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ウィーン放送交響楽団

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    ダーフィト:交響曲第2番、第4番(ウィーン放送響/ヴィルトナー)

    既発売の第1集(777741)で、その独特な音楽語法を聴かせたオーストリアの作曲家ダーフィトの交響曲集第2集。ダーフィトの本職は音楽教師であり、作品はごく僅かしか残されていません。しかし、シェーンベルク譲りの和声法と、ブルックナーを思わせる厳格な対位法が混在する現代的な曲調を持つ作品は、とても魅力的であるとともに、交響曲第6番では第3楽章に「ウィンナ・ワルツ」が置かれるなど、ウィーン音楽の伝統もしっかり継承しています。第2集には第2番と第4番の交響曲を収録。どこかエレガントな風情を持つ曲を、ワルツの名演で知られるヴィルトナーが指揮しています。(2018/03/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777577-2

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    大作曲家 ワーグナー

    多額の借金、人妻との不貞など当時の人々が驚くほどの破天荒な生涯を送るなかで、自らが仕上げた台本に基づく数多くの楽劇を書き上げ、その作品を上演するためにバイロイト祝祭劇場を設計、完成させたリヒャルト・ワーグナー。彼の類い稀なる才能は、音楽だけにとどまらず文筆家、理論家としても高く評価され、19世紀後半のヨーロッパに広く影響を及ぼし、当時の文化の礎となったほどです。このアルバムには、天才ならではの彼の苦悩とそれを取り巻く人々の姿を描いた伝記とともに、若き彼に影響を与えたベートーヴェンの弦楽四重奏曲から、自作の交響曲や初期の歌劇をはじめ、《さまよえるオランダ人》、《トリスタンとイゾルデ》、《ローエングリン》、《ニーベルングの指環》、《パルジファル》などの名作からの抜粋が収録されています。(2024/05/10 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.578377

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    チェルハ:シュピーゲル(鏡)(クラグフォルム・ウィーン/ギーレン/ウィーン放送響/チェルハ)

    「鏡」…全曲を演奏するとほぼ80分。7つの部分からなる舞台のための音楽です。1960年から1961年にかけて作曲されたこの曲は、当時流行していたストラヴィンスキーの影響も感じさせつつ、独自の音響に彩られた模索的な部分も垣間見えます。1.2.5.7の部分は瞑想的であり、その後の作品である「カール・プラントルのためのモニュメント」にも関連付けられています。カール・プラントルは「石切り場における芸術」を提唱した彫刻家で、チェルハはプラントルが作り出した巨大な石の芸術から数多くのインスパイアを受けており、彼の名に基づく「カール・プラントルのためのモニュメント」と「Kに」。この2つの作品は、音による彫刻と呼べるものです。(2018/07/20 発売)

    レーベル名:col legno
    カタログ番号:WWE2CD20006

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    秦文琛:管弦楽作品集(ウィーン放送響/ラプル)

    モンゴルのオルドスで生まれ、北京で活躍する作曲家チン・ウェンチャンの作品集。若い頃から民族音楽の研究に勤しみ、上海音楽院で作曲を学んだ後、1998年から2001年にかけてドイツのエッセンに留学、現在は中国中央音楽院の教授を務める傍ら、数多くの作品を発表。「中国で最も影響力のある作曲家」の一人です。このアルバムに収録された4つの作品は、中央アジアの民族音楽に由来する旋律が用いられています。中国の古典的楽器だけでなく、テープに収録した「世界中の自然から集めた広範な音」を用いるなど実験的要素もふんだんに使用されています。NAXOSからリリースされている作品集(8.570620)と同じシリーズの録音であり、ゴットフリード・ラプルが指揮するウィーン放送交響楽団が見事な演奏を聴かせています。(2018/05/25 発売)

    レーベル名:Kairos
    カタログ番号:0015032KAI

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    秦文琛:山のふもとに/夜明け/コーリング・フォー・フェニックス(黄蒙拉/ウィーン放送響/ラプル)

    モンゴルのオルドスで生まれ、北京で活躍する作曲家チン・ウェンチェンの作品集。若い頃から民族音楽の研究に勤しみ、上海音楽院で作曲を学んだ後、1998年から2001年にかけてドイツのエッセンに留学、現在は中国中央音楽院の教授を務める傍ら、数多くの作品を発表。「中国で最も影響力のある作曲家」の一人です。このアルバムには彼の3つの協奏曲を収録。上海音楽院の創立85周年のために作曲されたヴァイオリン協奏曲は、中国の山間部に住む人々の民謡を取り入れたエネルギッシュな作品。チェロ協奏曲は中国の現代詩人、海子(Hai zi)の詩に基づいた描写的な曲。最後は中国の伝統楽器ソーナー(チャルメラ)のための協奏曲の鄙びた音色で締めくくられます。(2017/06/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570620

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    ツィーラー:グレート・オペレッタ・フェスティバル(ホルム/セラフィン/ザイフェルト/デルモータ/コルマン/ミニヒ/テルカル/プリコパ)

