ヤンドー, イェネ(1952-2023)
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ニ長調のピアノ協奏曲は問答無用の名曲・ヴァイオリン協奏曲のピアノ版です。あれほどヴァイオリンらしさが横溢した曲なのに、あら不思議、ピアノならではの面白さもちゃんと感じさせてくれます。さらに半音階くねりまくり、異例のティンパニ付き(叩きまくり!)カデンツァも「怪作度」高しの要チェックです。三重協奏曲はソロ三者によるバトル・ロイヤルが豪華ですが、とりわけチェロの大活躍が光ります。天馬が空を翔るがごとく伸びやかな歌と名人芸を聴いていると、ベートーヴェンが独立したチェロ協奏曲を残さなかったのは、まったくもって不思議と思わざるをえません。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554288 |
いきなり「エリーゼのために」で始まる本アルバム、やはりこの曲は手許に置いておきたいもの。ヤンドーによる、感情抑え気味で男のロマンを垣間見せる、しっとり演奏もマル。貴方がベートーヴェン好きなら、他の収録曲も探索してみましょう。あれ、もう終わっちゃうの?という曲ばかりですが、有名どころなら6の誰でも知ってるト長調のメヌエット、無名作ではユーモラスな7(この知られざる反復音攻撃、もっと弾かれるべき!)など、ベートーヴェンはミニチュア作品でも本領を発揮、我々をギャフンと言わせるのです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553795 |
何も「いかにも真面目」なソナタや変奏曲ばかりがベートーヴェンのピアノ曲ではありません。当盤収録の断片的小品の数々は、残り物に福という以上に機知に富んでユニークなものばかりです。その際たるものが「2つの前奏曲」で、楽曲の開始と終結はハ長調なのですが、なんとその間にすべての長調を経由するという仕掛けになっていますし、「幻想曲」での独特の転調の仕方などにも意表を突くような面白さがあります。他でも舞曲類のチャーミングさは魅力的ですし、ピアノ協奏曲第3番終楽章のコーダをピアノ独奏用に編曲したコンサート・フィナーレは、ヤンドーの演奏のテンションの高さも手伝って、なかなかに面白い一発芸として楽しめます。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553798 |
ベートーヴェンのピアノ音楽といえば、なんといってもソナタや変奏曲が代表的作品として高く評価されていますが、その他の小品にもチャーミングなものが沢山書かれています。元々はワルトシュタイン・ソナタの第2楽章として作曲された(が、内容が立派過ぎて重量級になったためか差し替えられた)「アンダンテ・ファヴォリ」の安寧に満ちた温かさ、タイトルもユニークな「失われた小銭への怒り」でのまさに奇想といった感のあるドタバタ劇、実用目的っぽい面もあるためか、低く評価されがちな舞曲の数々での意外な?ユーモラスでくだけた楽しさ、ロンドで自由に飛翔する豊かなアイデアと、それぞれに際立った個性を持つ作品達にも光を!(2001/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553799 |