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シベリウス, ジャン(1865-1957)

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    オールセン/アッテルベリ/ステンハンマル/ブル/ハルヴォルセン/シベリウス:北欧のヴァイオリン名曲集(クラッゲルード/ダーラシンフォニエッタ/エンゲセト)

    シベリウス、シンディングの協奏曲であまりにも繊細で美しいヴァイオリンを響かせるかと思うと、シンディングの知られざる小品を丹念に発掘し、知られざる名作に光をあてる・・・そんな若きヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルードの新しいアルバムは、ほとんど耳にする機会もないような北欧のヴァイオリン作品を集めたものです。1800年代の終わりから1900年代の始めに集中的に書かれたこれらの作品は、どれも新鮮な響きの中に、甘い憧憬と、胸がちょっぴり痛むような感傷が込められていて、例え初めて耳にする曲だとしても、昔からの知人と会った時のような懐かしさに心がふるえることでしょう。クラッゲルードは曲によっては多重録音を用い、これらの持つ魅力を100%伝えることに成功しています。(2012/06/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572827

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    おはよう ミニピアノとの出会い(川口成彦)

    【川口成彦が紐解く、日本発祥の楽器「ミニピアノ」の魅力】ブルージュ国際古楽コンクール最高位(2016年)、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位(2018年)などの受賞歴を誇り、日本の鍵盤古楽器のホープとして国内外で活躍する川口成彦。その自主レーベルからのリリース第4弾は、日本で誕生しながら現在はその姿をめったに見ることが無く、ほとんど知られてもいないミニピアノという楽器を使用した注目の一枚です。大正末から昭和前半に至る時代に日本独自に作られたミニピアノは、いわゆるトイピアノとは違い打弦式の本格的な構造でしたが、独自のメカニックを持つその製作には多くの工夫が必要で手間がかかるうえ、販売数も思うように伸びなかったこともあり、少ない台数が作られただけで歴史から消えていきました。この楽器に偶然出会い魅了された川口成彦が、その修復と保存を手掛けている技術者とのめぐり逢いを経て、時間をかけてレパートリーを厳選し作り上げたのがこのアルバム。日本ピアノ史の知られざる一面に光を当てる貴重な企画であるとともに、その音色と表現力の素晴らしさに出会うことが出来ます。〈演奏者からのメッセージ〉20世紀前半に日本独自で開発された「ミニピアノ」を皆様ご存知でしょうか。私はアムステルダムのヴィンテージのピアノを扱う小さなお店でこの楽器の存在を初めて知りました。そこの店主がお宝として扱われていたミニピアノの音色を耳にした時、「日本のピアノの歴史にこんな面白いものがあったとは!」と大感動!各音に一本だけ弦が張られたミニピアノは貴重なメイド・イン・ジャパンの「古楽器」と言えるかもしれません。その面白いミニピアノの世界を是非多くの方に知って頂きたいと思い、大阪のアトリエ・ピアノピアのご協力のもとKAWAIと日本楽器(現 YAMAHA)の4台のミニピアノで録音を行いました。音域が限られたこれらの楽器で演奏が出来る作品を探すことも一苦労でしたが、ミニピアノで是非弾いてみたいと思った沢山の素敵な音楽にも巡り会うことが出来ました。「ミニピアノはおもちゃなのか?」その問いに皆様がどういう考えを頭に浮かべるか、そんなことも演奏者として興味を持ちながら世界に発信する、記念すべきミニピアノのアルバムです!!                                                                        川口成彦(2023/12/15 発売)

    レーベル名:MUSIS
    カタログ番号:MUSIS04

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    カヤヌス・コンダクツ・シベリウス 2 - 交響曲第2番/ベルシャザールの饗宴/カレリア組曲(抜粋)(1930-1932)

    ご存知の通り、ロベルト・カヤヌス(1856-1933)とシベリウスは(一時は険悪な仲になったものの)生涯を通じて親しい友人でした。彼らはお互いに影響しあい、その芸術性を高め合ったことで知られています。コロムビアレコード(当時の英EMI-コロムビアレーベル)がフィンランド政府の協力を得て、1930年初頭から始めたシベリウス作品の一連の録音も、シベリウス自身が指揮者としてカヤヌスを指名するほどに信頼しており、この録音は作曲家の期待に応えた素晴らしい演奏の記録と言えるでしょう。この企画は、当初「7つの交響曲」だけでなく数多くの管弦楽作品を録音することになっていましたが、1933年にカヤヌスが死去したことで、その計画は頓挫してしまったのです。このアルバムでは、そんなカヤヌスによる3つの作品を収録しています。雄弁な第2番の交響曲を筆頭に、愛国精神豊かな「カレリア組曲」と魅力的な「ベルシャザール王」をお聞きください。(2013/02/20 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111394

