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【フランス近現代管弦楽の旗手によるラ・ヴァルス、そしてセルパン協奏曲!】近年、フランス近現代作品の演奏で高い評価を得ている、1985年生まれのフランスの指揮者アレクサンドル・ブロック。ジャンスとの共演によるショーソン(ALPHA441/国内盤:NYCX-10048)も高い評価を得た彼とリール国立管弦楽団によるラヴェルが登場。オーケストラを重心低く鳴らす中から様々な楽器の音色が折々に際立ち、ラヴェルならではの巧みなオーケストレーションを最大限の色彩で描きあげる手腕は見事なものです。カップリングはブロックと同世代のフランスの作曲家アタイールによる、セルパンと管弦楽のための協奏曲『Adh-Dhohr』。イスラム教徒の祈りの習慣サラートにヒントを得た作品で、東洋の伝統音楽に習い旋律の対話で構成され、和声は盛大に鳴り響くことがほぼ無く、多くの場合リズム的に処理されます。複数の楽器のユニゾンや、絡み合うフレーズが生み出すリズムが非常に面白い作品です。ブックレットにはこの作品について、シリアのアレッポの廃墟を舞台とした兵士の対話という設定の、フランスの作家ランスロ・アムランによるテキスト(仏・英・独)が掲載されています。ここでセルパンを聴かせるのは、レ・シエクルでオフィクレイドを担当し、ソロ・アルバム(RIC362)も発表しているピリオド系低音金管楽器の名手ヴィバール。セルパンのソロをホールで聴くという滅多にない状況で、音程を安定させるのも難しいこの楽器を見事なテクニックで制御し、独特のふくよかで柔らかな音色を聴かせます。(2019/12/20 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA562 |
【ピオー参加!日本の四国での印象から生まれた詩を中心とした歌曲集】アメリカのオレゴン州に生まれ現在はフランスで活躍する作家デイヴィッド・テプファー。日本のしまなみ海道を自転車で妻と巡った体験から生まれた代表作『四国』を中心に、その詩を元にした歌曲や、それらの印象から生まれたピアノ曲などを収録したアルバムです。作曲はアンサンブル・コントラストでピアニストを務めるジョアン・ファルジョ。フランスの歌姫ピオーが歌曲集『ラヴスケープス』(約23分)を歌うほか、19世紀中盤のポップスをレパートリーとする歌手ローズマリー・スタンドレーが語りを務め、2017年まで10年にわたりトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団のソロ・ヴァイオリン奏者を務めたジュヌヴィエーヴ・ロランソー、神戸国際フルートコンクール2013年の覇者マチルド・カルデリーニなども参加しています。目の前に様々な風景が次から次へと広がっていくような、たいへん美しいアルバムです。(2022/01/14 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA787 |
1991年生まれのヴァイオリニスト、トビアス・フェルトマン。ALPHAレーベルではラヴェル、プロコフィエフ、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ集(ALPHA253)をリリース。この演奏における瑞々しい感性と高い技術は、同世代のヴァイオリニストの中でも群を抜く存在感を放っています。世界中のオーケストラから共演を求められているフェルトマン、今回のアルバムではジャン=ジャック・カントロフが指揮するリエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団と共演を果たしました。同じく優れたヴァイオリニストであるカントロフのサポートにより、伸び伸びと演奏されるシベリウスと、神秘的な作風を持つラウタヴァーラの2曲をお聴きください。(2018/06/29 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA357 |
【注目のソプラノ、アスミク・グリゴリアンによるダイナミックなラフマニノフ!】ザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽祭、コヴェント・ガーデン王立歌劇場などのステージにおいて、圧倒的な歌唱力と表現力で聴衆を魅了し続けているアスミク・グリゴリアンのソロ・アルバムが、ALPHAから登場。演目はオペラではなく、ラフマニノフの歌曲です。しかし彼女自身が、「ラフマニノフの歌曲はオペラなみの力強い表現が必要。彼は数分のオペラを何曲も書いた。」と語るように、ここで聴かせる彼女のダイナミックな歌唱には驚かされます。そしてそれをピアノで支えるのは、ショパン・コンクール、チャイコフスキー・コンクールなどでの輝かしい受賞歴のほか、世界中の大ホールでの演奏実績を誇るルーカス・ゲニューシャスという万全の布陣。グリゴリアンの幅広い表現の魅力を存分に味わうことの出来る、聴き応えたっぷりのアルバムです。(2022/03/25 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA796 |
