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ハイドン, フランツ・ヨーゼフ(1732-1809)

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    ハイドン:交響曲集 22 - 第13番、第36番/協奏交響曲(ケルン室内管/ミュラー=ブリュール)

    緩徐楽章でのチェロ独奏(第13番)、同じくヴァイオリンとチェロ独奏(第36番)という(二重)協奏曲的要素をも盛り込んだ当盤収録の2曲の交響曲は、ニックネームなし、初期作品というハンデのためなかなか演奏の機会に恵まれませんが、なかなかに特徴的なユニークな作品といえましょう。第13番のフィナーレではモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」と同じ主題を用い、かつ同じように対位法的展開を見せている点などは大変に注目されます。そしてこちらも多重協奏曲、ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットを調和よく、また縦横無尽に活躍させた協奏交響曲も、名職人ハイドンの面目躍如たる嬉遊感に溢れた傑作です。(2000/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554762

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    ハイドン:交響曲集 23 - 第27番、第28番、第31番(ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ドラホシュ)

    第27番は急速楽章が快適で、当盤の素敵なアペリティフ。第28番はちょっと変わり種。第2楽章以外は3拍子系で踊りましょう感覚なので、もともとは劇付随音楽だった可能性もあります。何と言っても聴き物は「ホルン信号」として親しまれている第31番。4本のホルンを必要とし、第一楽章の冒頭から目立った活躍をするのでその名がありますが、それだけでは終わりません。この交響曲で真に素敵なのはホルンが目立たない終楽章の変奏曲。一見平凡な感じですが、巧みな楽器選択による音色変化の妙と香り立つ気品に聴き手はウットリするのみ。そして終結のひとヒネリがお楽しみです。(2001/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554405

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    ハイドン:交響曲集 24 - 第43番、第46番、第47番(ケルン室内管/ミュラー=ブリュール)

    残念ながら「マーキュリー」のニックネームは、音楽の内容とは聴いてそれとわかるような関連性がないので、当盤は実質上ニックネームなしの曲ばかりという、レコード会社泣かせの構成となっていますが、さりげなく内容の充実した一枚です。中でも注目すべきは第46番ロ長調、ハイドンが管弦楽向きとはいい難い面もある、この調性で作曲した唯一の交響曲ですが、全曲を通じて随所に出現するロ短調の部分との交錯が、緊張感の高い響きを生み出しています(特に第1楽章の展開部や、第3楽章のトリオ等)。あるいは活気に溢れて疾走する第47番ト長調の終楽章(ちょっとモーツァルト風?)のなかなかカッコいい展開などにも、唸らされるものがあります。(2001/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554767

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    ハイドン:交響曲集 25 - 第70番、第71番、第73番(ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ドラホシュ)

    収録曲のうち、最も有名なのは第73番の「狩」でしょうか。お約束のパストラールのリズムと狩猟ホルンのモチーフが、鄙びた雰囲気を醸し出す終楽章が、このニックネームの由来となっています。一方の第70、71番の2曲はニックネーム無しの悲しい宿命によって、知名度はいまひとつですが、それぞれに楽しい趣向は凝らされており、実は侮れない存在です。第70番では充実した対位法の使用(特に終楽章は、モーツァルトの「ジュピター」交響曲のそれを思い起こさせます)が光りますし、第71番では謎めいた第1楽章の開始部や、ギターを思わせるようなピチカートの伴奏にのって、2本のヴァイオリンが楽しげな独奏を繰り広げるメヌエットのトリオ部などから、ハイドンの尽きることのない機知を、聴き取ることができるのではないでしょうか。(2002/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555708

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    ハイドン:交響曲集 26 - 第41番、第58番、第59番(ケルン室内管/ミュラー=ブリュール)

    まずはハ長調という輝かしい調性による第41番、トランペットやティンパニが導入されると同時に、あらゆるパートでトレモロを多用されるなど、大変にドラマティックな演出が志向されています。次の第58番も明るく快活な楽曲ですが、嘆き悲しむかのようなメヌエットのトリオ部分や、終楽章での不可思議な転調のように、短調の楽想が随所に挿入されているのが独特の効果をあげています。そして第59番「火事」は、(本当に残念ながら!)直接的に火事を描写する音楽ではないといわれていますが、やはり突然のダイナミクスの変化や、短調の積極的導入が行われ、決して名前負けしない、演奏効果の高い作品となっています。(2003/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557092

