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【名手ニン・フェンによるショスタコーヴィチとプロコフィエフ】2006年パガニーニ国際コンクールの覇者で、中国出身で現在はベルリンを拠点に活動しているヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ニン・フェンが弾くショスタコーヴィチとプロコフィエフの協奏曲二題。美しいメロディと瞑想的な側面を持つプロコフィエフと、シニカルで先鋭的なショスタコーヴィチの大作を、切れ味鋭く高い技術力と歌心で見事に描き分けています。(2024/11/08 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS45924 |
【オランダの新世代プレイヤーたちが瑞々しく伝えるメンデルスゾーン初期作品群】オランダの合唱指揮者パトリック・ファン・デル・リンデンを中心に、若い世代のプレイヤーが集まって発足したアルス・ムジカによるメンデルスゾーン初期作品集。作曲家がまだ若い頃、バッハをはじめとする古い時代の音楽の復権に意欲的だった師匠ツェルターの元で作曲を学んでいた時期に遡る一連の初期作品は、バロック音楽を思わせる音運びやポリフォニックな曲構造が特徴的。ここでオーケストラはナチュラル・ホルンを除き基本的に現代楽器を使っていますが、ノンヴィブラート中心のピリオド奏法を踏まえた弦楽合奏が作り出すハーモニーは透明感にあふれ、緻密な合唱と溶け合うかのような美しい調和の中、曲の起伏をよく捉えメリハリの利いた解釈を聴かせてくれます。擬古的な書法に風格が漂うキリエ、ナネッテ・マンスの美声がひときわ映える「めでたし、海の星」、作曲翌年の『マタイ受難曲』復活上演を予告するかのようなカンタータ「ただ愛する神の摂理にまかす者」といった声楽曲の傍ら、バロックさながらの弦楽交響曲と初期ロマン派の息吹が瑞々しい交響曲第1番での冴えわたる器楽勢の活躍も聴き逃がせません。なお交響曲第1番はオランダの作曲家ミシャ・スポルクによる小編成への編曲版が用いられており、ファン・デル・リンデンによれば、ファニーの誕生日祝いにメンデルスゾーン家で行われたと伝わる初演時の姿を想定したということです。(2024/10/04 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS46924 |
【『展覧会の絵』収録!フェドロヴァが描く、闇と光の物語】アンナ・フェドロヴァによる、闇の力をテーマにしたアルバム。スクリャービン自身が”巨大な魔物がいる、ここには真の悪がある”と語ったソナタに始まり、ラヴェルが描く怪奇の世界、ファリャが描く亡霊との駆け引きの世界へと続きます。メインは2023年5月の来日公演でも披露された『展覧会の絵』となっており、彼女の故国ウクライナの首都キーウ(キエフ)にそびえる大きな門をイメージした曲で、光が闇に打ち勝つフィナーレを迎えるという構成。生まれた国と、ロシアを含む過去の偉大な芸術への彼女の思いが詰まった内容といえそうです。繊細なタッチから強靭な打鍵、ダイナミックなクライマックスまで、フェドロヴァの持つ表現力の幅広さが遺憾なく発揮されています。(2024/09/06 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS47124 |
【フォルテピアノの大御所、原点回帰。18世紀オリジナル楽器による豊穣なクラヴサン芸術】クラヴサン〔チェンバロ〕奏者として研鑽を重ねつつ早くから18~19世紀モデルのフォルテピアノを演奏、LPレコードの時代からモーツァルトやベートーヴェンが馴染んでいた響きの真相に迫ってきたベルギーの大御所ジョス・ファン・インマゼール。その後も古楽器を使ったレパートリーは20世紀まで及び、古楽器オーケストラ指揮の傍らドビュッシーやラフマニノフの鍵盤作品も当時のピアノで録音していますが、今回は満を持して、そうした後の時代の響きまで細やかな解像度で解釈してきた彼ならではのクラヴサン独奏曲集を録音。使用楽器は現代随一の古楽鍵盤製作家3人の手で丁寧に修復された、18世紀パリ屈指の製作家たちによるオリジナル楽器3台。ルイ14世の治世末期から古典派前夜の1768年までに刊行された重要なクラヴサン曲集群から名品を厳選、さまざまな世代の巨匠7人の至芸に、18世紀パリそのままの響きを通じて迫ります。前世紀からの伝統を受け継いだマルシャンやクープラン、バロック末期に新機軸を打ち出したラモーやフォルクレ、タッチで音量に強弱がつかない特性を逆手に取りピアノとは違ったダイナミックな音楽表現を聴かせるバルバストルやデュフリ、A-L.クープランと、深い作品分析を経ての趣き豊かな演奏でそれぞれの世界の違いを味わえる喜びは格別。国内仕様盤では各楽器について詳述された原盤解説の訳に加えて各作曲家紹介も付属します。時代が進むにつれクラヴサンより人気を得ていったフォルテピアノの機微を知る奏者ならではのクラヴサン芸術後期の世界、じっくりお楽しみください。(2023/09/22 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS45523 |
