ただいま来日中!
バイバ・スクリデさんよりニューアルバムについてのコメントを頂きました。
7月17日・・・東京の演奏会(読売日本交響楽団との共演)を控え、リハーサルをしているスクリデさんにお会いすることができました。
バルト三国の一つ、ラトビアは普段から合唱が盛んな国で、ここに住む人々は常に歌を歌っているのだとか。3~4歳の頃から妹さんとともに「合唱団員」として舞台に立ってきたというスクリデさん。もう演奏家としての経験も長いということで、最近はご自身の演奏したい作品を絞って録音しているとのこと。
今回のアルバム(7/27発売「スクリデ姉妹による北欧のソナタと小品集」)も、彼女が強く親和性を感じる北欧の4人の作曲家の作品の中から、「自分が好きな曲」を選んで録音したということです。
同じ北欧の作曲家と言っても、もちろん各々の作品には強い個性があり、
グリーグ・・・結婚したばかりの甘い雰囲気が漂っている
ニールセン・・・極めて革新的な音楽
シベリウス・・・曲は小さいながらも、一つ一つが宝石のような煌きを持つ
ステンハンマル・・・ロマンティックで愛情に満ち溢れている
と、スクリデさんは考えておられるようです。
今回の来日公演でも彼女の煌くような美しい音色を堪能できることでしょう。
音楽一家の出身であるスクリデさん、今回のアルバムでは妹のラウマさんと共演しておられますが、彼女のお母様であるリーガ・スクリデさんも優れたピアニスト、鍵盤奏者です。
こちらは娘バイバとの共演ではありませんが、このシュニトケのヴァイオリン・ソナタでチェンバロを演奏しているのが、リーガさん。なかなかユニークな演奏であることがお分かりになるでしょう。
《ご試聴はこちら》
シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
《ご購入はこちら》
モーツァルト&シュニトケ:ヴァイオリンのための作品集(マイア・カベザ/リーガ・スクリデ 他)
「お母様とは共演なさらないのですか?」と聞いてみたところ、「家では良く合わせるのだけど、録音の予定は今のところなくて・・・」と笑顔で答えてくださいました。
これからの録音もとても楽しみです。
●7月27日発売 スクリデ姉妹による北欧のソナタと小品集
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Op.13
1.第1楽章:Lento doloroso. Allegro vivace
2.第2楽章:Allegretto tranquillo
3.第3楽章:Allegro animato
カール・ニールセン(1865-1931):ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Op.35
4.第1楽章:Allegro
5.第2楽章:Molto adagio
6.第3楽章:Allegro piacevole
ジャン・シベリウス(1865-1957):4つの小品 Op.78
7.即興曲
8.ロマンス
9.レリジョーソ
10.リゴードン
ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927):ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.19
11.第1楽章:Allegro con anima
12.第2楽章:Andantino
13.第3楽章:Allegro
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)/ラウマ・スクリデ(ピアノ))
録音 2015年9月28日-10月1日 ベルリン スタジオ・ブリッツ
発売日:2016年7月27日(水)発売予定
品 番:C913161
価 格:オープンプライス
●CDのご購入はこちらから
バイバ・スクリデ:来日コンサート情報
●2016年7月18日(月、祝日)
会場:みなとみらいホール(神奈川)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調
読売日本交響楽団/コルネリウス・マイスター(指揮)
詳細は
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●2016年7月19日(火)
会場:サントリー・ホール(東京)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調
読売日本交響楽団/コルネリウス・マイスター(指揮)
詳細は
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●2016年7月22日(金)、23日(土)
会場:愛知県芸術劇場(愛知)
ハイドン:交響曲 第2番 ハ長調
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 Op.63
ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 Op.27
名古屋フィルハーモニー交響楽団/ティエリー・フィッシャー(指揮)
詳細は
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