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CD Accord: アルバム一覧

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    ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番、第2番/「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調(ティール/ドロゴス)

    ベートーヴェンの室内楽作品は、音楽史において最も重要な位置を占めているにもかかわらず、ポーランドのアーティストによる録音はあまり多くありません。ピリオド楽器による演奏は更に少なく、このアルバムはポーランドにおけるこの分野の先駆的録音といえるものです。バロック期の「通奏低音とチェロを伴うソナタ」ではなく、ピアノとチェロが対等に扱われたベートーヴェンの初期の傑作を、ヴロツワフ・バロック・オーケストラの芸術監督を務めるポーランドの古楽演奏のパイオニア的存在であるヤロスワフ・ティエルが流麗に演奏。彼の室内楽の録音はこのアルバムが初となります。/(2017/05/26 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD225

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    ペキエル:ミサ曲集(ヴロツワフ・バロック・アンサンブル/コセンジャク)

    バロック期のポーランドを代表する作曲家の一人、ペンキェル(不祥-1666頃)は、古都クラクフからワルシャワへと王宮が移転したばかりの1633年頃のワルシャワ宮廷礼拝堂に仕え、最初はオルガニストとして宗教音楽を担当した人です。1654年にスウェーデンがポーランドに侵攻した際はウィーンに逃れ、その後は1658年からヴァヴェル城大聖堂の音楽監督も務め、数多くの作品を残しています。見事なポリフォニーに支えられた彼の作品のいくつは、ウプサラ大学の図書館に保存されており、当時のポーランド音楽を研究するために役立っています。2016年に発売された第1集と同じく、指揮者コセンジャクが知られざる作品の復興に力を尽くしました。古いパレスチナの多声合唱に由来する「ミサ・パスカリス」や、2つの歌い手のグループの対話によるミサなど、当時の演奏法も研究の上に演奏されています。カノンやフーガはペンキェルと同世代の作曲家、マルコ・スカッキによる論文に添付されていたもので、実際に演奏されるためのものではないという研究結果も興味深いものです。(2017/06/23 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD240

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    ヘルジン:レクイエム(パシチニク/ランペルト/ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団/ポーランド放送管/ミハウォフスキ)

    1970年、ポーランドのブィドゴシュチュに生まれたクシシュトフ・ヘルジン。地元の音楽アカデミーでカタルジナ・ポポワ・ジドロンらにピアノを学び、卒業後はジャズやポップスの分野でもピアニストおよび編曲家として活躍。これまでに多彩なジャンルにまたがる20枚以上のアルバムを制作し、200枚を超えるCDのレコーディングに参加するなど精力的に活動しています。このアルバムには2018年の「レクイエム」を収録。ヘルジンは「死と人生のはかなさを振り返ることが、自分の道を見つける助けになると私は深く信じています。」と語り、 死を熟考し受け入れることだけが心の平安をもたらすことができると説きます。そして作品からは痛みと苦しみに満ちた「Dies irae 怒りの日」を排除、「Kyrie eleison」の一部は神学者と相談の上、新しく構築した「復活したイエス、勝利の王を歓迎し、感謝する」明るい曲に仕上げています。作品全体にも耳なじみのよい旋律が用いられており、時には華やかな映画音楽を思わせる箇所もあり、最後の「In paradisum 楽園にて」での光に満ちた旋律が、悲しみの心を優しく包み込みます。現代の人々に贈るレクイエムです。 (2024/04/19 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD333

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    ペンキェル:ミサ曲第2番/アヴェ・マリア/主の御保護のもとに/マリアは天に昇らされたまいぬ/最美なるミサ/主の大いなる御名を(コセンジャク)

    バロック期のポーランドを代表する作曲家の一人、ペンキェル(不祥-1666頃)は、古都クラクフからワルシャワへと王宮が移転したばかりの1633年頃のワルシャワ宮廷礼拝堂に仕え、最初はオルガニストとして宗教音楽を担当した人です。1654年にスウェーデンがポーランドに侵攻した際はウィーンに逃れ、その後は1658年からヴァヴェル城大聖堂の音楽監督も務め、数多くの作品を残しています。見事なポリフォニーに支えられた彼の作品のいくつは、ウプサラ大学の図書館に保存されており、当時のポーランドの音楽を研究するために役立っています。指揮者コセンジャクはこの楽譜を丹念に研究し、時代考証を踏まえながら、実際の音として再現。ペンキェルという作曲家を知るための手引きとして最適のアルバムです。(2016/10/21 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD222

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    ペンデレツキ:クラリネット四重奏曲/メイエル:カプリッチョ/スウォヴィンスキ:王宮のための組曲(フォー・チューン)

    現在ポーランドで高く評価されている現代作曲家の一人、クシシシュトフ・メイエル。彼の作品の中では13曲ある弦楽四重奏が良く知られていますが、この80年代に書かれた「カプリッチョ」もなかなかの意欲作。難解な作風ではありますが、刺激的であり、楽器の使い方にも目を見張るものがあります。それに対し、スウォヴィニスキのバロック時代のスタイルを意識して書かれた「王宮のための組曲」は、古典的な枠組みの中にモダンな響きを封じ込めたもの。ペンデレツキの作品は個人的な思い出の中に、シューベルトの弦楽五重奏からの雰囲気を封じ込めたと作曲家自身が語っています。緊密なアンサンブルをお聞きください。(2014/04/23 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD187

