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New Releases - 2024年09月 発売タイトル

Search results:39 件 見つかりました。

  • ヤナーチェク/プロコフィエフ/エネスク/ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのための作品集(富田心/キャラハン)

    ファースト・アルバム『ORIGINS オリジンズ』で高い評価を得た若き才能、富田心。今作では再びピアニストのサイモン・キャラハンとともに、19世紀後半から20世紀のレパートリーを探求します。2023年の来日公演でも演奏したヤナーチェクのソナタをはじめ、プロコフィエフのソナタや、幼い頃から彼女の憧れの曲で、前作では「吟遊詩人」1曲のみが録音されたエネスクの「幼き頃の印象」全曲に加え、アルバムの最初と最後には彼女の妹で、すでに数々のコンクールで入賞を果たしている富田夢も参加したリゲティの「バラードと舞曲」と「ダニー・ボーイ」も収録されています。しなやかな感性と高い音楽性に裏打ちされた見事な演奏をお楽しみください。【富田 心(とみた こころ/Coco Tomita)】2002年、岡山に生まれ生後6か月で渡英。4歳からヴァイオリンを始め、10歳の時にユーディ・メニューイン音楽学校に英国政府留学生として入学、ピエール・アモイヤルらに師事。2020年にはBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーの弦楽器部門で日本人初の優勝を飾る。英国を拠点としてヨーロッパを中心にソリスト、室内楽奏者として活躍、2021年からベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で研鑽を積んでいる。2022年には東京都交響楽団と初共演、東京でのデビュー・リサイタルも果たした。(2024/09/13 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100331

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    プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番、第3番/ピアノ・ソナタ第7番(グッドイヤー/BBC響/リットン)

    2024年のBBCプロムス・デビューを目前に控えたカナダ人ピアニスト、スチュワート・グッドイヤーの最新アルバムは、アンドルー・リットン指揮のBBC交響楽団とのプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&第3番、そしてピアノ・ソナタ第7番という意欲的な選曲です。コロナ禍のパンデミックの頃から企画を温めてきたというこのアルバムで、彼はプロコフィエフの音楽に内在する若々しいダイナミズムと活力を引き出しています。(2024/09/13 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100335

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    グバイドゥーリナ:ヴァイオリン、チェロとバヤンのための三重協奏曲(スクリデ/クリーフ/モーザー/北ドイツ放送フィル/マンゼ)

    近年グバイドゥーリナ作品に熱心に取り組んでいるバイバ・スクリデ。2023年のNHK交響楽団との共演でも「オッフェルトゥリウム」を演奏し、欧米各地でも彼女の作品を積極的にとりあげています。アルバム1曲目は、グバイドゥーリナがしばしば用いるバヤン(ロシアやウクライナのボタン式クロマティック・アコーディオン)を含む三重協奏曲。超絶技巧を駆使する3人のソリストをマンゼが率いるオーケストラが支えています。ヴァイオリンとチェロのためのソナタ「歓喜せよ!」は1981年の作品ですが、宗教的な内容を持つとして演奏が許可されず、ペレストロイカ後の1988年にようやく初演されました。二つの楽器が張り詰めた雰囲気の中で、時にひそやかに、時に高揚するように対話を繰り広げます。(2024/09/13 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:C230121

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    グリーグ:ピアノ協奏曲/ペール・ギュント組曲第1番、第2番(ヘーエンリーダー/シーララ/北西ドイツ・フィル/ヘイウォード)

    1981年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし、世界の著名な指揮者らと共演、現在はミュンヘン音楽・演劇大学で教鞭を執るマルガリータ・ヘーエンリーダーのグリーグ・アルバム。メインのピアノ協奏曲では、ヘイウォードが指揮する北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団をバックに雄大な旋律を存分に歌い上げています。『ペール・ギュント組曲』はグリーグ自身の4手ピアノ編曲版を演奏。共演のアンティ・シーララは1997年のベートーヴェン(ウィーン)と2003年リーズのコンクールの優勝者。現在はヘーエンリーダーと同じ大学で教える同僚でもあり、極めて息のあった演奏が楽しめます。アルバムには、アイスランドの作曲家ヒャウルマル・ヘルギ・ラグナルソンの「スティッラ」も収録。これは以前、ヘーエンリーダーが左手のための曲を探していた時に、彼女のために書かれた曲で、アイスランドの薄緑色の苔で覆われた火山の風景、氷河、そして広大で静かな風景からインスパイアされた魅力的な作品です。(2024/09/13 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM398

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    ストラヴィンスキー:管楽器のためのシンフォニーズ/バレエ音楽「アゴン」/交響曲 ハ長調(南西ドイツ放送響/メッツマッハー)

