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New Releases - 2022年08月 発売タイトル

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  • ヤナーチェク: 《イェヌーファ》

    【アスミク・グリゴリアン、《イェヌーファ》でコヴェント・ガーデン デビュー!】舞台は19世紀末、モラヴィア地方の寒村。信心深い継母コステルニチカと暮らす村一番の美女イェヌーファは、製粉所を営むブリヤ家の異母兄弟、遊び人のシュテヴァと生真面目なラツァの二人から想いを寄せられています。イェヌーファがシュテヴァになびくと、嫉妬にかられたラツァはイェヌーファに迫り思わずナイフで彼女の頬を傷つけてしまいます。しばらくして継母コステルニチカは、イェヌーファが密かに出産したシュテヴァの子は死んでしまったと彼女に告げます…ヤナ-チェク3番目のオペラとして作曲され1904年ブルノで初演された《イェヌーファ》。モラヴィアの閉鎖的な村社会と人間関係から引き起される悲劇を描いたガブリエラ・プライソヴァーの戯曲を元に、ヤナーチェクがモラヴィア語(チェコ語の一方言)の響きと抑揚を生かして台本を書き、作曲した彼のオペラの代表作として知られています。近年ザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽祭に登場しその名を馳せる、アスミク・グリゴリアン(イェヌーファ役)は、この舞台がコヴェント・ガーデンへのデビュー。隠れた主役ともいえる継母コステルニチカに大ヴェテラン、カリタ・マッティラ。ブリヤ家の兄弟、シュテヴァ役にその美声と舞台姿で世界中の歌劇場から引く手あまたのサイミール・ピルグ、ラツァ役にヤナーチェクの『消えた男の日記』で2020年、英グラモフォン賞(ソロ・ヴォーカル部門)を受賞したニッキー・スペンス、という豪華な配役。クラウス・グートの演出は、登場人物たちの心理的な葛藤と閉塞感をステージに可視化、ハンガリー出身の俊英ヘンリク・ナナシが切れの良いリズムと情趣に溢れるヤナーチェックの音楽を色彩豊かに紡ぎ出します。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Opus Arte
    カタログ番号:OABD7302D

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    エリザベート王妃国際音楽コンクール チェロ部門 2022

    【2022年、エリザベート王妃国際音楽コンクールの記録】世界3大コンクールの1つとされ、ファイナリストは本選前の1週間隔離生活を送るなど、過酷な内容で知られる「エリザベート王妃国際音楽コンクール」。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽と年によって内容が変わりますが、2022年はチェロ部門が開催されました。この優勝者チェ・ハヨンを始め、ファイナリスト全12人の演奏を収めた4枚組が登場。若きコンテスタントたちの熱演が生々しく記録されています。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Queen Elisabeth Competition
    カタログ番号:QEC2022

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    コレッリ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集(バウ/ブッカレッラ)

    【ヴィオラ・ダ・ガンバで弾くコレッリ。欧州古楽シーン新進気鋭の2名手による快演!】ヴィヴァルディより25歳年上で、ヴァイオリン音楽の歴史に大きな一歩を刻んだイタリア・バロックの巨匠コレッリ。その金字塔的傑作であるヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集Op. 5は、1700年にローマで刊行されて以降さまざまな国で高く評価され続け、ヴァイオリン以外の楽器でその演奏を試みた音楽家も続々登場、編曲譜も数多く作成されていました。そうした歴史的状況をふまえ、ここではイタリア古楽界の新たな俊才2人が、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロでコレッリ作品の知られざる魅力を浮き彫りにします。ガンバのテオドーロ・バウは1992年生まれで「ガンバのハイフェッツ」ことヴィットリオ・ギエルミと名匠ロベルト・ジーニに師事、2021年のブリュッヘ(ブルージュ)国際古楽コンクールで優勝し一躍注目を集める名手。2018年の同コンクールで優勝しているアンドレア・ブッカレッラは、すでにRICERCARからソロ・アルバム(RIC407)をリリースしていますが、こちらも1987年生まれの新世代。コレッリ特有の軽やかなフレーズを、音の立ち上がりがヴァイオリンより遅いガンバで難なく自然に弾きこなし、重音が生きるフーガ含めガンバならではの味わい深さもみごとに反映させてゆくバウの弓さばきは実に頼もしく、精緻な音の列を紡いで緩急自在の二重奏空間を織り上げるブッカレッラのチェンバロとのアンサンブルも絶妙。音楽を殺さず演奏できるよう曲によっては適切に移調もしながら、原作の味わいをガンバの中低音でみずみずしく味わえる演奏に仕上がっています。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC440

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    ヘンデル:サルヴェ・レジーナ(ロゼ/ミレニアム管/ガルシア・アラルコン)

