上げてゆく一体感に満ちた歌唱も見事なもの。ヴォランタリーやシャコンヌでは指揮者ジャリのオルガン独奏で、18世紀オリジナルの形に復元されたヴェルサイユ王室礼拝堂の銘器の美音も味わえます。逞しさよりも優雅さが際立つヘンデルの一面にはっとさせられる新録音です。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS072

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    ガル:左手のピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲/ピアノ組曲/ピアノ・コンチェルティーノ(ヴァリッシュ/アーロン四重奏団/アムステルダム・フランツ・リスト管)

    オーストリア生まれの作曲家ハンス・ガルのピアノを伴う室内楽作品集。ブラームスを崇拝していたガルは、終生後期ロマン派の作風を遵守し、常に旋律美に溢れた作品を書き続けていました。このアルバムに収録されているのはガルが1922年から1940年の間に書いた作品で、うち2曲は世界初録音。メインとなるのは、戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書いたピアノ四重奏でしょう。各々が際立つ性格を持つ4つの楽章で構成されたこの曲はまさにガルの真骨頂と呼べる作品であり、ウィーン古典派の伝統を受け継いだ美しい旋律はとても耳なじみのよいものです。同じく世界初録音となる、ピアノと弦楽オーケストラのための「コンチェルティーノ」も古典的様式を好んだガルの美質が表れた作品です。古典から近現代作品までを弾きこなすピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュを中心としたアンサンブルでお楽しみください。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555276-2

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    レーヴェ:交響曲 ニ短調/交響曲 ホ短調/序曲「テミスト」(イエナ・フィル/ガウデンツ)

    歌曲の作曲家として名高いカール・レーヴェが書いた2曲の交響曲が登場。ホ短調交響曲については、レーヴェ自身が「1834年12月15日に作曲を完了した」と書いたメモが残っており、ニ短調交響曲に関しては、1835年に作曲されたと推測されています。楽器編成は2曲ともよく似ており、特に4本のホルンが活躍するのが特徴といえるでしょう。ニ短調交響曲では第2楽章がスケルツォ、第3楽章が緩徐楽章(アンダンテ)という、当時の一般的な並びとは逆の配置になっています。終楽章は嬰ヘ長調で始まり、ニ長調、ニ短調へと移行する斬新な展開を見せます。どちらの交響曲も演奏時間は30分ほど。古典的な構成に歌うようなメロディ、ロマン派の短調作品らしい悲劇性や哀感を湛え、急速楽章はオペラの序曲のようにドラマティックでありながら対位法的な展開もあり、ドイツ・ロマン派の交響曲に関心がある人ならばきっと楽しめる作品です。「テミスト」は同名オラトリオのための序曲。古典的な佇まいを持つ小さな作品です。ジモン・ガウデンツが指揮するイェナ・フィルハーモニーの演奏で。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555319-2

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    レーガー:オルガン作品集 8 (ヴァインベルガー)

    cpoレーベルの「J.S.バッハ:オルガン作品全集」の録音がドイツレコード批評家賞を受賞したオルガニスト、ゲルハルト・ヴァインベルガーによるレーガーのオルガン作品集。第8集に収録されているのは、レーガーのオルガン作品の中でも重要な位置を占める「52のやさしいコラール前奏曲 Op. 67」からの抜粋を中心とした作品集。1901年5月、レーガーは彼の友人でオルガニスト、カール・シュトラウベに「有名なコラールに基づく前奏曲を30曲書く」と伝え、やがてこのプロジェクトは全52曲の曲集へと発展しました。これらは、タイトルに「やさしい」とあるものの、演奏は決して容易ではなく、レーガーらしい込み入った対位法がふんだんに盛り込まれた厚みのある響きに彩られています。彼自身、この作品はバッハが書いた多くのコラール前奏曲に比肩するものと自負していました。他にも「4つの前奏曲とフーガ」や「おお、血と涙にまみれた御頭よによる変奏曲とフーガ」などの名作を収録。ヴァインベルガーはレーガーが活躍した時代に造られた2種類のオルガンで演奏。今回の第8集も、これまでと同じくマルチ・チャンネル対応のSACDフォーマットで、オルガンの美しい響きが余すことなく捉えられており、高音質を楽しむことができる2枚組となっています。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555342-2

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    ヴォルフ:ピアノ・ソナタ集/ファンタジア(ファーブリ)