【ペルトとバッハの深いつながりを解き明かす1枚】オランダに生まれイギリスで学んだヴァイオリニスト、シモーネ・ラムスマと、イギリス生まれのカンディダ・トンプソンによる、ペルトとバッハの作品を集めたアルバム。その強いつながりを示す「コラージュ」では、ペルト初期の動きのある作風でBACH主題が変容されてゆきます。そしてティンティナブリ様式による2つの作品とバッハの作品では、どちらも根底に祈りが流れているのを感じることが出来るでしょう。ラストの余韻まで非常に美しい一枚。(2024/05/03 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS46624 |
【19世紀フランスから現代のナイジェリアまで、女性作曲家たちによる知られざるクラリネット作品集】南アフリカ出身のクラリネット奏者マリア・デュ・トワは、ケープ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者などを経て、現在はオランダを拠点にソリスト・室内楽奏者として活躍しています。彼女にとって4枚目のアルバムとなる今作は、女性作曲家による知られざる作品を集めた興味深いもの。作曲家自身についても、有名なタイユフェールや近年注目されているバチェヴィチ、管楽器ファンには知られたゴトコフスキーや、ブラームスなどとの交流で知られるマリー・エリザベトなどのほかは、ほとんど知られていません。それぞれの国籍も、フランスを中心にデュ・トワの出身国南アフリカやナイジェリア、ラトヴィアからニュージーランドまで多彩。いずれもクラリネットの特性と持ち味を生かした聴き応えのある作品ばかりです。デュ・トワはオランダのピアニスト、フェラ・コーパーと共に、幅広い表現力で作品に深く寄り添った彫の深い演奏を聴かせています。(2024/11/22 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS47024 |
【「退廃音楽」の復権に貢献したエボニー・バンド、ラスト・アルバム】オーボエ奏者兼指揮者であるヴェルナー・ヘルベルスが率いるエボニー・バンドは、2つの世界大戦の間にヨーロッパで興った不条理主義的かつジャズの影響を受けた音楽を積極的に取り上げ、ナチスによって「退廃音楽」の汚名を着せられた後、散逸してしまったこれらの作品を発掘し、紹介することに力を注いできました。その活動は32年の間に200以上のコンサートを行い、数十曲を出版、15枚のCD(うちCHANNEL CLASSICSから11枚)をリリースするという成果を生んでおり、そのアーカイヴはハーグのthe Netherlands Music Instituteに移管され、広く公開されるべく保存されています。その活動を締めくくる一枚がこちら。ユダヤ人商人の息子としてウィーンに生まれシュレーカーに作曲を学んだウィルヘルム・グロスは、交響曲や室内楽、多数の舞台音楽を手がけました。ナチスの迫害を逃れて晩年にはアメリカに渡りヒュー・ウィリアムズの変名でポピュラー音楽も作曲、プレスリーが歌った「Harbour Lights」やビートルズもカバーした「Red Sails in the Sunset」などを生み出しましたが、心臓発作のため40代中盤で亡くなってしまいます。彼が、バルトークの《青ひげ公の城》も手掛けたベーラ・バラージュの台本により作曲したショート・オペラ《Achtung、 Aufnahme!!》が初演されたのは1930年のこと。映画の撮影を巡るゴタゴタをジャズのイディオムをふんだんに盛り込んだ音楽で描いています。シェーンベルクに師事しベルリンで指揮者と劇場音楽の作曲家として活躍していたヴァルター・ゲールも、ユダヤ系であったため職を失った後イギリスへ渡り、ジョージ・ウォルターの名で活躍しました。彼が1930年に書いたレヴュー『Komodien in Europa』は国際連盟や世界経済を皮肉ったもの。