フィルハーモニア管弦楽団
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ムズイ・ツマラン・ワケワカラナイの三重苦と、とかくシェーンベルクの無調作品を敬遠しがちの方に、格好の入門編となるのが当盤といえましょう。「セレナード」は、完全な十二音技法に到達する一歩手前の作品ですが、ギターやマンドリンが絡む編成の面白さや、各曲のタイトルどおりの分かりやすい性格付けが、格好のガイドとなります。実はフルトヴェングラーが初演の指揮をしている「変奏曲」は、完全に12音技法で書かれており、作曲技法、超大編成のオーケストラの取り扱いとともに、精緻を極めています。BACHのテーマ(変ロ-イ-ハ-ロ)のような、耳慣れた動機が出てくるのも面白いところです。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557522 |
音楽の発展過程の節目ごとに現れた天才たち。シェーンベルクは明らかにその一人ではないでしょうか。無調なり十二音の音楽は、ただ気持ち悪いだけと受け取る聴き手も多いのですが、「月に憑かれたピエロ」こそ、こういう世界を表現するために無調音楽は存在しなければならないのだと納得させられる、音楽史上に残る、スペシャルな名曲なのです。作品番号で「月に~」の前後になる声楽曲2曲と、調性音楽を極限まで拡大した「室内交響曲第1番」とをカップリング。スペシャリストであるクラフトの演奏でお届けします。クラフト自身による英文曲目解説付き。Koch Internationalレーベルの再発売盤です。(2007/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557523 |
イタリアのミラノ近郊で生まれ、幼いころからピアノの天才少年として活躍したカンテッリ。 指揮者として活躍を始めてすぐ、イタリア軍に召集されレジスタンス活動に身を投じますが、その間も音楽活動を続け、第二次世界大戦終戦後はミラノ・スカラ座を皮切りに、次々とオーケストラを指揮し、「トスカニーニの後継者」と目されるまでになりました。1949年にはトスカニーニの招きでアメリカにもデビュー、次いでイギリスでもフィルハーモニア管弦楽団に客演、1956年11月にはついにデ・サバタの後任としてスカラ座の音楽監督に指名された矢先、11月24日に不慮の航空機事故でカンテッリは36歳の若さでこの世を去ってしまいました。この録音は1953年、フィルハーモニア管に客演した時の演奏を収録したもの。抑制の効いた解釈と木管楽器などの美しい響きが高く評価された演奏です。ここで演奏されている曲目はどれもカンテッリのお気に入りで、中でもブラームスの交響曲は短い生涯の間に46回、ロッシーニの「セミラーミデ」序曲は38回演奏された記録が残っています。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5143 |
42歳の若さでこの世を去った天才、ジャクリーヌ・デュプレ。1961年の衝撃的な「ロンドン、ウィグモア・ホールでの正式デビュー」の翌年に行われたこのコンサートの演目は、彼女にとって初となるシューマンの協奏曲でした。この演奏会のために、パリのポール・トルトゥリエを訪れ、彼の素晴らしいカデンツァを学ぶほどの意気込みでした。聴衆は彼女のエルガーを愛しましたが、実際はロマンティックな曲想を持つシューマンの協奏曲の方が、彼女の感性に合っていたようで、1966年にこの曲をロストロポーヴィチから学んだ時、「私(ロストロポーヴィチ)がこれまで聴いた中で最も完璧なシューマンだ」と賞賛されたのだそうです。そのロストロポーヴィチによる1962年のドヴォルザークは、カルロ・マリア・ジュリーニとの共演で、こちらも今回が初出音源です。1977年のスタジオ録音よりもTotal Timeが約3分早く、熱のこもった演奏です。もちろんジュリーニによる細部まで目の行き届いたオーケストラパートも聴きどころです。ボーナスとして収録されているのは「ブラジル風バッハ 第5番」のアリア。ロストロポーヴィチとロンドン交響楽団の7人のチェロ奏者たち、そして彼の妻ヴィシネフスカヤの独唱による演奏は大好評となりました。こちらも初出音源となります。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5149 |
【名手ズイル・ベイリーによる名作協奏曲】1972年生まれのアメリカのチェリスト、ズイル・ベイリー。2016年にナクソス・レーベルからリリースされたドアティの作品集(8.559798)にソリストとして参加し、第59回グラミー賞にて見事Best Classical Instrumental Soloを受賞したことも記憶に新しいところ。今回のアルバムでは、2009年から開催されているウィンブルドン音楽祭の第10回を記念して演奏されたシューマンのチェロ協奏曲を、ブロッホとブルッフの2曲と共にヘンリー・ウッド・ホールにて改めてセッション録音して収録しています。さらに、2016年にヴァイオリニスト フィリップ・クイントとの共演で行われたブラームスの二重協奏曲の熱いライヴも追加し、たいへん聴き応えのあるアルバムとなりました。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30123 |