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 CD & DVD/BD

グレート・オペラ・レコーディング

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    レハール:オペレッタ「ほほえみの国」(2枚組)(アッカーマン/シュヴァルツコップ)(1953)/ボーナストラック:伝説的名歌手たちによるレハールのオペレッタ名演集

    ふと口ずさむことのできる美しいメロディーに乗せられた、心踊る楽しいストーリー展開・・・。従来のオペレッタはこの枠組みで作られ、聴衆を笑い和ませ、もっぱら楽しませる作品でした。その定義に対し、レハールは一石を投じました。オペレッタでは初めてハッピーエンドに終わらず、しかも重要な役柄であるミーは、「わたしの愛、あなたの愛」を涙を流しながら歌うという前代未聞の設定がなされています。オペレッタの軽快さの中に、人生のペーソスと哀愁を盛り込むことに最も成功した作品とも言えるでしょう。キャストを務めるのは、ウィーン訛りも粋なクンツを筆頭に、美貌の歌姫シュヴァルツコップフらと豪華絢爛で、音質も申し分ありません。(2005/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111016-17

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    ボロディン:歌劇「イーゴリ公」(1951)

    かつて「韃靼人の踊り」と訳されていた「ポロヴェッツ人の踊り」を含むボロディン唯一・未完のオペラ「イーゴリ公」は、リムスキー=コルサコフとグラズノフの驚異の記憶力により、補筆・完成されました。これが初演版とされていますが、このCDに収録されているのは、この版による演奏です(第3幕は省略されています。)。各役柄をになう歌手たちの、分厚く胆力に満ちたロシアン・ヴォイスもさることながら、全編にわたって現れる、ロシア色豊かなものからアラビア風の様々な個性を持つ合唱が迫力もの。冒頭の「賛美の合唱」で始まり、エンディングも「ようこそイーゴリ公」の合唱で締めくくられるという、「合唱オペラ」でもあります。(2005/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111071-73

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    ワーグナー:歌劇「ローエングリン」(ヴィントガッセン/ スティーバー/バイロイト祝祭管/カイルベルト)(1953)

    輝かしきオーケストレーションによる音響と、ゲルマンの純愛神話劇的内容によって、悪名高き国威発揚的楽劇とされた「ローエングリン」。その悪しき影を取り払い、単純な自然主義的路線から、もっと深層心理まで掘り下げた解釈を施すべきであるという転換点を迎えたのが、1953年バイロイトにおける上演でした。その記念碑的演奏でタイトルロールを務めているのは、戦後最高のヘルデン・テノールとして名をはせたヴィントガッセンです。51年のパルジファル役によるバイロイトデビューから、わずか2年後の抜擢でした。その英雄を支えるのが、戦前デビューのグラインドルに、ヴァルナイ、アダムといった51年デビュー組などの立役者たち。実力派ワーグナー歌手のオンパレードです。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110308-10

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    ベッリーニ:歌劇「ノルマ」(カラス/フィリッペスキ/ミラノ・スカラ座管/セラフィン)(1953)

    ノルマはマリア・カラスが最も愛した役でした。1948年から1965年までの間に92回も舞台で歌っています。このCDは彼女の2回のスタジオ録音のうち1回目のもの。またベッリーニの「ノルマ」の初の全曲録音でもありました。若く瑞々しい声と共感の深いドラマティックな彫込みのカラスのノルマは、歌手としてのカラス、「ノルマ」というオペラ、そしてベッリーニという作曲家、全ての評価を一気に高めたのです。このCDは良質なLPから新たに復刻したもの。本来の密度の濃い音質が蘇っています。余白には20世紀前半の大歌手たちが歌う「ノルマ」名場面集、これも貴重!(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110325-27

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    R. シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」(ライニンク/ウェーバー/ユリナッチ/ウィーン・フィル/E. クライバー)(1954)

    「ばらの騎士」といえば、晩年のカルロス・クライバーが’94年に来日して磨き上げられた演奏を行い強い印象を残しましたが、その系譜をさかのぼること40年、父エーリヒのタクトによる演奏が、当時の最良のスタイルとして残されています。ヴォツェックを初演したことでも有名な劇場人エーリヒは、常に研ぎ澄まされた劇場感覚を失わず、この「ばらの騎士」においても、会話のように交わされる音楽や男女の機微を表現した歌を、弛むことなく紡ぎだしています。往時の名歌手、中でもギューデンとライニングらの甘美な声が比較的よい状態で残されているという点でも、特筆されるでしょう。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111011-13

