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Ramee: アルバム一覧

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    アーベル/フォルクレ/ヒューム/マレ/サント=コロンブ:ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集(上村かおり)

    【憂いという字に人が寄り添えば優になる-無伴奏ガンバの豊かさを十全に】「音楽は悩みを一時の間和らげる」けれど「悲しみを抱き続けるために歌う」時もある。そんな歌が流行ったシェイクスピアの時代から、ヴィオールの音色はいつもメランコリーと共に在りました。憂いの横に佇む優しき人のごとく、不安や悲しみを共感や受容と調和させた音楽を、どうぞお聴きください。(上村かおり)バッハ以前の音楽の広さと味わいを古楽器による演奏で私たちに強く印象づけたベルギーの銘団体リチェルカール・コンソートで長く中軸メンバーとして活躍し、ル・ポエム・アルモニークでも細やかな演奏を聴かせてきた上村かおり。パートナーの寺神戸 亮とクリストフ・ルセとの共演によるトリオでも数々の名演を披露、欧州と日本を行き来しながら世界的ヴィオール奏者として静かな存在感を放ってきた彼女にとって初の無伴奏アルバムが、丁寧な音盤作りで知られるRAMEEレーベルから登場します。英国ルネサンス期の異才トバイアス・ヒュームの名作に始まり、フランスの「偉大なる世紀」を彩ったサント・コロンブ父子やマレ、フォルクレ、そして18世紀のアーベルや近年ふいに発見されたテレマンの作品まで、一貫して「ひとりで弾く」という音楽のありかたを見据えた泰然自若の演奏には、世界のどこにいても自身の解釈姿勢を見失わない稀代の演奏家であればこその豊かさが息づいています。演奏者本人の言葉で語られる作品解説(日本語も原盤ブックレットに掲載)も読みごたえ充分。数百年の時を越えて聴き手それぞれの聴覚体験に寄り添う名品の数々……RAMEEならではの自然なたたずまいのエンジニアリングでこの演奏に接することができるのも、古楽録音史における喜ばしい「出会い」のひとつと言えるでしょう。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1915

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    愛の執着 - イタリアのマドリガーレ、愛と苦悩の250年(レイケル/ラタス・デル・ビエホ・ムンド)

    (2019/01/30 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1808

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    愛は風がささやく~17世紀スペインとイタリアの歌と踊り(ラ・ボス・ガラナ)

    【17世紀スペインとイタリアの大衆の息吹を感じる、歌と踊りを集めて】バーゼルのスコラ・カントルムの学生たちによって2011年に結成され、スペインとラテン・アメリカの古楽の紹介を目的とするラ・ボス・ガラナ。Lindoro(リンドロ)レーベルより発売されたマティアス・ドゥランゴを中心としたスペイン・アルバムが好評を博した彼らが、今回は2つの撥弦楽器とバリトンというシンプルな編成で、17世紀にイタリアで活躍した、スペインとイタリアの作曲家の作品を集めています。カプスベルガーやランディといった比較的知られる作曲家の作品から伝承曲によるものまで、いずれも民衆歌の感覚を活かして書かれたもの。当時の躍動感あふれる地中海の民衆感覚がにじむ作品が多く、歌詞もあけすけさと詩的情緒すれすれを突いたきわどいものが少なくありません。力強くリズミカルな音楽が現在でもたいへん分かりやすく、抗いがたい魅力を持っています。グループ名は「輝かしい声」という意味の彼ら、その名の通り張りと艶のある美しいセバスティアン・レオンの歌声と、息の合った器楽とのアンサンブルを堪能できるアルバムです。(2020/01/24 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1909

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    グランド・ツアー - 18世紀中盤のオリジナル・チェンバロで辿る音楽紀行

