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フィルム・ミュージック・クラシックス

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    ショスタコーヴィチ:映画音楽「馬あぶ」(M. フィッツ=ジェラルドによる復元版)(ラインラント=プファルツ州立フィル/フィッツ=ジェラルド)

    ショスタコーヴィチの全作品の中でも高い人気を誇り、かつ“異色の作風”として知られる「ロマンス」は、この映画「馬あぶ」の中の1曲です(アルバムではトラック4)。この美しい曲が映画のどの場面で使われているのか、ましてや、作品のストーリーを知る人はほとんどいないでしょう。舞台は19世紀のイタリア。政治不安の中、信仰を捨ててまで地下活動に身を投じた青年を主人公とするこの物語はなんとも皮肉と風刺に満ちており、タイトルの「馬あぶ」というのは、重傷を負いながらも、権力と戦うアーサーのあだ名です。最後まで権力に抵抗し銃殺刑に処せられるアーサー。彼が心から思い続けていたジェンマ。彼らの心情が克明に描かれたこの映画のサウンドトラックを、指揮者フィッツ=ジェラルドが復刻。壮大なオーケストレーションで聴かせています。(2017/11/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573747

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    ヴォーン・ウィリアムズ:映画音楽集 - 49度線/沿岸司令部/あるベルギー農場の物語(RTEコンサート・オーケストラ/ペニー)

    近代イギリスを代表する作曲家、ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)は9曲の交響曲を始め、数多くの牧歌的な作品を残し、イギリス市民だけでなく、世界中の聴き手から愛されています。そんなヴォーン・ウィリアムズですが、映画音楽の分野でも素晴らしい功績を残しています。彼の生涯の後半における数十年は、映画音楽が重要な位置を占めており、なかでも最も知られているのは「南極のスコット」の音楽(後に「南極交響曲」として再編された)でしょう。ここでは彼の4作の映画音楽を聴くことができます。最初の作品である「49度線」(邦題は「潜水艦轟沈す」)はカナダ海域で英国輸送船団を襲うUボートとの戦いを描いた戦争アクション映画で、迫力ある音楽が全編に渡って展開されます。ここでは前奏曲のみですが、ゴージャスな響きが堪能できます。「フランダース(ベルギーとも)農場~」は実際に起こった物語(農場に埋葬された空軍の旗を巡る人間模様)をベースに映画化された作品で、ヴォーン・ウィリアムズは絶妙な雰囲気の音楽を書いています。「沿岸司令部」「エリザベスの英国」、こちらも映像が目に浮かぶような鮮やかな作品です。 ※日本語帯なし(2016/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573658

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    ノルドグレン:ベルグマン組曲(スロヴァキア放送響/アドリアーノ)

    スウェーデンを代表する世界的な映画監督イングマール・ベルイマン(1918-2007)。彼が監督した作品はどれも「生と死」など重厚なテーマを持ち、観る人すべてに感銘を与える名作ばかりです。このベルイマンの映画と切っても切れない関係を持つのが映画音楽作曲家エリック・ノルドグレン(1913-1992)です(彼の名前を見て、フィンランドの作曲家ヘンリク・ノルドグレンと混同する人も多いのですが、残念ながら関係はありません)。彼はストックホルム王立アカデミーで作曲を学び、1948年にスウェーデンEMI/HMVでのレコーディング・コンサルタントに就任。以降、スウェーデン放送協会の管弦楽セクションを担当し、数多くの作品を書き上げます。彼は多くの映画のための音楽を書きましたが、なかでも、ベルイマンの17映画のための音楽は、画面の神秘性を高めるために大きく貢献しています。ベルイマンは自身の映画にあまリ多くの音楽を付けたくなかったようですが、アメリカ市場向けにはどうしても音楽が必要だったようで、この絶妙なバランスも、彼の映画の特異性を高めているようです。(2016/05/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573370

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    ヤング:アンインヴァイテッド/ガリバー旅行記(モスクワ交響合唱団&交響楽団/ストロンバーグ)