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    ペンデレツキ:交響曲第6番「中国の詩」/クラリネット協奏曲(ゲンツ/ヴォイチェホフスキ/ポーランド室内フィル/ライスキ)

    ペンデレツキの「交響曲第6番」と「クラリネット協奏曲」は作曲年に30年以上の隔たりがあり、いずれも作曲家の芸術的スタンスの、モニュメンタリズム(古典主義と新古典主義の再結びつきを不可欠な規範として持つ建築的傾向)からより親密で内面的かつ明快な音楽への転換を示しています。「死にゆく森へのエレジー」として構想された交響曲第6番は長い間スケッチのみの欠番とされていましたが、ペンデレツキは2008年から少しずつ曲を形作り2017年に完成。このアルバムが世界初録音となります。2004年に完成された交響曲第8番でドイツの詩を用いたペンデレツキですが、この曲ではベートゲがドイツ語に翻案した「中国の詩」を用い、要所要所に二胡のソロを置くなど、一層、ロマン派の作風に回帰しています。かたや単一楽章からなる「クラリネット協奏曲」はバロック的なレトリックである「溜息」のモチーフに始まり、さまざまな曲調を経て、最後はまた「溜息」のモチーフが現れ、静かに曲を閉じます。(2020/04/24 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD270

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    ペンデレツキ/シマノフスキ/パヌフニク:弦楽四重奏曲集(アトマ四重奏団)

    「アトマ四重奏団」は現代ポーランドにおける最も若い奏者たちで構成されたアンサンブルです。もともとはポーランド音楽アカデミーの卒業者たちが「New Music Quartet」という名前で活動していましたが、2016年から今の名前を用いるようになりました。数多くの国際コンクールで入賞経験のあり大きな期待が寄せられています。このアルバムには、彼女たちが2年がかりで模索した「芸術的にユニーク」と考える、様々な作曲年代に書かれた作品が収録されています。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD252

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    ペンデレツキ:ピアノ協奏曲「復活」/交響曲第2番「クリスマス」(ダグラス/ワルシャワ・フィル/ボレイコ)

    ポーランドを代表するレーベルから故クシシュトフ・ペンデレツキに捧げるアルバム。ピアノ協奏曲「復活」は ペンデレツキ自身が"ネオロマンティックな精神から生まれた"と語っており、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件への思いも込められています。2001年から翌年にかけて初稿が書かれ、2007年に改訂が施されました。バルトークやプロコフィエフを思わせるサウンドと、最終楽章に現れる美しい聖歌の旋律が強い印象を残します。「クリスマス」と題された交響曲第2番は1980年にズービン・メータとニューヨーク・フィルの委嘱で書かれた作品で、クリスマスの聖歌が曲のあちこちに引用されていますが、曲全体としてはショスタコーヴィチに近い激しさを持っています。アンドレイ・ボレイコはサンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、2019/20のシーズンよりワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。(2022/12/23 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD299

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    ボノンチーニ:オラトリオ「洗礼者聖ヨハネの斬首」(マルシニク/ブイニツカ/バルトニク/ヴロツワフ・バロック管/コセンジャク)

    ポーランドを代表する古楽系指揮者コセンジャクによるイタリア・バロック期の作曲家アントニオ・マリア・ボノンチーニのオラトリオ。父も兄も音楽家であり、若い頃から優れたチェリストとして名を馳せたボノンチーニは、ウィーンの宮廷に仕えカール大公の宮廷楽長を務めるなど、多彩な活躍をしたことで知られています。このオラトリオ「洗礼者ヨハネの斬首」は1709年の四旬節に皇帝ヨーゼフ1世の礼拝堂で初演された作品で、当時のウィーンの歌手と器楽奏者たちの持つ高いレベルを意識した技巧的な作風に拠っています。聖書に基づく有名な場面が描かれており、ボノンチーニは各場面で女声を上手く用いることで、エローデとサロメの二重唱などに極めて官能的な音楽を与えています。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD256

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    マスランカ/シェリゴフスキ/サイ:室内楽作品集(ルトスエアー五重奏団)

    室内楽は、各奏者たちの才能と、同じ方向の音楽性、創造性、そして時には妥協も必要とする少人数の研ぎ澄まされたアンサンブルです。中でも木管五重奏曲は異なった音色と、多様な演奏技法、各々の楽器の特性の違いなど作曲家にとっても課題が多いジャンルです。19世紀にはダンツィやレイハの作品などが知られますが、20世紀になってタファネルやニールセンなど何人かの作曲家が五重奏の作曲を試みるようになり、これに触発された作曲家たちが次々と争うように数多くの作品を生み出し始めました。このアルバムでは20世紀と21世紀の作品を2曲ずつ収録。斬新で実験的な響きを存分にお楽しみいただけます。(2017/06/23 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD234