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Ramee: アルバム一覧

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    ベートーヴェン/クーラウ:フルートとピアノのための作品集(クラウス/チャイ・スーアン)

    【ベートーヴェン記念年に聴く、当時のフルートに託された音楽とは…古楽器で知る秘められた世界】古楽をめぐるさまざまな珍しい聴覚体験と私たちを引きあわせてくれるRAMEEレーベルがここで提案する世界は、19世紀初頭のフルートを巡る室内楽。キィの数はまだ18世紀のフラウト・トラヴェルソ同様ほとんど増えていない頃の、ドレスデンのグレンザーによるモデルの楽器とフォルテピアノで奏でられるのは、ドイツに生まれデンマークで活躍した名匠クーラウの音楽。「フルート界のベートーヴェン」とも言われ、作品数も多いこの作曲家の緻密な音世界は奏者たちもよく知るところですが、当時の楽器に立ち返ることでさらにその充実度に気づけるというものでしょう。またその作品と並べてみることで、ベートーヴェンの初期作(三重奏セレナードOp.25)を原曲とする作曲家監修の編曲版セレナードOp.41も俄然魅力的に響きます。2020年ベートーヴェン生誕250周年の大掛かりなプロジェクトの数々を横目に、これまであまり広くアピールがなされてこなかったこのような秘曲群にも光が当たりはじめています。しかも今では古楽器を用いてそうしたアプローチを試みる奏者も多くなっているところ、これまでにも増して楽聖ベートーヴェンの素顔に近づける時代になりつつあると言えるでしょう。ジュリアン・ショーヴァンを中心とした美しい映像作品『パリの黄金の間』 (BAC171/BAC571/NYDX-50054)での活躍も記憶に新しい、イスラエル出身の古楽系フルート奏者タミ・クラウスと、彼女と長年デュオを組む歴史的ピアノ奏者シュアン・チャイ。古楽先進国オランダで活躍する俊才二人の解釈でどうぞ。(2020/03/13 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1903

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    ペフェルナーへの音楽世界(ユートピア)

    【快挙!知られざるネーデルラント楽派後期の才人の全容に迫る】ラッススやルジュヌより10歳ほど年下、G.ガブリエーリやマレンツィオより10歳ほど年上。後期ルネサンスの時代に現在のベルギー南西部、フランス語圏とオランダ語圏が隣り合う地域で生まれたペフェルナーへ(フランス語読みだとプヴェルナージュ)の存在は、これまで多くの古楽アルバムで散発的にその作品が収録されてきたため全く未知というわけではありませんが、1枚のアルバムをほぼ全てこの作曲家で作った例はおそらくこれが初めて。ブリュッヘとアントウェルペンを拠点に活躍し、とくにアントウェルペンで活発だった楽譜出版にも積極的に関わっていたため多くの作品が印刷されて出回り、フランス語歌詞によるシャンソン(世俗歌曲)やラテン語歌詞による宗教曲が多く残されています。その双方にわたり、4人の歌手がア・カペラで伝えてくれる音楽世界は、ルネサンスのポリフォニーの粋とバロックへ向かう起伏豊かな音楽のちょうど間をゆく豊穣さ。RAMEEレーベルならではの自然な録音エンジニアリングも際立ち、その多彩な音楽言語がよく楽しめる1枚となっています。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2006

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    ボールドウィン写本の音楽 - イギリス・ルネサンス期の音楽の宝庫(ミュジーク&マース)

    【各種ガンバや弦の歴史的再現も徹底。才人集団、英国ルネサンスの重要写本の世界へ!】経験豊かな二人のガンバ奏者ジェーン・アクトマンとイレーネ・クラインが中心となり、さまざまなレーベルでテーマ性の高いアルバムを丁寧に制作しつづけてきた古楽器集団ミュージック&マース。最近ではRameeレーベルで音盤制作を進めていますが、このアルバムは英国ルネサンス~バロック期の室内楽を得意とする彼女たちの本領発揮とも言うべき選曲です。英国王室の歌手として活躍したジョン・ボールドウィンが、およそ1586年から1591年にかけて筆写してきた手稿譜「ボールドウィン・コモンプレイス・ブック(ボールドウィン写本)」が今回のテーマ。この重要な写本には、中世音楽の面影を残す15世紀の多声楽曲から16世紀イタリアのマドリガーレまで、エリザベス朝時代の英国の知識人たちが味わった音楽の多様性が鮮やかに示されています。ミュージック&マースはその中から聖俗両面にわたる作品をバランスよく選び、当時流のガンバ合奏に歌手を交えた、典雅で味わい深いプログラムを構成。ガンバ合奏での精緻な音作りにはっとさせられる瞬間の連続に、レーベルの主宰者でバロック・ヴァイオリン奏者でもある録音技師ライナー・アルントの自然なエンジニアリングの繊細さが光ります。1580年頃の英国のガンバをモデルとする再現楽器や17世紀初頭の貴重なオリジナル楽器の響きで、昔日の音楽が味わいそのままに甦る1枚です。(2022/02/11 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2001