    【純然たる美声に宿る血肉豊かな音楽美。ロゼもアラルコンもヘンデルとの相性抜群!】ヨーロッパ有数の大都市ロンドンで、本場イタリア最前線の歌手たちと活気あふれるオペラ世界を紡ぎ出してきたヘンデル。若き日にローマやヴェネツィアで培った音楽センスと最新の流行を捕える機微は、オペラや室内カンタータのような俗世向けの声楽曲だけでなく、教会音楽でも華やかな開花を見せていました。欧州最前線の古楽シーンで注目を集め、RICERCARではA.スカルラッティのカンタータ集(RIC396/国内盤仕様NYCX-10027)でも名演を聴かせたソプラノ歌手ジュリー・ロゼが、異才アラルコンと放つヘンデル作品集は、埋もれがちなヘンデルの教会向け独唱モテットや初期オラトリオのアリアを集めた注目のプログラム。まさに古楽歌手!というべき純然たる美声を自在に操り、清らかなカンティレーナから華やぎある技巧的パッセージまで思いのままのロゼの歌唱は、まさにこれらの作品を紹介するのにうってつけの適性。アラルコンも地中海バロックの熱演だけでなく精妙なバッハ解釈でも知られる人だけに、ここでは小ぶりの古楽器合奏の一体感と機動性を活かし、各作品の魅力を最大限に引き出してゆきます。ハープやオルガンの独奏が加わるトラックも絶妙。隅々まで楽しめる見過ごせないヘンデル・アルバムがまた一つ世に生まれました。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC442

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    コープランド/リンドグレン/ニルソン:20世紀の管弦楽作品集(リフレクションズ)(ヴェステロース・シンフォニエッタ/クロフォード=フィリップス)

    (2022/08/19 発売)

    レーベル名:dB Productions
    カタログ番号:dBCD203

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    ヌールマン:交響曲第3番/演奏会用序曲/シェイクスピアの「アントニーとクレオパトラ」への序曲(オウル響/グスタフソン)

    スウェーデンの作曲家・指揮者ルードヴィグ・ヌールマン。10代から20代始めにライプツィヒ音楽院に留学、イグナーツ・モシェレスらに師事するとともに、ロベルト・シューマンから大きな影響を受けました。その後、ストックホルムに戻り、ストックホルム王立音楽院にて教鞭を執りながら、指揮者としても活躍しています。作曲家としては4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲からカンタータ、歌曲まで幅広いジャンルの作品を書き上げ、「スウェーデンのブラームス」の異名をとりました。このアルバムに収録された交響曲第3番は、後世の作曲家ヴィルヘルム・ステンハンマルに「美しさに満ちた作品。私にとってはブラームスのどの交響曲よりも大切だ」と言わしめたほどの出来栄えを誇っています。他には3曲の序曲を収録。1856年に作曲された「演奏会用序曲 変ホ長調」は、ゆったりとした序奏にソナタ形式のアレグロが続く、伝統的な形式の作品です。「葬送行進曲」はスウェーデン王立歌劇場で彼の同僚として働いていたアウグスト・セーデルマンを偲んで書かれた曲。43歳の若さで亡くなった友人への心からの悲しみの表明です。ヨハネス・グスタフソン指揮オウル交響楽団による演奏で。(2022/08/19 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1391-2

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    メシンガー:弦楽四重奏曲第3番、第5番/フラウ・ハニー・ビュルギのための葬送音楽(ラズモフスキー四重奏団)

    バーゼルで生まれたアルベルト・メシンガーは幼い頃から音楽に興味を示すも、音楽を学ぶことを許されたのは20歳になってからでした。まずベルン音楽院で音楽理論とピアノを学び、ライプツィヒ音楽院に留学。ここで作曲をパウル・グレーナーに学びました。その後はミュンヘンで研鑽を積みましたが、経済的理由で中断。スイスに帰国後は、カフェハウスでピアニストとして数シーズンを過ごしながら、合唱曲、室内楽曲、管弦楽曲などを作曲。この時期の作品が後にスイスの音楽界で注目を浴びることとなります。1937年にはベルン音楽院でピアノと音楽理論を教えるようになりましたが、数年後には健康上の理由から職を辞し、スイス南部ヴァレー州のザースフェーで趣味の山歩きを楽しみながら、フリーランスの作曲家としての人生を送りました。1953年にはバーゼル市の音楽賞を受賞、音楽学者のハンス・エッシュから「近年におけるスイスの作曲家の中で最も多才で想像力に富んだ人物」と高く評価されています。作風はマックス・レーガーやリヒャルト・シュトラウスの影響を受けており、半音階的和声から無調、1956年頃からは12音も取り入れた音楽は独自の魅力を放っています。このアルバムにはいずれも世界初録音となる3つの作品を収録。弦楽四重奏曲第3番は、まるでモーツァルトの第15番の弦楽四重奏を思わせる開始部ですが、すぐに現代的な和声が加わり、この曲が20世紀の作品であることに気付かされることでしょう。第5番は「Colloqui 対話」と題された6つの楽章で構成され曲。彼が自信を喪失していた頃の作品ですが、仕上がりは素晴らしく、とりわけ1954年の改訂版は簡潔な形式と無駄のない音使いが特徴です。「ハニー・ビュルギ夫人のための葬送音楽」は彼を支援していた人物で、この曲は彼女が生前にメシンガーに委嘱していたもの。パウル・クレー作品のコレクターでもあった夫人の個性的な性格を音楽で表現しています。(2022/08/12 発売)

