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Alpha: アルバム一覧

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    レーヴェ/シューマン/ドビュッシー/ヴォルフ/プーランク:ソプラノのための作品集(ピオー)

    名ソプラノ、サンドリーヌ・ピオーのALPHAレーベルへの初のリサイタル・アルバム。タイトルの「CHIMERE-シメール」とはギリシャ神話に登場する“ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ怪物”(英語読みではキマイラ)のことですが、時には理解できない夢の象徴や、様々な要素を併せ持つ存在=女性そのものを示す、まさにこのアルバムにふさわしい言葉です。彼女が変幻自在に歌い上げるレーヴェ、ヴォルフ、ドビュッシー、プーランク、あまり聴くことのないガーニー、バクサ、そしてバーバー、プレヴィンの歌曲は、ドイツ語、フランス語、英語の3つの言語を行き来しながら、聴き手を詩的で親密な夢の旅へといざないます。伴奏のマノフのピアノもピオーの歌にぴったりと寄り添い、ユニークな世界を描き出しています。(2018/06/29 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA397

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    レオナルド・ダ・ヴィンチ、秘められた音楽

    レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)の歿後500周年にあたり、中世~ルネサンス音楽を多角的なアプローチで「いま」に甦らせてきたフランスの精鋭集団ドゥース・メモワールがおくる充実企画……書籍型ブックレットにはレオナルドの絵画作品10作を中心に美しいカラー図版が満載、この画家の生きた時代にイタリアで知られていた音楽の数々を耳で愉しみながら、ルネサンス絵画と音楽とがどのように関わっていたのか、彼らの目線から周到に解き明かしてゆきます。徹底した時代背景への研究と音楽学的見地から確かな実績を重ねてきたドゥース・メモワールだけに、選曲は絶妙。フランドル楽派とイタリアの緊密な関係も含め、ルネサンス音楽の知られざる側面までも光をあてずにおきません。演奏の精妙さも特筆に値します。「秘められた音楽」という表題にかかわる解題(国内仕様は訳付)も興味深く「読み解いてこそ」のアルバムであると言えるでしょう。ルネサンス芸術がいかに「耳だけ」「眼だけ」では真価にたどりつけないものだったか、さまざまな角度から実感せずにおれない充実企画です。(2019/05/17 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA456

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    レグレンツィ:オラトリオ「悔悛者の心の死」(ブラジーコヴァー/ファネッリ/ジョルダーニ/シェルトン/アンサンブル・マスク/フォルタン)

    【室内編成で驚くほど豊かに織り上げられる、17世紀後半イタリアのオラトリオ】17世紀半ばから後半にかけ、ミラノやボローニャ、ヴェネツィアなどで活躍した作曲家レグレンツィは、カヴァッリやカリッシミら17世紀中盤のイタリアを代表する作曲家たちの後を受け、コレッリやA.スカルラッティら後期バロックと呼びうる時代の大家たちとの橋渡しをなす存在。複数のヴァイオリンが歌い交わす室内楽曲の発展に大きく寄与した一方、声楽作品も多く残していますが、録音は必ずしも多くありません。ここではヴェネツィア滞在中の1673年に初演された、人間の罪深さを自覚し信心深く生きることを促すカトリック寓意物語『悔悛者の心の死』を、長くスキップ・センペの頼れるアシスタントとして活躍してきたオリヴィエ・フォルタンを中心に集まった名手たちがコントラスト鮮やかに全曲演奏。コレッリやムファットなどにも通じる端正な音作りやA.スカルラッティやボノンチーニの初期作品にも比しうる歌心には、すでに次の世紀の到来さえ予感させるものがあります。鈴木雅明やフィリップ・ヘレヴェッヘらとの共演でも注目されるハナ・ブラジコヴァーを筆頭に表現力きわだつ歌手たちの妙技を、欧州各地で多忙な活躍を続ける腕利きの器楽勢が鮮やかにサポート。通奏低音以外は各パート一人ずつとは思えない変幻自在の響きの聴きごたえに唸らされます。(2023/06/09 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA975

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    ロンベルク:ヴァイオリン協奏曲第4番、第9番、第12番(カプリッチョ・バロック管/シラノシアン)

