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Carpe Diem: アルバム一覧

  • パガニーニ:チェントーネ・ディ・ソナタ集/ギター・ソナタ第34番、第35番(山口慶子/コンテ)

    東京生まれのヴァイオリニスト、山口慶子のデビュー盤。清水高師に師事し、東京芸大を卒業後はベーゼルに留学、バロック・ヴァイオリンをジュリアーノ・カルミニョーラから学びます。ソリスト、室内楽奏者として主にヨーロッパで活躍中の彼女、北米、南米、ロシアを始め、アゼルバイジャン、トルコ、中国などでも高い評価を受けています。使用楽器は1822年のニコラ・デュポ制作のもの。古典から現代まで幅広いレパートリーを持つ彼女の豊かな音楽性と高い技術、なにより溢れる歌心をお楽しみください。(2013/07/19 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16297

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    J.S. バッハ/ブラウン/フラックトン/テレマン:ヴィオラ作品集(ヘンリクス)

    【単体では注目されにくい「古楽器ヴィオラ」の味わいを、絶妙選曲で隅々まで】近代もかなり後になるまでソロ楽器として扱われる機会に恵まれなかったヴィオラですが、実は大バッハがこれを弾きながら合奏を指揮したと言われるように、バロック後期のドイツでは決して看過できない存在とされていました。古楽器奏者にも名手は多いものの、バロック・ヴィオラを単体で聴ける機会となると非常に限られてくるのは確か。ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスやコンチェルト・ケルン、ヴォクス・ルミニス、ホラント・バロックなどヨーロッパ屈指の古楽アンサンブルで活躍を続けるナディーネ・ヘンリクスの演奏で、バッハと同時代人たちによる作品群を通じてこの楽器を堪能できるこの新録音の登場は、古楽ファンならずとも歓迎せずにおれません。指定されている本来の楽器でなくとも、演奏可能であれば別の楽器を使うことが日常的に行われたバロック期の演奏習慣を踏まえ、的確な判断で選び抜かれた名品の数々は、18世紀オリジナルのヴィオラから引き出される中音域のくすんだ音色の魅力を最大限に活かしたヘンリクスの演奏を通じ、いずれも味わい深く響きます。無伴奏作品を中心にしつつ共演者が加わる作品もあり、とくにトリオ編成で演奏されているBWV1029のソナタでは本来ガンバ向けに書かれたパートをヴィオラが受け持ち、通奏低音に徹するヒレ・パールのガンバやチェンバロの右手のパートを弾くペーテル・ブラチのヴァイオリンなど、他の楽器との対比が鮮やかに際立つ解釈になっています。(2022/09/09 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16328

  • J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV 1001/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 BWV 1004 (リュート編)(リンコン)

    1979年生まれ、若きスペインのリュート奏者ミゲル・リンコンによる美しいバッハの作品集。彼は既に古楽の分野ではとても有名ですが、carpe diemでのソロデビュー盤は彼自身によるバッハのトランスクリプションになります。これらの作品にはバッハ自身の編曲版もありますが、リンコンはリュートの特性を最大限に生かし感情的で豊かな音色を模索、複雑で美しい「リュート組曲」を再創造したのです。パルティータの終曲「シャコンヌ」での見事な音の造形には息を呑むことでしょう。(2013/03/20 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16295

  • J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番、第2番、第5番 BWV 1007、1008、1011 (エレディ)

    ハンガリーのバロック・チェロ奏者ジェンジ・エレディによる「バッハ無伴奏」新録音は、オーストリアの小さな礼拝堂の音響を活かした、レーベル側も大いに胸を張るサウンドが魅力。奏者エレディは音楽学者としての知見にもすぐれ、バッハの時代における音の「語り進め方」(修辞学)をふまえながら、時にはチェロ本体を打楽器のように使うなど即興的要素も盛り込み、バロック期の演奏習慣と作品本来のあり方を最大限に活かした21世紀型の古楽アプローチで、三つの傑作の解釈に新鮮な風を吹き込みます。短調の2作品のあいだに有名な第1組曲を配した選曲からしてユニークですが、彼女は楽章ごとに個々の独立した物語としての存在感を意識、全18楽章それぞれに詩や散文も寄せています(原文解説)。17世紀に遡っての徹底した歴史資料研究にもとづき再現された3種の弓を使い分け、ナポリ18世紀の名工グヮダニーニのモデルによるバロック・チェロから豊かな音色美を引き出しながら、多角的な視座のもと浮き彫りにしてゆく立体的作品像。改めて注目したい新録音です。(2018/12/07 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16318