    レーベル名:Musiques Suisses
    カタログ番号:NXMS7006

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    オッフェンバック/チャイコフスキー/ボロディン/ヴェルディ/ワーグナー:バリトンのためのオペラ・アリア集(ロンドン)(1953-1956)

    短いキャリアの中で世界の歌劇場を席巻したバス・バリトン歌手ジョージ・ロンドン(1920-1985)のライヴ録音集を再発売。ロシア系ユダヤ人移民の子としてカナダに生まれたジョージ・ロンドンは、後に家族で移住したアメリカで本格的に歌唱を学び、ロサンゼルスを拠点に活躍。米国内では国民的スター歌手の人気を得ます。ヨーロッパでも1949年にデビューを果たすとセンセーショナルな成功をおさめ、ウィーン国立歌劇場やバイロイト音楽祭に繰り返し招かれました。《ボリス・ゴドゥノフ》題名役や《アイーダ》アモナズロは特に人気を博しましたが、レコード・ファンにはクナッパーツブッシュが指揮した伝説的な《パルジファル》1962年盤のアンフォルタスも馴染み深いでしょう。声帯に持病のあったロンドンは1960年代後半に舞台から退き、後進の育成やアメリカにおけるオペラ芸術の向上に注力しました。彼の絶頂期となった1953年から56年の名唱を収めたこのアルバムは、2000年に発売されると批評家やファンから絶賛され、アストリッド・ヴァルナイとのヴェルディとワーグナーは「衝撃的」とBBCミュージック・マガジンで高く評価されました。(2022/08/12 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:C220051

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    ドヴォルザーク:序曲「フス教徒」/ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(シェリング/バイエルン放送響/クーベリック)

    【2007年に発売され話題となった屈指の名演が堂々の復活!】シェリングのブラームス:ヴァイオリン協奏曲と言えば、ドラティ指揮ロンドン響と共演した1961年録音とハイティンク指揮コンセルトヘボウと共演した1973年録音が高く評価され、特に後者は専門誌の名盤選びでしばしばトップに選ばれてきました。その両者のほぼ中間となる1967年にウィーン芸術週間でライヴ収録された当盤は、シェリングの持ち味である美音と格調高い解釈に燃焼度や高揚感が加味された「ライヴの醍醐味」を伝えるものとなっています。第1楽章冒頭から推進力があって流れが良く、その流れの良さは全曲を一貫していますが、逡巡するようなフレーズにはたっぷりと時間をかけ、息の長い旋律を歌い上げる時の緩急や強弱のダイナミズムは「至芸」と言いたくなります。4歳違いのクーベリックの指揮も感興豊かにシェリングに合わせ、時に丁々発止のやり取りも繰り広げる終楽章は迫力満点。聴衆の喝采がその場の興奮度を物語っています。全曲に41分余りをかけてじっくりと取り組んだ1973年盤に対して、こちらは39分を切っていますが、聴感上の印象はタイム差から想像する以上に異なることでしょう。冒頭にはクーベリックが得意としていたドヴォルザークの序曲「フス教徒」が演奏されており、こちらもセッション録音盤よりも引き締まったテンポによるダイナミックな演奏となっています。※良好な音質によるステレオ録音です。(2022/08/12 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:C220081

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    ドビュッシー/ラヴェル/ルーセル:フランスの管弦楽作品集(バーデン=バーデン南西ドイツ放送響/ロスバウト)(1950-1962)

    SWR CLASSICのハンス・ロスパウト録音集の第13巻。ロスバウトの芸術的遺産を広範囲、かつ詳細に探るこのシリーズではハイドンやモーツァルト作品などを紹介することで「同時代作品のスペシャリスト」として知られてきたロスバウトの意外な一面も紹介してきました。今作では1890年代に作曲されたドビュッシーの2曲を除けば、どれも20世紀に書かれた作品ばかりで、ロスバウトの十八番とも言えるレパートリーでしょう。収録曲は、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」、イベールの交響的組曲「放浪の騎士」、メシアンの「クロノクロミー」などの作品を中心に、ルーセルの「小管弦楽団のためのコンセール」や「組曲」、六人組のメンバーであるオネゲル、ミヨーの作品など多岐に渡っています。注目はヴァンサン・ダンディに作曲を学んだブカレスト生まれのミハロヴィチの作品で、交響曲第2番「シンフォニア・パルティータ」はこの録音が世界初。そしてピアノとオーケストラのための「トッカータ」ではフランスの名ピアニストで作曲者の妻モニク・アースがソロを務めています。いずれもSWRのオリジナルテープから丁寧にリマスターされており、モノラルながら聴きやすい音となっています。(2022/08/12 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19115CD