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ヴィドールといえば何といってもオルガン音楽、その素晴らしさはもちろんですが、その陰に隠れてしまった可哀相な、そして素晴らしい作品達ももっと知られて欲しいもの、鍵盤楽器に対する深い理解に基づいて作曲された、この明るく美しい2曲のピアノ入り室内楽曲もそんな仲間です。(作品番号は逆転していますが)先に作曲されたピアノ三重奏曲では、シチリアーノのリズムにのって親しみ易い旋律が高揚する第2楽章や、流れるような華麗さを持つ第4楽章、より成熟した筆致を感じさせるピアノ五重奏曲でも、やはり第2楽章のロマンティックで温かい美しさと、白熱のコーダで全曲を結ぶ第4楽章といったあたりが、とりわけ印象に残る出来映えです。*8.223193の再発売品(2002/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555416 |
若い頃からオルガン演奏に非凡な才能を見せていたヴィドール。彼に様々なオルガンの知識を与えた製作者カヴァイエ=コルの尽力で、わずか25歳でサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任、その後もカヴァイエ=コルとは親しい交際を続け、多くの音楽家とも親交を結び、ほぼ75年に渡る音楽生活で、当時フランスではほとんど顧みられることのなかったオルガンの地位を引き上げることに成功しました。そのため、現在ではオルガン作品ばかりが知られるヴィドールですが、カヴァイエ=コルのサロンで演奏された室内楽は熱狂的な歓迎を受けました。どの曲もブラームスを思わせるシンプルで明晰な旋律が特徴的ですが、突然の転調に耳を奪われたりと、数多くの工夫が凝らされています。/(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573764 |
「アンネ・フランクの日記」を基に、アメリカの作曲家ウィトボーン(1963-)が書き上げた合唱曲です。戦争の渦に巻き込まれた多感な10代の少女アンネ・フランクが、潜伏先であるアムステルダムの隠れ家で記した「手紙のスタイルによる」日記は、鋭い洞察力と批判精神を内包しつつも、少女らしい筆致と表現で、戦時下の不自由な生活 に負けない強さが記されています。このウィトボーンの音楽は“傷つくほどに美しい”(デーリー・テレグラフ)、“丁寧で控えめな表現がこの偉大な強さを表現する”(タイムズ)と称賛されています。この日記を書いた普通の少女の将来を断ち切ってしまった戦争というものについて、もう一度思いを馳せてみたい作品です。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573070 |
グラミー賞にもノミネートされた、現代イギリスを代表する合唱曲作曲家ウィトボーン(1963-)の《クリスマスのために》と題された合唱曲集。このアルバムの中心を成す"ミサ・キャロレ"は2つの国、イギリスとアメリカの伝統の融合で、中世音楽にも大いなる興味を寄せるウィトボーンらしく、オリジナルのメロディと伝承曲、彼のお気に入りのクリスマス・キャロルが巧みなアレンジを施されて次々に登場するという、華やかで賑やかな作品です。1920年頃からイギリスで行われている「Festival of Nine Lessons and Carols」は世界中で大反響を巻き起こし、同じ頃、中世のフォームを意識した「オックスフォード・キャロル」が出版され、こちらも人気になっています。このアルバムは、21世紀における新しい「キャロル」の形として、先ほどの「Festival of Nine Lessons and Carols」の形式を踏襲し、現代的なアレンジによる伝承曲と、自作の声楽曲を繋ぎ、一つの感動的なミサ曲に仕上げています。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573715 |
このアルバムを再生してすぐ、聴き手は「あれ、これ宗教曲だったはず」と複雑な思いに捉われるかもしれません。何しろソプラノ・サックスの朗々とした響きで始まるのですから。とはいえ、透明な響きを持つ合唱が「キリエ・エレイソン」と歌い始めると、何となく安心できるのは間違いありません。2000年から2001年に放送されたBBCドキュメンタリー・フィルムのために書かれた音楽をミサ曲にしたもので、いかにもキャッチーな肌触りが魅力です。他にも9.11の祈りのために書かれた「リヴィング・ヴォイシズ」など、生と死の狭間を垣間見るような、深遠で濃密な音楽です。(2011/11/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572737 |
サクソフォンと合唱音楽の作曲家として主にBBCで活躍するイギリスの現代作曲家、ホワイトボーンの感動的な合唱作品集です。このアルバムではケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団のために書かれた最新の作品を始め、古代の詩から、インドの古典詩、そして南アフリカの平和主義家で1984年のノーベル平和賞受賞者であるデズモンド・ムピロ・ツツをフィーチャーした祈りの歌まで、様々な表情の作品を聴くことができます。彼の音楽は本当に単純明快で、複雑なハーモニーを重んじるのではなく、その気になれば一緒に祈りを捧げるのも可能なほどに判りやすいメロディです。聴き手の心にまっすぐに飛び込んでくる美しいメロディを演奏するのは、オクスフォード室内合唱団の中でも現代的レパートリーを得意とするグループ、コモーショです。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572103 |
スイスで生まれのドイツ系クラリネット奏者、エドゥアルド・ブルンナー。彼はモーツァルトやクロンマー、ウェーバーなど古典作品の名演ですでに良く知られていますが、現代作品にも意欲的に取り組んでいます。世界の名だたる作曲家に新作を依頼し次々と初演を行っている彼は、その驚異的な技術と表現力で、この楽器のためのレパートリーを飛躍的に広めることに成功しています。特筆すべきは、彼の紡ぎ出す音色の美しさで、どのような特殊奏法を行っても、その全てが圧倒的な存在感と説得力を持ち、かつて聞いたこともないような新しい共鳴を発見するスリリングな驚きを味わわせてくれるのです。収録されたどの曲も特徴的な美しさを持っていますが、一番の注目は細川俊夫による「EDI」でしょうか。曲のタイトル「EDI」はブルンナーのファーストネームの短縮形であり、作曲家と演奏家の親密さをも表しています。無音の部分に深い意味を込めるという、作曲家独特の思想はこの曲にも生きています。(2011/08/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572470 |
スペインの現代作曲家の中でも最もダイナミックな作品を書くことで知られるヴィラ=ロホのチェロ作品集です。以前リリースの協奏曲集(8.570443)でも、その少々不気味な音楽が癖になったものですが、このチェロ作品集も負けず劣らず個性的です。「オラシオン・セレーナ(穏やかな祈り)」は2004年にマドリッドで勃発した同時多発テロの犠牲者に捧げる哀歌であり、自らの存在価値を問われるような深遠な曲調です。聖ヨハネの言葉を元にした「エクスプレシオーネス」は痛みすら覚えるようなチェロによる慟哭です。同じく“慟哭”の音楽「哀歌」ではフラメンコ歌手ロメロと、多重録音によるチェロ・アンサンブルの果てなき応酬が繰り広げられます。この悲痛な歌には救いもないかのようです。(2011/11/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572564 |