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New Releases - 2024年09月 発売タイトル

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    チェスティ:オラトリオ「Natura et quatuor elementa dolentia ad Sepulchrum Christi」(アンサンブル・ポリハルモニーク/テアトロ・デル・モンド/キュッパース)

    17世紀中期のイタリアオペラ界で活躍したアントニオ・チェスティは、1666年に皇帝レオポルト1世によってウィーンに招かれ、「音楽劇監督(Intendente delle musiche teatrali)」の称号を授けられ、ウィーン宮廷副楽長に就任しました。このオラトリオ「キリストの墓で嘆く自然と四元素」は、聖週間のために作曲された作品で、現在はベルリン国立図書館に写本として保存されています。擬人化された「自然」と四つの元素(土水火風)がイエスの墓前でその死を悼むというテーマは、他の作曲家たちも取り上げましたが、チェスティのこの作品は、登場人物たちが生き生きと描かれた、まさに宗教的オペラの典型と言えるでしょう。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555419-2

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    オルメス:交響詩集(ラインラント=プファルツ州立フィル/フランシス)

    アイルランド系フランス人作曲家オーギュスタ・オルメスは、女性が芸術家として活動することが困難だった19世紀において、音楽に生涯を捧げ、その生き方は多くの人々に賞賛されました。彼女の3楽章からなる交響詩『狂えるロラン』は、愛の狂気で一時的に正気を失う騎士の激しい感情の起伏を、色彩豊かなオーケストラのうねる音で見事に描いており、その卓越した芸術性が光ります。また、神話の人物を生き生きと描く彼女の才能は、愛するペルセウスによって生贄の儀式から救われる魅力的な『アンドロメダ』においても際立っています。その他、3曲の管弦楽作品を収録。マイケル・フランシス指揮、ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555593-2

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    メイヤー:ヴァイオリン・ソナタ集(ピエール・ラーセン/ウェイアー)

    幼い頃から音楽的才能を発揮しながらも、本格的に作曲家を志したのは30歳近くになってからという異色の経歴を持つエミーリエ・マイヤー。古典派の様式を守りつつも、時には前衛的な和声を取り入れたロマンティックな作品を数多く遺しいます。このアルバムには、現存する7曲のヴァイオリン・ソナタのうち3曲が収められています。詳細な作曲年代は不明ですが、ニ長調のソナタは1860年代に、ベートーヴェンのソナタを思わせる変ホ長調のソナタは1855年以前の作品と推測されています。ヘ長調のソナタは、マイヤーが存命中の1863年に出版されたものです。ヴァイオリニストのエムリーヌ・ピエール・ラーセンは、フェリックス・ドレーゼケのアルバム(555350)で高い評価を得ており、現在はマイヤーのヴァイオリン・ソナタの完全録音に取り組んでいます。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555602-2

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    スティル:歌曲とピアノ作品集(ローリンソン/チャン・ヤジエ/ヘル)

    アフリカ系アメリカ人作曲家の先駆的存在として知られるウィリアム・グラント・スティル。1931年に「交響曲第1番《アフロ=アメリカン》」がロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団によって演奏され、注目を集めたのを皮切りに、1936年にはロサンゼルス・フィルハーモニックを指揮し、アメリカ国内のメジャー・オーケストラを指揮した初のアフリカ系アメリカ人となりました。このアルバムでは彼の歌曲を収録。シンプルな黒人霊歌を基調とした曲や、ブルース風の情感豊かな曲、意欲的な作風による曲まで、多彩な作品を聴くことができます。ピアノのための小品も3曲収録されており、「Swanee River」ではフォスターの「故郷の人々」と同じ旋律がゆったりと奏でられます。1996年から世界中で活躍するメゾ・ソプラノ、チャン・ヤジエと、白井光子に師事した若きバリトン、ガブリエル・ローリンソンの歌唱を、ヴェテランのハルトムート・ヘルが支えています。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555627-2

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    クイゼアン:荘厳ミサ曲(ジョスカン・カペラ/ブリューザー)

    このアルバムには、1663年10月10日に聖ゲレオン大聖堂の祝祭式典で演奏された「荘厳ミサ」の再現演奏が収録されています。イオアンネス・クーシャンという人物がケルンの人々のために大聖堂から委嘱を受けて作曲しましたが、その作曲者については手がかりがなく、経歴も一切不明です。楽譜はフランス国立図書館に保管されており、これは1687年にストラスブール大聖堂の聖職者となったセバスチャン・ド・ブロサールが自身で収集していた楽譜を同図書館に寄贈した中に含まれていたもので、恐らくクーシャンはストラスブール大聖堂と何らかの関わりがあったのではないかと推測されています。ケルンを拠点とするジョスカン・カペラは、2024年に迎える創立30周年の大きなイベントとして、この謎めいた作品を取り上げることに決めました。ミサ曲は声楽6名と器楽8名の編成でヴァイオリンやトランペットも加わる華やかな音楽。聖歌部分は男声5名のア・カペラで歌われます。更に同時代のヨハン・ヤーコプ・フローベルガーによるオルガン曲を挿入、壮大な響きを持つ典礼音楽として全体を聴かせます。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555669-2

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    ブレー:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調/幻想曲/序曲集(ダスカラキス/ケルン・アカデミー/ヴィレンズ)