    【没後200年、古楽器名手たちが解き明かすA.ロンベルクの貴重な協奏曲!】「知られざる昔日の巨匠」の世界に当時の楽器と奏法で触れることの出来る一枚。バーゼル・スコラ・カントルムで学んだ俊才たちが集うカプリッチョ・バロック・オーケストラは、ベートーヴェンやその世代の音楽の発掘に余念がありませんが、現代楽器でさえ録音の少ないアンドレアス・ロンベルクの協奏曲群を初期から後期までバランスよく収めたこの新録音は、その意味できわめて貴重といえます。ラインハルト・ゲーベル門下の才人シラノシアンの惚れ惚れするようなガット弦演奏とともに、ベートーヴェンの3歳年上で天才少年としてデビューしたこの作曲家の音世界を堪能することの出来るアルバム。古典派流儀のしっかりした曲構成のなか、トランペットなしティンパニありの編成のために綴られたオーケストラ・パートが充実した音響で「生のままの200年前」に聴き手を誘う3曲。ロマン派にぐっと近づく世代の音楽らしい緩急自在で劇的な展開が、古楽器演奏のコントラストでひときわ映える聴きどころの連続です。cpoにいくつか録音のある、いとこのチェロ奏者=作曲家ベルンハルト・ロンベルクとともに、ベートーヴェン・イヤーを経て今こそ知りたくなる音世界が詰まっています。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA452

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    私の中のゴッホ~ゴッホとクリムトの時代を巡るア・カペラ・コーラスの旅(オランダ室内合唱団)

    【極上の美しさ!ダイクストラが導くア・カペラの世界】ペーター・ダイクストラ率いるオランダ室内合唱団による、ゴッホとクリムトが生きた19世紀末近辺のフランスとドイツの音楽を集めたア・カペラ・アルバム。サン=サーンス、ドビュッシー、リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルクといった大家の合唱作品が聴けますが、サティの「ジムノペディ第1番」(この編曲による世界初録音)などの合唱編曲版などが収録されているのが嬉しいところ。中でも、妻アルマの作品と会話のように交互に収められたマーラーの編曲版に注目で、彼らならではの高純度のア・カペラで歌われる「原光」や交響曲第5番「アダージェット」の美しさは、まさに天国的と言えるでしょう。合唱編曲の多くは、この分野で定評のあるドイツの作曲家クリトゥス・ゴットヴァルトによるものです。またこの作品はイタリアのアート集団「fuse*」とのコラボレーションとなっており、実演では、ステージ上の大きなスクリーンにゴッホとクリムトの絵を元にしたイメージを投影し、それが観客と演奏者の生体反応をリアルタイムに反映して次々と変化していく、インスタレーションの要素を導入していました。その様子もブックレットにカラーで掲載されています。(2022/10/14 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA638