    オーストリアの作曲家、指揮者カール・ミヒャエル・ツィーラー(1843-1922)は1863年にダンス・オーケストラの指揮者として活動を開始、1893年まで歩兵連隊の楽隊指揮者を務め、1908年オーストリア宮廷舞踏音楽監督の称号を受けました。彼は70曲の行進曲、120曲を超えるワルツ、約240曲の舞踏曲と24曲の喜歌劇を書いています。最盛期には素晴らしい人気を誇っていたのですが。大戦が始まった頃から創作意欲をなくしてしまい、その上戦時のインフレによって資産を失い、最期は貧困のうちに生涯を閉じてしまった人です。この4枚組はツィーラーの14曲の宝石のような喜歌劇作品からのハイライト集で、本当に心から楽しい音楽を聞いていると、ツィーラーの本格的復興を心待ちにしたくなるのではないでしょうか。(2013/04/24 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C7147

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    ツェムリンスキー:歌劇「フィレンツェの悲劇」(コッホ/ブルンナー/ウィーン放送響/ド・ビリー)

    オスカー・ワイルドの同名の戯曲を原作として、ツェムリンスキー自身が台本を書いた歌劇《フィレンツェの悲劇》。重厚で華麗なオーケストラを縦横無尽に使いながらも、登場する歌手はたった3人のみ。内容はフィレンツェの商人シモーネとその妻ビアンカ、そしてビアンカの恋人グィード・バルディの三つ巴の争いというヴェリズモ風のもの。ただし、この物語は他のヴェリズモ・オペラとは一線を画しており、最後は愛人を手にかけてしまった夫に対し、妻が「あなたがこんなに素敵だったなんて」と惚れ直すという異色の幕切れです。ド・ビリーは、まるでリヒャルト・シュトラウスの《サロメ》のような凝縮した内容を、緊張感途切れることなく流麗に演奏しています。(2018/01/26 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5325

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    ツェムリンスキー:抒情交響曲/シュレーカー:あるドラマへの前奏曲(K. アームストロング/ヘルマン/ウィーン放送響/ギーレン)

    ミヒャエル・ギーレンが得意とするドイツ後期ロマン派の2作品。ツェムリンスキーの「抒情交響曲」はマーラーの「大地の歌」を思わせる歌とオーケストラのための連作歌曲の形式を持つ曲。インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの詩(英語からドイツ語に翻訳された歌詞)は、愛を主題として書かれており、ツェムリンスキーの音楽語法の全てが用いられた意欲的な作品です。全体に官能的な旋律が横溢していますが、ギーレンは音楽に没入することはなく、淡々と理知的に表現しています。ソリストにはワーグナー歌手として知られるカラン・アームストロングと、モーツァルトやワーグナーの歌唱で知られるローランド・ヘルマンが起用されており、オーケストラの厚みのある響きに負けることのない素晴らしい歌を楽しめます。アルバムにはツェムリンスキーと同世代の作曲家シュレーカーの「あるドラマへの前奏曲」も収録されています。(2021/11/05 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:C210241

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    ツェムリンスキー:シンフォニエッタ/6つの歌/歌劇「カンダウレス王」(抜粋)(ラング/ロレンツ/ウィーン放送響/アルブレヒト/マルッキ)

    ウィーン生まれの作曲家ツェムリンスキー。指揮者としても高く評価されましたが、ユダヤ系であったため、ナチス・ドイツに追われ1938年にはアメリカに亡命しました。しかし、先に移住していた義弟シェーンベルクの励ましにもかかわらず、彼はアメリカで成功を手にすることができず、孤独のうちにこの世を去っています。ツェムリンスキーは、1913年に作曲した「メーテルリンク歌曲集」に格別の思い入れを持っており、社会情勢が不安定な時期である1934年に書かれた「シンフォニエッタ」にも歌曲集からの主題が引用され、その歌詞「Wohin gehst Du?=どこに行くの?」は、自身の「自己疑念」と「ウィーンへの別れの気持ち」が込められているとされています。未完成に終わった《カンダウレス王》は官能と死生観が織り交ぜられた晩年の彼らしい作品。初演を担ったアルブレヒトの演奏をお楽しみいただけます。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5377

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    ドヴォルザーク:劇的カンタータ「幽霊の花嫁」(シャトゥロヴァー/ブレスリク/プラチェトカ/ウィーン・ジングアカデミー/ウィーン放送響/マイスター)

    2010年からウィーン放送交響楽団の首席指揮者を務めるコルネリウス・マイスター。2016年の来日時も素晴らしい演奏で聴き手を魅了しました。幅広いレパトリーを誇るマイスターが選んだ今回のアルバムの収録曲はドヴォルザークの「幽霊の花嫁」。1884年に作曲されたこのカンタータはあまり演奏される機会がありませんが、「恋人の死を知らない少女が彼の生還を祈ると、幽霊が現れ彼女を黄泉の国に誘おうとする」というチェコの詩人、ヤロミール・エルベンの台本に合わせ、随所にチェコの民謡風の美しい旋律が使われた魅力的な作品です。当時イギリス訪問を好評のうちに終えチェコを代表する作曲家となり、多忙ながらも心に余裕が生まれたドヴォルザークの充実した作曲技巧が伺われる中期の傑作です。/(2017/05/19 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5315