シューベルト, フランツ(1797-1828)
Search results:611 件 見つかりました。
20世紀のロシアでほぼ同時期に活躍した2人の作曲家ヴァインベルクとカバレフスキー。しかし「ソビエト連邦公認の作曲家」とみなされたカバレフスキーと、抑圧され苦難を強いられ続けたヴァインベルクの生涯は全く対照的なものでした。その作品も「常にわかりやすく大衆的な音楽」を書いていたカバレフスキーに比べ、ヴァインベルクの作品は、前衛音楽を統制するための“ジダーノフ批判”の対象となるほど、抽象的で難解なものとされていました。最近になってヴァインベルクの作品は復興の兆しを見せており、毎年多くのアルバムがリリースされますが、カバレフスキーの作品は、現在では子供のための作品以外はあまり演奏されることがありません。このアルバムでは2人の作曲家の協奏曲に焦点を当て、ベンヤミン・シュミットをはじめとした独奏者による演奏を収録しています。叩きつけるように激しいヴァインベルクのヴァイオリン協奏曲、おどけた雰囲気ではじまるカバレフスキーのチェロ協奏曲。この2曲には各々の作曲家の特徴が良く表れています。珍しいのはカバレフスキーがシューベルトの幻想曲を「ピアノ協奏曲風」にアレンジした作品。まるで映画音楽のようにロマンティックな世界を表出しています。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C5310 |
1999年設立、2024年に結成25周年を迎えるトリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン。デンマークを拠点に世界中で活躍し、これまでにベートーヴェンやチャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどの録音で高く評価されるアンサンブルの最新録音は、ヴァインベルクとシューベルトのピアノ三重奏曲集。第二次世界大戦の混乱の中で書かれ、不安や絶望の影がよぎるヴァインベルクの三重奏曲、短い生涯の最晩年に書かれ、寂寥と晴れやかさの相半ばするシューベルトの曲。アンサンブルのメンバーは作品に漲る細やかな感情の動きを丁寧になぞっていきます。(2024/02/16 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
---|---|
カタログ番号 | :ORC100282 |
スウェーデンのソプラノ、スザンナ・アンダーソン。彼女は2003年、ギルドホール音楽演劇学校で金メダルとキャスリーン・フェリア歌曲賞を受賞、全ヨーロッパ・コンサート・ホールの「ライジング・スター賞」にもノミネートされ、モーツァルト歌手として活躍をはじめました。ホグウッド、メッツマッハー、ガーティナーら数多くの指揮者と共演し、現代作品も数多く手がけています。すでに充分なキャリアを積んだ彼女、このデビュー・アルバムでは、ヘルシンボリ交響楽団をバックにヴィヴァルディから現代曲、そしてミシェル・ルグランまで幅広い歌を、軽やかな声を生かして堂々と歌いこなしています。《魔笛》の「夜の女王のアリア」での煌めく歌唱も美しいのですが、情感溢れるシュトラウスの「明日の朝」が見事です。(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Orlando Records |
---|---|
カタログ番号 | :OR0029 |
ヴィオラの音色は人の心をもっとも落ち着かせるという。美しいメロディで聴く究極のヒーリング音楽。小澤恵 プロフィール Megumi Ozawa(Viola)埼玉県狭山市出身。武蔵野音楽大学ヴァイオリン専攻卒業。同大学大学院修士課程ヴィオラ科修了。2016年ハンガリーでYMSAマスターコース修了。ヴィオラをシャンドール・ナジ氏に、ヴァイオリンを鈴木郁夫、矢嶋佳子の両氏に、室内楽をK・グントナー、G・フェイギン、S・ナジ、C・ドル、R・ダヴィドヴィッチの各氏に師事。現在はオーケストラ・ソロ・室内楽等クラシックを中心に、著名ロック・ポップスアーティストのライブサポートや録音、テレビの音楽番組やドラマでの演奏協力等、幅広く活躍中。(2023/02/10 発売)
レーベル名 | :le petite disque |
---|---|
カタログ番号 | :LPDCD021 |
クラシックの名曲をアレンジして歌った録音は過去に多くありますが、これはヴィラ=ロボスによる合唱編曲という点に注目!ブラジルの民族音楽に根差したオーケストラ作品やギター曲で知られるヴィラ=ロボス。彼は生涯に1000曲ほどの作品を書きましたが、その中には数多くの合唱作品があります。このアルバムでは、その中でもとりわけ珍しい“ヴィラ=ロボスによるバッハからロマン派作品の合唱編曲版”を収録。これらは主としてリオデジャネイロで活動していた「Choir of the Orfeao dos Professores=教師の合唱団」のために書かれたもので、ほとんどが1933年から1935年の間に初演されています。原曲の多くは鍵盤曲ですが、ヴィラ=ロボスはこれらを見事にアレンジ。ベートーヴェンやシューベルト、シューマン、ショパンなどの良く知られた旋律が声による交響楽として生まれ変わっています。すべてア・カペラ(無伴奏)、2曲以外は歌詞を持たないヴォカリーズなので純粋に音楽として楽しめるのも魅力。また、ここには彼が敬愛したバッハの『平均律クラヴィーア曲集』からの合唱アレンジが全て含まれています。(2021/01/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.574286 |
NAXOSが誇る名チェリスト、クリーゲルの名技をたっぷり味わえる究極の1枚です。バッハからショスタコーヴィチまで選ばれている曲は様々で、オッフェンバックのように元々チェロの曲として書かれているものもあればショスタコーヴィチの「馬あぶ」のように大管弦楽のために書かれた曲を編曲したものもあります。どの曲も、彼女の手にかかると新鮮な味付けが施されるかのようで、驚くほどに生き生きとした世界が目の前に広がります。磨き抜かれたチェロの音色は、聴いているだけで安心感と癒しをもたらしてくれることでしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557943 |
ウィーン・フィル独特のまろやかでコクのある音色を大きく担っているのが、ウィンナ・ホルン(通常のフレンチ・ホルンよりも格段に演奏が難しい)の響きであることは、論を待たないことと思います。そのウィーン・フィルのホルンの音色を主席奏者・トムベックの演奏でたっぷり楽しめるという何とも贅沢な一枚、オーケストラにおいては陰に隠れてしまうことも多いホルンですが、当盤では心ゆくまで堪能できます。収録曲も企画に相応しく、まさに王道を行くものと申せましょう。トムベック家は伝統ある音楽一家で、7~10でヴァイオリンを担当するのも、ご子息です。(2004/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557471 |