【2017年エリーザベト王妃国際コンクールの覇者による、ロシアのチェロ作品集】2017年に新設された、エリーザベト王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者となったジュリアン=ラフェリエール。それ以前にリリースしたブラームス、フランクとドビュッシーのソナタ(MIRARE)は、ディアパソン・ドール2017に選ばれており、2019年初頭にリリースしたヤン・ミサ、アダム・ラルームらとのトリオによるアルバム(SONY)も高い評価を得ています。ピアニストのヴィトーはラ・フォル・ジュルネなどの来日でもお馴染み。このアルバムには、ロシアを代表するチェロの名曲が収められていますが、社会主義台頭を避けて西側に亡命したラフマニノフ、体制の粛清にさらされ思うように作曲に打ち込めなかったショスタコーヴィチというように、母国の政治に翻弄されてきた作曲家たちの作品でもあり、もう一人のデニソフもまた、社会主義リアリズムに反して西側の同時代音楽に呼応し続けていました。ジュリアン=ラフェリエールとヴィトーは、20世紀におけるチェロ音楽の頂点ともいえる作品とその作者に深く寄り添った、美しも厳しい演奏を聴かせてくれます。(2019/10/18 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA547 |
【ゲニューシャスが作曲家自身のピアノで明らかにする、ソナタ第1番が生まれたときの姿!】ショパン・コンクール、チャイコフスキー・コンクールなどで輝かしい受賞歴を誇るルーカス・ゲニューシャス。アスミク・グリゴリアンとの共演によるラフマニノフに続くALPHA第2弾は、やはりラフマニノフによるピアノ・ソナタ第1番。しかもゲニューシャス自身がロシア国立音楽博物館にコンタクトを取り、そこに保管されているオリジナルの手稿譜を使っての初録音が実現しました。難曲として知られるこの作品ですが、1907年にドレスデンで作曲されるも周囲に受け入れられず、翌年初演を行うピアニスト、コンスタンティン・イグムノフらの提案で大幅なカットが施されています。しかしモスクワに保管されている未出版の手稿譜には元の形が完全に残されており、それは現在演奏されるものより100小節以上も長く、特に第1楽章後半、第3楽章の中盤以降に大きな違いが聴かれ、難易度はさらに上がっています。ゲニューシャスはこの作品に「圧倒的な力強さと壮大さはピアノ協奏曲第3番に並ぶ」と惚れ込んでおり、持ち前の技術力と強靭な表現力でその魅力を最大限に引き出しました。今回はさらに、スイスのルツェルン湖畔に残るラフマニノフの別荘に於いて、彼の60歳の記念にスタインウェイが贈った楽器を使って録音。生誕150年没後80年となる2023年にふさわしい、記念すべき一枚となりました。(2023/10/20 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA997 |
【ダミアン・ギヨンとカフェ・ツィマーマンの共演による哀歌集】古くは13世紀からあり、ルネサンスを経てバロックに入る頃、声楽曲としてのみならず、器楽曲としてもその形式を確立した「ラメント(哀歌・悲歌)」。ここにはオーストリアを中心に活躍したシュメルツァーとビーバー、存命中に大きな名声を得ていたヨハン・クリストフ・バッハ、その弟で大バッハの先妻マリア・バルバラの父でもあるヨハン・ミヒャエル・バッハ、フレスコバルディに学んだ鍵盤音楽の重要作曲家フローベルガー、ドレスデンにおけるシュッツの高弟で後年ハンブルクに移り多くの教会音楽を残したベルンハルトらによる、ラメントの性格を持った作品を収録しています。カフェ・ツィマーマンはこのアルバム制作にあたり、長年共演を重ねてきたダミアン・ギヨンを招き、しっとりとした表現に留まらず、時に波打つような動きを生き生きと歌い上げ、美しくもメリハリのある一枚に仕上げています。バレッティとフリッシュという、グループの中心人物二人それぞれのソロも収められた多彩なプログラムです。(2020/09/11 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA626 |