    近現代音楽の演奏で卓越した解釈が高く評価されるインゴ・メッツマッハーが指揮するストラヴィンスキーの作品集。ジャズや無調、十二音技法などを取り入れたストラヴィンスキー作品の持つ多彩な面を伝えています。1920年作曲の「管楽器のための交響曲」は単一楽章の作品。1918年に他界したクロード・ドビュッシーの追悼として書かれ、随所にロシア民謡の要素が取り入れられています。1957年作曲の『アゴン』はストラヴィンスキー最後のバレエ作品で、部分的に十二音技法が使われており、ジョージ・バランシンが振付け、同年12月1日にニューヨーク・シティ・バレエ団によって初演されました。変奏曲「オルダス・ハクスリーの追悼のために」は、彼の友人で1963年に亡くなったイギリスの作家に捧げられた演奏時間6分ほどの小品です。1965年4月17日にシカゴでロバート・クラフトの指揮するシカゴ交響楽団によって初演され、1966年にニューヨーク・シティ・バレエ団によってバレエとして上演されました。4楽章形式の「交響曲 ハ調」は比較的演奏機会の多い作品です。(2024/09/13 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19156CD

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    ヘンデル:オペラとオラトリオからの管弦楽作品集(カプリッチョ・バロック管/キーファー)

    ヘンデルのオペラとオラトリオから抜粋した音楽で仕立てた管弦楽組曲集が登場。ヘンデルが作曲したオペラとオラトリオの大作から選りすぐった楽曲を組み合わせて3つの管弦楽組曲(フランス風序曲)として演奏し、ヘンデル好きなら聞き覚えのある旋律に満ちた新作であるかのように響かせると共に、フランスを拠点とすることのなかったヘンデルがフランス様式も見事に使いこなしていたことを実感させます。序曲やシャコンヌ、タンブーラン(タンブリーノ)といった典型的なフランス風の曲のみならず、英語・イタリア語・ドイツ語によるアリアも器楽で演奏するとフランス風のエア(アリア)に聴こえます。古楽のメッカ、バーゼルを拠点とするカプリッチョ・バロック管は弦が3/3/2/2/1とコンパクトながら、教会の豊かな残響もあってしっとりした響きやここ一番での量感も備えています。管楽器には木下恵子(フルート)、福井美穂(ファゴット)といったスイスで活躍する日本人演奏家が参加しているのも注目です。(2024/09/13 発売)

    レーベル名:Tudor
    カタログ番号:TUDOR7209

  • カスタルディ&ペッレグリーニ作品集

    【イタリア初期バロックの知られざる撥弦芸術2相に迫る新解釈】ノルウェー出身で早くからジョルディ・サヴァールの楽団の撥弦楽器奏者として活躍してきたロルフ・リスレヴァンドが録音技師および共演者として参加し、17世紀前半のイタリアで際立った活躍をみせながら長く忘れられていた2人の重要作曲家の撥弦楽器作品を幅広く取り上げるアルバムを制作。アルバーヌ・インブスはフランスのストラスブール出身で、今やリスレヴァンド同様サヴァールのエスペリオンXXIの通奏低音セクションを支えつつ、さまざまなアンサンブルで幅広い実践経験を積んできた実力派です。演奏曲のうち、バロックギター向けの作品は教養都市ボローニャで世紀半ばに楽譜出版がなされたペッレグリーニの曲集からのもの。この作曲家は詳細が未だ詳しく判っていないものの、生前は鍵盤におけるフレスコバルディや声楽におけるモンテヴェルディ同様の巨匠として高く評価されていました。多くの弦をそなえた通奏低音楽器テオルボの可能性を独奏、ないし小型テオルボに相当するティオルビーノとの二重奏で十全に引き出す作品を数多く書いたカスタルディは、ALPHAレーベルが記念すべき最初のCDでフィーチャーした17世紀の貴族音楽家。分散和音や舞曲のリズムを効果的に活かし、謎めいた表題で想像を掻き立ててくれる作品の魅力を、古楽のみならず現代ギターで近現代やジャンル越境型の作品も弾きこなすインブス、深い音楽性に満ちた大御所リスレヴァンドの妙演でじっくり味わえる1枚です。(2024/09/06 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1066