    アメリカ合衆国の作曲家、指揮者、編曲家、そしてヴァイオリニスト、ヴィクター・ヤング(1900-1956)。もともとはヴァイオリニストだった彼は、デッド・フィオリト楽団に参加したことでポピュラー音楽の分野に移り、やがて映画音楽作曲家として名をあげ、ハリウッド映画のために次々を作品を書き始めます。アカデミー賞に22回ノミネートされるも、生前には受賞ならず、結局死後あの誰もが知っている名曲『八十日間世界一周』の主題歌『アラウンド・ザ・ワールド』でようやく作曲賞を受賞したということでも知られています。そんなヤングですが、彼が57歳の若さで死去したときは大勢の人々がハリウッドの墓地に集まり(墓地の場所はメジャー映画会社であったRKOとパラマウント社の中間地点にあった)教会に入りきれなかった人たちは外で祈りを捧げたというほど、その早すぎる死を悼んだのでした。そんなヤングの代表作を3曲と、これまた有名な「地球最大のショウ」の前奏曲を収録したこのアルバムはもともとMARCO POLOレーベルからリリースされていたものですが、今回NAXOSレーベルから再発売されることで、また多くの人に聴いていただける機会を持つことができるでしょう。一度でも聴いたら必ず魅了される音楽。まさに永遠に不滅です。(2016/02/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573368

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    コルンゴルト:ロビン・フッドの冒険(モスクワ響/ストロンバーグ)

    いわゆる"ウィーン世紀末"の時代、「早熟の天才」「モーツァルトの再来」ともてはやされた少年コルンゴルト。しかし30歳を過ぎたあたりから、彼がウィーンで名声を得ることは難しくなってしまいました。そんな頃、以前より縁のあったアメリカで始めた映画音楽の仕事が当たったこともあり、ユダヤ系であった彼はアメリカに亡命、ここで本格的な映画音楽の作曲に手を染めることになります。もちろん彼自身は「映画音楽の仕事」をすることに心からの喜びを感じていたのではありません。常に心はウィーンにありました。とは言え、彼のおかげでハリウッドの映画音楽は類を見ないほど壮大で芳醇なものとなったことは間違いありません。この「ロビン・フッドの冒険」はアカデミー賞作曲賞を受賞した代表作であり、彼の名がハリウッド映画史に刻まれることとなった記念碑的な作品でもあります。今回の復刻では、MARCOPOLO盤には含まれていなかった「オリジナル劇場予告編音楽」を収録、一層興味深い1枚となりました。(2015/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573369

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    ペリー:偉大なる無声映画時代の音楽集 2 (アイルランド国立響/フィリップス)

    アメリカの作曲家、ピアニスト、ウィリアム・ペリー(1930-)。彼はニューヨーク市の近代美術館映画部の音楽監督を12年間務め、サイレント映画のためのピアノ伴奏を作り、また100作以上の映画音楽を作曲しました。第1集(8.572567)ではテレビの名シリーズ「サイレント・イヤーズ」が中心に収録されていましたが、今作では更に素晴らしい音を聴くことができます。「無声映画のヒロインたち」では当時の名女優8人をフィーチャーしたもので、それぞれが歌による特徴的な肖像画となっています。溢れんばかりの美メロは心を存分にくすぐります。「過去からのブラス」はオフィグレイドと管弦楽のための協奏曲であり、映画音楽ではありませんが、ペリーがユニークな映画音楽を書くための準備としても役立つものでした。(2015/05/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573105

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    アーノルド:自由の大地/さすらいの旅路(モスクワ響/ストロンバーグ)

