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アーリー・ミュージック・コレクション
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ナクソスが誇る合唱団、サマリー率いるオックスフォード・カメラータが絶好調ぶりをアピール、中世フランドルの大作曲家オケゲムの没後五百年の記念日の数日前に収録されたものです。柔らかな感触のモテットに続いて、当時愛好された旋律「武装した人」(複数の作曲家がこれをもとに曲を書いた)によるミサ曲をお届けします。元ネタも男女ユニゾンで演奏します。見逃せないのが少し後に活躍するジョスカン・デ・プレの長いモテット。詩篇による格調高い神々しいほどの音楽ですが、実は当時彼が仕えていたルイ12世に聖職禄を要求する意味が込められていた、という挿話付きです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554297 |
ナクソスはイギリスのリュート音楽を発掘して再評価を促します。今回名手ウィルソンとラムジーの男女2人が演奏するのは、16世紀末に活躍したホルボーンとロビンソンの2人。ホルボーンは、ダウランドの次に位置する評価を受ける作曲家。リュート作品は当時愛好された舞曲の形式で書かれ、保守的な内容ながら、宮廷で愛される品の良さがあります。対照的に、忘れかけられているロビンソンの音楽は、技巧的にも目新しさがあり、2人のリュートに掛け合いさせる(教師と教え子用らしい)のは先進的でユニークです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553874 |
イギリスのダウランドは有名でも、同時代のイギリス人トバイアス・ヒュームの名前は殆ど知られていません。何しろ彼はスウェーデンやロシアなどで働いた雇われ兵として生計を立てた作曲家でした。今日残された4つの曲集の一つがこの「詩的音楽集」で、同時発売の(2)と合わせて全25曲、各々にハイソな人達の名前付きの小曲集です。さぞかし勇ましい音楽と思いきや、当時の流行を反映してか、メランコリックなナンバーが多数。ダウランドを好む方なら、同じ様にガンバやリュート、カウンターテナー(歌付きは1と14)をお楽しみいただけます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554126 |
少し古楽に馴れ親しんできた人は、「モンセラートの朱い本」というちょっと不思議な名前の曲集に惹かれていきます。なぜか、それはこれを聴けばわかります。「良い」からです。良い音楽に理屈は要りません。当アイテムには、「朱い本」の抜粋の他に、中世のマリア信仰に関係ある音楽を集めました。当時の信仰に踊りは不可欠だったのでダンサブルなナンバーがあるし、しんみりさせる曲もあるし、歌手が何とも言えずエスニックなムードを盛上げるし・・・。予備知識ゼロでも最高に楽しめますが、各曲の謂れを知りたい方は充実した英文解説をどうぞ。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554256 |
音楽史でトゥルバドゥールとは、12世紀頃に南仏で活躍、様々な身分の、恋愛をテーマにした詩人たちのことで、二千を超える詩と二百を超える旋律が残っています。詩にスポットを当ててじっくり聴かせる録音が多い中、ナクソス盤は中近東風味をふりかけてノリノリ。冒頭1からいきなりエスニックな女性ヴォーカル(歌手選択に特にこだわりました!)、6の時代の壁を忘れさせる器楽のノリには聴き手もつい体を動かしちゃう、9の大騒ぎ、一転10のシットリ、11はトゥルバドゥールの代名詞、ヴォーカルと尺八みたいな笛にワクワクしどおしの12。もっと早くこういうの知りたかったなぁ。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554257 |
オケゲムの音楽は「超」の字がつく技巧的で、楽譜を見ればびっくり仰天(特にミサ・プロラツィオーヌム!)、更に驚きなのが五百年以上も前の音楽家という事実。なのに実際の音を聞いてみると、難解さを忘れさせるほど心を落ち着かせてくれる、摩訶不思議な音楽がここにあります。オケゲムなんて知らなかったという貴方に、まずこのレクイエムとミサ曲をお薦めします。感覚的にも分析的にも楽しめることうけあい。男女の混声合唱団ムジカ・フィクタが、北欧の透明な空気とともにお届けします。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554260 |
『動物達の対位法』をご存知なければ、是非このアルバムをお聞き下さい。ストレートな動物の声の模倣が何とも微笑ましい作品です。これを含む「夕べの饗宴」は各パート一人で演奏されることもありますが、ここでは曲によって合唱団を使うのがポイントで、鳴り物も織り混ぜた大騒ぎが最高に愉快です。34の珍しい楽器も要チェック。「音楽のザバイオーネ」も蛙の声のようなバグパイプや、商人の掛け声が笑わせてくれますが、随所に格調高いマドリガーレが織り込まれ、実はこれらが修道僧バンキエーリによる芸術的作品であることを感じさせます。特にお薦めしたい古楽です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553785 |
イギリス音楽史にこだわりたい貴方にお薦めのアルバムです。トムキンズは、今日では幾つかのマドリガルが演奏される程度のマイナーな存在ですが、大作曲家として有名なタリス、バードが固めた教会音楽の輝かしい伝統の最後に位置する隠れた逸材なのです(当時としては長寿!)。英国国教会のための英語で歌われるアンセムを中心に、鍵盤音楽と共にお届けします。聴き物はオックスフォード・カメラータの名演。たった10人の合唱とは思えない豊かな響き。彼らのナクソスへの数多い録音の中でも特筆すべき出来栄えとなりました。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553794 |