  • 弦楽四重奏による近代フランス音楽

    【これぞフランスの美! 俊才集団ヴァン・カイックSQが綴る馥郁たる小品集】ALPHAレーベルでモーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーン……と正統派のレパートリーを中心に着実な録音活動を続けてきた2012年創設のフランスの弦楽四重奏団、ヴァン・カイック四重奏団。ドビュッシーとラヴェルの四重奏曲にショーソンの重要作を加えた2017年作(ALPHA295)以来となるフランス音楽アルバムとなった今回の録音は、これまでとは趣の異なる瀟洒さに貫かれた小品集。フランス近現代のピアノ伴奏歌曲の傑作とピアノ曲を弦楽四重奏向けに編曲、ジャンル越境型のピアニスト作曲家バティスト・トロティニョンがそれらの作曲者5人それぞれに捧げた小品を交えて送る「言葉のない歌曲集」と形容すべきアルバムに仕上がっています。打鍵した瞬間から減衰してゆくピアノの音のテクスチュアを離れ、人間の声のような抑揚をしなやかに描く弦楽器の音に移し替えられたそれらの音楽を、そこかしこで原曲に秘められていた意外な魅力にさりげなく光を当てながら綴ってゆく彼らの演奏は、単なる表面的な洒脱に終わらない深い洞察に裏打ちされており、心地よい流し聴きから一歩踏み込んだ聴き方でも刺激に富んだひとときを与えてくれることでしょう。ジャズ・シーンでの活動も目立つトロティニョンのトリビュート的作品の数々も「なぜそうなるのか」を考える程に面白い、それぞれにスタイリッシュかつ知的な佳品に仕上がっており興趣が尽きません。ヴァン・カイック四重奏団はこのプログラムの一部を2024年5月にサルビアホールで披露して喝采を浴びました。(2024/09/06 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1067

  • 詩人ロンサールと音楽

    【詩聖ロンサール生誕500周年。徹底して古楽器で巡る、同時代と近代の瑞々しい作曲例】フランス文化の転機ともいうべき16世紀、ラテン語ではなくフランス語で高雅な韻文を吟じ得ることを数々の名作で実証し歴史に名を残した七星詩派(プレイアード派)の一人ピエール・ド・ロンサール(1524-1585)。その作品は多声音楽の技芸を追求していた同時代の音楽家たちから注目されるにとどまらず、過去の文化遺産の魅力にヨーロッパ人が改めて開眼した19世紀以降も多くの作曲家が関心を示し、歌曲化してきました。フランスの老舗古楽集団ドゥース・メモワールは詩人生誕500年に寄せ、多様なレパートリーを広い音域にわたり緻密な表現で歌いこなす名歌手マルク・モイヨンと共に、ロンサール作品を歌詞にした声楽作品を集めた2枚組アルバムを制作。ドゥース・メモワールは詩人存命中から活躍をみせた作曲家たちの多声シャンソン、モイヨンは19世紀以降の歌曲を演奏しています。Disc 1ではリラの弓奏に合わせて朗読された詩に続けて複数作曲家による同一詩に基づく作例が続き、Disc 2ではグノーやグヴィなど19世紀半ばの作例からラヴェルやフランス六人組の頃まで、ピアノ伴奏歌曲の多様さを聴き比べられます。モイヨンの頼れる共演者アンヌ・ル・ボゼクが奏でるピアノは、透明感とニュアンスに富んだ美音を響かせる1905年製プレイエル。中世音楽とピアノ音楽の両方に抜群の実績を持つ録音技師ジャン=マルク・レネも、さまざまな古楽器の味わいを歌唱の魅力と共に克明に伝えてくれます。16世紀と19世紀の名画をカラー掲載したブックレットも充実、文学側からの関心も満たす内容になっています(仏英独語)。(2024/09/06 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1069

  • バッハのルーツ

    【ベルリン古楽アカデミーARCANA初登場!バーゼルの実力派とバッハの源泉を辿る】演奏する作品の作曲当時の様式をよく読み解き、時に大きな緩急対比によって鮮烈なインパクトある解釈でバロック音楽のイメージを刷新してきたドイツ随一の古楽器アンサンブル、ベルリン古楽アカデミー。現在イタリアに本拠を置き、個性的な古楽アルバムをこれまでもリリースしてきたARCANAレーベルに初登場となる今回は、古楽研究の一大拠点であるバーゼルで学んだ実力派の声楽家が集うヴォーチェス・スアーヴェスとのタッグにより、大バッハに影響を与えたと考えられるドイツの先輩作曲家たちの作例を厳選したプログラムが魅力です。大バッハの長兄の師で、彼らの父とも親しかったパッヘルベルの器楽作品2編を軸に、教会コンチェルトや通奏低音だけを伴奏とする合唱曲(モテット)、あるいは教会カンタータの初期形態などが並ぶ中、ヴァイマール公の宮廷に仕えたシュトラットナーやドレーゼ家の2人の作曲家たちの作品は録音そのものが非常に少なく貴重な収録と言えるでしょう。ミュールハウゼンやライプツィヒの先任聖歌隊監督アーレやシェッレ、そしてバッハ一族の中でもヨハン・ゼバスティアンへの影響が知られるヨハン・クリストフやヨハン・ミヒャエルらの作品も、充実した演奏解釈が「音楽の父」の初期カンタータやオルガン作品にどう刺激を与えたか考えながら聴くことで、より深い聴覚体験をもたらしてくれるに違いありません。(2024/09/06 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A566