    【ベルギー現存の銘器で辿る、ロココに迫るバロック後期の豊穣なチェンバロ世界】「グランド・ツアー(大陸大旅行)」とは、18世紀の英国やドイツ語圏の貴族たちなど名家の出身者たちが、若い頃に一家の家庭教師の同伴のもと、イタリアやフランスをめぐって上流階級にふさわしい社会見識や歴史、芸術などを学んだ大旅行のこと。古楽大国ベルギーの俊才で指揮者としても活躍するコルネール・ベルノレットは今回、1747年に同国の古都アントウェルペンで製作されフレーハイス博物館の収蔵品となっていた1段鍵盤のチェンバロ(美しいシノワズリ模様があしらわれた白い楽器の写真がブックレットに掲載されています)を用い、この楽器が出来たのと同じ年(ないしその前後の時期)に欧州各地で作曲された鍵盤楽曲を集めて、18世紀直送の楽器の音色を通じた仮想の大陸大旅行を体験できるアルバムを作りました。1747年にフリードリヒ大王のもとを訪れたバッハの『音楽の捧げもの』や、ヘンデルの同年発表作『マカベウスのユダ』(オラトリオの楽譜をほぼそのまま用いて鍵盤で演奏できる曲を抜粋)のほか、フランスからも同年刊行されたフォルクレの曲集やラモーの「皇太子妃」、イタリアとスペインからはD.スカルラッティのソナタが選ばれており、さらにベルギーで伊仏混合様式を模索したバウトメイ(ブートミ)の組曲を2編聴けるのも貴重。チェンバロ製作の歴史が集積されつつあった時期に作られた楽器の美音が最大限に生きる録音になっているのは、チェンバロの響きに敏感な奏者が自らエンジニアとして録音と編集を手掛けているからこそと言えましょう。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2009

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    獣たちの歌~中世音楽にあらわれる動物たち(アンサンブル・ドラグマ)

    【意義深くも音楽センス抜群、動物たちを介した中世ヨーロッパ音楽空想旅行】現代人が知らない、歴史上の魅力的な響きを見つけ出すセンスにすぐれたRAMEEレーベルから、欧州古楽界のいずれ劣らぬ実力派3人による、「動物」をテーマにした知的刺激満載のアルバムが登場。教会建築の外装装飾や工芸品、中世写本の隅々などを彩るユーモラスな動物たちの姿をふんだんに解説書にあしらいながら、中世の音楽にあらわれる動物たちがどのような描かれ方をしてきたのか、3人であることを忘れさせる多彩な演奏を通じて解き明かしてゆきます。欧州でいま最も熱い古楽拠点のひとつポーランド出身で、世界の中世音楽愛好家たちの注目を集めるアルバムをリリースしてきたアニイェシュカ・ブジィンスカ=ベネットと、NAXOSレーベルの中世音楽アルバムでもお馴染みのユニコーン・アンサンブルの一員で、アンサンブル・レオネスの主宰者でもある大御所マルク・レヴォンの顔合わせに、ガンバの名手としてルネサンス~バロックの名盤も多いヴェテランのジェーン・アクトマン(ヤーネ・アハトマン)が加わってのサウンドは、精妙でありながら隅々まで人間味豊かな温もりに満ちています。500年を越える空想旅行を肌で体感できる内容はさすがRAMEEというほかありません。ブックレットには、アルバム収録曲をBGMに使用した、中世の動物絵画による美しいアニメーション作品へのリンク入り。(2020/11/13 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1901

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    死してぞ響きよく歌わん~16世紀製リュートで奏でる後期ルネサンスの響き(ゴンドコ)

