シマノフスキ, カロル(1882-1937)
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舞台は12世紀シチリア。ロクサーナ女王は、インドから渡来した異教徒、羊飼いの預言者と恋に落ちる。当初はこの羊飼いを非難していたロジェ王は、最後に改心する。宗教的対立を描いたこのオペラは、冒頭合唱以下、神秘的かつ官能的な音楽が他に類を見ない魅力を発散、シマノフスキに興味がある貴方なら必聴の作品です。作曲者の国ポーランド陣の演奏も熱い!管弦楽だけで演奏される「ポチョムキン王子」第5幕への付随音楽が短いながら効果的なカップリング。マルコポーロ・レーベル既出盤の、何とも嬉しいナクソス価格化新装発売です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660062-63 |
神秘的なまでに透明で美しさに包まれたシマノフスキの弦楽四重奏曲は、印象派的な響きが聴こえてきたり民族的な要素が顔を出したりと、彼の音楽の持つ多彩な顔を実によく見せてくれています。かといってもちろん折衷的な音楽ではなく、和声、対位法的な書法の充実はもちろんのこと、弦楽四重奏としての各楽器の用法が極めて巧みで、一度耳にすれば病みつきになるほどの個性的魅力をたたえています。一方のストラヴィンスキー、所謂「三大バレエ」以外の人気はイマイチの彼ですが、コンチェルティーノに聴くことができる切り込むように激しく、沸き立つようなリズムの饗宴は、大変に親しみやすい楽想といえるのではないでしょうか。(2000/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554315 |
最初の交響曲に、自ら「対位法、ハーモニーの怪物的管弦楽作品」とあだ名をつけたシマノフスキー。彼自身はワーグナーやR.シュトラウスの影響を否定したと言いますが、やはり初期の作品である「演奏会用序曲」には先人風の響きが感じられるのは仕方ないことでしょう。しかしその2年後に書かれた交響曲第1番には、彼独特の「肉感的なうねり感」がたっぷり。驚くほどに魅力的です。第4番の交響曲ではピアノが縦横無尽野に活躍するストラヴィンスキー風の新古典主義音楽が楽しめます。特に終楽章での燃え上がるマズルカ風の音楽は一聴に値します。(2009/06/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570722 |
好評のマルコポーロ・レーベルのシマノフスキ交響曲全集が、ナクソスのスーパーバジェットプライスで再発売となりました。。第1番はワーグナーの影響が色濃い作品で、作曲者自身が「和声的怪物」と呼んだほど複雑・濃厚、聞き手がたじろぐ大迫力です。第2番では更に成長した作曲者の姿を見せ、スクリャービン風の神秘性が加わります。終楽章は得意のフーガで、一大クライマックスを築きます。廉価盤初レパートリで、若書きの野心に満ちた珍曲に光があたります。*8.223248の再発売品(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553683 |
1914年からの戦争が人生の転機になり、シマノフスキはアラブや東洋の文化に関心を抱くようになります。その研究の集大成が第3番で、14世紀ペルシャの神秘主義の詩人ルーミーの詩をテキストに、テノール独唱と合唱が加わります。第4番は作曲者がソロピアニストとして収入を得るために作曲されたピアノ協奏曲風交響曲で舞曲的性格が濃厚。初期の演奏会用序曲は色彩的で耳に楽しめる作品。「ペンギンガイド」でも好評の名演奏、待望の廉価盤化です。*8.223290の再発売品(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553684 |
ソリストと合唱、管弦楽のためのポーランド語による「スターバト・マーテル」は、シマノフスキ最高の作品であるばかりでなく、20世紀を代表する合唱作品の一つと言えます。ここに聞く作品はいずれも、複雑なテクスチュアから浮び上がる神秘性、民族色が、聞く者を陶酔の世界へと誘います。感受性豊かな指揮と反応の鋭いオーケストラが好評を博したマルコポーロ・レーベルの名演が、ナクソスのバジェットプライスで復活。声楽ファン必携の1枚です。*8.223293の再発売品(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553687 |
オーストリア放送のアーカイブ録音より、ミヒャエル・ギーレンが得意とする近現代作品集の登場。今回のアルバムに収録された3つの作品は異なる音楽語法を用いた「哀歌」であると言えるでしょう。ギーレンはどの作品においても、決して音楽に没入することはなく、作品の持つ追悼の念を理知的に表現しています。1926年に書かれたシマノフスキの「スターバト・マーテル」は、中世ラテン語のテキストをポーランド語に翻訳したものが用いられた作品。イエスを亡くした母マリアの悲しみが描かれています。ペンデレツキの3部構成の「ディエス・イレ」は1926年の作品。アウシュビッツ強制収容所の犠牲者を追悼するために書かれたため「アウシュビッツ・オラトリオ」の副題を持っています。アルバムの最後には52の弦楽器のための「広島の犠牲者に捧げる哀歌」が置かれています。トーンクラスターなどの技法と幅広いダイナミクスが特徴で、20世紀を代表する作品の一つです。とりわけ最後の場面でのfffからppppへのフェードアウトはギーレンの手腕が冴える聴きどころです。歌手たちも当時最高の顔ぶれが揃えられており、見事なアンサンブルを聴かせています。(2022/09/09 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C210311 |