ロイド=ジョーンズ, デイヴィッド(1934-)
Search results:56 件 見つかりました。
英国を中心に人気があり、既にやり尽くされた感のあるヴォーン・ウィリアムズですが、21世紀になっても初録音曲をお届けできます!バリトン独唱、女声合唱と管弦楽で演奏される「柳の木」がそれで、イタリアの詩人ロゼッティのテキストを幻想的かつ叙情的に音楽化。初演以降の再演に恵まれなかったものの、亡くなる数年前に再出版を計画するなど、作曲者自身は愛着を持っていたのです。後に夫人となるウルスラのテキストによる「光の息子たち」もCD時代では初録音となる珍曲で、輝かしい楽想は聴き逃せません。さらに「旋風からの声」の管弦楽バージョンはCDでは初。演奏機会の多い「未知の世界」「「富める人とラザロ」の5つのヴァリアント」もカップリング。ヴォーン・ウィリアムズの声楽曲の豊潤を知る、画期的な一枚です。(2006/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557798 |
ヴォーン=ウィリアムズは英国音楽の近代から現代への橋渡し役を担い、いかにもイギリス的な穏健な作風のイメージがありますが、ラジカルな音楽に走る時期もありました。その成果の一つが旧約聖書から題材をとった「ヨブ」で、ブラスのマッシブな圧力が聴き手を押し潰さんばかり。かと思うと涙線をゆるめてくれるパヴァーヌがあったりと、多彩な楽しさ限り無し。田園風景の中、天空を自由自在に舞うヴァイオリン独奏がこよなく美しい、定評ある名曲「揚げひばり」と共にどうぞ。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553955 |
ウォルトンの珍曲揃いのこの一枚、まず目を引くのは、バッハ作品を編曲したバレエ音楽でしょう。すっかりヒーリングなバッハとして定番化した「羊は安らかに草を食み」が含まれるのも嬉しいですが、元気な曲の派手なオーケストレーションが光ります。ということでやっぱり素晴らしいのはバレエ音楽「審問」。この豪華絢爛に鳴り響く管弦楽は、ウォルトンならでは。映画音楽的に単純に楽しめます。当録音は作曲者オリジナル版による初録音になります。「午睡」はタイトルだけで気になりますが、南イタリアへの憧れを音楽化した静かな小曲です。(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.555868 |
シェイクスピア劇をベースにした「ファルスタッフ」は、エルガー自身が大変に熱を入れた作品で、初演に先立って蘊蓄を語った解説書まで出版してしまったという(今流にいえば攻略本!?)、堂々の大作です。R・シュトラウスの交響詩にも通ずる感のある、一大スペクタクルで、豪快さと細やかさを兼ね備えた絢爛豪華なオーケストレーションが耳を奪います。一方対照的に、深い悲しみの色をたたえた弦楽合奏による「悲歌」も聞き逃せません。友人の死を悼んだ作品ともいわれていますが、底抜けに暗いわけでもなく、ほんのりとセンチメンタルな感もある曲想が、かえって涙を誘います。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553879 |
ウィリアム・アルウィンの音楽、もっと多くの方に知られていい筈です! 映画音楽の巨匠としても活躍した彼だからこそ、これほどまでに色彩鮮やかな音が書けたのでしょう。当盤では作曲後70年以上の時を経てようやく世界初録音となった2曲も収録しましたが、これまで録音されなかったのが不思議な佳曲と言えるでしょう。特に「無数の舞曲 - イギリス序曲」におけるブレイクが詩に描いた春の表現は必聴です。「エリザベス朝舞曲」のルネッサンス期と現代の巧みな融合、オーボエの音色が淡水画のごとく広がる協奏曲、シェークスピアに触発された「魔法の島」、王の戴冠式のために書かれた壮麗過ぎる「祝典行進曲」。見事な管弦楽曲のオンパレードです。(2007/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570144 |
合奏協奏曲第1番を始めとした作品集(8.570704)での表情豊かな音楽を聴くだけで、「まだまだイギリスにはすごい作曲家がいるんだな」と驚かせてくれたオルウィン(1905-1985)ですが、ここでも、その劇的な音楽がたっぷり楽しめます。ヴェニスのムーア人とは、あのシェークスピアが描いたオセロのこと。もともとはブラスバンドのために書かれたものをP.レーンがが管弦楽へと編曲。オセロとデズデモーナを中心とした人間模様が激しい音楽で表出されています。他には、見事に練られた合奏協奏曲2曲と、極めて田園的な2つの作品を収録。合奏協奏曲第3番は、偉大なる指揮者ヘンリー・ウッドの没後20年を記念してBBCから依嘱された作品です。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570145 |
おびただしい数に及ぶフィルム・スコアにも足跡を残した、映画音楽の巨匠としても知られるアルウィンですが、まさにそんな彼ならではの魅力が満開した一枚です。第1番はとにかく明るく壮大、第一楽章の雄大で美しいクライマックス、終楽章の歓喜の爆発するような勢いなどは、それこそ映画の一場面を観ているかのような気にさせられてきます。比べて第3番は幾分か暗めの作品となっていますが、それでも親しみにくい、難解ということはなく、情熱的な盛り上がりには素晴らしいものがあります。闘争的な性格を持つ終楽章には、ホルストの惑星の「火星」と、ちょっと似た楽想も登場したりします。(2006/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557648 |
「壷葬論」とは、夏目漱石の「三四郎」に引用されることで知られる、17世紀イギリスの医師トマス・ブラウンによる著作ですが、そのタイトル通り、交響曲第5番は暗い雰囲気に満ちており、最終部分では弔鐘に導かれて、美しくも哀しい葬送行進曲となり、一大クライマックスが築き上げられます。一方、ハープ協奏曲「天使の歌」は大変にロマンティックに美しく、オケを弦楽のみとしているのも大正解です。繊細なハープのパッセージを、大音量で掻き消すこともなく、しなやかな弦の歌で包みこんで、驚くべき演奏効果を上げています。交響曲第2番も、情熱的にオーケストラが鳴り響き、そのカッコよさには圧倒されます。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557647 |
映画音楽と純クラシックの両分野で数多くの作品を生み出したアルウィン。交響曲第4番は、そんな経歴の彼の作品らしく、「往年の名画」的世界が、シリアスなクラシックの装いを纏って展開されており、随所に壮大な響きを聴くことができます。そして、弦楽のためのシンフォニエッタもまた、圧倒的です。ベルクのオペラ「ルル」からの引用を含んでいますが、12音技法によって書かれているわけではありません。しかし、全体に半音階的な動きが多く、20世紀的な鋭い音のぶつかりも見せつつ、ロマンティックな感情の動きを伝える傑作といえましょう。中間楽章と両端楽章の静と動のコントラストも見事の一言につきます。(2006/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557649 |