ガロワ, パトリック(1956-)
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巨匠ガロワが誘う 魂宿る美しき世界丁寧に折り重ねられた何層もの立体的なピアノに心地の良いフルートの風がひゅうと吹く。それは湿り気を帯びていたり、草木がざわめく様であったり、疾風怒涛の様でもあるのだが、これらは全てを包む深い愛に満ちた音楽そのものである。本作に収められた名曲を偉大なピアニストたちと幾度となく演奏してきた巨匠ガロワが、今、改めて録音という形で世に残したいと願ったのは、他でも無い、同じスケールと価値観で音楽を共有できる愛弟子の瀬尾和紀の存在だろう。常に感度を高く持ち、知識を刷新し、変化する事を少しも恐れない彼らのこの記録は、新解釈などと言うものではなく、構築された歴史そのものなのだ。 (寺田 愛 フルーティスト)フルートのレパートリーは、とりわけソナタのジャンルにおいて豊富であり、このCDには、20世記半ばを特徴づける最も美しい緩徐楽章を持ったソナタが収められています。これらの4つの緩徐楽章は、ある種の水平性、純粋さ、率直さ、深遠さ、そして今この瞬間の探究という点で通底しています。これらの作品に取り組むにあたり、瀬尾和紀氏と私は、主にオリジナルのラインの再構築、そして作品のテクストを明確にするために、様々な音楽的なレイヤーを際立たせる事に重点を置きました。また、フレーズのみならず、フルートとピアノの2つのパート間に存在する細かいニュアンスにも注意を払いました。このCDが、何度も聴き返されるであろう事を念頭に置き、聴く度にその楽章の新たな角度や側面が浮き彫りになるようにと私たちは考察を重ねてきたのです。 パトリック・ガロワのコメントより(2023/10/20 発売)
レーベル名 | :Virtus Classics |
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カタログ番号 | :VTS-024 |
バッハ作品に旋律を付加した所謂「グノーのアヴェ・マリア」が突出して有名なグノーですが、彼が1855年に作曲した、ボリューム感たっぷりの2曲の交響曲があまり親しまれていないのは、なんとも残念なことです。典型的な4楽章構成で、オーケストラの扱いにおいては、ベートーヴェンを感じさせるような響きも多いなど、19世紀中葉の作品としては、大変に「古典的」ともいえる内容となっていますが、その常に上品な楽想は魅惑的です。典雅な序奏と、特徴的なリズムを持つ主題が躍動する第1番の最終楽章、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲似の主題が美しい第2番の第2楽章などが、特に印象的と申せましょう。(2006/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557463 |
最近、急速に知名度が上がってきている「北欧のモーツァルト」ヨーゼフ・マルティン・クラウスがとりわけ得意としていたのがオペラや劇音楽でした。この分野で彼がどれほどの偉業を成し遂げたのかは、このアルバムをお聴きいただければ即座にわかっていただけることと思います。この「カルタゴのイーニアス」は1781年に建立されたストックホルムの新しいオペラ・ハウスの杮落としのためにと作曲を始めたものですが、負債を背負ったプリマドンナが、オーケストラのコンサートマスターである夫と共にスウェーデンから逃げてしまったという突然のアクシデントをきっかけに、クラウス自身が作品を見直し手を入れ続けたため、結局10年後の1791年になるまで初演されなかったという渾身の作品です。今や名指揮者として君臨するガロワの的確な演奏は、この曲の評価を揺るぎないものにしています。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570585 |
当時としては独創的な作品を作ったにも拘わらず、その穏健な作風のせいか、イマイチ評価されにくい、フランスの作曲家、サン=サーンス(1835-1921)です。彼の書いた曲はどれも精巧で、才能に溢れていて、すごく心に残るメロディも多くあるのですが、あまりにも良い曲過ぎるのでしょうか。気持ち良さとともに、耳をすり抜けてしまうことがしばしばです。有名なヴァイオリン協奏曲第3番の第2楽章も、切なく歌うヴァイオリンが心に深くしみ入ります。演奏者は、2005年のフリッツ・クライスラー・コンクールで優勝したフランス生まれのクラマジラン。繊細な音色と強靭な表現で、曲の真実の姿をあますことなく伝えます。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572037 |
モーツァルト、ヴィオッティからベートーヴェンへと続く古典派の様式を一段と発展させ、ロマン派へと繋ぐ音楽を書いたシュポアの代表作ともいえるヴァイオリン協奏曲を3曲収録。ヴァイオリンを演奏するのは、2006年のインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで第2位を得た若きオランダのヴァイオリニスト、シモーネ・ラムスマです。彼女の奏でるヴァイオリンの音色はとても美しくしなやかで、シュポアの曲の持つ明るさにぴったり合った気持ちのよいものです。(2009/03/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570528 |