  • J.S. バッハ:リュート組曲 BWV 997 (ギター編)/カステルヌオーヴォ=テデスコ:エスカラマン/悪魔的奇想曲(ノイマン)

    ドイツの若手女性ギタリスト、エリーゼ・ノイマンが演奏するJ.S.バッハとカステルヌオーヴォ=テデスコの作品集。2人の作品に明らかな関係性を見出すのは難しいのですが、大きく括ればどちらも「組曲」であるということでしょうか?しかし作品の中で展開される世界は全く異なり、伝統に則ったバッハの組曲と、自由に曲を集めたカステルヌオーヴォ=テデスコの「エスカラマン」はおよそ200年の様式の変化を如実に物語っています。ノイマンが演奏しているのは、1969年にダニエル・フリーデリヒが制作した楽器で、温かみのあるソウルフルな音色が魅力的です。(2019/09/20 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16315

  • ハリー・アウア・キング - チューダー王ヘンリー8世のための音楽

    チューダー王ヘンリー8世(1491-1547)は、イングランド王家史上最高のインテリであるとされ、ラテン語、スペイン語、フランス語を理解し、スポーツにも才能を発揮、また音楽にも造詣が深かったことで知られています。また幾つかの合唱曲の楽譜も現存、文化史にも名を残しています。このアルバムは、そんな王自身の作品とその時代の音楽を集めたもので、世俗曲から宗教曲まで、16世紀のイギリス文化の華を感じさせる好企画となっています。テノールのチャールズ・ダニエルズは、当時の言葉を古式ゆかしき発音で見事に歌い上げ、およそ500年前の音楽を生き生きと表現しています。(2012/12/19 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16292

  • バルトリーノ・ダ・パドヴァ/エギディウス・ド・フランシア/ランディーニ/ステファーニ:13世紀イタリアの声楽と室内楽作品集(ダニレフスキ)

    中世イアリアの最も精巧な作品のいくつかをご紹介いたします。アルバム全体が「夜明けから夕暮まで」というコンセプトを持ち、そのイメージに沿った音が並べられています(タイトルの「ばらとイラクサ」は「良いもの」と、「その反対のもの」の象徴)。日本人の名手たちを含むアンサンブル・シンタグマの愛情あふれる演奏は、この中世の音楽に息吹を与えています。(2012/11/21 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16287

  • パンドルフィ・メアッリ/フローベルガー:バロック室内楽作品集(ベロック/ル・コンセール・ブリゼ)

    本来はヴァイオリンと通奏低音のために書かれたソナタを、名手ドンゴワが、あたかも「コルネットのために書かれた」かのように易々と吹いています。細かいパッセージなどの処理は本当に驚くばかりの鮮やかさ。その上ライブ(拍手入り)というのですから、全く以って恐れ入ります。(2012/11/21 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16280

  • ピサドール/ムダーラ/ヴィラールト/デ・フエンリャーナ:ビウエラと声楽のための作品集(エル・コルテサノ)

    スペイン・ルネサンスの作曲家ディエゴ・ピサドールによるビウエラと歌のための曲集です。彼が1552年に発表した「リブロ・デ・ムジカ・デ・ビウエラ(ビウエラ音楽のための本)の全曲世界初演の録音となります。ビウエラを演奏するアリエル・アブラモヴィチとカウンターテナー、ホセ・ヘルナンデス・パストールの絶妙なアンサンブルは、この忘れられていた歌たちに新たな光をあてています。(2012/11/21 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16276

  • ヒッタ:Draumsyn (ヒッタ)

    ノルウェーの伝統的な楽器ハーディングフェーレは、日本でもヴァイオリニスト山瀬理桜の紹介で良く知られています。楽器に美しい装飾、トップの部分には神の象徴であるドラゴンが施された特徴的なフォルムを持ち、ノルウェーでは神聖な楽器とされていて、冠婚葬祭で奏されることが多く、もちろん、その音色も鄙びた味わいを持つ、ユニークなものなのです。このアルバムはノルウェーのハーディングフェーレ奏者アンネ・ヒッタ(1974-)のデビュー盤で、彼女自身の作品が収録されています。ノルウェーの風景、古代の知恵や感情、そして未知の世界への旅…静かに耳を傾けて、想像の翼を広げたくなるような魅力的な1枚です。(2015/01/28 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16301