    9曲の交響曲をはじめとした素晴らしい管弦楽作品を発表する傍ら、行進曲「ボギー大佐」などの数多くの映画音楽を手がけ、アカデミー作曲賞を受賞し、1993年には大英帝国勲章を賜ることとなった作曲家マルコム・アーノルド(1921-2006)。彼の音楽は(サウンドトラックに限らず)どれもがハリウッド系の重厚な響きと躍動感に満たされたもので、ここに収録された2つの作品も、映像を見ることがなくても、何となくその世界を想像できてしまうという優れものです。エキゾチックなメロディに満たされた「自由の大地」は象の乱獲や自然保護を巡る人間ドラマ。第二次世界大戦中に強制収容所で過ごした主人公モレルが、アフリカ象を人間の手から保護するために奔走する際に起こったエピソードが描かれています。もう1作の「さすらいの旅路」は一人の男性の波乱に満ちた物語。恵まれない少年時代を経て、ようやく家庭を持つも、妻と友人を立て続けに失った主人公コパフィールド。最後に彼に微笑みかけたのは、少年時代に知り合った娘アグネスだったというお話。派手なアクションなどはありませんが、心にじんわりと来る物語です。(2015/04/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573366

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    ハチャトゥリアン:組曲「オセロ」/組曲「スターリングラードの戦い」(スロヴァキア放送響/アドリアーノ)

    ハチャトゥリアン(1903-1978)が書いた映画音楽は、彼の他の管弦楽曲と同じく、常にエキサイティングで色彩的。ショスタコーヴィチを思わせる激しい戦闘シーンや、叙情的な部分もありなかなかの聴きものです。「スターリングラードの戦い」には、大編成によるオーケストラで奏される様々な民謡の引用が華々しい効果を挙げています。作曲家自身が1952年にソヴィエト放送交響楽団を指揮した記録が存在しますが、このアドリアーノによる演奏は、作曲家の意図を存分に生かした最高の演奏と言えるでしょう。「オテロ」は、シェークスピアにインスパイアされた3つのロシア映画の一つで、こちらもハチャトゥリアンの名声を世界的に高めるのに一役買ったものです。(2014/08/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573389

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    ハーマン:ジェーン・エア(スロヴァキア放送響/アドリアーノ)

    ニューヨーク生まれの映画音楽作曲家、バーナード・ハーマンの初期の代表作の一つ1943年作曲の「ジェーン・エア」です。1936年にオーソン・ウェールズと出会ったハーマンは、彼が演出したラジオ・ドラマに次々と曲をつけ、1938年には、あの「宇宙戦争」で市民を大パニックに陥れたことでも知られます。ウェルズは1940年から映画を撮影し始めますが、その時にもハーマンをハリウッドに呼び映画「市民ケーン」の音楽が出来上がったのでした。とは言え、ハーマンの活動の拠点はニューヨークであり、他の活動もしていたため、映画音楽に本腰を入れているというわけでもなかったようです。しかし、「ジェーン・エア」は重厚さと不気味さを適度に持ち合わせた名作であり、その後の彼の名声を約束したかのような優れた作品としてこの世にあらわれました。この録音は編集中に行われたカットなどを全て復元したものとなります。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572718

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    ショスタコーヴィチ:新バビロン(バーゼル・シンフォニア/フィッツ=ジェラルド)

    無声映画のための音楽「新バビロン」は、ショスタコーヴィチ22歳の時に手掛けたもので、監督も23歳のコージンツェフと26歳のトラウベルグという若手であり、俳優も22歳のゲラーシモフを起用したという、何とも若々しく刺激的な作品だったようです。「新バビロン」と言うと、歴史物?と思ってしまうかもしれませんが、実はパリのデパートの名前。ここで働く少女ルイーズがパリ・コミューンの戦士として処刑され、彼女の恋人ジャンがプロレタリア意識に目覚めるという、当時の「体制」に迎合した作品です。公開前に検閲に引っ掛かり、映画を編集し直す羽目に陥り、その際音楽も大幅に書き直されました。このアルバムはその最初の「失われた」原稿総譜から、復元出来得る音楽を全て拾い出しました。最初の編成通り、弦楽器は5人のみで演奏されています。当時流行していた曲を念頭に置きながら、嵐のようなリズムと咆哮する金管ファンファーレを随所にを取り入れたこれらの曲、1930年代の聴衆にはさぞ奇異に映ったことでしょう。(2012/01/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572824-25