  • Chopin intime

    【ショパンがマヨルカ島で弾いたものと同型楽器を使用!】鍵盤古楽器の若き旗手ジュスタン・テイラーによるショパンが登場。プレイエルが1835年から1842年の間にだけ製造していたピアニーノ(アップライトピアノ)を使用し、ショパンがマヨルカ島で同型の楽器を使い書き上げた作品を中心に収録しています。テイラー自身の編曲によるベッリーニの「清らかな女神よ」も収録。<ジュスタン・テイラーのショパンに寄せて 川口成彦>2015年のブルージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で23歳の若さで優勝したジュスタン・テイラーは、今では若手チェンバロ奏者の筆頭として世界中で活躍している名手です。彼はチェンバロのみならず、大分前からフォルテピアノでの活動も展開しており、2025年には日本で初めてフォルテピアノでの演奏も披露しました。フォルテピアノ奏者としてこれまで幾つか録音を出していますが、今回彼がリリースすることになったのは驚くことにショパン!しかもショパンの時代のプレイエルの修復において大変重要な存在である、フランスのオリヴィエ・ファディーニが近年修復を終えた1839年のプレイエルのピアニーノ(アップライトピアノ)での世界初の録音です。オーセンティックな音色を求め、修復の細部まで己の修復美学と信念を貫いているファディーニの楽器は、まさにショパンの魂を現代に呼び起こす銘器です。プレイエルのピアニーノと言えばショパンがマヨルカ島にて《24の前奏曲》の完成を共にした楽器で、ショパンが自分自身の心の奥底と対峙していた密やかな時間を思い起こさせます。録音で使われた楽器はショパンが所有していたものとほぼ同時期のものなので尚更です。フランス語によるCDタイトル “Chopin Intime”(親密なショパン)の通り、当時のショパンが独り、あるいは親密な友人を囲んで思いつくがままにピアノを奏でるような内容は大変魅力的です。ベッリーニのオペラ《ノルマ》の「清らかな女神よ」は、伝説的メゾソプラノのポーリーヌ・ヴィアルドがショパンのピアノ伴奏で歌ったと考えられている作品で、ショパンによるピアノ編曲からインスピレーションを受けたテイラー自身によるバージョンは幸せなサプライズと言えるでしょう。ショパンはピアノ音楽において革新的な存在でしたが、リストがショパンのことを「J.S.バッハの熱狂的な弟子」と称したように、彼はバロック音楽など前時代の音楽の探究にも熱心でした。チェンバロ奏者として、ショパンと同じくバロック音楽を日々探求するテイラー。時代を超えた二人の親密な時間がそこにはあります。(2025/05/09 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1132

  • Couperin & Lalande: Leçons de Ténèbres

    【容赦ない死のイメージが隣り合う、中低音男声による異色の「ルソン」像】カトリックの宗教施設では、復活祭に先立つ早春の受難週に際し、未明から日の出にかけ旧約聖書の『哀歌』を唱えて罪の悔悛を促す「ルソン・ド・テネブル〔暗闇の朝課〕」の祈りが行われていました。17~18世紀のフランスではこの祈りを半日ずらし、器楽の参入を通奏低音のみに絞った質素な祈りの音楽が日中に演奏されており、シャルパンティエ、ド・ラランド、クープランなどの大家が名作を残しています。特にクープランの3曲は名盤が多く存在しますが、ほぼ全て女声かカウンターテナーによる高音歌唱での解釈。それは作品が女性向け施設で演奏されていたことに起因しますが、フランス最前線で活躍するレ・シュルプリーズは他の宗教施設における男性の歌唱でも同作が演奏されていたであろうことを意識、中低音の男声歌唱でこれらの名曲を演奏しています。温もりあるテノールとバリトンの美声で描き出されるクープラン作品は、『哀歌』の作者とされる預言者エレミア自身が切々と語っているかのような説得力に満ちた演奏。前後や曲間では他の作曲家による作品が男声合唱で歌われ、冒頭では17世紀の南仏の作曲家ブジニャックによる峻厳な合唱曲が、容赦ない死の現実を突きつけるかのように響き、本盤の独特な音世界へと聴き手を引きずり込みます。(2025/04/11 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1129

  • Electric Fields

    【ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとエレクトロニクス、声とピアノが生み出す、エネルギーと静寂の渦】2015年以降、バーバラ・ハンニガンとカティア&マリエル・ラベック、フランスの作曲家・パフォーマーのダヴィッド・シャルマンが、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンをインスピレーションの中心に据えた即興演奏を重ね、作り上げたプログラム「Electoric Fields(電場)」。イタリア・バロックのバルバラ・ストロッツィとフランチェスカ・カッチーニという2人の女性作曲家の要素と、アメリカの作曲家・ギタリスト、ブライス・デスナーも加わり、多分野を統合した没入型パフォーマンスとして2021年にロサンゼルス・フィルハーモニック(LA Phil)で初演されました。その後音楽自体を作品の中心として発展させこのアルバムが誕生。ヒルデガルトが自ら考案したと伝えられる神秘言語リングア・イグノタ(不明な言語の意)やラテン語で残したテキストが中心に歌われ、持続音(ドローン)に支えられた瞑想的なアンビエント・ミュージック、ライヴ・エレクトロニクスを用いた即興、ポスト・ミニマルなど様々な要素による浮遊感と緊張感の絶妙なバランスが、聴く者の神経を快く刺激します。(2025/05/09 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA980