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Ramee: アルバム一覧

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    J.S. バッハ:オルガン協奏曲集(ジェイコブス/レ・ムファッティ)

    古楽大国ベルギーの俊才が集うレ・ムファッティ、注目すべき秘曲発掘の連続をへて今回は満を持してバッハ作品を録音。しかしさすがレ・ムファッティ、企画内容からして一筋縄ではゆきません。バッハの“オルガン協奏曲”といえば、若き作曲家がヴィヴァルディらイタリア人作曲家たちの協奏曲の様式を学ぶべく、自らオルガンひとつで弾けるように編曲した作品群が有名……と思いきや、本盤はそれらとはまったく違う内容。バッハ自身、かつて自ら作曲した教会カンタータなどの音楽を編み替えて協奏曲に編曲することが多かったのに倣い、ここではオルガン独奏を含むカンタータの序曲やアリアなどを原曲に、オルガン独奏と弦楽合奏・通奏低音からなる協奏曲を新たに4曲も編作。さらにカンタータの冒頭合唱曲や別の楽器の独奏つき序曲をもとに、やはりオルガン独奏を伴うシンフォニアを3曲「バッハ流に」編曲してみせたのです(編曲の詳細も解説に明記……国内仕様では日本語訳付)。結果的に誕生したのは、ヘンデルのオルガン協奏曲を思わせる編成ながら確実にバッハらしい音作り。数々の名盤で古楽鍵盤奏者としての技量を立証してきたバルト・ヤーコプスの自在なタッチが、寺神戸亮を指揮に迎えたレ・ムファッティの自発性あふれる音作りと交錯する注目盤です。(2019/03/08 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1804

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    J.S. バッハ:ソナタ第6番 BWV 1015/ヴァイオリン・ソナタ BWV 1021 (編曲:J. バンヘルツァー、M. ウーベルラッカー)(ウーベルラッカー/ジョイア・アルモニカ)

    【美麗!フォルテピアノに繋がる古楽器の響きが、バッハ作品の意外な魅力を浮き彫りに】響箱の上に張り巡らされた弦を撥で叩いて音を出す楽器ダルシマー。ハンガリーやペルシャの伝統音楽での使用例が有名ですが、この種の楽器はバロック期の宮廷音楽でも使われ、ドイツ語圏でのフォルテピアノ誕生にも影響を与えたことが知られています。現代の名手マルギット・ユーベルラッカーは異能の古楽器集団ラルペッジャータの常駐メンバーとして活躍する傍ら、古楽器鍵盤奏者ユルゲン・バンホルツァーと組んでラ・ジョイア・アルモニカ名義でもRameeから多数の録音をリリース。今回は満を持してのバッハ・アルバムです。表題に掲げられた名は、常人離れした腕前でドレスデン宮廷から厚遇されていたダルシマー奏者パンタレオン・ヘーベンシュトライト(1668-1750)。自らの名にちなんでパンタレオンと名付けた独特のダルシマーを開発、演奏の巧みさでは彼の雇用主だった芸術愛好家ザクセン選帝侯=ポーランド王のみならず、クーナウやテレマンやマッテゾンら大物作曲家たち、オルガン建造家G.ジルバーマンなど音楽関係者からも大いに注目されていました。ヘーベンシュトライト自身ヴァイオリン奏者としても一流だったことから、本盤ではバッハ自家薬籠中の楽器である教会のオルガンとダルシマーの二重奏で弦楽向け作品を演奏。緩徐楽章の旋律を歌うかそけき弱音からアレグロの煌びやかなパッセージまで、フォルテピアノや、どこかハープにも通じるダルシマーの美音は、バッハが知っていたモデルの教会オルガンと意外な相性で響き合い、分散和音などを通じて作品そのものの思わぬ側面を浮かび上がらせます。Rameeレーベルならではの、古楽器それぞれの響きを的確に捉えた自然なエンジニアリングも好感度大。(2022/04/29 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2101

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    J.S. バッハ:チェンバロ作品集(ヴンダーカンマー 驚異の部屋)(キュイエ)

    【フランス屈指の実力派ベルトラン・キュイエと、バッハの傑作群の内奥へ】ラ・フォル・ジュルネ発祥の地ナントに拠点を置くフランスの古楽器楽団ストラディヴァリアを創設したバロック・ヴァイオリン奏者ダニエル・キュイエと、そのパートナーである古楽鍵盤奏者ジョスリーヌ・キュイエの間に生まれ、ストラディヴァリアの他にレ・バッス・レユニやレ・リュネジアンなど気鋭団体とも名演を紡いできた生粋の古楽鍵盤奏者ベルトラン・キュイエ。みずみずしくも深みある演奏はALPHAやMIRAREでの名盤の他、近年では元古楽器奏者が録音技師と制作を手掛けるRameeでも活躍するようになりました。名トラヴェルソ奏者フランク・テュンスとのバッハ・ソナタ集(RAM1908)に続く今回のアルバムは、鍵盤演奏の達人だった大バッハの重要作品を初期・中期・後期からバランスよく選曲。この作曲家とも縁深いドレスデンに拠点を置き同時代に活躍した製作家グレブナーの銘器(モーツァルトが《ドン・ジョヴァンニ》プラハ初演時に使ったとの説もある作例)をモデルとする名工フィリップ・ユモー製作の二段鍵盤楽器に向かい、全く気負いを感じさせず同時に隅々までニュアンス豊かな演奏で各作品の魅力を探ってゆきます。近世の君主たちが富と人脈を駆使して集めた珍品・芸術品を陳列していた「驚異の部屋」のごとく、深く味わうほどにその奥深さに驚かされるバッハ音楽の内宇宙をじっくりお楽しみ下さい。(2024/09/06 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2402

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    J.S. バッハ:フーガの技法(室内アンサンブル編)(ニュー・コレギウム/リベイロ)

    【実力派古楽器プレイヤー続々!多様な音色で浮かび上がるバッハの真意】少年時代からオルガンに親しみ、17世紀ドイツの先人たちの語法を咀嚼吸収しながら、後年さまざまな音楽様式を身につけ、多声音楽の大家となっていったバッハ。その作曲技法の集大成ともいえる『フーガの技法』は、楽譜上に演奏楽器の指定がなされていない音楽理論的作品でありながら、実演を通じても多くの人の心を捉えて離さず、いろいろな楽器編成で披露されてきました。楽譜が未完のまま残された理由はしばしば作曲家自身の死と結び付けられてきましたが、実際にバッハの筆が途絶えたのは1749年秋、つまり彼が亡くなる9ヵ月も前のこと。歿後まもなく次男C.P.E.バッハや音楽理論家=作曲家マールプルクが出版した楽譜は、それぞれ多くの点で自筆譜との違いが指摘されています。20世紀以来、世界的に知られた古楽器プレイヤーを多く輩出してきたオランダ語圏を活躍拠点とするブラジル出身のリコーダー奏者イネシュ・ダヴェーナと古楽鍵盤奏者クラウディオ・ヒベイロは、彼らと同じく欧州古楽シーンで多忙な活動を続ける名手たちとともに、現存する関連楽曲まで含めバッハの自筆譜に準拠し曲順を再構成した『フーガの技法』を提案。彼らはあえて第1曲をチェンバロ独奏で聴かせたあと、曲ごとの個性をふまえて楽器を選びつつ、声部ごとに別々の楽器を使い、多声の絡みを明瞭に浮かび上がらせます。曲によっては副題を添え、彼らが読み取った曲の性質をわかりやすく伝える試みも。楽器それぞれの味わい深い響きと相まって、この難渋ともいえる曲集が驚くほど親しみやすく感じられる充実録音。自身もバロック・ヴァイオリン奏者としてのキャリアを持つ俊才技師ライナー・アルントによる、名手それぞれの演奏の妙をよく伝えるエンジニアリングも光ります。(2023/03/10 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2208

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    J.S. バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番/管弦楽組曲第2番(トゥンス/ゲント/キュイエ/レ・ムファッティ)

    【欧州古楽シーンの層の厚さを実感する、自発性と深みに満ちたバッハ解釈】フィリップ・ヘレヴェッヘやジョス・ファン・インマゼールの古楽器オーケストラで活躍をみせ、師バルトルド・クイケンの後を受けブリュッセル王立音楽院で多くの門弟を育ててきたフラウト・トラヴェルソの名手フランク・テュンスが、同じく多くの一流古楽器楽団に加わるバロック・ヴァイオリン奏者ソフィー・ジェントと共に、ナントの古楽器奏者家系出身の俊才ベルトラン・キュイエを指揮者に迎えたベルギーの実力派集団レ・ムファッティと、バッハの器楽作品集を録音しました。弦楽3/3/2/2/1にテオルボとチェンバロを加えたその編成には、多忙な低弦奏者ブノワ・ファンデン・ベムデン(この録音では基本的にコントラバスを演奏。ブランデンブルク協奏曲第5番のみヴィオローネを使用)、日本でも活躍するバロック・ヴァイオリンの中丸まどかや大野しほ、自身ポルトガルでボンヌ・コルドを主宰するバロック・チェロのディアナ・ヴィナグレら頼もしいメンバーが結集しています。緊密なアンサンブルの中でも各パートの自発性が生きる演奏は、ベルギー古楽界の充実度を改めて実感できる味わい深さ。自身ラ・プティット・バンドやイル・フォンダメントなどの古楽器アンサンブルにヴァイオリン奏者として加わっていた名技師、ライナー・アルントの明敏な耳あればこそのエンジニアリングも絶妙で、ソリスト3人の魅力的な解釈を通じ、それぞれの古楽器の持ち味がよく伝わってきます。(2024/03/22 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2301

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    J.S. バッハ:フルート・ソナタ集 BWV 817, 1013, 1027, 1030b, 1034 (トゥンス/キュイエ)

    【古楽大国ベルギーの数々の名門楽団を支えた大ヴェテラン、入念選曲の充実バッハ】フランク・テュンスといえば、古典派からフランス近代まで幅広いレパートリーを古楽器で演奏し続けてきたインマゼール率いるアニマ・エテルナで、あるいは師バルトルド・クイケンも加わっていたラ・プティット・バンドで、横笛セクションを任されてきた大ヴェテラン。ACCENTレーベルへのソロ録音でも知られ、使用楽器と奏法を徹底的に考え抜く古楽器奏者たちの鑑といってもいいような、フルート音楽史の真正面から向き合ってきたアルバムの数々は高い評価を博してきました。ベルギーの古楽シーンから最も注目すべき響きを見逃さず収めてきたRAMEEレーベルで初めての録音盤となる今回は、音楽祭で有名な古都ナントの古楽器奏者一家出身の名手ベルトラン・キュイエとのタッグとなっています。キュイエはALPHAレーベルに録音してきた数々のソロ・アルバムで世界的に知られるようになった新世代の才人。両者とも使用楽器はバッハ自身に直接関わりがあったことで知られる地域の当時の楽器をモデルとするもので、フランス流儀の低いピッチが必然性をもって響く独特の説得力あふれる演奏は聴きどころがたっぷり!ヴィオラ・ダ・ガンバのために書かれた版とトリオ版が知られるソナタト長調を、バッハの他の作品で見られるような二人編成で弾いているのもポイントですが、『フランス組曲』からの無伴奏フルート編曲版や、バッハの最も有名なフルート作品のひとつBWV1030のソナタでチェンバロ・パートのみ現存するト短調の異版(汎用版はロ短調)を使うなど、選曲にも強いこだわりが感じられる充実企画に仕上がっています。(2021/02/26 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1908

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    J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲~6種の異なる古楽器による演奏(ケルノア)

    【さまざまな古楽器と適切な奏法で迫る、傑作曲集の知られざる素顔】バッハ屈指の名作『無伴奏チェロ組曲』全6編を、6種の弦楽器で弾き分けたアルバム。演奏者ロナン・ケルノアはラ・プティット・バンド、ア・ノクテ・テンポリス、レ・ムファッティをはじめ、フランス語圏の数多くの古楽器楽団で活躍を続けるバロック・チェロ&ガンバ奏者です。1720年代に妻アンナ・マグダレーナ・バッハが浄書した6編セットの手稿譜があるものの、バッハの自筆譜がないため成立経緯に諸説ある『無伴奏チェロ組曲』ですが、ケルノアは第6番のみ5弦楽器が指定され、他にも変則調弦が必要な曲があることなどを論拠に、6編全てが個々に異なる経緯で書かれていたと想定。フランス風の組曲形式に着目し、フランス宮廷音楽の伝統に連なる楽器であるヴィオールも使い、バッハの教会カンタータの数々でも用いられるチェロ・ピッコロ(小型チェロ)も導入、各組曲に最適と思われる楽器で録音に臨みました。自身もバロック・ヴァイオリン奏者だった経歴を持つ技師ライナー・アルントの丁寧なエンジニアリングで伝えられるその解釈は柔軟にして一貫性があり、意外な軽やかさから重く悲痛な響きに至るまで、曲集に秘められていた無辺の広がりと奥行きを伝えるものとなっています。楽器選択の根拠や近年の異説などにも触れた演奏者ケルノア自身のライナーノート(仏、英、独語)も興味深い内容です。(2025/10/17 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2404

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    バッハが関わった楽器による「フーガの技法」(コレギウム・ムジクム '23)

    【バッハが弾いた、あるいは手にした可能性の高い楽器による「フーガの技法」】1723年からライプツィヒ聖トーマス教会のカントルを務めたバッハは、1729年に当地の楽器職人ヨハン・クリスティアン・ホフマンの工房からヴァイオリン4挺、ヴィオラ2挺、チェロ2挺を手配し、聖トーマス教会と聖ニコライ教会の楽器を強化しました。これらの楽器はバッハ自身も手にして演奏した可能性が高いと考えられています。このうち、聖トーマス教会伝来のヴァイオリンとヴィオラ1挺ずつと聖ニコライ教会伝来のヴァイオリン1挺が現存し、聖トーマス教会の展示室で見ることができます。これらはバッハの時代以降演奏され続け、各時代の要求に応えるよう手を入れられながらも、現在まで演奏可能な状態が保たれてきました。今回この楽器を初めて録音で使用、バッハ最晩年の傑作でその音色を聴くことが出来ます。アルバム冒頭にはバッハが聖トーマス教会のカントルに就任して初めて披露されたカンタータ第75番からのコラールと、ラストには「フーガの技法」初版で最後に加えられたコラールを収録。ここでこれらのコラールの演奏に使用されているオルガンはライプツィヒ郊外のシュテルムタールにある教会のもので、1723年の落成ではバッハが試奏したことで知られます。2008年に当時のミーントーンで鳴るように修復されました。コレギウム・ムジクム '23はヴァイオリニストのナディア・ツヴィーナーと聖トーマス教会オルガニストであるヨハネス・ラングによって、バッハのカントル就任300年にあたる2023年に結成され、その「23」を冠して小編成から大編成までのバロック作品を演奏する団体。聖トーマス教会を中心にバッハ博物館やライプツィヒ市歴史博物館と協力し、市内で定期的に公演を行っています。(2025/06/20 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2406

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    バッハ周辺のオルガン作品集(ジェイコブス)

    【18世紀ドイツの建造理念を忠実に辿った再現楽器が響かせる、バッハとその周辺のオルガン芸術の真髄】中世から近世までを通じてドイツ語による礼拝や商業交流がさかんだったバルト海沿岸で活躍、ラトヴィアやエストニアにドイツ式の銘器を残したオルガン建造家ハインリヒ・アンドレアス・コンティウス(1708-1795)は、若い頃にはハレを活躍拠点とし、大バッハ長男のヴィルヘルム・フリーデマン・バッハとも親しい間柄でした。後年ライプツィヒに向かい、長男以上にオルガンの構造に詳しい大バッハからも絶賛されます。ラトヴィアの古都リエパヤの聖三位一体教会にも1779年、コンティウスの新造楽器が設置されましたが、これは後の時代の理念に基づき改装が繰り返された末、21世紀に入ってオランダとベルギーの工房によりオリジナルに忠実な復元を達成。そのモデルを克明に再現した楽器がベルギーのルーフェン(ルーヴァン)聖ミヒール平和教会にあり、今回の録音はこの楽器を使い、バッハとコンティウスに縁があった作曲家たちの音世界を辿るプログラムとなっています。バッハと同世代のヴァルターやテレマンによる作品から、バッハ作品と誤認されてきた秘曲群、大バッハの息子たちや最晩期の弟子ミューテルによる古典派前夜の音楽に至るまでを収録。世界的に高い評価を得てきたオランダの名手バルト・ヤーコプスが、豊かな演奏経験を活かした編曲も織り交ぜながら綴る世界が、コンティウス・モデルの楽器から繰り出される明瞭かつ古雅な響きで瑞々しく響きわたります。無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌやトリオ・ソナタの編曲もさることながら、ヴァルターによるオルガン独奏のための協奏曲のような充実作に出会える愉しみもまた格別の選曲。各曲紹介やオルガンの来歴についての解説(英・独・仏語)も充実しています。(2022/10/28 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2203

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    パドゥア・プージ:4声のミサ曲(アンサンブル・ボンヌ・コルド/ヴィナグレ)

    【中低音楽器の活躍が味わい深い18世紀末ポルトガル礼拝音楽を古楽器で】古典派時代のポルトガル王室のために書かれたミサ曲を、オランダやベルギー、フランスなど欧州各地の第一線シーンで活躍する古楽器プレイヤーたちが実力派歌手たちと演奏。リスボンでは1755年の大震災で文化活動に壊滅的な被害が及んだ後も王室音楽は徐々に活況を取り戻し、礼拝堂では1770年代以降19世紀初頭まで、各1対のチェロとファゴットからなる非常にユニークな編成で豊かな教会音楽が紡がれていました。ここに収録されているのはモーツァルトより少し遅れてドレスデンで生まれ、若くして父親と共にリスボンに移住、そこに活躍の場を見出したイタリア系作曲家プージ(プッツィ)の作。キリエと8つの部分に分かれた長大なグローリアからなる「4声のミサ曲」は、2つのチェロと2つのファゴットが歌心豊かで活発に独立した動きをみせ、そのパート間の豊かな掛け合いが、見事な古典派的均整に貫かれたスタイリッシュな合唱に味わいを添えてやみません。声楽パートは各2人ずつで、バロック歌劇の独唱者としても活躍が目立つアナ・キンタンシュ(ソプラノ)やフェルナンド・ギマラネシュ(テノール)などソリスト8人の巧みなアンサンブルが見事。巻末には当時の写本に見つかる、やはりチェロとファゴットを用いたポルトガル流の編成に書き直されたモーツァルトのレクイエム抜粋も収録されており、特にそれらの楽器の際立った動きで始まるイントロイトゥスはきわめて新鮮な聴覚体験をもたらしてくれます。(2025/09/05 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM2408