    ヘンデルとムッファト作品を収録したデビューCD(555325)で鮮烈な演奏を披露した、ブダペスト出身の鍵盤楽器奏者フローラ・ファーブリ。このアルバムではドイツ後期バロックの作曲家エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフのソナタを聴かせます。ヴォルフは幼いころから楽才を発揮、ゴータのギムナジウムではカール・ハインリッヒ・グラウンとC.P.E.バッハの音楽に魅了され、とりわけC.P.E.バッハとはお互いに多大な影響を与えあい生涯にわたる親交を結びました。彼の60曲を超す鍵盤のためのソナタはどれもバロックから古典派への転換期らしいもので、整った様式とシンプルな和声で書かれています。ファーブリはこれらの作品を作曲者の在世中に作られた「タンジェント・ピアノ」で演奏。木片(タンジェント)で下から弦を突き上げる構造を持つ、チェンバロからフォルテピアノへの過渡期に生まれた楽器が当時の響きを伝えます。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555490-2

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    パスクィーニ:歌劇「イダルマ、または耐え忍ぶ者が勝利する」(ヴェンディテッリ/ロザーティ/サンチョ/インスブルック音楽祭管/デ・マルキ)

    オーストリアのチロル地方で開催される「インスブルック音楽祭」は、毎回珍しいバロック・オペラを上演することで知られています。2021年の音楽祭オープニングを飾ったのはイタリアの作曲家パスクィーニの歌劇《イダルマ》でした。パスクィーニは1650年半ばにローマでオルガニストとして活躍、40年以上も名家ボルゲーゼ家に仕えた後、1706年にはアルカディア・アカデミー(Accademia dell'Arcadia)に、コレッリやアレッサンドロ・スカルラッティとともに入会を認められるなど、当時高く評価された音楽家。この《イダルマ》は1680年の謝肉祭にカプラ二カ劇場で上演された作品で、17世紀の貴族の間で好まれていた「夫婦の貞節と揺るぎない愛」をテーマにした歌劇ですが、初演後まもなく忘れられてしまいました。音楽祭の芸術監督を務める指揮者アレッサンドロ ・デ・マルキはこの350年近く歴史に埋もれていた作品を蘇演するために、チェリストで研究者ジョヴァンナ・バルバーティとともに、作曲者自身の手書き原稿に基づく新版を完成。ヘンデルを思わせる表現力に富んだ華麗なアリア、豊かな音色による壮大なアンサンブル、そして、絶えず変化する効果や劇的な状況を描き出した美しい音楽が楽しめます。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555501-2

  • レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集

    ヴォーン・ウィリアムズの音楽が描く、イギリスの心??郷愁のメロディー。2022年、生誕150周年を記念するイギリスの大作曲家、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)。ヴォーン・ウィリアムズは生涯にわたり、800曲以上のイギリス民謡を収集し、それまでに存在しなかった独自の「イギリス音楽」を確立させました。このアルバムでは、そんな彼の代表作であり、現在もイギリスで最も人気なクラシック曲「揚げひばり」をはじめ、民謡からインスピレーションを得た「ロマンスとパストラル」、「イギリス民謡による6つの練習曲」、そして人生終盤の大作、ヴァイオリン・ソナタが収録されています。これらの作品から流れるのは、ヴォーン・ウィリアムズが愛したイギリスの美しい風景とメロディー。しかしその背景には、二度の世界大戦を経験した作曲家の反戦の想いが込められ、ヴァイオリン・ソナタでは爆発的な怒りや悲しみも表現されています。イギリス音楽のスペシャリストであるヴァイオリニスト小町碧の解説・演奏と共に、ヴォーン・ウィリアムズの壮大な音楽は親密に語りかけてきます。アルバムのブックレットには、小町によるライナー・ノーツのほか、ヴォーン・ウィリアムズの家、リース・ヒル・プレイスにて撮影された写真や自筆譜など、数々の貴重な資料も掲載されています。小町碧 (こまち・みどり)ロンドン在住のヴァイオリニスト。12歳でチューリヒ室内管弦楽団と共演してデビュー。以来、国際的な活動をおこなっている。英国王立音楽院の音楽学士・修士課程を首席で卒業。英国と日本を拠点に、両国の音楽を国際的に紹介していく活動は、NHK、BBC Radio 3など、さまざまなメディアに紹介されている。2013年、ディーリアス 協会から表彰される。2017年、ディーリアスの晩年の姿を描いた伝説の名著、Delius as I knew him の翻訳を手掛け、訳書『ソング・オブ・サマー ~真実のディーリアス』(エリック・フェンビー著、アルテスパブリッシング)が出版された。2018年?2020年、ブリティッシュ・エアウェイズ機内番組「Midori Selects」プレゼンター。2020年よりブリティッシュ・カウンシル及び英国著作権管理団体、P R S Foundationのミュージシャン・イン・レジデンスを務める。2021年、英国政府による芸術・人文科学研究会議(Arts & Humanities Research Council、 AHRC)の博士課程研究者に選出され、ロンドン大学・ゴールドスミスにて博士課程研究を開始。クィーンズ大学(カナダ)英国キャンパス非常勤講師。サイモン・キャラハン (ピアノ)スタインウェイ・アーティストとして活躍中のサイモン・キャラハンは、英国、ヨーロッパ、日本、韓国、マレーシアやタイ等、世界各地で演奏活動を行っている。英国ではウィグモア・ホール、バーミンガム・シンフォニー・ホール、リバープール・フィルハーモニー等で演奏。英国BB Cテレビ/ラジオにて演奏が放送される。2013-14年には、英国王立音楽大学のジュニア・フェローとしても活躍した。SOMMレコード・レーベルより数々のCDをリリースし、好評を得ている。英国作曲家による作品を収録したアルバムや、ディーリアスの2台ピアノ編曲集、ブラームスの作品集をリリースした。コンチェルトのレパートリーは25曲以上におよび、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団等、数々のオーケストラと共演。現在、ロンドンのコンウェイ・ホールのディレクターとして、ヨーロッパ最長の室内楽コンサート・シリーズをプロデュースしている。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:MusiKaleido
    カタログ番号:MKCD002J

