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New Releases - 2017年03月 発売タイトル

Search results:65 件 見つかりました。

  • ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(弦楽オーケストラ版)

    (2017/03/24 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C8008

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    サンプソン/ニューマン/ブライアント/ウィンスロー:室内楽作品集(ガウデーテ・ブラス)

    Gaudeteとはラテン語で“喜び”を意味する言葉。この名の通り「ガウデーテ・ブラス」は2004年に創設された5人組の金管アンサンブルです。魅力的なコンサートを開催し、最新の作品を紹介するとともに、常に冒険的な録音を行い、聴衆を楽しませていますが、今回彼らが取り組んだのは、ジョン・コリリアーノの作品を中心としたアメリカにおける最新のブラス・ミュージック集。3曲のコリリアーノ作品を含め、彼の弟子たちによる独創的な作品が収録されています。「グラミー賞受賞者としてのコリリアーノの影響力の強さが感じられる各々の作品はどれもクールで興味深いものばかりです。スティーヴン・ブライアントの「セヴンファイヴ」は75歳の誕生日を迎えるコリリアーノのために書かれた作品で、アルバムの中でも特別な位置を示しています。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Cedille
    カタログ番号:CDR90000-169

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    ブラームス:ピアノ五重奏曲/シューマン:弦楽四重奏曲第1番(パシフィカ弦楽四重奏団/プレスラー)

    2009年「エリオット・カーター:弦楽四重奏曲集」でグラミー賞“ Best Chamber Music Performance賞”を獲得したパシフィカ弦楽四重奏団によるブラームスとシューマンの2曲の室内楽曲集。前述のカーターや、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集(BOX‐1003)など、近現代のレパートリーが注目されがちなアンサンブルですが、以前リリースされたメンデルスゾーンでの求心力の高い演奏は、他のアンサンブルの演奏を圧する完成度の高さを誇っており、他のロマン派作品の録音も長らく期待されていました。今回、ブラームスで共演したのは、長い経歴を持つベテランピアニスト、メナヘム・プレスラー。ボザール・トリオの創立メンバーとしても知られ、室内楽作品にも慧眼を持つ人ですが、意外なことにこの曲を録音するのは初めて。何とも素晴らしい世代を超えた共演となりました。シューマンの弦楽四重奏曲も、パシフィカ弦楽四重奏団にとって初の録音であり、全てを通じて瑞々しい雰囲気が漂っています。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Cedille
    カタログ番号:CDR90000-170

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    カカバーゼ:コンチェルタート/コーチマンズ・テラー/スペルバウンド/エルドラド(ダンディ/サウンド・コレクティヴ)

    英国の女性作曲家、リディア・カカバーゼ。ギリシャ、オーストリア、ロシア、グルジアと多数の国にルーツを持つ彼女、とりわけアジア系の音楽に親近感を抱いており、その音楽もどこかオリエンタルな雰囲気を有しています。合唱作品にはとりわけその傾向が強いのですが、このアルバムに収録されている室内楽作品でも神秘的な作風が見られます。歌を伴う曲や、リアルな恐怖を誘う曲と、様々な作品が収録されたこの1枚、アルバム・タイトルでもある「CONCERTATO」はバロック期の音楽に由来する言葉であり、彼女は独自の旋律を用いながら、チェロとコントラバスの対話=CONCERTを創り上げています。どれもユニークな作品です。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25149

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    ヴィルシャー:オルガン交響曲第5番「Of Francis's Preaching About Holy Poverty」(クーマン)

    ドイツの現代作曲家ヴィルシャーは、古典的な交響曲に始まり、キャバレー・ソング、ジャズまでと幅広いジャンルの作品を手掛けることで知られています。なかでも彼のオルガン作品は、変化に富んだ作風を持っており、クラシカルな雰囲気の中にミニマルの要素とジャズの風味を取り入れた独特な音で構成されています。作家としても知られる彼は、失われた作品や忘れ去られた音楽の擁護者としても活躍しています。この「オルガン交響曲第5番」は、アッシジの聖フランチェスコの生涯と教えを描いており、大規模な構成を持ちつつも基本的には静かな音に終始しています。時折劇的な部分もありますが、すぐに音の波にかき消されてしまい平穏が保たれるという内容です。オルガンを演奏するクーマンは、数多い作品を発表する若き作曲家ですが、ハーヴァードのメモリアル・チャーチのオルガニストでもあり、現代のオルガン曲の演奏でも超絶的な能力を発揮する人です。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25150

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    コミタス:ピアノと室内楽作品集(アイラペティアン/セルゲーエフ)

    アルメニアの司祭、音楽学者、作曲家、歌手、聖歌隊指揮者として知られるコミタス(本名:Soghomon Gevorgi Soghomonian)は、アルメニア近代音楽の擁護者として知られています。靴屋であった父は素晴らしい声を持ち、しばしばその美声を披露していました。彼の母は絨毯の織手でしたが、作曲の才能があり、コミタスの音楽的才能はその両親から受け継いだものです。しかし、幼い頃に両親を失い、孤児となった彼はアルメニアの宗教的中心地であるエチミアジンに送られ、神学校で教育を受けます。その後司祭となった彼は、ベルリンに行き西洋音楽を学んだことで、失われかけていた多数のアルメニアの民族音楽を復興させ、1904年に初の「クルド民謡集」を出版します。しかし、悪名高き「アルメニア人ジェノサイド(大虐殺)」の騒動に巻き込まれ、1915年4月に収容所送りとなり、ここで精神的ダメージを受け、失意のまま晩年を過ごし、1935年に苦しみの末この世を去りました。彼の悲劇的な生涯は大量虐殺の殉教者として、アルメニア国家における重要なシンボルになっています。このアルバムに収録された作品は、彼の悲劇的な生涯が信じられないほどに純粋で、かすかな異国の香りも感じさせる美しさを湛えています。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP720

