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「クラウディオ・アラウは、幅広い芸術と文学知識によって、思慮深く音楽を解釈し、その中心部に到達しようとしていました。」(ジョナサン・サマー)
チリで生まれアメリカを中心に活躍したピアニスト、クラウディオ・アラウ(1903-1991)。彼は1921年に初の録音を行ってから、1980年代のデジタル時代までの長い経歴を、録音の進化とともに過ごして来たと言えるでしょう。彼が得意としたのはベートーヴェン、リスト、シューマンであり、またモーツァルトやブラームスでも独自の世界を切り開き、その演奏は非常に高く評価されています。1950年代には最初のベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音を成し遂げ、1960年代には同じくベートーヴェン(1770-1827)のソナタ全集も録音を完成させています。この演奏は、そんな頃にストックホルムで収録されたもので、レコーディング・スタジオで録音された音楽とはまた違う即興性溢れたライブ録音です。ここには自由な精神が横溢した、明晰で揺るぎないベートーヴェン像があります。(2014/05/28 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5122 |
ICAレーベル期待の新人ピアニスト、イングリッド・ヤコビのベートーヴェン・シリーズ、今作の第1番と第3番でシリーズが完結となります。彼女はゲンリヒ・ネイガウスの弟子であったライサ・ゴロデッカの元でピアノの勉強を始め、16歳でセントルイス音楽学校で最高の賞を獲得、その後はボルドウィン・ピアノ・コンクールで優勝、他にも多数のコンクールで優秀な成績を収めています。数多くの録音もあり、ICAのベートーヴェンも高く評価されています。さて、今回のベートーヴェンの2つの協奏曲。番号こそ第1番になっているものの、実際は柔和な表情を持つ第2番よりも後に作曲されたハ長調の協奏曲は、極めて勇壮豪快な曲想を持つベートーヴェンらしい作品で、コロコロと転がる終楽章の軽快な主題が魅力的です。第3番は1800年の作品で、ハ短調という調性が悲壮感を醸し出しています。古典的な形式に則って書かれていますが、随所にロマンティックさが垣間見える古典派からロマン派の過渡期の名作です。この2曲の協奏曲にヤコビは、明確なアーティクレーションとフレージングを施し、独自の解釈と表現力で完全に自身のものにしています。この世代のピアニストの中で「最も詩的な」演奏をすると称賛される彼女の演奏、確かに抜きんでた素晴らしさを有しています。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5107 |
レオン・フライシャー(1928-)はアメリカ生まれのピアニスト・指揮者です。彼はサンフランシスコに生まれ、4歳でピアノを始め、8歳でデビュー。アルトゥール・シュナーベルからも教えを受けその才能を飛躍的に伸ばしていきます。彼の名を一躍高めたのは16歳の時。ピエール・モントゥーが振るニューヨーク・フィルハーモニーとの共演でした。、数多くのオーケストラと共演し、またカーネギー・ホールでリサイタルを行うなど華々しい活動を始めます。1950年から1958年にはヨーロッパに住み、1952年にはエリザベート王妃コンクールで「歴代初のアメリカ人」として優勝。数多くのコンサートや録音を行います。しかし、1965年に彼を襲った突然の病魔(局所性ジストニア)・・・右手の2本の指が動かなくなってしまった彼は、様々な治療を試みるも結局は引退を決意。その後40年近くは指揮者、指導者、そして「左手のピアニスト」として音楽の道を究めていきます。しかし、最近の治療法の進歩のおかげで、彼はまた右手の自由を取り戻し、2004年には再び「両手のピアニスト」としての録音をリリース。その不屈の魂が高く評価されたことを知る人も多いでしょう。この初CD化の録音は、彼のキャリアの絶頂期である1957年と1960年のもの。堂々たるベートーヴェン、そして愛らしいモーツァルト。ベートーヴェンではバックを務めるクリュイタンスの熱い演奏にも注目です。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5121 |