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    ジャーマン:ネル・グィン/ジプシー組曲/ヘンリー8世(スロヴァキア放送響/リーパー)

    好評のブリティッシュ・ライト・ミュージック・シリーズ、第10集は英国シュロップシャー州ホイットチャーチの小さな市場町に生まれたエドワード・ジャーマンの作品集。父は醸造家を営みつつ地域の教会オルガニストを務め、母はアマチュアの歌手という家庭に育ったジャーマンは、幼い頃から音楽の才能を発揮します。成長してからはヴァイオリニストとして活動するかたわら作曲も手掛け、1888年にはロンドンのグローブ座の音楽監督に就任。コミック・オペラの大家アーサー・サリヴァンの後継者として認められるなど高く評価されました。このアルバムには彼の管弦楽作品が収録されており、これらの曲は、どれも美しい旋律と英国風の品の良い佇まいを持っています。とりわけ組曲「エル・グウィン」は、作曲者の生涯の友人であるウィリアム・ハーバート・スコットが「緑の森の香り高いエッセンスで満たされている」と称賛したほどでした。初期の作品「ヘンリー8世」は彼の名声を高める役割を果たし、また「ジプシー組曲」からはドヴォルザークの影響も感じられます。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555171

  • ヤナーチェク: 《イェヌーファ》

    【アスミク・グリゴリアン、《イェヌーファ》でコヴェント・ガーデン デビュー!】舞台は19世紀末、モラヴィア地方の寒村。信心深い継母コステルニチカと暮らす村一番の美女イェヌーファは、製粉所を営むブリヤ家の異母兄弟、遊び人のシュテヴァと生真面目なラツァの二人から想いを寄せられています。イェヌーファがシュテヴァになびくと、嫉妬にかられたラツァはイェヌーファに迫り思わずナイフで彼女の頬を傷つけてしまいます。しばらくして継母コステルニチカは、イェヌーファが密かに出産したシュテヴァの子は死んでしまったと彼女に告げます…ヤナ-チェク3番目のオペラとして作曲され1904年ブルノで初演された《イェヌーファ》。モラヴィアの閉鎖的な村社会と人間関係から引き起される悲劇を描いたガブリエラ・プライソヴァーの戯曲を元に、ヤナーチェクがモラヴィア語(チェコ語の一方言)の響きと抑揚を生かして台本を書き、作曲した彼のオペラの代表作として知られています。近年ザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽祭に登場しその名を馳せる、アスミク・グリゴリアン(イェヌーファ役)は、この舞台がコヴェント・ガーデンへのデビュー。隠れた主役ともいえる継母コステルニチカに大ヴェテラン、カリタ・マッティラ。ブリヤ家の兄弟、シュテヴァ役にその美声と舞台姿で世界中の歌劇場から引く手あまたのサイミール・ピルグ、ラツァ役にヤナーチェクの『消えた男の日記』で2020年、英グラモフォン賞(ソロ・ヴォーカル部門)を受賞したニッキー・スペンス、という豪華な配役。クラウス・グートの演出は、登場人物たちの心理的な葛藤と閉塞感をステージに可視化、ハンガリー出身の俊英ヘンリク・ナナシが切れの良いリズムと情趣に溢れるヤナーチェックの音楽を色彩豊かに紡ぎ出します。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Opus Arte
    カタログ番号:OA1351D