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    カヤヌス・コンダクツ・シベリウス 3 - 交響曲第3番、第5番/フィンランド狙撃兵行進曲(1928、1932)

    指揮者カヤヌスによるシベリウス(1865-1957)録音集の最後を飾る第3集です。第3番の演奏については、テンポなどについて、それまでの作曲者による演奏とはちょっと違う解釈を施すことによって「更に深くなり、より多くの感覚と美しさが与えられた」とシベリウス本人も認めたもの。交響曲第5番も、カヤヌスならではの音楽が奏されています。テンポは常に早めであり、現代の指揮者たちのようにゆったりと主題を歌わせることのない終楽章に物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、これも「味わい」として楽しむのがよいのではないでしょうか?(2013/03/20 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111395

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    カルキ/コラン/メリカント/パルムグレン/ハンニカイネン/キルピネン:声楽リサイタル(オヴァネン/パーナネン)

    (2010/08/09 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE954-2

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    カルク=エーレルト/シベリウス:ピアノとオルガン作品集(コントリ=グスタフソン/レヘトラ)

    19世紀、家庭で音楽を演奏することが流行した時、裕福な家庭にはまずピアノが持ち込まれましたが、次に人気を獲得したのはハルモニウムでした。シベリウスの「アンダンテ・カンタービレ」は2種類の楽器を所有していた親戚の家を訪問した際、その音色に魅了され作曲された小品です。対照的にカルク=エーレルトは、この2種類の楽器を完璧にマスターしており、アルバムに収録された一連の作品も、自身のコンサートで演奏するために作曲(編曲)されています。今ではあまり耳にすることのないハルモニウムの響きをお楽しみください。(2017/08/25 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0419

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    オペラ間奏曲集

    古今の歌劇から、間奏曲(インテルメッツォ)のタイトルを持つものを中心に、オーケストラのみで演奏される小品を集めた1枚ですが、「カルメン」のようにハズカシイほどにポピュラーな作品も含まれているからといって、「お手軽小品集」などと侮ることはできません。そもそも人口に膾炙した小品ほど実は奥が深く、聴けば聴くほどその巧みな筆致に唸らされるばかりです。オルガンを隠し味にした「カヴァレリア・ルスティカーナ」の完璧な旋律美、弦はむせび雷鳴の如くティンパニが轟く「マノン・レスコー」の劇的盛り上がりなどはその代表例といってよいでしょう。またあわせてシュミットやステンハンマルのような優れた秘曲もお楽しみください。(2000/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554703

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    グノー:歌劇「ファウスト」(ビョルリング/シエーピ/カーステン)(1950)

    台本作者によって原作にある苦悩や煩悶の深みをあえて減じ、ヒロインを中心とする人間模様を浮き彫りにし、聴衆の共感をより得やすいストーリーに、グノーは中庸と繊細・優美さ、そして適度のエキゾティズム、そしてバランスのとれたオーケストレーションをもって「ファウスト」を作りました。すぐさま大成功を収め、今なおフランスを代表する「最もフランスらしい」オペラの一つとして愛されています。役柄で求められるのは、何よりもタイトル・ロール、ファウストの若々しい声。リリカルな美声のビョルリンクが甘いメロディーを切々と歌います。対照的なメフィストフェレスを、ギャウロフとも比較されるおどろおどろしさ満点のシェピが務める他、充実したキャストの一枚です。(2005/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111083-85

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    グラズノフ/シベリウス/ドヴォルザーク:ヴァイオリン作品集(クリストドゥールー)

    ギリシャ出身のヴァイオリニスト、クリストドゥールーが弾くロシア、東欧、北欧の作品集。どの曲もドイツ・ロマン派、とりわけブラームスの伝統を感じさせながら、地域の特色を生かした作風を特徴としています。レオポルド・アウアーに献呈されたグラズノフのヴァイオリン協奏曲は重厚なハーモニーを持つ抒情的な曲。とりわけ第1楽章第1主題の哀愁漂うメロディが印象的です。シベリウスの「ユモレスク」は彼のヴァイオリン協奏曲とは違う、ユニークな軽快さと愛らしさを持つ小品集。ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲は、郷愁たっぷりの旋律で知られる名作。終楽章のロンドはチェコ民謡から採られた特徴的なリズムを持っています。(2019/07/26 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0153

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    グリーグ/シベリウス:弦楽のためのロマンティック名曲集(カペラ・イストロポリターナ/リーパー)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550330