    【現存最古の演奏可能なリュートの一つから、限りないファンタジーが溢れ出す】中世末期からルネサンス期を経て17世紀に至るまで、持ち運びが比較的容易でありながら繊細精巧な多声音楽にも対応できると同時に、歌の伴奏にもうってつけの存在として愛され続けた撥弦楽器、リュート。その最盛期には知識人のための楽器の花形としてオルガンと並んでもてはやされ、そのために数多くの楽譜が書き残されてきました。やがて生活習慣の変化の影響や、チェンバロやピアノ、ヴァイオリンなどに人気を譲り徐々に廃れてゆきますが、ひとたび歴史の表舞台から姿を消したからこそ、その玄妙な響きに「ここではないどこか」の気配を感じ惹かれてゆく人が多いのかも知れません。そんなリュート特有の過去への憧憬を強くかきたてるアルバムが、古楽器演奏の録音に秀でたRAMEEから登場。すでにこのレーベルでパートナーのコリーナ・マルティとともに多くの名盤を出しているポーランド出身の名手ミハウ・ゴントコが、現存する最古の演奏可能なリュートの一つとされる1595年の年記(製作年ではなく補修年の可能性も示唆されています)を持つオリジナル楽器を手に、忘れがたい魅力を放つ欧州各地の作品を綴ってゆきます。ネックとヘッドこそかえられているもののボディはオリジナルのままという、この貴重な楽器に記された年号前後の作品を集めたプログラムは、東はポーランドからデンマーク、ベルギー、ドイツ、イタリアを経て西は英国に至るまで、地中海と北海にまたがる様々な地域に残る手稿譜や出版譜から厳選された、音による欧州大旅行のようなバランスの良い内容。まさにゴントコの広汎な知見なくしては実現し得なかった選曲と言ってよいでしょう。400年以上前の楽器から導き出される、典雅かつ優美でありながら、どこまでも力強い存在感を発揮する美音の粒は、1トラックごとの短さをいとおしむようにじっくり聴きたい稀有の響きを紡いでゆきます。ルネサンス名画の数々と同じ時代から届いたこの銘器の音色は、これまでリュート音楽をあまり聴いてこなかった方にも、強くお勧めできるものです。(2022/03/11 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2007

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    シュテルケル:フォルテピアノとヴァイオリンのためのソナタ(リュティ/ビーセマンス)

    サリエリと同い年の1750年生まれで、モーツァルトやハイドンと同じ時代を生きたJ.F.X.シュテルケルは19世紀にひとたび忘れられこそすれ、生前は彼らにも比しうる名声を誇った人気作曲家のひとりで、ここに集められたヴァイオリンとピアノのためのソナタの数々を聴けば、なぜ彼が歿後これほど長いあいだ見過ごされていたのか理解に苦しむのではないでしょうか(18世紀の史料にはさかんに登場する名前で、近年DHMから交響曲集が登場するまでまとまった音盤がなかったことが異例だったと言ってもよいほどです)。活動領域はおもに現在のドイツ西部。ロココの宮殿が有名なヴュルツブルクで生まれ、マインツ大司教のもとで宮廷鍵盤奏者として活躍、その作品はパリのコンセール・スピリチュエルでも大いに人気を博しました。イタリアにも遊学してナポリ宮廷でも寵愛を受けましたが、マインツ大司教は彼を惜しんで呼び戻し、この人気作曲家を長く擁護したそうです。
    古楽教育の拠点バーゼルで研鑽を積んだ二人の古楽器奏者がここで演奏しているのは、フォルテピアノ普及初期の1780~90年代、その魅力を大いに引き出した傑作二重奏ソナタの数々。ヴァイオリン・パートが鍵盤の助奏として添えられる18世紀式の二重奏でありながら、両者の対等な対話やスリリングな楽想の応酬はすでにベートーヴェンの二重奏ソナタさえ予感させるほど。フォルテピアノ独奏のための幻想曲も充実した仕上がりで、初期ロマン派を見据えた古典派後期の素晴らしい音楽が味わえる、見過せない発見にみちた1枚に仕上がっています。(2018/10/26 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1701

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    セレニッシマ~いとも晴朗なる都~ヴェネツィアの肖像、1726年頃(ドヴィレール/ザ・1750プロジェクト)