【ラモー芸術の粋が詰まった稀少な二つの“1幕物”。フランス最前線の精鋭陣による演奏で】1733年、齢50の年に初めてのオペラ《イポリートとアリシ》で物議を醸して以来、遅咲きながら瞬く間にフランスで最も話題の舞台音楽作曲家となったラモー。独自の作風を見出し名声の絶頂を迎えた彼の評判は間もなくルイ15世の王室に届き、1740年代には王の公妾となった稀代の文化人ポンパドゥール夫人からの愛顧を受けつつ、独特な作風をより洗練されたものへと進化させてゆきます。フランス最前線の古楽シーンから届いた今回の録音では、そんな時期にポンパドゥール夫人の肝煎りで複数回上演された音楽劇《愛の驚き》から、過去に録音されることのなかったプロローグ(序幕)と、1757年の再演時に新たに挿入された第2幕の原型となった《シバリスの住民たち》を収録。すでに名歌手ヴェロニク・ジャンスとの共演盤『PASSION』(ALPHA747/国内仕様NYCX-10234)でフランス古楽との抜群の相性を印象づけたアンサンブル・レ・シュルプリーズが、俊才歌手たちとともに、両作品の細部にいたるまで徹底的に吟味した解釈で比類ない名演に昇華。詩句の味わいを活かした歌唱もさることながら、無孔ナチュラル・トランペットを吹きこなすマドゥーフ兄弟やボンポルティ国際コンクール優勝者でもあるヴァイオリンの出口実祈など、注目すべき演奏家たちが多数揃った器楽勢の頼もしい共演も見事です。ラモー特有の音使いのユニークな魅力を心ゆくまで味わえる一編です。(2022/09/23 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA876 |
【貴重な初演版、当時のオペラ座楽団の編成で!ラモーによる楽器法の粋、錚々たる名歌手たちの妙技】バッハやヘンデルとほぼ同世代で、遅咲きながらフランス王室のみならずパリ市民の音楽シーンを牽引する存在となっていった大御所ラモー。リュリの歿後、少しずつ時代遅れになりつつあった全5幕形式のフランス正統派歌劇(抒情悲劇)に新たな活況を呼び込んだのも彼で、《ダルダニュス》から10年のブランクを経て1749年に発表した《ゾロアストル》は、初演こそ意欲的・先進的な構成が無理解にさらされ失敗に終わったものの、1756年の改訂版上演以降はフランスの人々にも受け入れられ喝采を浴びました。そして今回ここに登場するのは、ヴェルサイユ・バロック音楽センターの全面協力を得て実現した幻の初演版!映像含め既存録音もいくつかある改訂版では音楽構造の分かりやすさを優先させたため失われてしまった、ラモーと台本作家カユザックによる当初の哲学的・先進的アイデアを本来の姿のままに辿れる、最新校訂の楽譜による貴重な初録音です。初演当時のオペラ座の編成に合わせ管楽器奏者を増やし、低音を左右に振り分けるなど楽器配置も当時流にこだわりながら、故マルゴワールから音楽監督の座を受け継いだ名門楽団ラ・グランド・エキュリーを加えた大編成でこの録音に臨むのは、トラヴェルソ奏者コセンコのもとALPHAやAparte、SONYなど多くのレーベルで名盤を連発しているレザンバサドゥール。頼もしい通奏低音勢に支えられながら、題名役のファン・メヘレンを筆頭に、デヴォス、ジャンスら世代を越えての注目女声歌手、そしてヴィダルにクリストヤニスと、欧州歌劇界の大御所たちが演技力たっぷり織り上げてゆく物語。序曲から絶好調のオーケストラも、随所の聴きどころでの強い求心力で存在感を発揮します。素顔のラモー芸術の真価を知らしめる新たな名演の登場と言ってよいでしょう。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA891 |
【南仏の古城にあるスコット・ロスゆかりの銘器で、巨匠ラモーの知られざる一族の世界へ】2021年1月、新型コロナ感染拡大のなか隔離待機期間を経て来日ツアーを成功させ、フランスをはじめとするヨーロッパでの注目度の高さを裏書きしたクラヴサンの名手ジュスタン・テイラー。ブリュッヘ(ブリュージュ)国際古楽コンクールで成功をおさめ、ALPHAレーベルで着実にリリースするアルバムの多くがフランス内外でも高評価を博す新世代の俊才が、新たに世に問うアルバムは「ラモーの一族」。啓蒙主義思想家として知られるディドロの対話劇風論考『ラモーの甥』でも知られる通り、ラモーは一族にも音楽家が幾人かおりましたが、ここでは大御所ジャン=フィリップ・ラモーのクラヴサン作品に加え、古典派時代にいたる一族の系譜をたどりながら彼らの作品も併せて収録しています。さらに、18世紀後半の重要な鍵盤音楽家タプレの作品や、19世紀末のピアノの銘器を使用してのドビュッシー作品をプログラムに編み込み、アルバムとしての面白さがひときわ多層的に(解説は演奏者自身が執筆)。クラヴサンは故スコット・ロスが愛奏したことで有名な南仏アサス城の18世紀の楽器。歴史的ピアノはパリのシテ・ド・ラ・ミュジークにある楽器博物館所蔵のオリジナル。惚れ惚れするような美音と空間の響きをALPHA初期からの名技師ユーグ・デショーが鮮明に収録しており、テイラーの自然体から立ちのぼる音楽の味わいを空気感ともども伝えています。(2021/04/09 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA721 |