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シュニトケ, アルフレート(1934-1998)

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    ベルク/バルトーク/シュニトケ:弦楽四重奏曲集(シグナム四重奏団)

    丁寧に描かれたスコアと、精緻に仕組まれた音の結びつきが「弦楽四重奏」の良し悪しを決めるとするならば、ベートーヴェンやシューベルト、もしくはブラームスあたりの時代で、その基準は頂点を迎えてしまったかもしれません。そのため20世紀の作曲家たちは"どのようにそれを超えるか"を模索し、新しい音を造りだすために様々な試みをしたのです。このアルバムに収録されているのは、20世紀になって書かれた3つの「3番」にまつわる弦楽四重奏曲。まだシュトラウスやマーラーが調性音楽を書いていた頃、25歳のベルクは、シェーンベルクの元でこんな音楽を書いていました。無調ではなく、そこはかとなく感じられる調性感は時に抒情的で妖艶。師シェーンベルクも絶賛した作品です。そしてバルトークの作品は、調性の探究ではなく「民俗音楽」の探究。激しいリズムの応酬と懐かしいメロディ。これらが発展し、交錯した上に生まれたシュニトケの作品は、一種の先祖帰り的な要素も持つ不思議な音楽。若きアンサンブル、シグナム弦楽四重奏団の素晴らしい演奏でお聞きください。(2014/06/25 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5163

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    マルティヌー:2台ピアノのための協奏曲/シュニトケ:4手ピアノのための協奏曲(ジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ/大植英次)

    2台のピアノのための協奏曲というと、普通はバッハとモーツァルトくらいしか思い浮かびませんが、マルティヌーも1曲作っています。新古典主義の作曲家らしく、均整のとれた品の良さと新鮮な感覚に満ちた佳曲に仕上がっています。特に第2楽章は、寂寥感漂う楽想の中に民族的な色合いも感じられて絶品です。シュニトケの曲はさらに珍しい連弾用協奏曲ですが、コンパクトな単一楽章の中に起伏に富んだ音楽が展開し、ピアノの難技巧が盛り込まれています。ピアノデュオ・ジェノワ&ディミトロフは、2002年ソルトレークシティ冬季オリンピックの開会式で演奏するなど、実力、人気ともに赤マル急上昇中のコンビです。(2002/04/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999804-2

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    ミャスコフスキー/スクリャービン/シュニトケ/プロコフィエフ/ラフマニノフ:ロシアのチェロ作品集(ワーナー)

    (2011/08/10 発売)

    レーベル名:Cedille
    カタログ番号:CDR90000-120

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    ミルシテイン/J.S. バッハ/シュニトケ/イザイ/プロコフィエフ:ヴァイオリン作品集(プローニン)

    (2012/01/18 発売)

    レーベル名:Sono Luminus
    カタログ番号:DSL-92139

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    モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ K. 306/アダージョ K. 261/ロンド K. 373/シュニトケ:無伴奏ヴァイオリンのためのフーガ/ヴァイオリンと室内オーケストラのためのソナタ(カベザ)

    2013年にアウグスブルクで開催された「レオポルド・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクール」で第1位と「モーツァルト賞」を獲得した若きヴァイオリニスト、マイア・カベザのアルバムです。彼女は1992年日本で生まれ、3歳でカナダ、トロントに移住。10歳でソロ・デビューを飾った後、ミュンヘン放送管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団など、ヨーロッパとアメリカのオーケストラと共演し、また幾多のホールでリサイタルを行っています。2014年には来日し、今井信子が主宰するゴルトベルク変奏曲の弦楽トリオ版の演奏会に出演、大喝采を浴びています。ここでの彼女はモーツァルトとシュニトケという2人の作曲家の作品を並べて演奏し、時代の変遷とクラシック音楽における語法の変化をまざまざと見せ付けています。切れの良い音色にもご注目ください。(2016/04/27 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC766

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    リヒター/ブロトンス/シュニトケ/尹伊桑:20-21世紀のヴァイオリン作品集(フラーナ/デイヴィッド・フン/イスカライ)

    名指揮者グスターボ・ドゥダメルが「素晴らしい才能!」と称賛したスペインのヴァイオリニスト、フランシスコ・フラーナのデビュー・アルバム。テーマは「バロック時代の伝統再考」であり、作曲家、演奏家ともども過去の名作を探求し、現代に再現するという試みが課せられています。アルバムの中心を成すのはヴィヴァルディの「四季」に使われた75%の素材を捨て、残り25%で新しく構築したというマックス・リヒターの「四季Recomposed」。作曲家自身の映画音楽のリメイクでもあるシュニトケの「バロック風」の組曲、他にユン・イサン作品と、世界初録音となるブロトンスの作品が並びます。フランシスコ・フラーナは故郷のパルマ・デ・マジョルカで学び、ジュリアード音楽院に入学、日本の名手、川崎雅夫に師事し学士号と修士号を取得しました。USCソーントン音楽学校のアーティストディプロマ卒業生でもあり、五嶋みどりとも共演するなど、今後の活躍が期待されています。(2018/03/23 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100080