ブタペストに生まれたマティアーシュ・シェイベル(マティアス・サイバー)はコダーイに師事したのち、客船付きオーケストラのチェリストとして世界を周るうちに様々な音楽を習得、フランクフルトの音楽院にドイツ初のジャズのクラスが発足した時にはその指導者を務めましたが、彼も国を追われイギリスで活躍、アニメ映画「動物農場」の音楽も手掛けました。彼がミハイ・シゲティという作曲家と共同で手掛けたラジオ・ドラマ『Die vertauschten Manuskripte』は1931年に放送されたもので、奔放と純情という異なる性格の2人の女性と付き合う男が、それぞれのために書いた曲を逆に渡してしまうのですが、女性たちはそれにより自分の新しい一面を発見していくという不条理を含んだ物語で、全編をジャズ・バンドが伴奏しています。ゲールとシェイベルの2作品は、ヘルベルスが作品のエッセンスを凝縮して編曲した版で収録されています。(2023/07/07 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS46823 |
【ニーク・バールのセカンド・アルバムは、ベン・キムとの共演!】オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールは、デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積みました。オランダ国内はもとより各国のコンクールで入賞を重ねており、今回がセカンド・アルバムとなります。方やアメリカ出身のピアニスト、ベン・キムは、2006年のミュンヘン国際コンクールで優勝後世界各地で活躍しており、SONYとDECCAからソロ・アルバムもリリースしています。2022/23年シーズンに共演を重ねている2人がここで聴かせるのはシューマン夫妻による作品。最初の1音から、彼らがこれらの作品に傾ける深い情熱が伝わってくるような力演で、両者ともよく歌いながら振幅の大きな表現もぴったりと息の合った、素晴らしいパフォーマンスを聴かせています。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS45123 |
【美演!師弟共演によるシューマンとブルッフの名作】オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールのCHANNEL CLASSICS3枚目のアルバム。デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積んだ彼は、オランダ国内はもとより各国のコンクールで入賞を重ねています。今回は師ポッペンの指揮のもと、ドイツのヴァイオリン協奏曲2曲を録音。晩年のシューマンがヨアヒムのために書いたものの、演奏されず封印され80年以上も陽の目を見なかった作品と、こちらもヨアヒムの助言により改訂された、あらゆるヴァイオリン協奏曲の中でもトップクラスの人気を誇るブルッフの傑作をカップリングしています。バールはどちらの作品にも深く寄り添い、それぞれの美しさを伸び伸びと存分に引き出しました。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS46724 |
【名手2人をソリストに迎えた「ドン・キホーテ」と、イベールの隠れた人気作】デンマーク出身の指揮者・ヴァイオリニストのニコライ・シェプス=ズナイダーと、彼が音楽監督を務めるリヨン国立管弦楽団による、セルバンテスの『ドン・キホーテ』を元にした音楽作品2題を収録したアルバム。リヒャルト・シュトラウスによる6作目の交響詩「ドン・キホーテ」では、ヴィオラにベルリン・フィル首席奏者アミハイ・グロス、チェロにDGレーベルに多くの録音を残すジャン・ワンという2人の名手をゲストに迎え、それぞれの細やかな技巧と豊かな表現力とを軸に、華麗なオーケストレーションも十二分に引き立てた物語性豊かな音楽を聴かせます。カップリングはイベールによるバレエ『遍歴の騎士』からの組曲。原曲は1935年に作曲された2人の語り手と合唱を要する作品ですが、その約2/3程度の要素を再構成したのがこの組曲版。サクソフォンが随所で活躍するほか、ギターも登場してスペイン風情を演出します。イベールらしい洗練されたメロディと軽快な変拍子に華やかなオーケストレーションが施され、一部は吹奏楽編曲などでも親しまれる隠れた人気作品で、ここではリヨン国立管弦楽団による作品のツボを押さえた色彩感豊かな演奏で楽しむことが出来ます。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS45424 |