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    ロジェ=デュカス:ピアノ作品集(ヘイスティングス)

    フォーレの弟子として知られるジャン・ロジェ=デュカス。あの「魔法使いの弟子」のポール・デュカスとは全く血縁関係がありませんが、師フォーレから受け継いだ、いかにもフランスの印象派的な作風には、別デュカスとも共通する雰囲気が感じられます。ドビュッシーとも親しい友人であった彼の作品には、豊かな想像力と、鮮明な色彩感があり、例えばトラック5の「ソノリテ」は、まさしく音の響きそのものが徹底的に追求された音楽が展開されています。もともとはフォーレの「ドリー」から影響を受けたと思われる「小組曲」でも、緩やかな音楽を聞くことができますが、全体に漲る力強さは、フォーレとはまた違う世界を形作っています。演奏しているジョエル・ヘイスティングスは、この録音の前日にNAXOSのリスト全集第44集(8.573557)を録音、残念なことにその4ヶ月後に突然この世を去ってしまいました。語りかけるような優しい演奏を聞かせます。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP724

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    コジェルフ:ピアノ・ソナタ全集 8 (イングリッシュ)

    ボヘミア出身の作曲家コジェルフのピアノ・ソナタ集の第8集。ここでは1789年から1791年に作曲された4曲のソナタが収録されています。演奏しているケンプ・イングリッシュは、コジェルフの作風における年代別の違いに着目し、その時代に合わせた楽器で演奏することで、ソナタの表現を完璧にしようと試みています。今回のソナタには、1795年に作られた楽器のレプリカを用い、第29番の冒頭に置かれたファンファーレを思わせる特徴的な音形などをくっきりと浮かび上がらせています。モーツァルトを思わせるアンダンテ楽章の美しさにも注目です。2楽章のみの第30番は、快活なフィナーレが特徴的。1年置いて作曲された第31番と第32番は、モーツァルトの後継者たる風格を備えた見事な作品です。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP732

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    シェーンベルク:架空庭園の書/ボドリー:少女(ケリガン/コリンズ)

    シェーベルクが「浄夜」や「グレの歌」など、後期ロマン派の作風にどっぷり浸かった作品を書いていたのは1900年代の初めの頃でした。その「グレの歌」が完成したのは1911年でしたが、それ以前にシェーンベルクは既に調性から脱却を図り、1908年にはソプラノ独唱を伴った「弦楽四重奏曲第2番」が作曲されています。ここで使われたゲオルゲの詩は、同時期に作曲された「架空庭園の書」でも用いられ、詩の内容を完全に表現するとともに、曲はほとんど無調となりつつも、官能的なイメージと抑制された熱情が表出された、シェーンベルクの傑作の一つとなっています。ボドリーの「少女」は1978年に初演された作品で、抑圧された社会の中で望まぬ子供を宿してしまった少女の苦悩が描かれており、少女の移り変わる感情が綿密に歌われていくという22曲からなる歌曲集です。ブレヒトを得意とする現代アイルランドの歌手、ケリガンとドイツ・リートの伴奏に長けているコリンズの演奏です。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Metier
    カタログ番号:MSV28560

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    クラーク:ピアノ三重奏曲第2番、第3番、第4番「ア・ディファレント・ゲーム」/コン・コーロ/グレアン・ダ・ロッホ(フィデリオ三重奏団)

    アイルランドの音楽というと、民謡もしくは舞踊曲ばかりが知られており、この国の多くの作曲家たちはこれらをうまく用いた耳馴染みのよい音楽を書いている印象があります。そのため、先進的な作品を書く作曲家はどうしても陰に隠れてしまう傾向があり、残念なことに、女性作曲家ローナ・クラークも「あまり知られていない人」の一人です。彼女は決して伝統におもねることはなく、常に新しい作品を創造しており、これらの中には合唱、室内楽、管弦楽、電子作品など多岐に渡るジャンルの曲が含まれています。電子を用いた作品の特徴は、厳密なピッチの中に忍ばせた不協和音であったり、躍動的なリズムを持っていたり、時にはジャズ風であったりと、その作風は常に革新的で流動的です。「ピアノ三重奏曲第2番」は、同じフィデリオ三重奏団の「Dancing in Daylight」にも収録されていますが、このアルバム(MSV28556)がリリースされた時に“彼女の作品をもっと聞きたい”という要望に応え、彼女の作品のみのアルバムを企画し、この曲を改めて演奏したという、フィデリオ三重奏団の力の入れ方にも注目です。(2017/03/24 発売)

    レーベル名:Metier
    カタログ番号:MSV28561