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スタジオ・オーケストラ

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    ケテルビー:修道院の庭で(1924-1932)

    セミ・クラシックと言うジャンルの代表的作曲家ともいえるケテルビー。異国情緒に魅せられ、その色彩の濃い様々な作品を書く一方で、映画音楽にも手を染め、また自らの率いる音楽喜劇一座でタクトを持ち、演奏をしました。このCDに収録されているのは、今ではほとんど聴く機会もなくなってしまった珍しい作品ですが、深遠ならずとも、ケテルビーが率直で自然な音楽を奏でる才に長けていたことが判ります。いにしえのムード音楽はどこか懐かしく、切なく響きます。(2001/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110174

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    ケテルビー:ペルシャの市場にて

    あまたの時代、多くの群小作曲家たちが、人々が口ずさめる親しみやすいメロディーと耳に心地よいハーモニーを伴った、いわゆる軽音楽を提供しつづけてきました。しかし、その多くは短命で、いまや聴かれる機会はあまりありません。にもかかわらず、一部の作品は今なお寿命を保つ「名曲」として、人々の耳に残っています。その代表的作品の一つである「ペルシャの市場」の作曲者ケテルビーの作品集、第2弾です。(このCDで収録されているのは、合唱付きのヴァージョンです。)(2002/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110848

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    サリヴァン:喜歌劇「魔法使い(愛の万能薬)」(新交響楽団/ゴッドフリー)(1953)

    1幕ものの「陪審裁判」で初のコンビを組み、大ヒットを飛ばしたギルバート&サリヴァン。次には本格的な2幕ものをということで取り掛かったのが、イギリス版「愛の万能薬」が使われる「魔法使い」でした。本家ドニゼッティの妙薬は偽者でしたが、この万能薬は本物。薬を飲んで目覚めたときに最初に目に入った人を好きになるというから、村人たちの間に、珍カップルが続出してしまいます。本来愛し合うべきカップルが仲を引き裂かれ大騒ぎ。さてこの結末は?前半の村人たちの気取った恋愛感が、薬をきっかけに本性がむき出しにされるという、まことにアイロニーにとんだ作品です。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110785-86

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    サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」(パリのオペラ)(1946)

    第2次世界大戦終結から1年後の46年、パリ・オペラ界のトップ歌手たちを集めてSP録音された《サムソンとデリラ》の全曲です。デリラを歌うエレーヌ・ブヴィエ(1905~78)は、39年から四半世紀にわたってパリ・オペラ座で活躍したメゾ・ソプラノで、その舞台での存在感は、後輩のオペラ歌手たちから目標とされました。サムソン役のジョゼ・ルッチオーニ(1903~78)はコルシカ島生まれのイタリア人ながら、パリのオペラ・コミークで活躍したテノール。そして指揮のルイ・フーレスティエ(1892~1976)は、パリ・オペラ座での活動に加え、パリ音楽院で後進の指導にあたったフランス・オペラ界の重鎮です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110063-64

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    ベニャミーノ・ジーリ - カムデン・ニューヨーク録音集(1923-1925)

    ベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)の第3集は、アコースティック録音の末期にあたる1923年から25年にアメリカのヴィクター(RCA)に遺された録音を集めたものです。当時ジーリは、カルーソーに代わる新世代のプリモ・ウォーモとして、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で非常な人気を集めていました。この時代のジーリはオペラではまだ軽めの役柄に専念していたため、ここにもそうした声種の歌が収められています。さらに〈フニクリ・フニクラ〉など、いわゆるナポリ民謡が数多く録音されているのも、この第3集の魅力となっています。(山崎浩太郎)(2004/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110264

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    ベニャミーノ・ジーリ - カムデン・ニューヨーク録音集(1926-1927)

    ベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)の第4集は、電気録音初期のビクター盤をオバート=ソーンが覆刻したものです。ジーリがポスト・カルーソーの時代のメトロポリタン歌劇場で大人気を集めていた頃の録音で、ティッタ・ルッフォ(1877-1953)とジュゼッペ・デ・ルーカ(1876-1950)という、当時のメトを代表する2人のバリトン歌手との二重唱も収められており、《運命の力》と《ボエーム》では同じ曲での聴き比べが楽しめます。「ドリゴのセレナード」として知られる〈愛の夜曲〉など歌曲での美唱も魅力です。(山崎浩太郎)(2004/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110265

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    ベニャミーノ・ジーリ - ミラノ・ベルリン・ローマ録音集(1941-1943)

    20世紀前半のオペラ界を支えた立役者たちは、そろって美声の持ち主と決まっていました。ディクションに多少難があっても、ハイCが決め手にならなくても、彼らの甘い声と個性あふれる叙情味豊かな歌い回しは、「声の芸術」を楽しみたいという聴衆の心を強くつかんでいました。そういった歌手たちがひしめき合う時代において、ひときわ美声で名をはせたのがジーリです。朗々と響き渡るフォルテシモは言うに及ばず、地の声を生かしたピアニシモ~ソット・ヴォーチェの美しさは、他の男声歌手たちと一線を画すものでした。このCDの1曲目に収録された「フィデリコの嘆き」の、細くしかし途切れることのない絹糸のような唱法は絶品です。(2005/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110272

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    ベニャミーノ・ジーリ - ベルリン・ミラノ・ロンドン録音集(1936-1938)

    40代半ばを過ぎたジーリは、生来の柔らかい歌い口に加え、力強さと円熟した充実感も増し、まさしく黄金の声を響かせていました。このCDではカンツォーネなどのポピュラー名曲を多く収録、当時圧倒的な人気だったジーリがいかにイタリア国民を熱狂させていたかを改めて思い起こさせてくれます。また「ジョヴィネッツァ」と「ローマへの讃歌」というファシスト党に利用された歌もジーリ人気を当てこんだもの、大戦前夜の空気を今に伝える貴重な時代の証言でもあります。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110270

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    ベニャミーノ・ジーリ - ミラノ・カムデン・ニューヨーク録音集(1919-1922)

    両大戦間期に最高の人気を誇ったイタリアのテノール、ベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)。このCDにはミラノ・スカラ座デビューから1年後の19年ミラノ録音と、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場へのデビューから6週間後の21年カムデン(フィラデルフィア近郊)での録音、そしてその後に行なわれた22年までのニューヨーク録音が収められています。デビュー直後からこれだけの録音が行なわれたことは、ジーリの人気の高さの証明でしょう。なお本CDはROMOPHONE盤の再発ですが、リマスタリングを施しています。(山崎浩太郎)(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110263

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    ベニャミーノ・ジーリ - ミラノ・ロンドン・リオデジャネイロ録音集(1949, 1951)

    美声であることはいうまでもなく、ジーリを長きに渡りテノールの第一人者としての位置におかしめたのは、表現力の豊かさでした。トラック2「我が思いあおる火よ」のマルチェルロで聴かせる切ないまでの「影」の表現、ドニゼッティの繊細さ、トラック8「だれも寝てはならぬ」のプッチーニでは圧巻たる英雄性と、ジーリ節は変わらずともその幅広い歌唱表現は、今なお現役で活躍する歌手達を凌駕すると言っても過言ではないでしょう。このCDは、戦後彼が復帰してから収録されたオペラ・アリアが中心となっていますが録音状態も良く、なお光彩を失っていなかった彼の偉大な足跡を味わうことが出来ます。(2006/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111103