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    R. シュトラウス:楽劇「サロメ」(ゴルツ/パツァーク/ケニー/ブラウン/ウィーン・フィル/C. クラウス)

    「扇情的」「センセーショナル」・・・とかくサロメが評されるときは、あおり口調が目立ちますが、このクラウスの指揮にはそういったあざとさに該当する要素は見当たりません。あるのは自然体な音楽の流れと堅実な歌手陣の控えめな声の演出。後年の指揮者たちが傍若無人に行った過剰なデカダンスや、必要以上に淫靡な音楽演出がないため、一聴するとあっさりした演奏であるかのように思われがちですが、何度も聞き込むと、自然体ゆえにそこに潜む頽廃感や不気味さがじわりじわりと効いて来ます。「7つのヴェールの踊り」をボーナス・トラックのライナーによるものと聞き比べるのも一興です。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111014-15

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    ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲(カラス/F. アルバネーゼ/サヴァレーゼ)(1953)

    「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」はマリア・カラスがことのほか愛したオペラでした。このCDで聞ける「椿姫」は、カラスが英国EMIと専属契約を結ぶ直前にイタリアで録音したもので、彼女がスタジオで録音した唯一の「椿姫」です。スター街道驀進中の若々しいカラスの声が聞ける貴重な記録でもあります。このCDは良質なCETRAのLPからウォード・マーストンが新たに復刻したもの。エコーやステレオ・エフェクトなどの余計な効果を一切用いず、発売当時の音質をそのまま今に蘇らせることに成功しています。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110300-01

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    ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」(カラス/ディ・ステファノ/ゴッビイ)(1953)

    現代にベル・カント・オペラのリヴァイヴァルを確固たる物にしたのは、他ならぬカラスでした。彼女の魅力は、トータルな意味での声のドラマ性にあります。オペラ・セリアに適したドラマティックな声質を持つ一方でコロラトゥーラの技術も併せ持ち、それらに演技力を加え、空前絶後の「ルチアの狂乱」を体現したのでした。このオペラを支える狂乱の場において、控えめな様相で始まり徐々に緊張を高め、カヴァレッタで燦然たるコロラトゥーラの技巧を披露し、最高音Esでクライマックスに到達するその快感は、一度聴いたら病み付きになること必至です。カラスのスタジオ録音の決定盤と言われている、セラフィンとの旧録盤の復刻です。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110131-32

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    フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(フィルハーモニア管/カラヤン)(1953)

    ワーグナーによって確立されたドイツ的歌劇も、イタリアで勃興したヴェリズモ歌劇の前に衰亡の道をたどるかと思われたさなか、彗星のように現れたのが「ヘンゼルとグレーテル」。それはフンパーディンクの妹が興じていた家庭劇が始まりでした。いつものように音楽をつけて欲しいと頼まれた作曲家は、その優れた台本に着目し、ついには一編の歌劇に仕立て上げたのでした。作品はリヒャルト・シュトラウスの指揮によって初演されて以来、すぐさま高い人気を勝ちえました。童話という親しみやすい題材を元に、耳なじみのよい旋律を用いているという点だけではなく、ワーグナーが確立した楽劇の手法~ライト・モティーフによる緊密な構造を踏襲していることでも高い評価を受けています。(2005/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110897-98

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    マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(ミラノフ/ビョルリング/RCAビクター管/チェリーニ)(1953)

    テバルディ、カラスといった屈指の若手ソプラノが台頭してきた1950年代以降、いわゆる「ソプラノ激戦の時代」に、ミラノフは若手たちの追従を許さず、ドラマティック・ソプラノの女王として君臨し続けました。トスカニーニの指揮するヴェルディのレクィエムで独唱者として記憶されている向きもあるでしょう。決してヒステリックにならない充実感のある声は、アイーダ、レオノーラ、トスカ、そしてサントゥッツアといった役で最高の魅力を発揮しました。共演のビョルリンクはリリック・テナーの第一者。両者はその声の対比の効果という点でも大変相性がよく、しばしば共演しています。(2004/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110261