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New Releases - 2024年07月 発売タイトル

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    クレメッティ:オルガン作品集(レヘトラ)

    近代フィンランド音楽、特に合唱音楽への多大な貢献で知られるヘイッキ・クレメッティのオルガン音楽を収めた1枚。彼は青年時代に留学したベルリンで優れたオルガン奏者オットー・ディーネルに師事し、次いでベルリンの教会音楽アカデミーでオルガン製作を学び、オルガン検査官の資格とオルガニストの学位を取得しました。オルガン作品も遺していますが、生前に出版されたのは15曲に留まり、それらも現在では演奏の機会にめぐまれません。彼のオルガン作品には自身の演奏を書き留めたと思われる即興的で粗削りなものもありますが、このアルバムに収録された曲はどれもしっかりと作り込まれており、同時代のシベリウスやヴォー ン・ウィリアムズ、そして彼の研究対象でもあったオストロボスニア民謡の影響も感じさせます。録音に使われたタンペレ大聖堂のオルガンは1907年建造、フィンランド国内でも最大級のロマンティック・スタイルによる歴史的オルガンです。1929年に改造工事を受けましたが、2021年に当アルバム演奏者レヘトラの監修のもとで復元工事が行われ、往時の響きを取り戻しました。(2024/07/05 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0705

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    ロックリン:ピアノと室内楽作品集(チュア/ダーリントン四重奏団)

    リヴァプール出身のジョージ・ロックリンは、王立音楽大学(RCM)でピアノをアーサー・ベンジャミン、作曲をゴードン・ ジェイコブに学び、ピアニストとしてデビューした後、更にウェールズ大聖堂でオルガンを学びました。現在では主に1958年から21年間務めたメルボルン大学での教育活動で知られています。一方で教職の合間を縫いながら晩年に至るまで作曲活動を続け、多くの作品を書き上げました。その一部はアデレード音楽祭やオーストラリア放送協会(ABC)の番組で演奏されましたが、録音されるのはこれが世界初となります。その作風はヴォーン・ウィリアムズの系譜に連なるもので、時折不協和音を用いながらも比較的穏やかな旋律が多く用いられ、抒情的なニュアンスが魅力となっています。 (2024/07/05 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0720

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    マシューズ:弦楽四重奏曲全集 6 (クロイツェル四重奏団)

    「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズ。彼はこれまでに17曲もの弦楽四重奏曲を作曲しています。このアルバムに収録された第8番の四重奏曲は彼の友人でチェコ人の作曲家、パーヴェル・ノヴァークの40歳を記念して作曲されましたが、最終楽章は1996年に亡くなったもう一人の友人、ベルトルト・ゴルトシュミットの思い出に捧げられており、第1ヴァイオリンの最後の2つの音は彼のイニシャルを表しています。第16番は2022年のビヴァリー室内音楽祭で初演された作品。こちらも2021年8月に世を去った友人、ヒュー・ウッドに捧げられており、ウッドの作品のモティーフが組み込まれています。第17番は30年近くにわたり協働を行ってきたクロイツェル四重奏団のための曲。第1楽章の冒頭では4人の奏者がそれぞれソロを弾くなどの見せ場があり、ピツィカートで全体が奏される第2楽章、瞑想的な第3楽章、夢の中を彷徨うような幻想的な雰囲気で始まり、精緻なフーガが続き最後は熱狂的に曲を閉じる終楽章と聴きどころの多い作品です。最後に添えられているのは、平均律クラヴィーア曲集第1巻 第24番。「バッハ作品の中でも最高の曲」と語るマシューズが弦楽四重奏版に編曲したものです。(2024/07/05 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0732