Home > CD & DVD > Labels > Naxos
レーベル別検索
Search results:6619 件 見つかりました。
シェーンベルクやベルクと並ぶ新ウィーン楽派(主に1900年代初頭にかけてウィーンで活躍した作曲家の集団)の中核メンバーであったウェーベルン(1883-1945)。当時最も先鋭的な作風で知られるも、出版された作品はたった31曲と少なく、番号なしの作品を含む全集を作ったとしてもCD6枚に収まってしまうというというから驚きです。その分、各曲の凝縮度は半端なく、どれもが熟考の上に生み出されたものであり、後世の作曲家たちに与えた影響力は本当に強く、現在でも彼の作品は孤高の芸術として高く評価されています。もちろん、当時の最先端を行く音楽ですから、最初はとっつきにくいかもしれません。しかし、例えば優れた数学者が美しい数式を愛するが如く、彼の複雑な音楽も、深く知れば知るほどにその魅力から離れられなくなるものです。時代によって作風を変化させて行った人でもあり、ここに収録されている1910年代の曲と、1930年代の曲を聞き比べてみると、その変容が理解できるかと思います。また、シェーンベルクの「室内交響曲」の編曲版も興味深いものです。この時代の作品の良き理解者ロバート・クラフトの説得力ある演奏で。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557516 |
ストラヴィンスキーやシェーンベルクにおける明晰な解釈が知られる指揮者ロバート・クラフト。そんな彼がヴェーベルンに魅了されるのも当然のことでしょう。作品数こそ少ないですが、そのどれもが捉え難いほど魅力と感性に溢れたヴェーベルンの作品は、演奏家にとっても聴き手にとってもまるで宝の山と言えるのですから。このアルバムには、歌声すらも一つの音を構築する響きとして使われている声楽曲と、いくつもの音の層から出来た精緻な織物である「バッハのリチェルカーレ」が収録されています。彼の歌曲は編成が特殊なため演奏が困難とされていますので、これはとても貴重な1枚になることでしょう。(2009/09/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557531 |
19世紀英国で活躍したウェズリーのアンセムと聞いて、ピンと来る日本人は少ないかもしれません。しかし当盤の音楽の美しさには、誰もが驚くことでしょう。日本でも人気急上昇の作曲家ジョン・ラターがプロデュースし、現在、世界で最も超常的な合唱を奏でることができる団体の一つ、クレア・カレッジ聖歌隊の歌唱、19世紀製作のオルガンでお届けするウェズリー。その音楽は敬虔なだけでなくロマンティックでもあり、派手さとは無縁ですが、理屈抜きに、ただひたすら美しいのです。これを英国の教会だけにとどめておくのは勿体無い!一生の心の宝になる音楽をお探しの方にお薦めします。(2007/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570318 |
父も祖父もオルガン奏者という、オルガン一家に生まれたウェズリーは、イギリスの様々な教会オルガニストとして活躍しました。同時に優れたオルガン作曲家であったことは言うまでもないことで、当盤ではその一端を紹介いたします。独特の穏健で温かみのあるムードの中、大バッハ流の荘厳な対位法と、同時代のピアノ作品に見られるような華麗な鍵盤書法が大いに展開する、といったところが彼の音楽の特徴と申せましょう。その最も良い例が、ヘ長調のアンダンテ(6)です。モーツァルトのジュピター交響曲の終楽章主題に似た動機による対位法的な労作、クライマックスでのアルペジオの乱舞と、わかりやすく演奏効果満点の展開です。(2007/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570410 |
オラツィオ・ヴェッキはイタリア後期ルネサンス音楽の作曲家。マドリガル・コメディの作曲家として音楽史上に名を残しています。彼はモデナで生まれ、地元で聖母マリアの下僕会の修道士サルヴァトーレ・エッセンガに師事し、さらに上級聖職者として研修を受けるべくベネディクト会の修道院に入り、1577年までに叙階されます。1581年から1584年までサロー大聖堂の教会楽長に就任、その後は各地を転々とし、1597年にはヴェネツィアで「カンツォネッタ集」を出版、1598年にはチェーザレ・デステ大公の宮廷楽長となります。マドリガル・コメディとは「軽快で劇的な娯楽音楽」であり、オペラの前身というよりも、オペレッタに近いもの。このアルバムは彼の最も有名な作品「ランフィパルナーソ」(パルナッソス山巡り)で、若い恋人ルシオとイザベラ、羊飼いたち、スペイン人の船乗りカルドーネ、とんでもない老人パンタローネらが入り混じり、賑やかな物語を繰り広げるものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553312 |
NAXOSの人気シリーズ、イギリス歌曲集も第21集を迎え、いよいよ佳境に入って来た感があります。今回の作曲家は1955年生まれのイアン・ヴェナブルス。彼はリバプールで生まれ、地元の大学で学んでいます。その後トリニティ・カレッジで音楽を学び、現在「イギリス有数の声楽曲作曲家」としての地位を築き、アーサー・ブリス協会の取締役でもあります。彼の書く曲は、もちろん現代的な響きや、様式を踏襲することもありますが、基本的に調性を逸脱することなく常に暖かさと仄暗さを帯びています。アンドリュー・ケネディの憂いを含んだ声が、またこれらの曲調にぴったりなことは言うまでもありません。世界初録音を含む意欲的な選曲にも注目です。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572514 |