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    ボワイエ:酒と踊りの歌(ラタス・デル・ビエホ・ムンド)

    【17世紀フランスの宮廷と酒宴の音楽】RAMEEレーベルの新しいラインナップ「黒レーベル」の記念すべき第1作『OSSESO 愛の執着~イタリアのマドリガーレ』 (RAM1808/NYCX-10036)で、底深い執念と禁断の香り漂うマドリガーレで人々を魔性の魅力に引き込んだラタス・デル・ビエホ・ムンド。第2作は17世紀フランスの宮廷作曲家ジャン・ボワイエの作品集です。いわゆる「エール・ド・クール」の作曲家として「どうしよう?何と言おう?」(トラック3)などが有名なボワイエですが、アルバム1枚まるまるその作品集というのは、おそらく今回が初めての試み。美しい歌曲と抑制の効いた舞曲は上品さを帯びたものですが、シターンやカンテレ、地声での歌などの響きが妖しいアクセントとなり、人々の集うところに生まれる様々な思惑も感じさせ、彼らならではの奥深さを音楽に与えています。ヴィオールに名手ロミーナ・リシュカが参加。(2020/09/25 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1910

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    モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(ルドゥス・モダリス・ヴォーカル・アンサンブル/ボテルフ)

    これは注目度大!過去半世紀にわたりさまざまな解釈が打ち出され、すでに競合盤も多いモンテヴェルディ屈指の名作『聖母マリアの夕べの祈り』ですが、ここまで楽器編成を絞った解釈が可能であることは意外にも知られていないところ。そもそも17世紀当時の楽譜は伝わった先ごとに演奏環境がまちまちである可能性が高かったため、状況しだいで演奏編成を自在に読み替えられるようにできており、モンテヴェルディのこの作品も実はその例にもれません。とくに『聖母マリアの夕べの祈り』は作曲者自身が多彩な作曲技法を使いこなせることを、新旧の作曲様式をつうじて縦横無尽に披露しようとした側面が強いとも言われており、曲集に併録されているルネサンス様式のミサ曲(RIC321など録音もあり)と対比させて検討するなら、いっそ楽器をほとんど使わないで、ア・カペラに近い編成で解釈したほうが曲ごとの様式の違いをより明瞭に感じ取れる可能性も出てきます。すでにRAMEEレーベルで数々のルネサンス多声楽曲の名盤をリリースしているルドゥス・モダリスは今回、思い切って楽器の使用を通奏低音だけに絞り、ヴァイオリンなどの器楽合奏(コンチェルタート)をいっさい廃した編成、声楽パートも13名からなる室内楽編成(作曲者によって提唱された最小の編成)でこれを録音。解説でも事情が詳説されていますが、何より作品像をあざやかに一新してくれる演奏のみごとさは圧巻。見逃せないリリースです。(2018/10/26 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1702

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    ラモー/ベンダ : 歌劇「ピグマリオン」(ガーニェ/パツケ/ハイゼ/ウィルド/ウェイナンツ/アポテオーシス・オーケストラ/ベルノレ)

    【バロックと古典派の「ピグマリオン」を対比!メロドラマと舞踏歌劇、ピリオド管弦楽の底力】スリリングな発見が続く古楽大国ベルギーから、バロックと古典派にまたがる18世紀音楽の真髄に迫る充実録音が登場します! 自ら手がけた女性像のあまりの美しさに恋してしまった彫刻家ピグマリオンが、ひたむきな愛で語りかけていたら像が本物の女性になった……という古代神話を音楽化した2作。フランス音楽史上の巨星ラモーの舞踏劇に、古典派期のドイツの名匠G.A.ベンダのメロドラマをカップリングするセンスはさすがRAMEEレーベル。互いに大きく異なるオーケストラの存在感が光る傑作をセンス抜群の古楽器演奏で対比させてゆきます。ラモーの作品は1748年パリ初演時から大きな人気を博したもので、舞踏を支え独唱に沿う独特のオーケストレーションが魅力。一方メロドラマは朗読をオーケストラが延々と支える独特な管弦楽ジャンルですが、ベンダの作風は疾風怒濤期から古典派へと向かう時期の起伏ゆたかな音使いが素晴しく(モーツァルトもベンダのメロドラマには強く刺激を受けていたことが知られています)、その作風を活かした古楽器演奏で聴けるのは贅沢というほかありません。S.クイケンやC.ルセら古楽最前線の名匠たちのアシスタントとして頭角をあらわし、昨今はインマゼールのアニマ・エテルナ・ブリュッヘとともにベートーヴェンの第9交響曲でも成功をみせた俊才ベルノレットの指揮が頼もしい1枚です。(2019/08/23 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1809