    【最も充実した時期のヴェネツィア・バロックと、ピリオド管楽器の魅力がここに】バロック後期から古典派時代にかけてのオーボエ作品に通じ、Ricercarレーベルに充実したディスコグラフィを持つブノワ・ローラン。ベルギー、オランダ、フランスなどの音楽仲間たちと立ち上げた気鋭グループ「ザ・1750プロジェクト」とともに、1720年から1750年へと至る、バロック音楽の粋ともいうべき時期の1年ごとに光をあてながら、知られざる名品を有名作品に絡めて紹介してゆく企画を立ち上げました。その第1弾は1726年、ヴェネツィアの音楽に焦点をあてた充実のプログラム。当時この地で最大の巨匠として活躍していたヴィヴァルディは、『四季』を含む『和声と創意の試み』作品8がヒットを続け、遠く離れたパリでもオペラを上演する人気ぶり。さらにミラノ出身のサンマルティーニ兄やナポリ育ちのポルポラなど、イタリア各地の俊才たちが出入りしてヴェネツィアの音楽界をひときわ盛り上げていました。今回、演奏陣は欧州各地の図書館に残る当時の手稿譜を精査のうえ、極小編成で協奏曲や室内楽の名品を続々披露しているほか、さらに今上り調子の古楽歌手ペリーヌ・ドヴィレールを迎え、声楽作品でも精彩に富んだ演奏を聴かせてくれます。バロック・オーボエやトラヴェルソなど、独奏楽器としての可能性に当時ヴェネツィアでも注目が集まりつつあった楽器が映える作品も、このアルバムの大きな魅力となっています。(2021/01/15 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1902

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    ダストルガとラッリ~カンタータとソナタ~18世紀イタリアの作曲家と詩人のまわりで(レザッバリアーティ)

    【18世紀イタリア音楽の盛況を、古楽先進国ベルギーの名手たちが振り返る】アニマ・エテルナ・ブリュッヘやレザグレマンなどのメンバーとして多忙な日々を送るベルギーの俊才古楽器奏者たちが、歌手スートキン・エルベルスを迎えて打ち出したプログラムは、バロック盛期の1731年ににイタリアのマントヴァで行われた音楽会の内容を仮想的にたどった選曲。歌手雇用のためイタリアを訪れていたヘンデルが、かの地のすぐれた音楽家たちの傑作のかたわら自作を発表する……という流れで、シチリア生まれで英国でも活躍した作曲家ダストルガが親友の詩人ラッリの詩に曲をつけた2曲のカンタータが、目玉作品として収録されています。わざわざヘンデルの傑作と並べて紹介しようというだけはある充実の音楽が続き、それを起伏に富んだ演奏で堪能できる喜びは、美しいジャケットとあいまってRAMEEならではの格別の古楽体験といえるでしょう。(2020/10/23 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1907

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    ただのオウムか才能あるパロディストか?~ジョン・コプラリオと16世紀のマドリガーレ作曲家たち(リシュカ)

    【欧州古楽シーン最前線の名手たちが、イタリア音楽贔屓のルネサンス英国で活躍した作曲家の素顔に迫る】イングランドがヨーロッパ屈指の音楽大国だった16世紀。その終わり頃には、新たな音楽拠点イタリアの先進的な音楽が英国人たちにも注目されるようになりました。1570年頃に生まれたジョン・コプラリオ(コペラリオ)はそうした時代を象徴する英国人作曲家。イタリア渡航を機にジョン・クーパーという本名よりコプラリオとイタリアめかした名で作品を発表するようになり、同時代のイタリア人作曲家たちの声楽作品を下敷きにした器楽合奏曲を書くなど両地域の文化交流に大きく貢献する活動を続けました。ここでは同時代のイタリアとイングランドの音楽を器楽・声楽の双方に渡って集め、コプラリオの合奏版と元歌となった作品を並べるなど入念な曲順を通じ、16世紀末の英国音楽の活況にイタリア・ルネサンス音楽が、どれほど新たな風として吹きこんでいたかを探る興味深いプログラムが提案されています。古楽大国ベルギーを拠点にユニークな活躍を続けるガンバ合奏団ハトホル・コンソートに加え、声楽パートにはコレギウム・ヴォカーレ・ヘントやカピーリャ・フラメンカなどでも絶妙なアンサンブルを聴かせてきたマルニクス・デ・カットを中心に、ソリストとしての活動も目立つバスのハリー・ファン・デル・カンプも加わる実力派集団プルート・アンサンブルが参加。単なる「オウム返し」ではないコプラリオ芸術の奥深さを解き明かす、最前線の古楽プレイヤーたちによる筋の通ったプログラムに興味が尽きません。(2022/09/09 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2107