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最近、静かなブームを呼んでいるウクライナの作曲家シルヴェストロフ(1937-)の合唱作品集です。創作の初期こそ、前衛的な作風を保持していたものの、いつしかそれを捨て去り、ひたすら過去を回帰するかのような優しい響きを追求するシルヴェストロフの作品は、ペルトやタヴナー、グレツキの「癒し系」の作品ともまた違う味わいを持っています。彼の妻ラリッサが1996年にこの世を去ってから創作意欲が停滞していたと言われる彼ですが、このアルバムに収録されている2000年以降の作品には、その哀しみを乗り越えたかのような「突き抜けた美しさ」のみが感じられます。ロシア正教会の影響と自身の体験が昇華された、本当に美しい音楽がここにあります。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1266-5 |
ソビエト時代に活躍し、20世紀後半のロシアを代表する作曲家の一人として知られるスヴィリードフ。この「讃歌と祈り」はロシア宗教作品の中でも最も重要な作品の一つに数えられています。作品は1980年に構想され、いくつかのスケッチが書かれましたが、これらの下案は1969年頃からあり、スヴィリードフはこれらをまとめるとともに、1988年から1992年にかけて大部分を完成させました。その後、1997年になって最初の3つの部分を編集、確定を行いましたが、結局完全な形にすることなく、1998年にスヴィリードフはこの世を去ってしまいました。このクリャーヴァとラトヴィア放送合唱団のアルバムでは第1部から第3部までの順序を見直し、更に第4部に「赤い復活祭」を含むその他の歌を収録。作品の真の姿を追求しています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1322-2 |
1974年生まれのフィンランド・アコーディオン界の第一人者ヤンネ・ラットゥア。これまでも度々の来日で、その素晴らしい技巧と音楽性、そして編曲の妙でアコーディオンの素晴らしさを広めています。既にONDINEレーベルには、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の録音(ODE1209)がありますが、こちらはあの音の多い楽譜を、忠実に一台のアコーディオンで演奏していることに驚いた人も多いことでしょう。もちろんこのスカルラッティ(1685-1757)のソナタもアコーディオンで丁寧に、かつ軽やかに演奏しています。アコーディオン演奏の可能性をここまで高めたラットゥアの才能には、ただただ感嘆する他ありません。(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1232-2 |
1971年、南スウェーデン生まれのピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキー。五大陸全てで演奏会を行なっており、共演したオーケストラ、指揮者も数知れず。これまでにもプロコフィエフやチャイコフスキーなどロシアのレパートリーを中心に数多くのアルバムをリリース。そのどれもが高く評価されています。彼のONDINEレーベルへの初アルバムは、スクリャービンのマズルカ集。ショパンの影響が垣間見える初期のマズルカから、独自の神秘的な作風による後期のマズルカまで全ての曲が収録されています。作品の多くは♭(フラット)や♯(シャープ)が数多く付された調性で書かれた柔らかい響きを持ち、スクリャービンの個性と音の好みが見て取れるユニークな曲集を、ヤブロンスキーは豊かな表現力と多彩な音色を駆使し見事に弾き切っています。「ピアノの貴公子」と呼ばれたヤブロンスキーの今をお聴きください。(2020/03/27 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1329-2 |
ラトビア放送合唱団の新しいアルバムは、「愛、自然、聖なるもの」をテーマにした3人の作曲家たちの作品集です。ヨーロッパの数ある合唱団の中でもトップクラスの実力を持つこのラトビア放送合唱団は、ルネサンスから現代まで幅広いレパートリーを持ち、とりわけヴァスクスなどのバルト三国ものやラウタヴァーラを得意としていますが、最近はラフマニノフの「晩祷」での演奏が高く評価され、2013年グラモフォン・アワードにもノミネートされています。ここでは、日本ではほとんど知られていないファリク、マスカツと、管弦楽曲「吹雪」が知られるスヴィリドフの合唱曲を取り上げ、ラトビアの2人の歌手アントニェンコとエゼリエーテをフィーチャーして、絶妙のハーモニーを聞かせています。合唱ファンの方、必聴の1枚です。(2014/08/27 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1226-2 |