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New Releases - 2019年03月 発売タイトル
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2018年ワルシャワで開催された「第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」で第2位入賞し、一躍時の人となったフォルテピアノ奏者、川口成彦のソロ・アルバム第3弾。彼がこれまでのコンサートでライフワークとして取り組んできた、自身こよなく愛するスペインの知られざる作品を集めたアルバムです。イタリア人ながら半生はスペインで活躍したドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)、そしてアントニオ・ソレール(1729-1783)らの時代から、傑作「イベリア」を残したイサーク・アルベニス(1860-1909)の登場までおよそ100年の間、大きな動きの見えないスペイン鍵盤音楽の歴史ですが、実際には当時の人々の生活と息遣いを感じることの出来る素晴らしい音楽がたくさん生まれていました。ちょうどその時代を生きた芸術家の一人が、画家のフランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)で、彼の生きた時代のスペインには一体どのような音楽が、どのような音で奏でられていたのだろう、というのがこのアルバムのコンセプトとなっています。使用楽器にも大きなこだわりがあります。スペインの音楽をピリオド鍵盤楽器で、となると、地理的に近いウィーン式のヴァルターなどがよく使用されますが、18世紀にはスペイン王家にイギリスのブロードウッド社からピアノが贈られていたり、当地の楽器製作者がイギリスのスクエアピアノに影響を受けていたらしいことが分かっており、これを踏まえ、ここではイギリスの楽器が選択されました。作品、楽器、解釈と全てにおいて幅広い探求を行い、そこから得た深い共感を持って表現された作品の数々。多くは5分にも満たない小品ですが、そのどれもがきらきらと輝く魅力を放つ、美しくも心沸き立つアルバムです。(2019/03/30 発売)
レーベル名 | :MUSIS |
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カタログ番号 | :MUSIS02 |
イギリスの女性ピアニスト、フィリス・セリック(1911-2007)。1937年に結婚した夫シリル・スミスとデュオを組み、たびたびプロムスで演奏。夫が病気で左手の機能を失ったときには、マルコム・アーノルドが彼らのために「3手のためのピアノ協奏曲」を作曲、大切なレパートリーとして演奏活動を続けたことでも知られています。このアルバムは2007年に95歳でこの世を去った彼女への思い出として制作されたもの。明快な表現と巧みなテクニックで演奏されたバロックから近代に至る一連の作品は、セリックの優れた資質を克明に描き出しています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD079 |
スコットランド出身のピアニスト、ビートソン。イギリスを拠点に活動し、最近ではフランスの室内楽フェスティヴァル「MusiqueaMarsac」を創設し、芸術監督として手腕を発揮しています。このアルバムは2010年に録音されたもので、メンデルスゾーンの数多いピアノ曲の中から、初期から晩年までの名作をピックアップして演奏。17歳の時に作曲されたピアノ・ソナタ第1番に漂うベートーヴェンの影響や、後期の作品で綿密な構成を持つ「変奏曲」の穏やかさなど、さまざまな要素が丁寧に描き出されています。無言歌での柔軟な歌いまわしも魅力的。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0104 |
イギリスの名ピアニスト、ピーター・ケイティン(1930-2015)。4歳から音楽を学び、18歳でウィグモア・ホールにデビュー。大戦後のソ連で初のソロ・ツアーを行ったイギリス人ピアニストとしても知られる彼は、味わい深い演奏で日本にも多くのファンを持つヴェテランでした。このアルバムはOlympiaレーベルからリリースされていたものですが、レーベルの消滅に伴いSOMMレーベルからの再発売が実現しました。バラード、ソナタなどの大作での緊張感はもちろん、マズルカや舟歌のまろやかな味わいも魅力的です。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD085 |
1974年、英国王立音楽院の学生たちによって創立、以降イギリス作品を中心に活発に活動を続けるコウル四重奏団。メンデルスゾーンやシューベルトなどのロマン派作品から20世紀近代作品まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに30作を超えるレコーディングを行うなど、40年以上に渡る長いキャリアを誇っています。「数多くの作品の中でもモーツァルトは格別」という彼ららしく、端正で流麗な演奏を披露しています。「アダージョとフーガ」での緊張感あふれる表現が見事です。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD040 |
技巧派ピアニスト、グリムウッドとチェリスト、ウォルトン。彼らは学生時代からしばしば共演を行い、親密なアンサンブルを築いてきました。このアルバムではフランスとスペインの代表的な作曲家たちの作品を演奏。ラヴェルでの情熱的で濃厚な歌いまわし、ドビュッシーの洗練された表現、ファリャ、グラナドスで楽しめる抜群のリズム感、感傷的なフォーレ作品と、各々の作品から良いところを引き出しています。最後に置かれたカサドの組曲が絶品です。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD042 |
イタリア後期バロック時代に活躍したニコラ・ポルポラ。作曲家、声楽教師として名を知られ、中でも当時名声を誇っていたカストラート歌手ファリネッリを育てたことは、彼自身の作品にも大きく影響しています。ソロ・カンタータやオペラで知られますが、このアルバムでは彼の珍しい宗教作品を取り上げ、器楽アンサンブルと交互に演奏。カウンターテナー歌手アンダーロの素晴らしい歌唱が、18世紀当時の雰囲気を伝えています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD232 |
マレーシアのピアニスト、ボビー・チェン。メニューイン音楽学校と英国王立音楽院で学び、ウィグモア・ホールでのリサイタルを皮切りに、イタリアのファツィオリ・ホール、紫禁城などで演奏し高く評価されました。この2008年に録音されたプロコフィエフは、高度なテクニックを存分に駆使し、華麗な演奏効果を上げることに成功。“ロメオとジュリエット”組曲は、各曲の異なる性格描写を丁寧に描き分け、説得力ある表現を試みています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD089 |
英国の作曲家、ジョージ・ダイソンの合唱曲集。ヴァイオリン協奏曲などの管弦楽曲が知られていますが、合唱作品も数多く残しています。ディーリアスやパリーの伝統を継承する野心的な作品は、どれも重厚なハーモニーを持ち、堂々たる威厳に満ちたもの。勇壮なファンファーレを伴う「当市を祝して」、ディーリアス風の旋律で幕をあける「甘美なるテムズはゆるやかに流れる」、2台ピアノと弦楽、パーカッションの伴奏がユニークな雰囲気を醸し出す「鍛冶屋」などヴァラエティ豊かな5曲をお楽しみください。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD014 |