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    ハイドン:交響曲集 27 - 第50番、第51番、第52番(スウェーデン室内管/ドラホシュ)

    ここに収められているのは、いずれも「名もない」交響曲たち、普段あまり顧みられないかわいそうな存在ですが、それでも彼らなりの個性を持っています。中でも最も注目を引くのは第51番で、全曲を通してホルンの活躍が目立ちますが、特に第2楽章では高音域までを使って、技巧的に至難なパッセージをいくつも披露します。もちろん緩徐楽章らしい旋律の美しさも申し分ありません。何か名前がついていれば、もっと演奏の機会と知名度にも恵まれたのではないでしょうか。華やかで祝祭的な第50番、いわゆる疾風怒濤様式による、短調作品らしいパッションあふれる第52番も、なかなかの佳作です。(2003/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555324

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    ハイドン:交響曲集 28 - 第37番 - 第40番(ケルン室内管/ミュラー=ブリュール)

    第37、38番は、しばし祝祭的な雰囲気を表現されるために使用されるハ長調によります。第37番には異稿も存在しますが、ここではティンパニとトランペットを使用する稿を使用しているので、その雰囲気はより強調されたものとなっています。第39番は典型的な疾風怒濤様式で、モーツァルトの2交響曲をどうしても連想してしまうト短調ですが、その期待は裏切られない、情熱的な曲想を持ちます。特に第1楽章の和声進行やパウゼは、大変に強い印象を残します。第40番は、わざわざ銘打って終楽章にフーガを配置していることが注目されます。かなり自由な形式のものですが、旋律の重なり合いが力強く全曲の終結を導きます。(2004/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557093

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    ハイドン:交響曲集 29 - 第1番 - 第5番(シンフォニア・フィンランディア・ユバスキュラ/ガロワ)

    番号が付いた交響曲が全部で百四番まであるハイドン、その第1番となれば、否が応にも興味を惹かれます。70歳代半ばまで生きたハイドンが20歳代半ば頃に書いたとされている最初期の交響曲を、当盤で改めて聴き直してみると、他の作曲家とは一味違う、豊かな音楽に満ち溢れた作品に仕上がっていることに満足。記念すべき「第1番」は、思わず笑みがこぼれてしまいそうな幸せな楽想に魅了されてしまいます。また、若い頃からハイドンのプレストは他では聴けない水準に達していたこともわかります。フルートの貴公子ガロワが指揮棒を持った演奏は、流線型でエレガント、そして過不足ない快活さを併せ持ち、貴公子のイメージに相応しい出来栄えとなっています。(2005/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557571

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    ハイドン:交響曲集 30 - 第14番 - 第17番(トロント室内管/マロン)

    当盤収録の4曲は、ハイドンが30代に差し掛かったころ、すなわち長きにわたり勤め上げた、エステルハージ家の音楽監督の職を得たころの作品となります。初期の作品であるためでしょう、めったに演奏されることのない作品たちですが、若きハイドンの筆致の冴えには素晴らしいものがあります。例えば第17番は、かなり規模の大きい、短調によるメランコリックな緩徐楽章を持っていることが特徴的ですが、続く終曲となる快活な第3楽章でも、効果的に短調のエピソードが差し挟まれており、曲全体としての印象が一層深まっています。また第15番のメヌエットでは、トリオ部分にヴィオラとチェロの独奏が登場し、親密な二重奏を楽しませてくれます。(2006/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557656

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    ハイドン:交響曲集 31 - 第18番 - 第21番(トロント室内管/マロン)

    交響曲を本格的芸術音楽に高めたハイドンの仕事は、さすがに違います。当盤収録の4曲は作曲年代も近く、編成はオーボエ、ホルン、弦楽、通奏低音で共通しているのに、よくよく見ると各々が個性的。楽章の数、緩急の配置が異なることで、印象が全く変わります。特にお薦めは「第20番ハ長調」。この曲だけはトランペットとティンパニが追加され、他の3曲とは違う、堂々たる威容を誇る一大シンフォニーで、後のハイドンの成熟を予見させるもの。マロン率いるアンサンブル(トロント・カメラータが改名)がフレッシュなサウンドとリズムで、聴き手を魅了します。(2006/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557657