    ヨハネス・ベルナルドゥス・ファン・ブレーは、19世紀前半のオランダで最も才能ある音楽家の一人と称賛されたヴァイオリニストで指揮者、作曲家。1848年にはベートーヴェンの交響曲第9番をオランダ初演。その後もベルリオーズの幻想交響曲やワーグナーの「ファウスト序曲」のオランダ初演を手掛けました。このアルバムには、ヴァイオリニストとしても活躍したブレーならではの優雅なヴァイオリン協奏曲、シューマン作品を思わせる幻想曲、そして2曲の序曲が収録されており、初期ロマン派の伝統的な作風を堪能することができます。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777743-2

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    フォーク&バ・ロック・チェロ(ソッリマ)

    ダイナミックでエネルギッシュかつ独創的な活動で注目の的となっているチェロ奏者・作曲家ジョヴァンニ・ソッリマの最新アルバムが登場。時代と地域とジャンルを越えた選曲で、全篇無伴奏という意欲的で挑戦的な内容です。アルバム・タイトルにもなっている「バ・ロック・チェロ」はロックの有名曲を「新たに解釈」し、17世紀と18世紀のイタリアの作曲家たちの作品と組み合わせて無伴奏チェロで歌い上げるというプロジェクト。このアルバムでは更に様々な国のルーツ・ミュージック(伝承曲)や自作曲もまじえています。伝承曲を素材にしたものはチェロの低音をドローンのように用いてエキゾチックな音響効果をもたらし、バロック系の作品ではリズムを大胆に強調するかと思えば深い瞑想を感じさせ、ロックやポップス系の曲は単なるカバーに終わらず高度に独創的なアレンジと演奏によってソッリマ色が前面に出るとともにアルバムとしての一体感を醸成しています。曲によっては唸り、歌い、掛け声を発するなど、音楽のルーツが歌であることも痛感させる仕上がり。ソッリマは2025年3月に来日し、無伴奏リサイタルからオーケストラとの共演、そして「100チェロ」プロジェクトなど、いかにも彼らしい演奏会を予定しています。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS8035

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    マルグッティ:リヴァーズ/カステルヌオーヴォ=テデスコ:ロマンセロ・ヒターノ(スペラ/ITERリサーチ・アンサンブル/チェスティーノ)

    カステルヌオーヴォ=テデスコの「ロマンセロ・ヒターノ」は混声合唱とギターのための作品で、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩を題材にした組曲。哀愁漂うギターの旋律と、活気ある合唱の劇的な対比と豊かなポリフォニーが特徴で、このアルバムは最新の比較校訂版によって演奏されています。コッラード・マルグッティの「リヴァーズ」は、「ロマンセロ・ヒターノ」にインスパイアされて作曲されたもので、カステルヌオーヴォ=テデスコや他の作曲家たちへのオマージュを込めています。ITERリサーチ・アンサンブルはクレモナのパヴィア大学の若い音楽学者たちが2022年に結成した声楽アンサンブル。彼らは研究と演奏を重ね、著名なアーティストや学究機関と協力し、ルチアーノ・ベリオやマルグッティの作品を初演しています。この録音は彼らのデビュー作となります。ジョヴァンニ・チェスティーノは民族音楽学者で指揮者であり、ITERリサーチ・アンサンブルの共同創設者で音楽監督を務めています。ニコロ・スペラは6弦と10弦ギターの演奏者で、ギターのレパートリー拡大に取り組み、多くの新作を委嘱、演奏、録音しています。これまでの録音にはモーリス・オアナとクリストファー・テオファニディスのギター作品全集やバッハのチェロ組曲の編曲が含まれています。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS8040

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    ペヤチェヴィチ/フォーレ/ガルシア=ヴィアルド/R. シュトラウス:声楽作品集(フレドリッヒ)

    ロマン派から印象派の時代に活躍した4人の作曲家による「幸福な夢」をテーマにした歌曲を集めた1枚。マンディ・フレデリッヒは、ロバート・ギャンビルやレナータ・スコットに師事。ザルツブルク音楽祭でニコラウス・アーノンクール指揮の《魔笛》夜の女王を歌って大ブレイクしたのち、ミラノ・スカラ座、東京の新国立劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ベルリン、ミュンヘンおよびハンブルクの州立/国立歌劇場など主要歌劇場を席捲。メータ、ティーレマン、バレンボイムらが共演している人気歌手です。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1737

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    男の愛と生涯 - ベートーヴェン/ブラームス/ブルックナー/シューマン:歌曲集(グロイスベック)

    オペラやリートの舞台で世界的成功を収めるバス歌手ギュンター・グロイスベックと、2022年発売のアルバム「Nicht Wiedersehen! 二度と会えない」(GRAM99280)でも息の合った演奏を披露したピアニスト、マルコム・マルティノーが再び共演。シューマンの「女の愛と生涯」になぞらえた「男の愛と生涯」のタイトル通り、男性目線からの愛を追求したこのアルバムでは、ベートーヴェン、シューマンの名歌曲集に加え、ブラームスの6曲と、あまり耳にすることのないブルックナーの歌曲を選曲。深く力強い声で愛の喜びと悲しみ、苦しみを歌い上げています。(2024/09/13 発売)

    レーベル名:Gramola Records
    カタログ番号:Gramola99294