トルコといえば勇壮な軍楽隊が有名ですが、紀元前209年に設立されたという、トルコ軍を記念するために書かれたタバコフのピアノ協奏曲は豪壮極まりない音楽です。とりわけピアノ独奏がオーケストラの激しい全奏とがっぷり四つに組み合い、激しいリズムを叩きつける第1楽章、目にも留まらぬ超高速のパッセージが飛び交う第3楽章のハイボルテージぶりには、驚かされるものがあります。また、2つのフルートのための協奏曲も、独奏者を二人にして初めて実現できる、多声的な表現を存分に使用した興味深い音楽となっています。作曲者自身の指揮と、これらの楽曲に惚れ込んだ、コラールやガロワといった大物独奏陣の活躍も聴きものです。(2007/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570073 |
イタリアの作曲家ドメニコ・チマローザ(1749-1801)。貧しい家庭に生まれ幼い頃に父親を事故で亡くすも、持ち前の音楽的才能を生かしてオペラ作曲家として大成。一時期はウィーンの宮廷楽長を務め、ナポリに帰国後は、新時代の到来を賛美した音楽を作曲したため反逆罪でナポリを永久追放処分。なんともドラマティックな生涯を送った人でもあります。彼は65作以上のオペラを作曲しましたが、「秘密の結婚」と「女の手管」以外は、現在ほとんど忘れ去られてしまっています。しかしこれらの活力ある音楽と、巧妙な筋立ては、どれもが現代に充分通用するものであり、これら序曲だけではちょっと物足りないな。と思わせてくれるだけのパワーを備えた魅力的なものばかりです。とりわけ管弦楽法の見事さに注目。歌の美しさだけではオペラが成り立たないということを改めて実感させてくれるのではないでしょうか?演奏は、最近ますます円熟味を加えてきたガロワの指揮と、お馴染みヒンフォニア・フィンランディア・ユバスキュラ。第1集(8.570508)と第2集(8.570279)も好評です。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572734 |
貧しい家庭に生まれるも、その才能が認められ11歳でナポリ音楽院の前身「サンタ・マリア・ディ・ロレート音楽院」に入学、22歳の時に最初のオペラで成功を飾り、ローマ、ロシアを経てウィーンの宮廷楽長(サリエリの後任)に就任、代表作「秘密の結婚」を作曲後ナポリに帰国。数多くのオペラを発表するも、反逆罪に問われナポリから永久追放。失意のうちに52歳でこの世を去ったチマローザ(1749-1801)。ここには現在ではほとんど演奏されることのない彼の歌劇の序曲が収録されています。オペラ以外の作品であるカンタータ「アテネの建都」はロシアに滞在した短い期間に書かれた作品ですが、詳細は失われてしまい、現在ではスコアのコピーがナポリの図書館に保存されているのみです。ベルニス枢機卿はルイ15世と16世の顧問を務めた人物。このカンタータは恐らく私的な演奏会のために作曲されたと推測される曲です。ロッシーニが出現するまでは、最も有名で成功したオペラ作曲家として賞賛されたチマローザの作品、更なる復興が待たれます。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573568 |
人気シリーズ、ドメニコ・チマローザの序曲集。第6集も前作に引き続き、パトリック・ガロワがおなじみチェコ室内管弦楽団パルドビツェを指揮。18世紀イタリアのオペラ・シーンを彩った楽しい序曲を優雅に演奏しています。冒頭の《秘密の結婚》序曲はチマローザ作品の中でも最も知名度の高い曲。1792年2月7日にウィーンで初演され、2月9日にはレオポルド2世が臨席のもと上演、皇帝はこの曲を大変気に入り、会食後「全曲をアンコールした」という逸話が残されていますが、確証はありません。他にも珍しい曲が収録されており、最後の《宮廷楽士長》はもともとオーケストラ版が残存していない作品で、現在はマルコ・ブロッリが校訂した版を用いて演奏されますが、ここではシモーネ・ペルジーニがオーケストレーションした「全く違う版」による序曲を聴くことができます。(2020/01/31 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574046 |
18世紀末、フランスで活躍した作曲家フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803)。彼の作品はほとんどが管楽器のためのもので、その中にフルート協奏曲は13曲ほど存在します。もともとはバスーン奏者でしたが20歳の置きにパリ・オペラ座管弦楽団のバスーン奏者として入団した後にフルートを始めたと言いますが、その3年後にはパリのコンセール・スピリテュエルで自作のフルート協奏曲を演奏してデビューしたという才能!作品の中には交響曲はありませんが、オペラは12曲あり、これは当時かなりの人気を誇ったと言います。彼は指導者としても素晴らしく、1795年に創立された(もともと存在した音楽学校が改組された)パリ音楽院の学校管理者およびフルートの教授に任命されたのです。彼のフルート協奏曲はほとんどが3楽章構成となっていて(例外もあり)急-緩-急の整った形を持っています。この第1集には第1番から第4番を収録、名手パトリック・ガロワの安定した演奏でこれらの才気煥発な作品を存分に楽しむことができます。本当に爽やかなパリの風をどうぞ。(2014/12/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573230 |